歯の神経が死んでいる 根管治療 (都内港区新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関歯医者)


黄色矢印の歯が欠けて来院された患者様。それ以外の症状はありませんでした。

レントゲンを拝見すると、その隣の歯の周りが黒く見えます(黄色線で囲まれた箇所)。レントゲンでは硬いものがより白く、軟らかいものがより黒く写りますが、歯根周囲が黒く写っています。これを根尖病変といいます。


CT撮影した画像が上画像です。レントゲンは3次元を2次元に落とし込むため、像が重なり不明瞭ですが、CTは像の重なりはありません。黄色矢印の先に明瞭に根尖病変が認められます。

原因は以前に治療した深いむし歯治療でしょう。コンポジットレジン樹脂が神経近くまで充填されていました。むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。感染が取り切れずに拡がり、神経(=歯髄)が死んでしまったと推察されます。

深いむし歯治療の際は、ラバーダムを装着することが大切です。
深いむし歯では「神経を残す治療」をすべきでしょう。



本症例の根管治療をまとめた動画です。

根管治療時間は30分程です。ラバーダムを装着して壊死した歯髄(=神経)を取り除き、根管内を洗浄消毒します。すべてマイクロスコープで見ながら行います。

1回の根管治療でほぼ終了しましたが、感染拡大が大きいこともあり、水酸化カルシウムを貼薬し、1週間経過を観察することとしました。

また患者様には根管治療前に、「歯根端切除術」についてもあらかじめ説明させて頂いております。これだけ大きな根尖病変では、根管治療だけでは改善が見込めない場合もあります。

徹底した治療でやり直しのない歯科治療を!当院の目標です。

宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。