日別アーカイブ: 2019年12月29日

歯の神経を残す治療後、歯髄壊死、根管治療《当院の症例》

この動画では、

① 当院で行った「歯の神経を残す治療」の実際の様子

② その後のセラミックインレー治療の様子

③ その後しばらくしてその歯の神経が死んでしまい、根管治療を行った、急患対応時、根管治療1回目の様子

④ 根管治療2回目、根管充填の様子(ノーカット、30分)

この4つについてご覧いただけます。

①の「歯の神経を残す治療」では、その診断基準について、つまりは、どのような症状の場合、どのような病状の場合、神経を残せるのか?について解説しています。

本症例では、当院で歯の神経を残すことが出来ませんでした。
原因としては、

1.そもそも、歯の神経は死に始めていたが、患者様の症状から推察すると、神経が生きているように推断できたことから、神経を残そうとしたが、すでに遅かったかもしれない

2.断髄位置を、根管内深くに設定していれば、ひとつの神経は根管治療が必要であったが、もう一方は断髄で対処できたかもしれないこと

この2点と考えられます。
いずれにせよ、「術前の患者様の症状が軽いものであった、しみるだけであった」ことに診断を見誤ったことがすべての要因であると推察される、悔やまれる症例です。

早々に根管治療に臨んでいれば、患者様に余計な負担をかけずに済んだかもしれません。

この病状説明についても、動画内で解説しております。動画のタイムスケジュールは、当院のyoutubeチャンネル内のコメント欄をご参照ください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

① 神経を残す治療の様子
00:56 歯の神経を残す治療
01:20 レントゲンを解説
02:48 ラバーダムを装着
05:43 露髄(なぜ神経は残せなかったのか)
07:21 MTA(失敗の原因を考察)

② 歯髄壊死に対する根管治療1回目の様子
10:37 根管治療(当院スタッフの動き)
11:23 無痛麻酔の様子
15:03 MTAの周囲はどうなっていたのか?
16:05 歯髄壊死の様子
16:54 根管治療開始
23:05 治療後の患者様へのご説明 ③根管充填の様子

③ 根管充填の様子
25:34 根管充填ノーカット30分

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