上顎大臼歯の歯髄壊死(深いむし歯により細菌が神経に感染し、神経が壊死すること)に対する根管治療の1症例。
他院にて以前に深いむし歯治療を行いましたが、その歯が痛み当院に来院されました。
それに対して行った当院の治療は、ラバーダムを装着しての根管治療です。
その様子については以下のリンクをご参照ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/23415
本ブログはその2回目の根管治療の様子です。
その様子は上動画をご参照ください。
上顎の大臼歯(奥歯)には通常神経が3つあります。また80%の確率で4つめの神経が存在することがあります。この4つめを通称MB2と呼びますが、本症例ではそれが認められました。
MB2についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/20456
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
歯の内部深くに進行した細菌をすべて駆除することで、痛みはなくなります。
MB2を肉眼で把握することは非常に困難です。そのため未治療となってしまうことがしばしば認めれ、当院にも痛みや違和感を抱えて来院される患者様が多くいらっしゃいます。
このような症例では、ラバーダムは勿論のことですが、マイクロスコープが治療に不可欠となります。