日別アーカイブ: 2019年4月14日

上の奥歯 夜眠れないほど痛い かみあわせ 抜歯《都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者日比谷千代田》


上の奥歯に痛みがあり、夜眠れないほどの痛みとなったため、顎関節症の既往もあるため、「かみあわせ治療」を専門とする歯科医院で銀歯を外したもらった患者様。
その医院では、抜歯の可能性が50%あるとの診断を受け、なんとか歯を残せないものか?再根管治療で歯を残すことはできないか?のご希望を胸に当院を受診されました。

症状は、噛んでなくてもじんわりと痛い時があり、ときよりズキズキとしたり、噛むとその痛みが強くなることもあるとのことでした。

上動画は初回の根管治療の様子です。

右上の画像は、本症例の根管充填の状態です。
黄色矢印の先の根管治療が未治療であることが分かります。

CT画像に認められる赤矢印の根尖病変(右上の赤矢印)とみ治療部位が一致しています。

上顎大臼歯の根管治療において、この部位の根管は目視することが困難であるため、ミラーテクニックを駆使し治療に臨みます。また、この部位の根管にはMB2という4つ目の根管が隠れていることもあり、肉眼による根管治療では不十分となりがちです。本症例でも推測通りにこの部位の根管治療が不十分であることが分かりました。

前医では患歯の抜歯の可能性が50%とのご診断。何を基準に50%の抜歯?なのか疑問に残ります。前歯の治療技術ではこの歯を残すことが困難と判断したのでしょうか?さらなる疑問と残念な気持ちが沸き上がります。

当院では本症例の根管治療を3回頂き治療に臨むことをご説明させていただきました。抜歯の必要性は当然皆無です。

上2つ画像は当院の過去のブログ画像です。

本症例もこのような治療が必要となるでしょう。
当院では多くの根管治療の患者様を拝見しております。他院との違いは、以下の2つ。
・ ラバーダム装着100%
・ マイクロスコープ使用100%

 

当医院の根管治療施術例は、根管治療症例報告をご覧いただければ、お困りの患者様にはご参考になるかもしれません。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療を目指し日々精進です。