日別アーカイブ: 2020年5月17日

抜歯と言われた歯の根管治療の成功割合は?

《ご相談内容》

他院で根管治療をこれ以上すすめられないとの事で、抜歯しないといけないと言われました。

なかなか、決断ができない状況でしたが抜歯を決断したのですが、予約していた日の体調がのどが痛くすぐれないので、延期としました。

仕事も忙しく通院見込みも立てられないまま仮止めが外れて、行かなければいけない無いとおもいつつ、新型コロナの影響で行けなくなってしまい。現在に至ります。

ネットと検索をしていただら、貴院のHPにたどり着き、根管治療の動画をみて私が施してもらった治療と少し異なる点があり、相談としてメールをいたしました。

通常、抜歯と言われた患者のどれくらいが貴院であれば、根管治療の成功割合が見込めますか?

《回答》

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

『他院で根管治療をこれ以上すすめられないとの事で、抜歯しないといけない』

これ以上すすめられない「理由」、抜歯しないといけない「理由」。
この理由はどのような理由でしょう。

① 全ての歯科医師にとって、抜歯せざる得ない症例であるため、抜歯が最善の治療法である

② 抜歯せずとも対処法はあるが、そのために必要な「知識と技術・治療環境が整っていない」ため、抜歯が最善の治療法となる

③ ②の判定すらできない歯科医師の診断による判断で、抜歯が最善の治療法となる

この①から③のいずれの状況にあるのかによって、頂いた「成功割合はいくらか?」のご質問に適切な回答ができるかと思っております。

上記の①に該当する、当院での抜歯基準について、以下にリンクを添付致します。

専門的な内容ではございますが、ぜひご一読いただき、ご自身の病状がどれに該当するのかチェックしてみて下さい。

当院では、根管治療などの治療を行ったとしても「治らない・違和感が残る、その後、周囲の歯に問題を起こす」などの「デメリット」が大きい場合は、「抜歯を最善の治療法」としてご提案する場合もございます。ぜひ以下のリンクをご参照頂き、ご活用下さい。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

このリンクの内容に該当せず、「ただ、適切な根管治療が行えていない症例」であれば、根管治療することで歯を残せることができるでしょう。

「適切な根管治療について」つまり「良い根管治療」については以下のリンクで動画にて解説しております。

こちらもぜひご視聴ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/26481

https://miyazaki-dentalclinic.com/13295

「根管治療後に抜歯を説明されました・・・なぜでしょう?」という患者様からのご質問に回答させて頂いております。リンクを添付致します、ぜひご一読下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/26499

『通常、抜歯と言われた患者のどれくらいが貴院であれば、根管治療の成功割合が見込めますか?』

抜歯と診断するには理由が必要となるでしょう。

学問的、一般的な抜歯基準は上記リンク添付の通りかと思います。

しかし、歯科医師それぞれで、「得意不得意の分野」があるのも事実です。

「こちらの歯科医院では抜歯といわれたけれども、あちらの歯科医院では抜かずに残せる」と説明されるのはそのためでしょう。

歯科医院、歯科医師それぞれで、上記本文中の『通常』の意味合いが異なります。

そのため、根管治療のいわゆる聖書といわれる文献より抜粋した「根管治療の成功率」「再根管治療の成功率」について以下にリンクを添付致します。

当院の根管治療の成功率に合致する内容です。

実際に拝見していないため、その病状を把握できないため、的確なアドバイスができないことに心苦しさを感じますが、こちらのリンクをご参照頂くことで、ある程度の「推測」ができるかもしれません。ぜひご活用下さい。

「根管治療の成功率」(診断基準により病態を分類、その成功率について)
https://miyazaki-dentalclinic.com/19451

「再根管治療のについて」
https://miyazaki-dentalclinic.com/13305

「根管治療の成功率」
https://miyazaki-dentalclinic.com/13295

回答は以上となります。

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。
できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》
多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

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