歯の神経を抜かない・残す

セラミックインレー 欠けた・外れた なぜ?対処法?《ラバーダムを装着してインレーをセット》

この動画をご覧頂く前に、下の写真をよくご覧下さい。

あっていない、隙間のある、美しくない、自然でない、外れる、かける、セラミックインレー右下の奥歯にセラミックインレーが装着されています。

縁は欠けて、着色し、むし歯?と思えるほど。歯には溝もなく、真っ平らな白い詰め物が装着されています。

患者様は欠けてしまったので気になり当院にご相談で来院されました。

奥歯なので、患者様にはみえづらく、当時装着した際は、どのような治療が為され、どのようなセラミックインレーが装着されたのかは分からなかったそうです。

大変残念ではなりませんが、決して美しく自然な仕上がりとは言えません。

こんな症例を多数例、当院では拝見しております。
メールでのご相談も多く、ひとつひとつ回答させて頂いておりますが、返信が遅くなりがちです。皆様にはお待ちいただいている次第です。

そこで今回は、「どのようにしてセラミックインレーを装着するのか?」に焦点をあて、当院の実際の治療の様子を動画にまとめてみました。

ポイントはひとつ!
「より自然、より丈夫なセラミックインレーにするにはどうすればいいのか?」

さらにそのためのポイントとしてふたつ!
① ラバーダム
② かみあわせ

この動画では、どのようにな噛み合わせが適切なのか?どんな噛み合わせにすれば壊れない、欠けないのか?について解説しています。

またラバーダムを装着した上で、セラミックインレーを装着する様子もご覧頂けます。

ラバーダム?装着して装着??こんな患者様がほとんではなないでしょうか!
百聞は一見に如かず!ぜひご覧ください、世界が変わりますよ!(笑)

歯医者さんは治療中、なにをしているのか分からず、不安、心配に思って我慢している患者様が大変多くいらっしゃいます。

当院では、治療中の様子を「マイクロスコープ」で記録することで、治療後に、その様子を患者様と共有し、安心確実なる治療を行えるよう日々努力しております。

ぜひご活用頂ければ幸いです。
下に、この動画のタイムスケジュールを添付します。
タイムをクリック頂くことで、見たい所にジャンプしていただけます。
ぜひご活用頂ければ幸いです。

00:48 本症例の患者様のもつ噛み合わせについて、その診査方法
02:00 インレー装着前の上下の歯の「かみあわせ」接触点
02:13 上顎7番の試適と噛み合わせ診査
03:26 上顎6番の試適と噛み合わせ診査
04:16 上顎5番の試適と噛み合わせ診査
05:16 上顎5番の噛み合わせをマイクロスコープで調整、その調整部位は?
05:42 セラミックインレーの研磨
07:35 上顎7番 ラバーダムの装着
07:59 上顎7番 表面を酸処理
08:15 上顎7番 セット
08:39 上顎7番 セット後 ラバーダムを外す
09:17 上顎6番 ラバーダムの装着
10:46 上顎6番 試適
10:56 上顎6番 表面を酸処理
11:11 上顎6番 セット
11:41 上顎6番 セット後 ラバーダムを外す
12:16 上顎5番 ラバーダムを装着
12:36 上顎5番 試適
12:40 上顎5番 酸処理
12:46 上顎5番 セット
13:04 上顎5番 ラバーダム外す
13:11 セラミックインレー装着後の口内画像

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

歯の神経を温存する治療《神経を抜かない取らない》

「症状は全くないけれど、銀歯が外れたから歯医者さんへ行った」
「レントゲンで見ると、歯の神経にまでむし歯になっているよ!と説明された」
「次回、根管治療(歯の神経を取る治療、抜く治療)をしましょうね」

こんな経験をしたことはありませんか?

この動画では、他院で根管治療が必要と説明された患者様の「歯の神経を残す治療」の実際の様子です。

本症例の術式は、ラバーダムとマイクロスコープを活用した歯の神経を残す治療の1つ「MTA間接覆髄法」です。むし歯を歯の神経ギリギリまで削り取り、神経を保護するMTAを貼薬、コンポジットレジンで覆いました。

「歯の神経を残したい」
「歯の神経を抜きたくない」
「歯の神経を温存する治療はないか?」
「歯の神経を抜かずに残す治療はないものか?」

こんなご期待をお持ちの患者様はぜひご参照下さい。
お役立てる内容となっているでしょう。

またこのような症例につきましては、当院のyoutubeチャンネルに多数例供覧させて頂いております。そちらもご参考下さい。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

本動画のタイムスケジュールです! 長い動画です、ぜひご活用下さい!

03:44 むし歯を削り始める
05:36 深いむし歯
08:39 神経近くまでむし歯を削り取る
08:39 齲蝕検知液でむし歯を染色する
10:28 隔壁を作る
13:37 隔壁作製終了
13:54 神経に近い深いむし歯を削り取る
(ミラーテクニック、マイクロスコープで直視のポジショニング)
19:10 露髄(むし歯を削ることで神経に達すること)
22:19 露髄部周囲にコンポジットレジンを充填
27:20 MTAで露髄部を封鎖(直接覆髄法)
28:13 MTAの上に更にコンポジットレジンを充填
30:53 歯の形を整える
32:25 ラバーダムを外す
34:38 治療後の状態

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

 

 

歯の神経を残す治療 成功率・生存率《当院のデータ》

セカンドオピニオンに行き、電気を通すテストをしてもらったところ、反応が弱かったため、経過観察となりました。(→《解説》歯の神経がむしばによって壊死している可能性のある診査所見です)

貴院にうかがえば、反応が弱い神経でも治療していただけるのでしょうか?
(部分断髄法はこれに当てはまらないのでしょうか?)

今弱っている神経を回復させたいというのが、治療の第一希望です。

叶いそうであれば、予約させていただきたく存じます。よろしくお願いします。

セカンドオピニオン、大変お疲れ様でした。
「反応が弱かったため、経過観察」とのご診断を頂いたとのこと。ご連絡ありがとうございます。

『貴院にうかがえば、反応が弱い神経でも治療していただけるのでしょうか?(部分断髄法はこれに当てはまらないのでしょうか?)今弱っている神経を回復させたいというのが、治療の第一希望です。叶いそうであれば、予約させていただきたく存じます。』

回答させて頂きます。

反応が弱い状況にもよりますが、部分的に神経は壊死している可能性が高いことが疑われます。経過を観察しましょうとのご診断からも「疑わしい」ことが推察されます。

当院でも電気的に神経の生死を調べる機器を使用して、その生死を診断することはありますが、この診断機器は「補助的」なものとして使用するようにしております。

昔からある診査機器ではございますが、最近ではその診断能力の確実性に疑問の余地が残ることを示す学会論文が散見されるようになり、当院でものその意向を踏まえた上で使用するようにしております。

当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残す治療」「根管治療」でご来院頂きます。

〇〇様におかれましては、実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございますが、部分的に神経が壊死している可能性が高いことが疑われています。

そのような患者様の症例では、次のようなご提案、ご説明をさせて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。ぜひご参照頂ければ幸いです。

当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。

25%は、のちに根管治療となっているということです。

以下の動画でこのような症例ついて解説しております。
ご参考程度にリンクを添付致します。

原因は以下の通りです。

・かみしめ、くいしばりなどの強い力
・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足
・厳しい状況を患者様ご了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例
・かみあわせの負担、歯並び

そのため、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。

1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きれいれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。

→このの場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。

2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い経過を観察してみる。ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。

3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。

治療に臨む前に、上記3つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。

神経を残す治療や根管治療につきましては、以下のリンクに多数例動画にて供覧させて頂いております。

ご参照頂き、お心持ちが安らかになり、ご判断・ご決断の材料となれば幸いです。ご利用ください。

適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

当院のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2

当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。

この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き治療に臨ませて頂いているのが現状です。

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転倒 前歯 変色 元に戻る?《メール相談》

《ご相談内容》

2週間前に転倒し、前歯を打ちました。
一昨日ぐらいから、前歯下が赤グレーっぽく変色してきました。
昨日歯医者に行ってレントゲンを撮ってもらった際に、レントゲンでは何も無いが、変色から神経外食死んでいると言われました。
ネットで検索すると、また変色が戻るケースもあるとの記載がありました。
下記2点について質問と要望がございます。
1.変色が戻るか(そもそも本当に神経が死んでるのか?)
2.神経が死んでいても、神経を温存する治療
ご意見をいただきたく存じます。よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

頂きましたご質問に回答させて頂きます。

1.変色が戻るか(そもそも本当に神経が死んでるのか?)

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経となっています。

昨日より変色してきた部分は、2層目の象牙質への血球成分の沈着ではないかと推察致します。
歯をぶつけることにより、歯の内部の神経に内出血を来し、歯の変色は起こります。

当院では外傷から変色に至った症例を拝見することはありますが、そのほとんどが、痛みを伴っていることが多く、根管治療となる症例がしばしばです。

先日拝見した転倒、歯が欠けた患者様は、神経が露出するほどの状態でしたが、痛みはなく染みる程度。そのため、歯の神経を残す治療を施し、問題なく経過を観察しています。

当院の歯の神経を残す治療については、以下のリンクをご参照下さい。
動画で解説させて頂いております。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

外傷、転倒、来院といった症状は、「むし歯」や「歯周病」といった一般的歯科疾患と異なり、よく見る状況ではないのが現実でしょう。

そのため、当院では、「外傷→変色→元に戻る」といった症例は一度も拝見したことがありません。

ただし、外傷により変色したものの、まったく無症状のため、そのまま経過を見て頂いている方は拝見したことがあります。

ネットでは変色後、元に戻る場合もあるとのこと。

先日見て頂いた歯科医院でのレントゲン所見より、現時点では痛みや違和感などがないのであれば、変色改善を期待して、経過を観察することいいのかもしれませんね。

2.神経が死んでいても、神経を温存する治療

もし神経が死んでいるのであれば、それ相応の「症状」があるでしょう。

但し、受傷は2週間前とのこと。今後1~3カ月の経過を観察してみていただいても良いのかもしれません。

「現在の歯の神経が残せるか否か、根管治療(歯の神経を取り去る治療)が必要か?」につきましては、以下のリンクでわかり易い表を交えて解説しております。

現在または今後の症状と照らし合わせると、それに必要な治療法、病状を調べることが可能です。ぜひご活用下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

もし、歯の神経が一部死んでいる場合は、部分的にその壊死した神経を取り除き、生きている神経のみを残す・温存する「部分断髄法」「歯頚部断髄法」といった治療法がございます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26033

動画と共に、歯頚部断髄法について解説しております。ご参照下さい。
回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯の神経を抜かずに取らずに残す治療!動画で解説!

歯の神経に近い・深いむし歯。何も症状がないのに、「歯の神経を取る、抜く、根管治療(根幹治療)」が必要と説明を受けたことはありませんか?

むし歯の治療をしてもらったら、いつのまにか説明もなく、歯の神経を取られた・抜かれたという記憶はありませんか?

上の図は、左から右に行くに従い、むし歯が深く侵攻している様子です。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
むし歯治療は、その細菌を削り取る治療です。

マイクロスコープ 歯の神経を残す治療 根管治療しない 出来るだけ残す 抜かない その根拠 治療法 2

従来の肉眼による治療では、その感染部位を判別することが非常に困難を極めました。

肉眼による治療では、むし歯を削り、歯の神経に達した時、肉眼では以下の点が診断困難なため、便宜的に根管治療を選択せざる得ない状況でした。

〇神経が、細菌感染による炎症を起こしているのか否か?
〇感染の程度は?感染による神経の炎症が治まるのか?
〇炎症により、神経は死んでしまっているのか?
〇その死んでしまっている部位(=歯髄壊死部)はどこまで進んでいるのか?

マイクロスコープ 歯の神経を残す治療 根管治療しない 出来るだけ残す 抜かない その根拠 治療法 1

マイクロスコープ&ラバーダムを活用することで、今までは難しかった「歯の神経を残す治療」が可能となっています。上動画はその治療の様子です。

歯の神経を取ると、脆く弱くなるのは事実です。
出来れば歯の神経を残したいものです。
本動画をご覧頂き、ご活用いただければ幸いです。

本動画のタイムスケジュールです。
タイムをクリックすると見たい所にジャンプします!
18分長い動画ですので、ぜひご活用下さい! 

00:33 ラバーダムの装着 その手順
01:58 歯の表面の洗浄と消毒
01:58 過酸化水素水とヨードによる洗浄と消毒
02:50 ゴールドインレーを削り外す様子
05:15 歯の神経に近いむし歯を削り取る
05:15 マイクロスコープ画像を大きく拡大して見て頂きます
06:26 麻酔の効きが良くなかったため追加麻酔
07:04 齲蝕検知液でむし歯を染色・診査する
08:10 歯の神経に近い部分のむし歯を削る
08:47 露髄(むし歯が歯の神経に達し、歯の神経が見えること)
09:27 露髄について患者様に説明
09:27 マイクロスコープで露髄を確認
09:27 覆髄処置開始
11:48 生理食塩水で洗浄
12:36 MTA(覆髄材の貼薬=歯の神経を保護する薬)
13:20 MTA周囲をコンポジットレジン樹脂で覆う
15:48 ラバーダムを外す
15:48 かみあわせの調整

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

もし、神経が死んでいたらどうなるのでしょうか?

当院のYoutubeチャンネルの動画に頂きましたご質問に回答させて頂きました。

上記動画をご参照頂き、またご質問の回答もご活用下さい。

《ご質問》
もし、神経が死んでいたらどうなるのでしょうか?

《回答》
コメントありがとうございます。回答させて頂きます。

もし歯の神経が死んでしまった場合をご説明する前に、どのような順序で歯の神経が死んでしまうのか?その時どのような症状があるのかをご説明させて頂きます。

現在感じている症状から推測する、現在の病状について表にまとめています。
歯の神経は残せるのか?根管治療は必要なのか?こちらのリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げていく病気がむし歯です。
その進行度合いにより、感じる症状、それ対する治療法が異なります。

基本、むし歯は、その感染を取り除くべく、歯を削りとって治します。
削った部分は回復しないので、人工歯で補います。

やり直しの少ないむし歯治療のポイントは2つです。
①むし歯を取り残さず削り取ること
②人工歯を精密に適合させて被せることで、再感染させないこと
この2つです。

むし歯 感染症 血流の増大歯は3層構造です。
外側からエナメル質、象牙質、神経となっています。

エナメル質、象牙質の範囲ないであれば、削り取り、型どって小さな詰め物(インレー)や被せもの(クラウン)をかぶせて治します。

この時感じる痛みは、「つめたいものがしみる、甘いものがしみる」といった症状です。初期のむし歯といえるでしょう。

しかし、細菌が歯の神経に達すると、炎症を起こし、歯が痛みます。

この時の痛みは、「ズキズキ、ジーンと痛む。」といった症状です。痛み止めが必要となるほどの痛みの場合は、歯の内部深くに侵攻した細菌を取り除くため、「根管(根幹)治療」が必要です。「歯の神経をとる、抜く治療」といったり、「歯内療法」と言ったりします。

感染が歯の神経に拡がると、歯の神経は徐々に壊死します。歯髄壊死といい、歯の神経が死んでしまった状態です。歯の神経が死んだ時、これまであったズキズキやジーンとした痛みが一端うそのように治まります。

そのまま放置すると、感染は歯を支える骨にまで及び、再びジーン、ズキズキとした痛みが出てきます。これは歯の痛みではなく、歯を支える骨の痛みです。場合によっては歯茎が腫れて痛み、噛んでも痛みがでてきます。

むし歯治療は細菌の感染を取り除く治療です。
できるだけ早めの方が、治療は簡単に終わります。
歯の神経が死んでしまうまで放置しないことがとても大切です。

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歯の神経を抜かない/取らない 残す治療とは?《歯頚部断髄法》

歯は3層構造むし歯が歯の神経近くにまで進行している場合、歯の神経を取る・抜く根管治療を説明されることがほとんどではないでしょうか。

上の動画は、次のような患者様、必見の内容となっております。ぜひご参照頂ければ幸いです。

・歯の神経に近い深いむし歯がある
・根管治療が必要であると説明された
・一度、歯の神経を残す治療をしたが違和感がある
・できるだけ歯の神経を取りたくない
・歯の神経を残したい!

むし歯の進行と歯の神経の炎症・感染・壊死の状態 歯の神経を残す治療 根管治療について 3

本動画は、歯の神経に近い・深いむし歯であっても、歯の神経を残す治療について、実際の治療の様子を供覧頂き、解説させて頂いております。

当院のブログ、Youtubeチャンネルの動画は、歯科医師の先生や臨床研修医・歯科学生、歯科衛生士・歯科助手などのデンタルスタッフの方々も多く見て頂いているため、若干専門的な内容となってはおりますが、当院での治療の様子を見ていただくことで、どんな治療なのかの概略をご理解いただくことはできるでしょう。

本動画のタイムスケジュールです。

04:13 ラバーダム準備
05:26 ラバーダム装着
07:21 術前の歯面の洗浄と消毒
09:11 インレーの除去開始
10:15 覆髄材除去開始
11:56 齲蝕検知液で深いむし歯を削り取る
13:14 露髄 血流無し 周囲のむし歯を取りつつ、 神経を残すべきか否かを迷う
19:45 神経の形、血流を精査
20:50 神経の血流がないことを確認
21:18 歯頚部断髄
22:56 歯頚部断髄後、神経が生きている所見
23:20 神経が生きているか否かを解説 MTAの硬化膨張について
24:38 次亜塩素酸洗浄の必要性について
25:16 コンポジットレジンで覆髄する際の表面処理について
27:12 神経を残すことを患者様にご説明
28:51 断髄面にMTAを貼薬
29:48 動画後のコメント

 

歯の神経を残す治療の1つ。 歯頚部断髄法についての動画を2つご紹介いたします。

ノーカット 歯頚部断髄法(前編) マイクロスコープのポジショニング 《マイクロスコープによる歯の神経を残す治療》 Cervical pulpotomy Microscope

 

歯頚部断髄法(後編) ノーカット 《マイクロスコープ歯の神経を残す治療》 その理論と術式 最新歯科治療とは?Cervical pulpotomy Microscope 

歯の神経はできる限り取らない・抜かない方がいいでしょう。
このブログが、この動画が、皆様のお役に立てれば幸いです。
ぜひ、ご活用下さい!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

簡単なマイクロスコープの使い方《ポジショニング,ミラーテクニック,アシストの動き》歯科

当院では、マイクロスコープを3機導入し、歯の神経を残す治療、根管治療に限らず、すべての臨床に取り組んでおります。

当院のYoutubeチャンネルでその様子をご覧いただくことで、歯科学生、臨床研修医の先生方、これからマイクロスコープを導入される歯科医師の先生方、歯科衛生士、歯科助手の方々より大変多くのご質問・ご要望をいただきます。

その中で、マイクロスコープの使い方、中でも術者のポジショニング、ミラーテクニック、アシスタントの動きについてのご質問を多数いただいております。
今回の動画は、そのご要望・ご質問にお答えする動画となっております。

動画の内容は、当院勤務の歯科医師の先生へのレクチャーの様子です。
直視を原則とする当院の簡単なマイクロスコープの使い方をご覧頂き、沢山の患者様をお救い頂くお手伝いができれば幸いです。

本動画のタイムスケジュールです。

マイクロスコープを活用したクラウン形成時の歯科医師のポジショニング、ミラーテクニック、アシスタントの動きについて解説しています。

02:01 診療姿勢
02:10 マイクロスコープ使用時のポジショニングのポイント
02:53 上顎右側6番(ミラーテクニック)
03:35 上顎右側臼歯部(直視) 唇側面
04:22 上顎右側臼歯部(直視) 近遠心面
04:54 上顎右側臼歯部(直視) 口蓋側
05:47 上顎前歯部3~3 (直視) 唇側面
06:51 上顎前歯部3~3(ミラーテクニック) 舌側
07:44 上顎前歯部3~3(直視) 舌側
08:56 上顎小臼歯・大臼歯(直視) 口蓋側
09:06 上顎左側小臼歯・大臼歯(直視) 頬側
09:42 上顎左側小臼歯・大臼歯(直視) 近遠心面
10:19 下顎左側臼歯部(直視)頬側面、咬合面、舌側面
11:01 下顎左側臼歯部(直視) 近遠心面
11:50 下顎7番 遠心舌側隅角について
13:30 下顎の前歯 唇側
13:51 下顎の前歯 舌側
14:44 まとめ(マイクロスコープを簡単に使用するポイント)
16:34 最後、私がマイクロスコープを使用するようになった理由とは?

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

歯髄壊死 根管治療 1回で終了 50分ノーカット 実際の治療の様子

本動画は、MTAによる歯の神経を残す治療後3カ月、歯の神経が壊死し、根管治療が必要となった症例の根管治療(根幹治療、歯の神経をとる・抜く治療)の様子です。

根管治療、何度通っても治らない、治療のたびに麻酔もせず、治療が痛い。
いつ治るのだろう?
こんな思いで通院されている患者様が非常に多いようです。

本動画の症例は、50分1回、1度の来院で根管治療を終了いたしました。
動画はその治療の様子をノーカットでご覧頂けます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
細菌が歯を溶かしながら、歯の内部深くに侵攻するのがむし歯です。
その感染を取り除くのがむし歯治療であり、根管治療の目的です。

そのため、治療中に、治療している歯に、唾液が接触混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。
そのため、治療している歯の周りにラバーを装着、唾液が接触しないようにする「ラバーダム」が、治すためには必要不可欠となります。

また、見えない感染を取り除くためにも、むし歯を徹底的に取り残すことなく削り取るために「マイクロスコープの使用」が有効となります。

根管治療でお困りの患者様はぜひご覧頂ければ幸いです。

また最近では、歯科学生、臨床研修医、歯科医師の先生方より大変多くのお問い合わせ・ご質問を頂きます。
本動画をご覧に頂き、マイクロスコープ根管治療時の一助として頂ければ幸いです。

本動画のタイムスケジュール です!
長い動画ですので見たいところのタイムをクリック頂き、ジャンプ! ご活用下さい!

00:24 無痛麻酔開始
01:40 治療前の患者様へのご説明(無痛麻酔中)
03:03 ラバーダム装着の様子
04:58 歯の表面の洗浄と消毒
06:00 メタルインレーを削り取る
06:47 覆髄材を削り取る
08:35 隔壁を製作する
10:41 MTAを取り除き露髄 出血、血流共に認められない。歯髄壊死の所見。
13:23 根管内部を確認 歯髄壊死
14:08 60ミクロンのファイルで根尖を確認
17:01 sec01で3根管先端を穿通拡大清掃
18:54 ゲーツグリデンドリルで根管2/3の拡大清掃
22:10 ニッケルチタン製ファイルで根管先端1/3を拡大清掃
30:30 次亜塩素酸とエンドアクチベーターによる根管内洗浄
38:41 根管内の乾燥
39:51 根管充填の準備 BCシーラーの填入
40:33 根管充填開始
45:01 根管充填終了
45:14 仮封(仮蓋)
47:06 根管治療終了 ラバーダムを取り外す

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

セラミックインレー ラバーダムを付けて装着する様子

本動画は、マイクロスコープとラバーダムを活用したセラミックインレー装着の実際の治療の様子です。

歯科医院での治療は、どんな治療をされているのか心配・不安に感じていらっしゃる患者様が大変多くいらっしゃいます。

当院のマイクロスコープを活用した治療の様子をご覧いただくことで、そのご不安が少しでも和らいで頂ければ幸いです。
また、この動画、このブログがきっかけとなり、近隣の歯科医院へ受診、しっかりと治療に臨んで頂けることを切に願っております。

本動画のタイムスケジュールです。
下のタイムをクリック頂くと、見たいところへすぐにジャンプします。
ぜひご活用下さい。

00:25 かみあわせをチェック
00:44 本動画について
02:15 咬合接触状態
02:46 セラミックインレーの試適
03:30 セラミックインレーの咬合接触状態
03:59 セラミックインレーの表面処理
04:35 ラバーダムの装着

06:26 ラバーダムを装着した上での歯の表面処理
08:29 ラバーダム&セラミックインレーの装着
10:22 装着後のセラミックインレー

11:12 治療終了 本動画のコメント

本症例、マイクロスコープを活用した歯を削り、型どりをする様子は 以下の動画もご参照下さい。 よりご理解が深まることでしょう。

やり直しの少ないむし歯治療のポイントは2つです。
① むし歯を取り残さず、しっかりと削り取ること
② 削り取ったところに精密にぴったりと適合した人工歯をかぶせること
この2つです。

①はむし歯の原因となる「細菌」をしっかりと取り除くことです。
②は再度感染させないように、隙間のない人工歯で覆うことです。

①の細菌を取り除く際、治療している歯に唾液が混入しないようラバーダムを装着します。感染症であるむし歯治療にとって、ラバーダムは非常に有効です。

また①②ともに、見えない細菌感染症を扱うむし歯治療。肉眼では見えづらいところは、マイクロスコープによる拡大画像、これも非常に有効といえるでしょう。

当院ではマイクロスコープによる精密歯科治療の実際の様子を当院のyoutubeチャンネルにて配信させて頂いております。ぜひご参考下さい。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル