日別アーカイブ: 2019年6月12日

再根管治療のご相談《メール》

わかりやすく説明 歯医者インプラント、根管治療(根っこの治療、神経の治療、神経をとる治療)、歯の神経を残す治療、かみあわせ、マイクロスコープなどに関するお問い合わせ、ご相談を多数頂いております。

皆さま大変お困りのご様子であるとともに、皆さま同じ内容でご不安を感じていらっしゃいます。

ここに再根管治療に関するお問い合わせ内容、それに対する当院の回答の1例を供覧させていただきます。

お困りの患者様の一助になれば幸いです。よろしくお願い致します。

 

《ご相談内容》
先日、近医にて、若いときに神経を抜いた歯(=根管治療済みの歯)の根管治療(=再根管治療)を受けたのですが、経過が思わしくなく、再び歯の根元に膿がたまってしまいました。担当して頂いたドクターの意見では、やることをやって駄目だったので、もはや抜歯するしかないといわれています。また、抜歯後の処置としてインプラントが推奨されました。 以前、歯根端切除手術は可能なのか尋ねたことがあるのですが、場所的にまたは形状的に難しいといわれました。 場所は右下奥から2番目の歯です。抜歯は避けられないのでしょうか?。 また、抜歯後のインプラントはどうなのでしょう?。ちなみに、レントゲンの画像はスマホで撮影させてもらうなどした方がよいのでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。よろしくお願い致します。

大変お困りの中、詳細なるメールをお送り頂きまして誠にありがとうございます。痛みはございませんでしょうか?その点について書かれておりませんでしたので少々心配です。痛みが強い場合はいつでもご連絡ください。

実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合がございます。あからじめご了承頂いた上で、以下の回答をお読みくださいますようお願い致します。

回答と共に、質問もさせて頂きます。よろしくお願い致します。

 

「~再び歯の根元に膿がたまってしまいました。」

⇒このたび、再根管治療を行ったきっかけ(具体的症状)は何でしょうか?
また、再根管治療を行った後に、“再び膿がたまった”という理解でよろしいでしょうか?

 

「やることをやって駄目だったので」

マイクロスコープ 根管治療根っこ神経の治療 精密歯科治療 神経を残す治療 東京都内港区千代田区新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関日比谷神谷町銀座 歯科歯医者ラバーダムを装着の上、マイクロスコープを用いての再根管治療を行いましたでしょうか?また、CT撮影を行い、患歯を含め、周囲の組織の精査を行った上でのご診断でしょうか?

当院の根管治療についてはこちらをご参照ください。(動画などご覧いただけると理解が深まるでしょう)
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

ラバーダムについてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/17703

CTについてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/17776

 

「もはや抜歯するしかないといわれています。」

⇒抜歯理由の具体的説明はありましたでしょうか?

再根管治療の際、当院で抜歯を説明する際は以下の理由となりますが、いかがでしょうか?
① 歯が縦に割れている(歯根破折)
② 歯に大きな穴があいている(MTAの適応症外)
③ 歯全体が細菌の侵されており、細菌感染を取り去ろうとすると、歯に穴が空いたり壊れてしまう

再根管治療しても治らないケースについて説明させて頂いております。
ご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24187

 

「抜歯後の処置としてインプラントが推奨」

⇒入れ歯治療やブリッジ治療と比較すると、インプラント治療は、「残っている歯を助けてくれる、残っている歯を削ったり、ひっかけて負担をかけたりしない」優しい治療であると思います。

以下に歯を失った際に必要となる治療、「ブリッジ、入れ歯、インプラント治療」についてまとめています。ぜひご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24242

ただし、歯を抜く前に、本当に抜かざる得ないのか?適切な根管治療は為されているのか?を当院では徹底しています。

宮﨑歯科医院 インプラント用手術室 特別診療室

 

「歯根端切除手術は可能なのか」

⇒可能です。但し、歯のはえている方向によっては、難しくなる場合もございます。診断にはCTが必要となるでしょう。また、患歯の状況によっては、歯根端切除術は成功しても、その後、歯が折れてしまうという症例もございます。今後の再治療の可能性も含めて歯根端切除術を行うか否かを決めるべきでしょう。

歯根端切除術についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031

 

「抜歯は避けられないのでしょうか。 また、抜歯後のインプラントはどうなのでしょう。」

⇒申し訳ございません。実際に拝見しないことには分かりかねます。
抜歯後の治療法として、隣在歯、かみあわせ、周囲の歯槽骨の状態、歯周病などを精査した上で問題がなければ、インプラント治療は非常に優れた治療法といえます。その際は、かみあわせ、歯周病の精査、そしてCTシミュレーションが不可欠でしょう。

インプラント治療につきましてはこちらをご参照ください。ただし、抜歯が必要か否か決まっていない現状で、インプラントを考えるのは早いのでは?と感じます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/11254

 

レントゲンの画像はスマホで撮影させてもらうなどした方がよいのでしょうか。」

⇒こちらは当院へご相談されるために撮影をされる、という解釈でよろしいでしょうか?当院へお越しの際は、当院で必ずレントゲン、CTを撮影し診断させていただきますので当院としては必要ございません。

回答は以上となります。ご不安が少しでも解消される回答となっていれば幸いです。
よろしくお願い致します。(宮崎)

初診で当院へご相談頂く際は、必ずこちらをご一読ください。
よろしくお願い致します。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

正しいコンセプトとは?適切な治療環境とは?

 

 

残せる神経・残せない神経《深いむし歯》