インプラントに関するブログ

信頼できる歯医者さん選び

平成25年12月12日


本日は左下第一大臼歯のインプラント治療。
フィクスチャーの埋入手術です。

インプラント治療のご希望で、ご紹介で虎ノ門宮崎歯科医院を受診。

全身的な疾患、歯周病などのインプラント治療を邪魔する因子も少ない症例です。

術前の適切なる診査診断は当然ですが
「患者さまとのコミュニケーション」
治療には欠かせないとても大切なことであると日々感じております。

宮崎歯科医院では、歯科医師だけでなく、治療に携わる歯科衛生士、歯科助手も含め、全員体制でみなさんのお話を伺えるようにしています。とても大切です。

最近では、セカンドオピニオンで当院を受診する方が多くいらっしゃいます。

「現在通院中の歯科医院で インプラント治療を勧められたのですが、、、」

信頼できる歯医者さん選び、大変に難しいようです。
早くてうまくて安い歯医者さん?ブログ①
早くてうまくて安い歯医者さん?ブログ②
早くてうまくて安い歯医者さん?ブログ③

「いま担当されている先生に ご質問してみてはどうですか?」とお話しすると、

「・・・話しづらいんです。。。」とのこと。

患者さまは 歯科医師に「身体をあずけなくてはならない」 お立場上、
お話しづらいのでしょうね。お心持ち、とてもよくわかります。

患者さまの希望や不安が叶えられる環境づくりがとても大切です。

ご質問などございましたらいつでもご連絡ください。
お力になれるかと思います。

抜歯と同時にインプラント

平成25年11月28日

左下小臼歯を抜歯と同時にインプラント手術。

オペ回数を少なく、
治療期間を大幅に短縮、
抜歯による周囲歯槽骨の喪失を防止する
など、多くのメリットを持つ術式。

当然、痛みのない治療

術前診査をCTにより綿密に行い、信頼できるインプラント治療を。

CTによるインプラントシュミレーション 

インプラント治療に限らず、歯科治療には、綿密なる診査と治療計画が大切です。

右図は右下臼歯部へのインプラント治療の際のCT解析画面の一部です。

宮崎歯科医院では、インプラント治療の際に、CT撮影を行い、安全確実に治療を行います。

本日の患者さまも大変緊張して来院されましたが、
「え、もう終わったんですか??」
とのご感想。

当院は無痛治療です。

インプラント治療は、術前のCT撮影により、非常に簡単に治療が終了します。
それまでに、ご苦労を重ねてきた患者さまには尚のこと短く感じることでしょう。

骨粗鬆症 インプラント

ビスホスホネート(以下BP)は、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症、骨転移あるいは骨粗鬆症の治療薬として多くの患者に用いられ、臨床的に有効性の高い薬剤であることは広く知られています。

通常、注射用BPは悪性腫瘍患者に、経口用BPは骨粗鬆症患者に用いられています。

しかし、近年、BP系薬剤投与患者において、歯科治療を契機とした顎骨壊死(BP系薬剤関連顎骨壊死)(Bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaws : BRONJ)の発症が大きな問題となっています。

BRONJの多くは、抜歯などの観血処置をきっかけとして発症し、極めて難治性の疾患であることが報告されており、私たち歯科医師が細心の注意を払って対応しなければならない重要な疾患となっています。この疾患の発症に対してインプラント治療も大きなリスクとなることは明らかであり、日本でもインプラント治療を契機として発症したBRONJの報告もなされています。

BRONJの発生機序は未だに明確にはされていません。

インプラント治療では、埋入手術により骨への侵襲が加わることも問題となりますが、上部構造を装着したのちも、インプラントには天然歯のような上皮付着の機構がないため、常に生体内の環境と外部の環境が交通している状態であることがインプラントの治療期間、あるいはメインテナンス期間すべてにわたってBRONJの大きなリスクファクターであると考えられています。

BP系薬剤投与中の患者様につきましては、

・歯科医師による骨露出の有無のチェックとエックス線診査を3か月ごとに行うこと。
・口腔内清掃の励行する
・抜歯、歯周外科、インプラント埋入などの顎骨に侵襲がおよぶ口腔外科処置は避けること。
・軽度の動揺歯は固定し、膿瘍を伴う高度の動揺歯は抜歯し抗菌薬を投与する。
・義歯装着は可能だが、過剰な力が加わらないように調整する。
・口腔外科処置を行わなければならない場合はBPの投与の中止が必要である。中止はBP系薬剤処方医師と相談のうえ決定する必要がある。
などの注意が必要です。

BP系薬剤が経口薬の場合、

服用期間が3年以上、あるいは3年未満でもコルチコステロイドを併用している時は、少なくとも3か月間は服用を中止し、治療後も骨の治癒傾向が認められるまでは中止を継続する。

服用期間が3年未満で下記のリスク因子がない場合は、通常の処置を行う。
などの対策が必要です。

インプラント治療は歯の欠損部を修復し、咀嚼機能や審美障害を改善させるリハビリテーションであることはよく知られています。言い換えれば、歯周病やう蝕の治療とは異なり、疾病を治療する医療とはいえません。

したがって、BP系薬剤投与中の患者に、急性炎症の原因歯などの理由で、やむを得ず抜歯を行う必要性はあるが、やむを得ずインプラントを埋入する必要性は全くないと考えられます。

米国口腔外科学会のガイドラインには、注射薬を投与されている無症状の患者に対しても、「強力な注射用BP系薬剤(ゾレドロン酸、パミドロン酸)を頻回な投与スケジュールで使用している癌患者には、インプラント治療は決して行うべきではない」とされています。

また、経口薬の投与が3年未満でリスク因子がない症例では、通常の歯科処置を行ってもよいとされているが、「インプラント治療を行う場合は、将来的なインプラントの失敗の可能性や顎骨壊死の可能性について充分なインフォームドコンセントがなされなければならない」と特筆されています。

したがって、BRONJの発生頻度は低くとも、有効な治療法の確立がない現状では、「BP系薬剤が投与されている患者あるいは投与が予定されている患者に対するインプラント治療は、原則として避けた方がよいと考えられます。」

しかし、最終的には治療を行う歯科医師の知識と倫理観、さらに充分なインフォームドコンセントの上に成り立つ患者の希望という両者の重要なファクターによって、インプラント治療に進むべきかの裁定が下されるべきであろう、、、とされています。

以上が、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会の現在の見解です。

宮崎歯科医院でも、骨粗鬆症の専門医へ同様の内容を対診致しましたが、上記と同様の見解が得られました。

現在、BP系薬剤を服用されている方は、歯科の診療の際は十分な注意が必要となります。

また、これから服用をお考えの方は、まず、歯科治療を先行し、BP系薬剤を服用することを踏まえた歯科治療計画を歯科医師とともに考えることが必要です。

 

サファイアインプラント

平成25年9月25日

これは 何だか おわかりになりますか?

人工サファイアを材質とした
「サファイアインプラント」です。

先日、他院にて埋入したサファイヤインプラントを、宮崎歯科医院にて摘出手術を致しました。

1980年代に使用されていたサファイアインプラント。

治療成績が悪く、失敗症例が多い。

ご年配の方々に「インプラント治療は怖い」と思わせるに至ったインプラントの一つではないでしょうか。

レントゲン写真を撮ると、下顎管(黄色の先、下顎骨内の神経)を突き抜けているように見えます。

患者さまにその当時のお話を伺うと、

インプラント治療をしてから右下の唇に「蚊に刺されたような」感覚があったとのこと。知覚麻痺ですね。

当院にて当該部位をのCTを撮影し、その画像にて確認してみると、サファイアインプラントが下顎管に接触している画像が認められました。

サファイアインプラントは揺れており、周辺歯肉は腫脹(腫れている)状態です。

傷つけないように無痛下にて慎重に摘出。

骨結合は全く認められず、歯肉上皮が骨内にまで迷入していました。

現在は痛みもなくなり、患者さまも ひと安心されているご様子でした。

スクリューリテイン インプラント


インプラントスクリューリテインタイプの模型と口腔内のセット写真。

スクリューリテインとは、インプラントの上部構造(左下写真)をスクリュー(ネジ)で固定するタイプです。上部構造に穴が開いており、そこにネジを差し込み固定する。

製作に手間はかかりますが、メンテナンスしやすいのが特徴です。
宮崎歯科医院では、症例にもよりますが、可能な限りこの方法でインプラント治療を行っております。

スクリューを挿入する穴は、口腔内で樹脂により封鎖するため、目立ちません。

インプラントフィクスチャーの頬舌的な埋入位置、その深度も問題ないですね。

この症例は、ソケットリフトも併用しての治療。
治療期間が長くかかりましたが、無事終了。

患者さまも喜んでいただき、大変うれしい一時でした。

この状態をキープしつつ、今後とも、yさん、よろしくお願い致しますね!

 

 

インプラント治療には CT

平成25年8月28日

他院にてインプラント治療を受けた患者さまが当院を受診。

左はデジタルレントゲン写真。
かみあわせを考慮しないインプラント治療、インプラント部の痛みと上部構造(かぶせもの)の破損で来院されました。


虎ノ門 宮崎歯科医院ではCT撮影が可能です。

この症例をCT撮影すると、左のような立体画像で診査診断することが可能です。

これにより、より診断が正確に、より安全な治療が可能となります。

問題のインプラントは①の黄色の丸印の中のインプラント。
③の方向からのCTの断層画像
が②です。

インプラント周囲には透過像(黒く見える)がありますが、一見普通ですね。


これを
別方向④の断層画像で見ると、インプラント周囲に骨が全くないことがわかります。
レントゲンだけでは診断が難しいのです。

このような症例では、インプラントは除去し、更に骨を再生させる、あるいは別部位にインプラントを埋入する必要があります。

患者さまにお聞きしたお話では、この症例では、インプラント治療の際に、CT撮影をしていなかったようです。

今後は、インプラント治療の際は、CT撮影が不可欠でしょう。

 

CT 診査していますか?

平成25年8月19日

虎ノ門 宮崎歯科医院では、CTを導入しております。

従来のレントゲン画像では、見ることの出来きない3次元画像をCTでは診査、診断することが可能です。

インプラント治療は、顎骨にチタン製の人工歯根を埋入する治療です。
CT撮影は必須の診断機器。

また、インプラント治療だけでなく、

・親知らずの抜歯(上記写真は右下親知らず症例)
・根管治療時の根管精査
・歯周再生治療

など、様々な治療でその診断能力を発揮します。

治療前のCT診査により、正確で適切な診断が可能です。

CT診査により、治療期間も短縮することとなります。

治療や診断に疑問の方はご相談ください。

CT撮影 導入

平成25年8月13日

虎ノ門 宮崎歯科医院に、CTを導入しました。

・ 低被ばく線量
・ 短時間撮影
・ CT(3D)画像診断が可能

以前よりインプラント治療や外科治療、歯周再生治療の際は、CT撮影を行った上で診断、治療を行っておりましたが、CT撮影は外部医院に依頼をしておりました。

当院におけるインプラント治療の症例数が多くなりましたこともあり、

・ さらなる診断力の向上
・ 安心、確実なインプラント治療
のために、当院でも導入することとなりました。


右写真はスタッフ研修中の写真。

新しい機材に とっても熱心に勉強してくれています!
頼りになるスタッフです!

診療室内に2か所、CT解析できるディスプレイを設置。

以前のフィルムタイプと比較して、レントゲン画像を拡大縮小することが可能となり、詳細に診査することができるようになりました。

インプラント治療だけでなく、根管治療、歯周病治療にも効果を発揮しそうです。

院長室にも1台設置。

これで診療後の治療計画の立案の際にも
効果を発揮しそうです!

我医院に新たなる仲間、CT!

インプラント治療、歯周病治療、根管治療など、
歯科治療全般において 効果を発揮します。

マイクロルーペ

平成25年8月7日

マイクロルーペ。
診療の際に、使用する拡大鏡です。

歯医者の虫眼鏡のようなものでしょう(笑)

このマイクロルーペは5倍拡大。
普通に見るより5倍拡大されて見える。

以前から2倍拡大は使用していたのですが、、、

本当に良く見える!

ルーペの先にはマイクロライトも付属、さらに良く見える。
根管治療の際などは、根尖付近まで見えることもある。

歯科治療の目的は、咬合の回復。つまり噛めるようにすること。

そのための冠や詰め物は、可能な限り元通りにする。
師匠の言葉を借りるなら、「究極の偽物」をつくること、これが目標。

そのためには、ミクロン単位の精度が必要となる。

マイクロルーペ、治療には必須ですね。