日別アーカイブ: 2020年2月26日

マイクロスコープ 下顎大臼歯 遠心舌側 削り方

当院のYoutubeチャンネルで配信した上の動画に、海外の歯科医師の先生より、マイクロスコープの使い方についてご質問をいただきました。

その内容は、下顎の大臼歯、遠心舌側部分をどのようにしてマイクロスコープで精密に形成(削り形を整える)するのか?についてです。

最近では、患者様皆様だけでなく歯科医師の先生、臨床研修医の先生方よりご質問を頂くことが多くなってまいりました。微力ではございますが、当院で行っているマイクロスコープ歯科治療の一端をご参考頂ければ幸いです。

マイクロスコープの取扱い 使い方 ポジショニング 術者の位置

当院ではマイクロスコープを3機導入し、日々の臨床すべてにおいて活用できるよう日々精進しております。

以下にその内容と、当院の回答を供覧させて頂きます。ぜひご参考頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。

Hi Dr. I saw your very nice movies in youtube.

For left molar crown preparation I almost feel difficult to prepare in distolingual line angle area and often find too taper prep.

I want your advice!

こんにちはDr. 私はあなたのとても素敵なユーチューブで見ました。

下顎左側大臼歯のクラウンの形成(歯を削ること)については、遠心舌側のエリアを形成するのはほとんど困難で、多くの場合が削り過ぎてしまいます。

あなたのアドバイスが欲しいです!

I think so, too

It’s very difficult

I look at the lingual and distal surfaces as directly as possible Preparing teeth

afterwards,

Mirror technique is used to connect the lingual and distal boundaries.

At that time, I use Yirro plus mirror

I recommend it because it looks good

The lingual side has a supragingival margin as much as possible.

In such cases, I use a ceramic post onlay.

So it looks good

The supragingival margin makes it easier to brush the teeth without preparing the teeth.

If you have to prepare to the gingival margin, you will have a lot of cavity.

After that, it is practice

Watch a video of my treatment of a second molar distal cavity treatmentI hope this advice has been helpful.

私もそう思います。

とてもむずかしいですよね。

私は、舌側と遠心面に分けて、できる限り直接見て(マイクロスコープを調整し、直視する)歯を形成しています。

その後、舌側と遠心のその境界をつなぐようにミラーテクニックで形成します。

その際、私は、Yirro plus ミラー使っています。よく見えますのでおススメです。

また、舌側は、可能な限り歯肉縁上マージンとしています。

そのような症例では、私はセラミックポストアンレーを使います。

そうすれば良く見えます歯肉縁上マージンの方が、歯を形成せずに、歯ブラシもし易い。

歯肉縁まで形成しなくてはならない場合は、それだけむし歯も多い状態でしょう。

あとは、そうですね、練習です(笑)。

私が施術した、下顎第二大臼歯遠心のむし歯治療の動画をご覧ください。

このアドバイスがお役に立っていることを願っています。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル