日別アーカイブ: 2019年12月27日

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根管治療 抜歯?残せるか?抜かないで済む方法は?

ご相談内容

地元の歯科で右下の一番奥の歯(第二臼歯?)の根管治療を1カ月ほどか月ほどしていましたが、状態が悪いので悪い根の箇所を抜歯して残りの根と隣の歯でブリッジにした方がよいと言われました。歯の上の方は虫歯によりほとんどなくなっています。この状態でも根管治療できますでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

「この状態でも根管治療できますか?」とのご質問を頂きました。

ポイントは2つとなります。

① 「状態が悪いので」
② 「歯の上の方は虫歯によりほとんどなくなっています」

「状態が悪いので」とご説明を担当医の先生に頂いたとのことでしたが、具体的にはどのような状況でしょうか?たとえば、歯が折れている、歯根に穴があいている、ヒビが入っているなどの状況は抜歯を視野に入れる必要があります。

その「状態の悪さ」により、再根管治療の成否が分かれます。

現在の病態の進行度合いと根管治療の成功率を表にしてご説明した当院のサイトのリンクを添付致します。ご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13407

根管治療の成功率について


「歯の上の方がむし歯によりほとんどなくなってしまっている」ことの問題点は2つです。

1) ラバーダムができない場合がある。
ラバーダムについてはこちらをリンクをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13872


「ラバーダム防湿ができないなら根管治療は禁忌である」という言葉あります。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13332

歯が大きく失われている場合は、ラバーダムの装着が困難となり、根管治療の成功率を低くします。

2) 根管治療ができたとしても、残っている歯が少なければ、その後、土台を差し込み人工歯を製作しても、力学的に耐えられない場合があります。

この2点おいて、むし歯により歯が大きくなくなっていると、抜歯を選択したほうが、その後のやり直し治療の可能性が少なくなります。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

現在御担当頂いている先生はその点を含めて抜歯をご説明されたのかもしれません。

ただ、当院としては、実際に拝見してないため、はっきりとしたことが言えず、推測の域をでないため、明確な回答が出来ないことに心苦しいのが本音です。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。ご相談、治療などのご希望の際は、当院までご連絡ください。03-3580-8110この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

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