上顎小臼歯の違和感を主訴として根管治療に臨んだ症例。
患者さまの自覚症状はほとんどなく、歯ぐきを触ると違和感があるとのこと。左上レントゲン写真では明らかな根尖病変(歯根の先に黒い影)が認められます。以前に根管治療した歯です。CTで撮影し、3次元画像で診ると、歯根先端だけでなく、頬側の骨まで溶けてなくなっています。歯ぐきを触ると違和感があったのは、これが原因でしょう。
レントゲンで見える透過像(黒く写った像)は、周囲の歯槽骨が相当溶けてなくならないとレントゲン上に黒く写し出されません。黒く写っているならば、早々に処置をした方がいいといえるでしょう。
CT画像を解析すると、根尖病変は上顎洞にまで及び、歯を支える周囲の歯槽骨を溶かしている状態でした。
ラバーダムを装着し、歯を消毒後、メタルを除去し、根管内のバクテリアで汚染された根管充填材を除去します。次亜塩素酸で根管内を適切に洗浄消毒して水酸化カルシウムを塗布。1週間ほど経過を観察します。従来の根管拡大法の適用により、根尖は400ミクロン以上に破壊された状態。MTAあるいは歯根端切除術を処置として考えていく予定です。
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