日別アーカイブ: 2019年12月19日

ニッケルチタンファイル 折れる 交換時期

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

当院のyoutubeチャンネルの上動画に頂きました歯科医師の先生からのご質問に回答させて頂きました。

ご質問は、根管治療時に使用するニッケルチタンファイルの交換時期についてです。

以下にご質問と回答を供覧させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

三年目の同業者です。 ニッケルチタンファイルの交換時期などはどのように判断されてますか?

ニッケルチタンファイルの交換時期ですね。

釈迦に説法ではございますが、当院のニッケルチタンファイルの使用法についてご説明させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

世に出回っているニッケルチタンファイルは1回で交換、または数回で交換するとの触れ込みで販売されています。

しかし、当院では、ほとんど交換したことがありません。

※ 使用前、滅菌時などのねじれのチェックは必ず行い、ピッチが伸びている、曲がっているものは即廃棄しています。また使用中にトルクがかかった経緯のあるファイルも同様に廃棄します。

理由としては、あまり「劣化しない」からです。

劣化する理由としては、ファイルの「無理なねじれ」かと思います。

当院の根管治療の手順に、ニッケルチタンファイルの劣化予防があります。

ニッケルチタンファイルで形成する根管は、「根尖3分の1、根尖部のみ」としています。

ファイルがストレートで根尖にアプローチできるように、根管上部2/3をゲーツやKファイルで形成しています。

そのため、無理な力がニッケルチタンファイルにかからないようです。 ニッケルチタンファイルを使用するモーターは、ニッケルチタンファイルが引っかかっている感覚、負担が掛かっている感覚が非常に分かりやすいモーターを使用しています。

折れたことは一度もありません。

また、折れたとしても、当院の根管治療中に「ニッケルチタンファイルを使用している時、タイミング」は、根尖の穿通が終了し、150ミクロンのファイルは穿通済み、また根管上部2/3の清掃も終了している時・タイミングです。

つまり、ほぼ根管治療が終了した状態ですので、ニッケルチタンファイルによる根管充填のような状態といえるでしょう。
https://miyazaki-dentalclinic.com/18672
ご質問頂いた内容に回答させて頂くのであれば、
・当院の交換時期は、使用時、滅菌時。
・特に定めはない
・自費根管治療では新品を使用 ということになります。
ご参考になれば幸いです。

 また、根管治療の手順については、上の動画で詳しく解説させて頂いております。
歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 従来の根管治療 ニッケルチタン製ファイル
マイクロスコープ根管治療の様子 動画 ラバーダム 樋状根 2
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