日別アーカイブ: 2020年10月6日

歯の神経を半分残す治療《歯の神経を取らない抜かない残す治療とは?》歯頚部断髄法

動画のタイムスケジュールです。

00:03 根管治療しなくていもいい!神経半分だけ取る治療とは?
01:01
 「歯の神経より大切なこと」について
01:13 歯科治療の目的とは?
01:41 笑わない日は無駄な1日である(チャールズチャップリン)
02:35 「歯の神経を残す治療」を解説!
04:22 これまでの治療と、最新歯科治療との絶対的な違いとは?
05:25 現在の症状から神経が残せるか否かをチェックする表について
05:35 歯の神経の炎症(=歯髄炎)は、いつ始まるのか?
06:10 歯髄炎は、むし歯だけが原因ではない!?
07:20 できるだけ削らない治療とは?
07:43 MTAとは?科学的根拠の大切さとは?
08:47 「治療をせず、様子を見ましょう?」は間違っている?
09:19 「歯は削ると弱くなる?」「歯を削るデメリット?」とは?
10:34 歯科治療は「登山」である!
11:57 歯頚部断髄法とは?むし歯治療に絶対に必要な条件とは?
12:45 できるだけ削らない治療?
12:45 根管治療しても歯は脆くならない?

今回は【皆知らない】ヨーロッパ歯内療法学会が認めた!歯の神経を全部取らずに、「半分だけ」残す治療法について解説します!

歯の神経を全部取ってしまう根管治療、その治療後、歯は、生木が枯れ木のように脆く弱くなるといわれています。できればしたくないですよね?

以前は、むし歯が歯の神経にまで達っしていると、いわゆる「歯の神経を全部取る、全部抜く=根管治療」が当たり前の治療法でした。現在でも、むし歯が深い時、全く疑うことなく当たり前のように行われている治療、根管治療。

でも今は違うんです!歯の神経を全部取らなくても良くなったんです。

感染さえ取ってしまえば、「半分だけでも歯の神経を残せる」ようになったんです。

こういったキャッチ―な、つい気になってしまうようなタイトルで、皆さんの気を引くことはあまり好きではありませんが、Youtubeでは、まずは皆さんに興味を持って見て頂くことが大切です。見て頂かないと、どんなに良いことを話しても、伝えることが出来ません。この動画を最後までご覧頂いた時には、「聞いておいて良かった!」と思える内容にしたいと思っています!

もし、最後まで御覧頂いて、「こんなこと知ってるよ!」て思う内容でしたら、ニーズが無ければ価値はありません。残念ですがチャンネル登録を解除!低評価!他の動画をご覧下さい!

正直、歯の神経を残すことに執着することは、歯科治療ではそれほど重要なことではないのかもしれません。しかし「神は細部に宿ります」。ミクロン単位の精度が問われる歯科治療。その細部をおろそかにしないことが治癒への近道だと強く感じています。

歯科治療の目的は、皆さんが毎日美味しく食事をして、健康な人生を楽しむことに貢献すること!これです。

歯の神経が無くなったら、どうなるんだろう?その後は歯が折れてちゃうの?そうしたら抜歯?入れ歯?インプラント?痛い?お金かかる?どうなっちゃうの?

こんな心配に思いを巡らせ、治療が進まなくなってはいけません。

歯医者は来ない方がいいんです。来るなら予防がいいんです!歯の治療のことで頭を悩ませるのは人生において大きな損失です。起きてもいない未来へ心配を巡らせて、上手くいかなかった過去を後悔しても全く意味がありません。

こんな言葉があります。

『笑いのない日は、無駄な1日である』(チャールズ・チャップリン)

『人間の最大の罪は、不機嫌である』(文豪ゲーテ)

第2次世界大戦中、ドイツから散々爆弾を落とされていた当時のイギリスの首相チャーチルがこんな言葉を残しています。『諸君、こういう苦しい時こそ、ユーモアを云って笑うことを忘れないようにしよう!笑うことのできない人は、この部屋から出ていきたまえ!』

困った時、苦しい時ほど、前向きに考えて笑ってみる。困ったことが起こった時は、「自分の人生にプラスだった、自分は努力を重ねてきた」と後になって思えるような経験になるよう!なら今どうするのか?を考えるんです。

ブーメランの法則って知ってますか?

「今」は、過去に投げた「努力の結果」が返ってきているだけ。
未来は、「今」投げているもの「今やっていることの結果」しか返ってきません。それ以上でもそれ以下でもないんです。
つまり、「今」何も投げてないのであれば、何もしないのであれば、未来には何も返ってこないということです。
「今」、前向きに対処しましょう、「今」が問われます!

この動画が、そんな「今」を大切にするきっかけとなればと思っています!

ぜひ最後までご覧下さい!

今回は、歯の神経を半分残す「歯頚部断髄法」について分かり易く解説します!

ヨーロッパ歯内療法学会でもその価値が認められ始めた「歯頚部断髄法」。

歯の神経を残す治療の最前線をぜひ掴み取って下さい!

この歯頚部断髄法は、歯の神経を残す治療法の1つです。

歯の神経を残す治療には、間接覆髄、直接覆髄、部分断髄といった難しい名前の治療法がありますが、要は、歯に感染した細菌を徹底的に取り除く!たったこれだけです。

歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経です。

唾液中に存在するむし歯の菌、歯を溶かしながら、歯の内部にまで感染を拡げていく病気がむし歯です。

細菌の感染症なんで、放っておいても治りません。

でも取り除けば、治ります。

取り残せば、治りません。

放置すれば進行します。

だから、徹底的に感染を削り取る。これがむし歯治療です。

むし歯の進行と歯の神経の炎症・感染・壊死の状態 歯の神経を残す治療 根管治療について 3むし歯が2層目、象牙質に至ると冷たいもの甘いものが染みるようになります。神経に近ければ、神経を「間接的」に薬で保護して凍みないようにしてから治します。これを間接覆髄法っていいます。神経のことを歯髄っていいますが、その歯髄を覆って治すので、覆髄法っていうんです。

さらにむし歯が深くて、神経に達していれば、冷たいものが強く凍みて痛みます。こんな場合は、直接、神経に薬を付けて治します。これを直接覆髄法っていいます。

さらにさらに深く進行すると、神経が炎症を起こして治らない、神経が死んでしまうこともあります。この場合は、炎症を起こした神経や壊死した神経のみ取り除き、部分的に健康な神経を残します。これを部分断髄法っていいます。

もっと深くにまで進行してしまうと、流石に神経を残すのは難しい。

こんな時は、徹底して感染を取り除くべく、神経を取る・抜く治療といわれる「根管治療」が必要となるんです

つまり、むし歯の進行度合い、感染の深さで、適切な治療法が決まるんです。

いずれにしても、感染を徹底的に取り除くこと、これがむし歯治療の最重要ミッションなんです。。

でもむし歯の細菌は0.5~1ミクロン、人間の目で認識できるのは100~200ミクロンが限界です。つまり細菌の感染は肉眼では全く診ることが出来ません。

また、これまでの「肉眼で診ることを原則とする」むし歯治療の考え方では、細菌感染により一旦生じた歯の神経の炎症、つまり「歯髄炎」は、『すぐに神経全体に広がり、その炎症は治まることなく、時機に歯の神経が死んでしまう』と考えられていました。

「むし歯が神経に達していたから、神経を取っておいたよ」っていう歯科医師の説明の理由がこれです。

私も歯科大生の時はそのように教わった記憶があります。そのため、現在でもその考えに基づいて治療を行っている歯科医院が多いようです。この常識、当たり前、従来の考え方に基づく治療を行う歯科医師は、「歯の神経に達するむし歯は、根管治療が必要である!」と考えています。当然です、そう教わっているんですから(笑)

でも歯科医療は日進月歩です。現在では、組織学的研究の蓄積によって、歯の神経に対する細菌の感染は、『すぐに』ではなく『徐々』に進行することが明らかにされています。むし歯が神経に達しているからといって、すぐに根管治療?という考え方は、最新歯科治療の立場からは古いんです。

むし歯が歯の神経にまで達していたとしても、そこが炎症を起こし、壊死するまでには時間がある、徐々に進行するんです。つまりは、まだ生きている神経、残せる神経があるってことなんです。

現在抱える症状から、ご自身の歯がどんな状況にあるのか?それに対する適切な打開策・治療法は何かについて表にまとめました!コメント欄、概要欄に添付します!ご活用下さい!

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

ではこの神経の炎症がいつ始まるのか?ここがポイントですよね?

これは、2層目の健康な象牙質が残り1.1mm~1.5mm。

ここまでむし歯が進行すると、たとえむし歯が歯の神経に達していなくても、神経に炎症の兆しが見え始めるそうです。これは象牙質が細い管状の構造であることから、その細管内を伝って、細菌が感染していることを意味しています。

でも、この状況は、目で見ても分かりません。レントゲンではザクっと分かる感じ。正確に診査するならCT、実際にはマイクロスコープが必要です。

この段階になった時、徹底的なむし歯治療が必要となるんです!

では「徹底したむし歯治療とは何か?」、この前置きの最後にお伝えします。

ズキズキ、ジーンとした症状の歯髄炎、つまり歯の神経の炎症は、「細菌感染つまりむし歯」だけが原因ではありません。

これは蚊に刺された時、皮膚が赤く腫れることに例えると分かり易いでしょう。

蚊が刺すことで、蚊の唾液が体内に注入され、それを異物と感じ、アレルギー反応が生じ、皮膚は炎症を起こし、赤く腫れます。

むし歯はなぜズキズキと痛むのか その原因は?

こういった皮膚の炎症は、「蚊の感染」に限らず、「叩かれる」「寒すぎる」「熱すぎる」などの物理的刺激、温度刺激でも起こるでしょう。

皮膚を叩けば腫れるように、歯も叩けば痛みます。歯ぎしりや食いしばりがそれです。

寒すぎれば、皮膚が凍傷になるように、熱ければ火傷するように、冷温刺激が慢性的に続けば、歯は炎症を来します。

歯が健康であれば、多少熱くても冷たくても大丈夫でしょう。でも、むし歯が深い、熱の伝わりの良い金属性の詰め物が深くまで装着されている、歯ぎしり・食いしばりで歯の表面のエナメル質が薄くなっている、欠けている、ヒビが入っているような患者様では、その感覚が敏感になり、より染みるように感じるようです。

歯髄炎、歯髄壊死、歯の神経が死ぬ原因とは何か?

このように、細菌感染、くいしばりや慢性的な温度刺激などによって、歯の神経は炎症を起こしてしまいます。その炎症つまり歯髄炎が治まらなければ、根管治療が必要となるんです。

やはりむし歯は放置してはいけません。むし歯は細菌の感染症、その細菌を徹底的に取り除かなければ治りません。。

「できるだけ、削らないでください。。。」こんな切なる訴えを患者様から伺います。

お口の中を見てみれば、これまで苦労が手に取るように分かる患者様の切なる訴え。

これ以上、歯を失いたくないという心からの訴えです。

でも「出来だけ削らない」という感情論では、目に見えない0.5~1ミクロンの細菌を駆除することはできません。科学的根拠に基づき、最新機器を駆使して、徹底的に削り取る事。これがむし歯治療には求められるんです。

でもネットこんな謳い文句を見たことはありませんか?

『出来るだけ歯を削らずに「薬」の作用でむし歯治療』

こういった治療法は、むし歯を残して薬を付けて治すというコンセプト、だそうです。

でも大前提として、原因であるむし歯を残しつつ、患部に薬をつけても意味があるんでしょうか? こういった治療法について、全国より大変多くのご質問を頂きます。

私はやらないので何とも申しがたいのですが、事実ベースとして、当院には大変多くの患者様がそういった治療後、痛みが取れずに来院されています。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です、これは1965年、kakehashi先生の研究で明らかです。取り残して治るのであれば苦労しません。

もし、むし歯を「出来るだけ削らずに薬を付けて治る?」のならば、日本だけでなく、世界中の人たちが、その治療を受けているはずではないでしょうか。そんな素晴らしい発明は誰もが知っているのではないでしょうか?

私は主要な学会で認められた厚生労働省にも認可された科学的根拠を示す論文の多い、MTAを神経を保護する薬剤として主に使用しています。

科学的根拠のある治療法を皆さんに提供したいという想いで、日々の臨床に取り組んでいます。

私は自分にはしたくない治療は患者様にはしたくない!という考えが強くあります。

だから患者様から間違った治療法をやってくれと言われても、お断りしてしまう不器用な面を私は持ち合わせています。不器用ですみません!

「以前はこうしてもらったから、やって下さい!」こんなご希望にはお応えできないんです。それで効果がなかったから今、私の目の前にいらっしゃるのに、なんで同じ失敗を繰り返すの?って考えるからなんです。ダメと分かっている治療はできないんです。

これは、私が大学院に在学し、大学病院にて臨床、研究、教育に携わっていた経緯が強く影響してるからかもしれません。

学会で発表される研究論文は、世界で発表されている膨大なる研究論文を、研究室の皆で読み漁り、綿密に練られた実験を繰り返し繰り返し行い、トライ&エラーを繰り返し修正した上で得られた結果を考察。年末年始、休日もなく、必死の思いで創り上げていました。そういった論文が学会で発表され、その妥当性が認められると、歯科教育における教科書や一般歯科治療に応用されるのです。

その過程を省いている可能性のある治療法は、たとえ効果があるとマスコミなどで報道されていたとしても、信頼性に欠けると言わざるえません。現在の最新歯科治療において、信頼性ある「歯の神経を残す治療での薬剤、覆髄材」は、水酸化カルシウムかMTA。っていうかMTA一択です。ぜひ皆さん覚えておいてください!

話を戻しましょう!

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯に感染した細菌を取り除くには、その細菌が溶かした「むし歯」を徹底的に削り取ること!現時点では、これが最善で最高の治療法です。

よって、むし歯治療で、「様子を見る?」なんていう妥協論は必要ないでしょう。

見つけたら即削り取るんです。様子を見れば見る程、むし歯は進行します。進行すればするほど、削り取る量は多くなるんです。つまりは、間接覆髄、直接覆髄、部分断髄、歯頚部断髄、そして根管治療という具合に歯を削り取る量が多くならざる得ないんです。

早く治療した方が健全な歯、健全な神経が、より残ります。治療は絶対的に早い方がいいんです!

「でも削ると歯が弱くなりませんか?」

「削るデメリットは何ですか?」

こんな質問を頂くことありますが、そんな時、私はこう返します。

『デメリットがあるならば、最初からその治療をお勧めしません。なぜなら提供するのは医療だからです。歯科治療は歯を削り取って人工物に置き換える事、そもそもマイナスなことです。でも「治療すること」の方が、「放置すること」よりも“大きなメリット”を得られるから治療するんです。歯科治療は外科治療です。治療をすれば、後に多少の痛みはあるでしょう。費用、時間もかかります。でもそれはデメリットではなく、治すために必要な前向きな投資・努力です。歯科医師は、患者様にメリットしか話しません」と。

全国の歯医者さんは患者様のためを思って、心を鬼にして治療をおススメしています。

我々歯科医院スタッフは、患者様に、『その歯科医院で出来うる限りの最善の治療』を提供しています。治療にデメリットなどありません。メリットばかりです。

もし歯科医師の勧める治療をデメリットに感じるのであれば、それは患者様が、その歯科医師の提案する治療を必要としていないからでしょう。

今は痛みがない、むし歯はあるけど患者様は痛みを感じていない、仕事で忙しくて時間がない、子育てで忙しくて自分の治療時間が取れない、治療する痛みが怖くて踏み切れない、費用が思っていたより高くて目途が付かない、その理由は様々です。いずれにしても、患者様にとって、「治療が一番ではない」のでしょう。

そんな時、歯科医師は、それを感じ取り、「様子を見ましょう!」とお声がけさせて頂くのではないでしょうか。患者様にその心意気が無くては、治療はできないんです。

歯医者 治療計画 

私は歯の治療を登山にたとえてお話しさせて頂くことがあります。

患者様と共に歯科医師、歯科医療スタッフが、治癒という「頂上」を目指して山に登ること、これが歯科治療です。

簡単な症例であれば、近くの丘にピクニック。それほどの準備も心構えもいらないでしょう。

しかし難症例となれば話は別です。エベレストにこれから登るのに、準備も心構えもなく登るのは、遭難するために登るようなもの。大変危険です。治るものも治りません。

また患者様、ここが一番勘違いしている所です。

登るのは、歯科医師ではありません、患者様ご自身なんです。

我々歯科医療スタッフは、エベレスト登頂への手助け、道筋などのアシスト的役割であり、ヘリコプターで頂上まで送り届ける事ではないんです。おんぶにだっこでもありません。

歩くのは、患者様、ご自身なんです。

誰と登るのか、どこに登るのか、それを決めるのもご自身なんです。

遭難しないように、可能な限り近道を探すため、あらかじめルート決めをする。

それが「徹底した診査」です。患者さんの体力も希望も知る必要があるでしょう。それが「カウンセリング、問診」です。患者様に治療のご希望を伺うんです。

治療には、患者様のモチベーション、準備、覚悟、忍耐が必要です。

「治療が一番」でないと、それは辛い。仕事、家族、時間、費用、日常生活でのストレスなどを持ち込んでは、他に「一番」があっては、辛くて治療は中断です。

こういったご苦労を乗り越えて、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士と共に、治癒という頂上を目指し頑張っていくのが歯科治療なんです。だからコミュニケーションが大切なんです。

とても大切な話ではありますが、大分話が逸れました(笑)元に戻しましょう!

今回は、歯の神経を残す治療「歯頚部断髄法」についてです。これには、むし歯治療の大原則が詰め込まれています。

・むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であること

・それを取り除けば、たとえ歯の神経を半分とっても治ること

・これにより、根管治療しなくて済むこと

これから歯頚部断髄法の実際の治療の様子をご覧頂きます。これは以前に配信した2つの動画のダイジェスト版です。どんな症例にでも出来るわけではありません。「適応症」があります。どんな経緯で、どんな症状、どんな病状なのか?を動画でご覧きます。

ここまでお話しした、最新歯科治療の成功率を爆上げするには絶対的な条件があります。ヨーロッパ歯内療法学会でも公式に発表されたこと。このチャンネルをご覧頂いている皆さんなら、もうお分かりですね?そうです!

マイクロスコープとラバーダムです。

これからの歯科治療には絶対必要な条件といえるでしょう!

新しい歯科医院選びの1つの基準が追加されましたね!

前置き長いのはいつも通り(笑)それでは早速いきましょう!

【終わりに】

今回の動画、いかがだったでしょうか?

出来るだけ削らない治療などありません。

でも当院では出来るだけ削らない治療を行っています。

それは何か?

適切なコンセプトでむし歯か否かを診断し、マイクロスコープで見ながら見逃すことなくむし歯のみを徹底的に削り取りつつ、健全な部分を徹底的に削らない。

これが「出来るだけ削らない、歯に優しい治療法」ではないでしょうか?

ちなみに歯の神経、とっても脆く弱くはなりません(笑) ご安心を!

治療の際の削り方が、その歯の強度に影響します。

詳しくはこの動画で解説しています!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

下7番 抜歯 インプラントは必要か?

先生は奥歯が一本無いとのことでしたが、下七番の歯でしょうか?

こちらにインプラントをされないのは何故でしょうか?

左下7番です。

理由は以下の通りです。
①抜歯理由は根管治療後30年経った歯の歯根破折です。周囲の骨が随分と無くなっており、インプラントがしづらい状況にあること。
②抜歯となった以外は健全な歯である事。歯の神経を取り除く「根管治療済みの歯」がないこと
③かみしめ、くいしばりなどの悪習癖はしづらい上下のかみあわせであることから、この歯がなくても、他の歯に負担をかけることはないこと。
④多少食事はしづらく感じますが、それほど困っていない事
①に対しては、GBRなどで骨を造成してからインプラントをする方法はありますが、④のことからその必要性を感じていません。
また、④のように必要性を感じていなくても、②のような根管治療済みの歯が多く、③のようなかみしめをする患者様は、やはり残っている歯の負担軽減のためにインプラントが必要でしょう。
また③のような患者様は、左下7を失うことで、左上の奥歯の歯並びが変わる可能性も否定できません。
そのような場合はインプラントは最善の打開策かもしれません。
私が現時点においてインプラントを必要としない理由の根拠は上記①~④となります。
このような診断を下させる歯科医師は、かみあわせやインプラント治療、そして適切な根管治療を行える歯科医師ではないでしょうか。
ぜひそのような歯科医師をご選択頂ければ幸いです。
どの歯科医院も、ホームページやSNSで、そのような情報を発信されているでしょう!
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