むし歯が神経(=歯髄)の近くまで進行している時の注意点は3つ。
① ラバーダムを装着する
② マイクロスコープでむし歯を観察して削る
③ 精度の高い補綴をする
(※補綴とは、クラウンやインレーでかぶせること)
① ラバーダムを装着する
むし歯が深いとき、露髄の可能性があります。露髄とは、歯を削り取ることで「神経(歯髄)が露出」することをいいます。その際に、唾液が侵入すると、治癒を阻害するばかりか、再感染の機会を与えてしまいます。むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。徹底して「唾液感染予防」をする必要があります。
また、深いむし歯を治療する際は、「神経を残す治療」に注力します。直接覆髄法であり、間接覆髄法です。この治療は、「防湿」に注意が必要です。湿潤状態では、上手くいきません。そのためラバーダムが不可欠となるのです。
② マイクロスコープでむし歯を観察して削る
マイクロスコープを使用することで、むし歯と健全な歯を判別することができます。
むし歯は徹底して削り取りますが、健全な歯は徹底して残します・削りません。
また、露髄した際は、神経(歯髄)の状態を精査する必要があります。歯髄は死んでいるのか?生きているのか?感染しているのか?を判定するにはマイクロスコープが必要です。
③ 精度の高い補綴をする
精度の高い「神経を残す治療」の後は、精度の高い補綴をします。隙間のないピッタリとした補綴は、むし歯細菌の再感染を予防します。これによりやり直しのない歯科治療を実現します。
上動画症例は、深いむし歯ですが露髄することのなかった症例です。部位は下顎第2大臼歯。間接覆髄法のシールドレストレーションで治療しました。徹底した歯科治療は、一生に一度・やり直しのない歯科治療へとつながります。当院の目標です。
宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。