日別アーカイブ: 2021年6月26日

歯医者を変えたい

転居前の歯科医院に3ヶ月くらい毎に定期検診で通い続けています。

当初は医師の問診後、歯科衛生士にバトンタッチ、医師チェック、の流れが、多かったのですが、 そのうち、歯科衛生士が清掃、医師問診、になり、 先日は歯科衛生士の清掃、以上。

で医師の対応は有りませんでした。

定期検診と言えど、医師の対応無し??歯科医院としては通常の対応なのでしょうか?

流石に歯科医院を変更しようかと思っています。

コメントありがとうございます!

そうなのですね。

もしそのような歯科医院の体制に疑問をお感じになっており、ご自身のご希望に合わない体制であれば、歯科医院の変更が必要となるでしょう。

「歯科医院としての通常の対応なのでしょうか?」とのご質問に当院なりの回答をさせて頂きます。

患者様への対応方法は、歯科医院によって様々なようです。

お1人お1人に歯科医師がすべてを行い問診、検査、クリーニング、治療、そしてメンテナンスを行う歯科医院、私も存じ上げております。
そのような歯科医院は、そのほとんどが、歯科医院としての規模を大きくせず、多くの患者様を拝見するというよりは、限られた患者様を時間をかけて治療するというスタイルのようです。少人数精鋭のスタッフ、歯科医院という感じのようです。

また、多くの患者様の治療を地域に臨まれている、または全国よりご来院頂くような歯科医院では、治療のコンセプトを定め、その理念に基づき、治療方法を定め、同じゴールを目指し、多くの歯科医師、歯科衛生士、歯科助手といったスタッフが一丸となって治療に臨んでいるようです。

そのため、歯科医師の担当が変わったり、治療やメンテナンスは分業となっていることが一般的なようです。

その歯科医院、その歯科医院によって、「通常の対応」は様々なようです。

しかし、患者様の求め、希望は千差万別でしょう。

歯科医院側もその点に配慮した対応が求められるべきでしょうし、患者様側にも「自分にはどのような歯科医院が適当なのか」を見定める心構えも問われています。

当院では、初診の段階で、歯科医師が歯科衛生士に指示した上で、基本的な検査を行い、その仮診断を歯科医師が決断します。
その上で、歯科衛生士や歯科助手が説明に臨むといった体制です。

歯科医師2名体制であることから、全国からいらっしゃる患者様に対応すべく、ご来院前に、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手が連絡を取り合い、本日の治療内容や説明内容を確認し、治療に臨んでいます。

また、当院では、担当歯科衛生士制とし、メンテナンスの患者様は原則歯科衛生士が検査を行い、その点で異常が認められた場合、歯科医師へ報告され、歯科医師が拝見するというメンテナンス環境となっています。

そのためもあってでしょうか、メンテナンスの患者様とは私はご挨拶程度となっている方がほとんどです。徹底した治療のあとには、多くのメンテナンスは必要ないというのが当院の考え方。そのためにはメンテナンスを4つに分類し、その4つのどのグループに患者様は属しているのか?リスクの高い患者様ならば、歯科医師がチェック、そうでないならば、歯科衛生士がといった具合で適切に対応しています。

今回の状況としては、歯科医院側としては、「リスクの少ない状況にある、つまりは患者様はしっかりと歯ブラシをされている、またご自身の口腔ケアの意識も高く、全く問題はないことは無いかもしれないけれど、歯科衛生士でも十分に対応可能な”とても口内環境の良い状態”」」という診断がなされているのではないかと感じています。

ただし、先ほども述べさせて頂いた通り、患者様のご希望は人それぞれですし、そのコミュニケーションが為されていなければ、患者様も分かりませんよね。

私は、出来る限りメンテナンス中の患者様には、ご挨拶のみ、治療中には顔を出さないようにしています。
もちろん、報告は受け、レントゲンなどの撮影は行い、診査はしておりますが、顔をださないようにしています。

それは「私の顔を見る時は、”徹底した治療の時”」と患者様に説明しているからなんです。

なので、私が顔を出すと、患者さまに「先生、来なくていいよ(笑)」といわれてしまいます(笑)

嬉しいことなのか、悲しいことなのか(笑) 嬉しいことですよね!!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです