根管治療(=歯内療法、歯の神経をとる治療、歯の神経を抜く治療、根幹治療)の際、大変よく頂くご質問。
① 『 歯の神経って取らない方がいいのですよね?』
② 『 歯の神経を取るデメリットって何ですか? 』
③ 『 歯の神経を取ると、歯が脆くなる(もろくなる)って聞いたのですか』
④ 『 歯の神経を取ると、どの位持ちますか?』
この4つ、大変多く頂くご質問です。
当院の見解を回答させて頂きます。
ご参考頂ければ幸いです。
またこの回答で、ネットに溢れる根拠のない恐怖を煽る情報に惑わされることなく、適切な根管治療をご選択頂けることを切に願っております。
①~③につきましては、リンクを添付いたします。
ぜひご参考下さい!
① https://miyazaki-dentalclinic.com/25887
② https://miyazaki-dentalclinic.com/25908
③ https://miyazaki-dentalclinic.com/25918
④ 『 歯の神経を取ると、どの位持ちますか?』
根管治療した歯は、生木が枯れ木のようになり、脆く・弱くなります。
そのため、時間の経過と共に歯が折れてしまうことがしばしばです。
回答)個人差があります。
10年から15年経過すると、根管治療した歯が折れる危険性が高まるとする文献はありますが、必ずということではありません。
では、どのような症例で歯が折れて、どのような症例では歯が折れずらいのか?
その特徴について、当院の見解、私の25年ほどの臨床経験よりお話しさせて頂きます。
根管治療後、歯が折れづらい患者様に共通する点
・ かみしめ、くいしばりが少ない
・ 定期的に検診を受診されている
・ 理想的なかみあわせ
根管治療後、歯が折れてしまう患者様に共通する点
・ かみしめ、はぎしり、くいしばり、姿勢
・ 定期的な検診を受診されず、痛むときだけご来院頂くことが多い
・ 歯を抜いて、そのまま放置
・ かみあわせに問題がある(奥歯がいつも接触している)
但し、適切な診査の上で、適切な治療を行うこと。そして、「定期検診」これさえすれば、歯が折れる可能性を少なくすることが出来ます。
また根管治療にならないように、むし歯が深い場合は、「歯の神経を残す治療」を行うこと!これが最も大切でしょう!