日別アーカイブ: 2019年6月28日

歯の神経を残すにはどうすればいいか?

本動画は、マイクロスコープを活用した神経を残す治療「部分断髄法」についてです。ぜひご参考ください。

他院での神経を残す治療後より「ジーンとした」痛みが残り、当院を相談・受診された患者さまの症例です。


レントゲン診査では、神経(=歯髄)に達する深いむし歯に対して覆髄材(神経を保護する薬)が使用されていることが推察されます。

レントゲンで見ると、根管治療をしている跡がないため、「歯の神経はまだ大丈夫!」と判断する患者さまや歯科医がいます。

深いむし歯の場合、レントゲンでは問題ないようにみえても、病理組織切片でみるとすでに神経(歯髄)にまで感染している

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症ですロサンゼルスご開業の根管治療専門医 清水先生のご講演からの引用です。ドクターリクッチの病理切片とレントゲン画像となります。

上レントゲン画像では、むし歯は歯の神経(歯髄)にまで至っていないように見えますが、実際に病理切片ととり検査すると、むし歯の細菌感染は神経に至り、歯髄炎を起こしていることが分かります。

どんな症状であると神経を取らなくてはならないのか? 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTAそのため、当院では神経を残せるか否か?根管治療が必要か否か?は、術前の問診で得た現在の病状や症状から推断しつつ、実際に歯の神経をマイクロスコープで診ることで最終診断をしています。

MTA神経を残す取らない抜かない治療法 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA本症例は、一部感染歯髄を取り除き、その部位にMTAを貼薬する「部分断髄法」を行いました。
経過は良好です。

当院では、マイクロスコープを活用した精密歯科治療を行うことで、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し日々の臨床に取り組んでいます。

マイクロスコープ&ラバーダム

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