7番 親知らず半埋伏 ズキズキ鈍痛【神経残したい】

ご相談内容

現在左下大臼歯(7番)のズキズキとした鈍い痛み(痛くて何もできないというほどではない)に悩まされております。

元々歯茎に半分埋伏した親知らずがあり、今年の2月に親知らずを抜歯しました。

その親知らずがぶつかっていたところ(歯茎に接する喉側の、歯の側面)に、虫歯ができており、他院にてレントゲンをとったところ、神経直近まで虫歯の影が写っているということで、根管治療を勧められました。

しかし、神経を残したいという思いが強く、まずは虫歯を削り、それで済めば治療を完了していただき、もし神経にも炎症があればその部分のみ断髄する歯髄保存治療を希望しております。

それで、手前味噌ではありますが、マイクロスコープとラバーダムを用いてできる限り保険治療にて歯髄保存治療を行っている歯科を探し、こちらの宮崎歯科医院さまにたどり着きました。

他の医院にも足を運んだのですが、MTAではなかったり、マイクロスコープではなくルーペで処置をする、まだ数回しか症例経験がない、などなんとなくもやもやする説明をされてしまい、是非とも宮崎歯科医院さまに治療していただきたく存じます。

ただ、日に日に痛みが増しており、また、気のせいなのか以前虫歯治療をした歯の痛みも感じるようになり(いずれも親知らずがぶつかっており虫歯になっていたところです)、早期に治療しなければ手遅れになってしまうのではという恐怖で気が気でない状態です。

そこでご相談なのですが、虫歯治療(必要に応じて歯髄保存治療)は現在ですと最短でどのくらいの時期に受けることができますでしょうか。

時間はできる限り都合をつけたいと思っております。

もちろん初診には今すぐにでもお伺いしたく考えております。

お忙しいところ誠に恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。

当院の回答

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

※実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

まずは〇〇様の病状に参考となるような内容を以下に抜粋しまとめてみました。

ぜひご参考頂ければ幸いです。

現在の病状、これから必要となる治療を知る参考となるかもしれません。
ぜひご一読、ご活用下さい。

『親知らず手前の歯がむし歯、根管治療?or歯の神経を残す治療??』
https://miyazaki-dentalclinic.com/24900

『親知らずの手前の神経を残したい!、何とかならないか?』に対する回答
https://miyazaki-dentalclinic.com/25985

『親知らずが横から生えてむし歯となり、マイクロスコープを活用して根管治療を行った一症例』(治療の様子を動画で解説)
https://miyazaki-dentalclinic.com/26145

『親知らず手前の歯が痛む 出来るだけ神経は残せないか?』というご質問とその回答https://miyazaki-dentalclinic.com/24085

『上記患者さまにご来院頂き実際に拝見した様子、その治療内容について』
https://miyazaki-dentalclinic.com/24123

『失敗?MTA歯の神経を残す治療』についての当院の見解
https://miyazaki-dentalclinic.com/26511

『歯の神経を残す治療 成功率・生存率《当院のデータ》』
https://miyazaki-dentalclinic.com/26393


当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残す治療」「根管治療」でご来院頂きます。

〇〇様におかれましては、実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございますが、部分的に神経が壊死している可能性が高いことが疑われます。

『現在の病状から“歯の神経は残せるか否か?根管治療は必要か?”についてチェックする表』https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

「神経を残す治療ができるが、その予後に?が生ずる症例」

こんな患者様の症例では、次のようなご提案、ご説明を「必ず」させて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。

当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。
これは、25%は、のちに根管治療となっているということです。

原因は以下の通りです。

・かみしめ、くいしばりなどの強い力
・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足
・厳しい状況を患者様ご了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例
・かみあわせの負担、歯並び

そのため、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。

1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きれいれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。

→このの場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。


2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い経過を観察してみる。

ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。

3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。

長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。

治療に臨む前に、上記3つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。

神経を残す治療や根管治療につきましては、以下のリンクに多数例動画にて供覧させて頂いております。

ご参照頂き、お心持ちが安らかになり、ご判断・ご決断の材料となれば幸いです。ご利用ください。

適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

当院のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2

当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。

この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き治療に臨ませて頂いているのが現状です。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル