かみあわせのブログ

かみあわせ 当院の咬合矯正治療



〇日本歯科大学在学中に、ブリティッシュコロンビア、シアトル大学歯学部短期留学
〇同大学大学院へ進学。日本のかみあわせ(咬合)の第一人者であり、
日本補綴歯科学会会長小林義典教授に師事。
〇かみあわせ、顎関節症に関する学会発表、論文、海外学会に精力的に参加。
〇かみあわせ・顎関節症に関する歯学博士号を取得。
〇日本歯科大学附属病院にて臨床研修医、歯科技工士、歯学部学生の教育・臨床・研究
に携わる。同時に総合診療科にて、顎関節症・総義歯・局部床義歯の患者様の治療を
一手に担い診療にあたる日々を送る。
〇恩師である大島弘子先生の大島歯科医院副院長に就任。
〇宮﨑歯科医院を開業。現在に至る。


前述の通り、私のこれまでの歯科医人生は、「かみあわせ」との関わりを強く感じざる得ません。
大学病院にて多くの顎関節症、かみあわせの不具合を抱える患者様のデータを集計、統計をとり、研究論文発表を手伝わせて頂きました。その中で、大学で学んだ従来の方法では、すべての患者様が治らないことに疑問を感ずるようになりました。

当時、私は歯科大学にて歯科補綴学の授業・研修医への指導を担当しておりましたが、日本の歯科教育、その当時の補綴歯科学会では、以下のように学生・歯科医師に教えます。
・「頭蓋と上顎は結合し動かないものである」という考えに基づき、下顎骨の位置の偏位が顎関節症の原因であり、それを診査・治療対象とすること。
・顎関節内の位置関係(側頭骨の関節窩と下顎頭)を精査し、元に戻すことが治療目標。
・この考えに基づく治療法で治癒しないものは「精神疾患(うつ病など)」が関わっている可能性が高く、治癒しづらい。

こういった画一的なゴールへはめ込む考え方が当時の主流であり、どの歯科医も疑問をもちませんでした。そして現在でもその考え方は受け継がれており、大半の歯科医はこの考えに基づき治療にあたっているのが現状といえるのです。

私の臨床経験上、実際には頭蓋-上顎-下顎には3次元的な偏位が認められます。下顎のみの偏位ではないのです。顎関節症の患者様は特にそうでしょう。加えて生活習慣からの全身姿勢の変化は、かみあわせに大きな影響を与えます。多岐にわたる原因の可能性を診ずして、診断は下らないのである。

 


 


 

 


私は大学病院にて多くの研究臨床にあたり、その治療法では限界があることを知ります。自分の無知の知を知ることから始まり、多くの先人先達に学び現在に至り、
確立したのが「咬合矯正治療」です。これまでの従来のかみあわせ治療を知った上での独自メソッド「咬合矯正治療」。徹底した診査に基づき、患者様個人個人の頭頸部骨格に合わせたゴールを見定める噛み合わせ治療が当院の治療法です。

身体のひずみは噛み合わせのひずみを生みます。そのひずみがその個人の許容内であれば問題はありませんが、無理がたたり、ひずみが重なると、頭頸部の痛み・顎関節症状を発症します。こういった症状は、決してかみあわせだけによるものではないため、マウスピースを装着したりスプリントを入れればいいという問題ではないことを知る必要があるでしょう。

かみあわせの痛みや違和感に苦しむ患者様は、どうしても「これだ!」という答えを求めがちになるようです。しかし、かみあわせや顎関節症の問題は多くの因子が絡み合った疾患です。1つの治療法では不十分なことが多いのです。



はじめての歯医者さんへの来院はとても緊張するものです。お話ししたいことやご質問・ご不安な点など沢山あるかと思います。事前にメールでご質問などいただければ回答させて頂いております。お気軽にご相談下さい。 


NBM (narrative based medicine) 対話に基づく医療をいいます。患者さんが語る病気に対するお話しから、患者さんが抱える問題を把握し、治療法を考え医療をNBMといいます。かみあわせに不具合を感じる患者さまにはまず、これまでの病歴、症状などを伺います。そこに答えがあるのです。

レントゲン診査
口内写真診査
顔貌写真診査 
全身姿勢写真診査
模型診査
顎関節CT診査
態癖問診表診査
頭部X線規格写真診査(セファロ分析)
筋触診診査
下顎運動診査


顎関節内の関節円板の位置を把握するためにMRIを撮像し診査します。
MRIは紹介機関へ紹介状を書かせて頂きます。

かみあわあせ治療、顎関節症治療を行うすべての患者様に以下のスライドを作成します。航海で言う羅針盤のようなものです。適切な診査の上、絡みあう原因を解きほぐし、治癒というゴールを明確にする治療計画を立案する。これが大切なのです。

問診と前述の診査をまとめ以下のようにまとめ、診断を下し、治療計画を立案します。










痛みなどがある場合は、その処置を先行します。
かみあわせや顎関節症の治療は、診査結果と診断をお知らせしたのちに、治療を開始します。
治療は診断がすべてです。
ゴールを見誤って治療をすることは、ルートを決めずにスタートする登山と同じです。遭難してしまいます。診査、診断、治療計画に従って治療することが、治癒への近道となるでしょう。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

かみあわせ(頬と首が痛い)東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関歯科歯医者

患者様は顎関節症の治療で大学病院へ通院、その後、いくつかの歯科医院の受診するものの、頬と首の痛みが取れず、当院を受診してくださいました。明るく前向きな患者様、治療に真摯に取り組まれる姿勢に頭が下がる思いです。頬と首の痛みは、頬は咬筋、首は後頭下筋や胸鎖乳突筋です。かみあわあせと姿勢、姿勢とお心持・ストレスには密接な関係があります。

先日、当院にてかみあわせの調整をして、まだ痛みは残るものの、軽減してきました。術前に徹底した診査の結果の治療のため症状の軽減は当然のことではありますが、これまでご苦労を重ねてきた患者様を思うと、とても嬉しいことです。

多くの歯科医院や大学病院へ通院しているにも関わらず治らない。治らないだけでなく症状が悪化する。なぜでしょうか?

かみあわせを診査する際、歯だけでなく、これまでの病歴、姿勢、頭頸部、生活習慣、顎関節など様々な視点から診査する必要があります。

この患者様は、これまでの病歴をしっかりと記憶されており、その記録が、原因究明にとても役立ちました。患者様との対話が診査診断には必要不可欠です。

医院によっては、かみあわせの違和感や顎関節症を訴える患者さまに「抗うつ剤」を処方される先生方もいらっしゃるようです。私は、「うつ病」という病名は単なる病名であり、精神的に疲れ判断能力に欠けた一時的な状態をさしているものと考えています。誰しも、仕事や家庭や人間関係において多忙を極め、対応に苦慮することがあるでしょう。そのようなときは、一時的に思考能力は低下し、精神的に疲労困憊することもあるのではないでしょうか?これを指して「頭がおかしいとか、精神的に病気である」というのはおかしな考え方であり、このような疲労困憊状態は、一時的なものであるということを患者様には知っていただきたいと思います。うつ病という病名を診断されることで、他との線引きがされる負い目を感ずることもあるかもしれませんが、逆に、病名がつくことで保険診療の範囲内で処方箋をもらい、一時的にもつかれた脳の神経回路をやすめる薬を処方してもらうことができます。この薬は頼るものではなく、一時的に使用することをおススメします。今ある問題を周りに相談しつつ、自分が主導となって解決してこそ、解決の道があるのではないでしょうか。繊細な感性をお持ちの方、真摯に物事に取り組むことのできる方こそ、八方ふさがりとなり、精神的な疲労を抱えてしまうようです。かみあわせの不具合は決して「うつ病」によるものではありません。うつ病とは単なる病名で、一過性の極度の疲れによる思考能力の低下です。だれでもあることなのです。 

つかれていると、原因はこれだ!と1つに絞りたくなる気持ちはわかります。しかし、かみあわせの不具合や顎関節症は、「多因子性の疾患」です。原因は1つではなく、いくつもの原因が絡みあい起こる疾患です。歯を削れば治る、マウスピースを入れれば治る、かぶせ治せば治る、、、、という安易な疾患ではありません。患者様との対話を通して原因を究明し、ひとつひとつその因子を取り除くことが症状の緩解へとつながると考えています。


かみあわせを頭頸部領域にフォーカスして診査する際、その3次元的位置関係に目を向けます。
頭蓋と上顎(上あごの骨)と下顎(下あごの骨)の3次元的位置関係。これが診査に重要です。矯正治療では当たりまえに行う診査です。

2方向からレントゲン撮影し、頭蓋と上顎と下顎の前後的、左右的な位置関係を精査分析します。
当院ではこのような分析をかみあわせの診査の一つとして必ず行います。

これにより、その方のもともと持っている遺伝的骨格要素を診査診断することができます。

健康な方は、前から見た場合、頭蓋の正中(真ん中)、上顎の正中、下顎の正中が一致します。頭蓋と上顎は結合していますが、下顎は筋肉でぶら下がり、その関節である顎関節は生体で唯一の滑走移動関節です。そのためか、ほとんどの歯科医師は、上顎と頭蓋が結合していることよより、上顎の正中と下顎の正中は一致しているという見識をもっています

その考えに基づくと、『みあわせに問題がある症例は、下顎の位置が偏位している』という結論を下しがちになるため、下顎の位置を変えるために上下の歯の接触関係を変えようとします。

しかし、実際は頭蓋の正中に対して上顎の正中が左右に偏位している症例は多く認められるため、上顎の正中だけを信じたり、顎関節だけを診ては治りません。

この図のように、頭蓋と上顎の正中が一致しており、かぶせもの高さのせいで、下顎の位置が左右へ偏位したことが原因で顎関節やかみあわせに問題が生じているのであれば、対処は簡単です。上顎の正中に、下顎の正中があうようにかみあわせを調整すればいいのです。


しかし上記のような症例は、下顎だけを見ていては治りません。どの正中が正しいのか?あるいはどの正中を基準とするのか?またその正中は全身の正中と一致しているのか?拡げて全身姿勢に問題はないのか?ということを3次元的に評価分析する必要があるのです。

こういった分析評価のないまま、歯を削ったり、かぶせたり、スプリントをいれたり、マスうピースをいれたりしても、治らないのです。現実を診ずして治癒はないのです。

このたび当院を選び来院して頂いた患者様は、他院での治療前は、上顎が左側へ偏位し、それに合わせて下顎も左側へ偏位していたようです。その歪んだ状態でも、バランスを保っていたのですが、治療が介入したことで、歪みながらも絶妙に保たれていたバランスが崩れ、さらに元の位置とは反対の方向へ下顎の位置をずらされてしまい、さらに症状が悪化しました。
症状が悪化したのはかみあわせ(上下の歯の接触状態)が悪いからだと、スプリントやマウスピースなど、様々な治療が施されたようです。そのたびに歯が削られては足されの繰り返し。患者様を思うと大変な苦痛だったのではないでしょうか。

難症例における診査診断なき治療は、ルート検索なきエベレスト登山です。遭難は必至でしょう。

当院では、徹底した問診と診査を行います。
その上で、様々な治療法を駆使して患者さまと治療に臨みます。
お困りの際はご相談ください、必ずお力になれます。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


東京都内 顎関節症 かみあわせ

かみしめ、くいしばり、歯ぎしり、顎関節症やかみあわせの違和感、睡眠時無呼吸などの症状でマウスピース(スプリント、ナイトガード)を使用して治療します。

当院でかみしめの気になる患者様にお配りする資料です、ぜひご覧ください

マウスピースは一般的な総称です。種類は症例に応じていくつかありますが、当院で使用するマウスピースをご紹介します。

〇ナイトガード
夜間睡眠中に無意識におこなう「はぎしり」や「くいしばり」による歯の摩耗をふせぐために装着するマスうピースです。咬む面は歯の形となっており、軟らかいものから硬いものまであります。

〇スプリント(顎関節症治療に使用)
顎関節症やかみあわせに問題がある患者様に使用します。
当院で使用するスプリントはアメリカミシガン大学で開発使用されるミシガンタイプバイトプレーンスプリント を第一選択に、かみあわせの診査に使用します。
症例に応じて、アムステルダム型ミニスプリントなど様々なスプリントを用いて治療に臨みます。

〇睡眠時無呼吸用マウスピース(スリープスプリント)
症例に応じて3種類ほどのマウスピースを選択・使用します。

〇スポーツ用マウスピース
スポーツで使用するために装着するマウスピースです。
コンタクトスポーツ(格闘技、ラグビーなど)とノンコンタクトスポーツ(ゴルフ、トレーニングなど)で異なるマウスピースを製作します。色やデザインを選択することが可能です。

上の写真は、ナイトガード。夜間睡眠中に装着して、はぎしりやくいしばりから歯を守るマウスピースです。ただ製作・装着するだけ良い症例もありますが、装着することで歯ぎしりを誘発してしまう症例もあります。
青の矢印はその一工夫を加えることで、顎への負担を軽減し、くいしばる力を小さくします。

かみあわせと姿勢 東京都内 歯医者

かみあわせと姿勢には密接な関わりがあります。

①頭蓋と上あごと下あごの3次元的位置関係 
②上下の歯の接触関係
③そして姿勢

もともと①から③すべてに問題を抱えていても、絶妙なバランスを保ち、症状が発現しない方も多くいらっしゃいます。

①に問題があることで③に問題が発現する方もいるでしょう。逆もしかりのようです。

また仕事や環境の変化などの精神的・肉体的ストレスによる緊張や生活習慣なども症状発現の因子として大いに関連するようです。

顎関節症やかみあわせの違和感の原因は、様々な因子が関わる多因子性の疾患であることからなかなかわかりづらいものです。

顎関節症やかみあわせの違和感に、マウスピースをいれれば治るというものではないようです。

当院では、問診やいつくかの診査でその原因を明らかにし、治療にあたります。

東京都内 噛み合わせ治療

噛み合わせとは、上下の歯の接触だけのこと、、、、、ではありません。

矯正治療する際には、上記のような顔貌写真や顔面の骨格レントゲン写真を撮影し、分析を行います。矯正治療だけでなく、かみあわせの治療を行う際にも必ず必要となります。

宮崎歯科医院では、「診査」に力を入れて治療に臨みます。

何事も、勝負は戦う前に決まっています。
コントロールできることは事前の綿密なる準備、つまり診査です。

徹底した診査に基づき、診断を下し、治療計画を立てて治癒というゴールに向かいひたすら努力する。

診査もなく、治療計画もなく治療に臨むことは、エベレストに運動靴で登ろうとすることと同じ。

「無謀」です、治るわけがない。

宮崎歯科医院は徹底診査・徹底治療で日々の臨床に臨んでいます。


神谷町、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、霞ヶ関、東京、関東、信頼できる歯医者、歯科、宮崎歯科医院。

インプラント、根管治療、かみあわせ(噛み合わせ)咬合治療、顎関節症、歯周病、矯正、審美歯科治療、ホワイトニング、金属アレルギーに対するメタルフリー治療、無痛(痛くない)麻酔、治療をCT、マイクロスコープを駆使して挑む。舩井(船井幸雄)先生の良い歯医者 名医としてホームページや著書にて紹介された経緯をもつ。セカンドオピニオン、メール、いつでもご相談下さい!

かみあわせなら都内虎ノ門・神谷町・霞ヶ関の宮崎歯科医院

首都大学東京大学院教授 理学療法士・医学博士 竹井 仁先生の著書「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」にこんな記載があります。(引用文を青字で表記します)

「頭部が正常よりも前方に位置する頭部前方位姿勢は、ふだん何気ない姿勢が習慣化することで生じる不良姿勢です。立位に限らず、座位の不良姿勢も大きく影響します。」

頭部前方位とは、胸椎後弯によって起こる障害です。
いわゆる『猫背』のことです。

『猫背』は、身体のさまざまなところに障害が波及する可能性がありますので注意が必要です。

『猫背』は『噛み合わせ』にも影響を及ぼします。

「特に環椎後頭関節の後屈(伸展)は、開口と下顎の後方偏位を引き起こします。」

環椎後頭関節の後屈とは、下あごを前方に突き出した姿勢でいわゆる猫背の方に多くみられる頸部の姿勢です。この姿勢により、下あごが後方に偏位してしまうことがわかっていると記されています。

「環椎後頭関節後屈位で閉口しようとすると、舌骨上筋群、舌骨下筋群が過度に緊張することになります。肩甲舌骨筋が付着する肩甲骨の位置も、舌骨筋群の筋長と緊張に影響を与えます。」

いわゆる猫背が、頸部の筋肉を緊張させ、肩甲骨の位置までも偏位させるというのです。

「外側翼突筋は、本来、下顎頭を前方に引き出して開口に作用する筋ですが、下顎頭が後方偏位すると、外側翼突筋上頭が、閉口筋である側頭筋や咬筋の収縮によって伸長され、関節円板に付着する外側翼突筋上頭に伸張反射が生じて早期の収縮を誘発し、関節円板が前方偏位することになります。」

猫背により、下顎は後方へ押し込まれ偏位し、顎関節の円板は前方に偏位し、口をあけると顎で音がなったりするようになると記されています。

「下顎の位置や、舌骨筋群の筋長や緊張が変化すると、咬合パターンが変化し、顎関節の動きや舌骨の位置に変化を与えることになります。もし舌骨が挙上し、口呼吸が組み合わさると、舌は下方偏位し、食べ物を飲み込む際に顎舌骨筋が舌を十分に挙上できなくなり、水や食べ物が口からこぼれたりする異常な嚥下パターンも生じることになります。」

猫背が、下あごの位置偏位、咬合(かみあわせ)パターンの変化、嚥下咀嚼の異常変化を与えると記されています。

本文献では、頸部の姿勢が、かみあわせに影響を及ぼす根拠が示されています。

宮崎歯科医院でも同様の見解より、姿勢診査かみあわせの診査項目に入れ、治療に臨んでいます。

噛み合わせに不具合を感じる患者様には心当たりのある内容です。

当院では徹底した診査により絡みある原因を紐解き、治療に臨んでいます。
お困りの際は、まずはメールよりお問い合わせください。

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〇かみあわせ(咬合・噛み合わせ)の異常・違和感や顎関節症の治療と称して、上下の歯を削る。
〇矯正治療の過程で、下あごを後方へ押し込む。
〇噛み合わせ治療の際に、全身姿勢を考慮していない。

セカンドオピニオン、来院された患者様、他院にて矯正治療中の患者様を最近拝見し、その口内の様子で目に余る上記の内容。

下あごの華奢な(上図左の顎骨症例)患者様に対しては、慎重な咬合調整(かみあわせの調整)が必要です。調整とは、削ることではありません。

不用意に削れば上下の咬合高径(下顔面の長さ)が短くなり、上下の歯は短くなり、その内に存在する「舌」のスペースが損なわれます。

不用意な抜歯矯正も同様です。抜歯矯正すべてが良くないというわけではありませんが、
顎骨の華奢な症例の下あごを後方へ押し込むようなことをしてはいけません。

咬合高径を下げること、舌の位置を狭くすること、下あごを後方に押し込むことは絶対してはいけないことなのです。

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根管治療 マイクロスコープ 勉強

休日は根管治療について根管治療専門医の先生方にご教授頂きました。
流石は根管治療専門医の先生方、自分の無知を知ることができました。

意外に知られていないのですが、歯医者には沢山の「科」があります。

医科に内科や外科、皮膚科、耳鼻科があるように、歯科にも多くの専門分野があるのです。

インプラントや噛み合わせ(咬合)、補綴(かぶせる)や根管治療(歯内療法)、口腔外科や小児歯科、矯正、顎関節症治療などがそれにあたります。

一般開業医の歯科医師は、そのすべての診療科目に精通する必要があります。

患者様は多くの疾患を併発して来院されます。
歯医者としては、「総合力」が問われます。

この総合力、桶に例えてお話しするとわかりやすいようです。

診療科目は、桶の立て板一枚一枚に相当します。

桶の中の水量が歯医者としての「総合力」です。

立て板が1つでも短ければ、水はそこから漏れ出し、総合力は下がります。

また立て板が1つだけ長くても、他が高くなければ、総合力が上がることはありません。

その歯科医師の一番レベルの低い診療科目のレベルまでしか治癒は達成できないということです。

少しでも多くの水を溜めるために、つまりは治癒の確率を高めるために、歯科医師の日々の研鑽が必要なのでしょう。

すべての立て板を少しでも長く!宮崎歯科医院の考え方です。

 

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診療後のお仕事

診療が終わり帰宅すると、治療計画の立案です。
宮崎歯科医院には全体的な治療を行わなればならない患者様が多く来院されています。

これまで部分的に治してきたけれど、少しずつ少しずつ噛み合わせにズレが生じ、全体の治療が必要となります。

家で言うならば、老朽化した柱(歯)を少しずつ修繕してきたものの、地震(かみしめや歯ぎしり)などで傾き、壊れ、家が傾いて(かみあわせに問題)しまっているような状態です。

柱が傾いた(かみあわせに問題)状態では、治るものも治りません。

このような症例では、原因はなにかを診査し、治療計画を立案することが最も大切な作業となります。これまでのような、ちょっと治療すれば治るという状況ではなくなっているのです。

宮崎歯科医院では、いつくもの資料を作成し、患者様と相談し、治療に臨みます。 

治療法はいくつかご提案します、そこから選択していただきます。

治療も長期化するでしょう。ゴールが見えていなければ、通院もむずかしい。

明確な目標を立案し治療に臨めば、不安も払拭できるのです。

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右下(黄色い枠線部分)を抜いたままにして5年経過した1症例です。
他の歯は健全な状態であったのに、この5年で何があったのでしょうか?

患者様は仕事にお忙しく、なかなかご通院もままならない状況。
応急処置を他院にて済ましつつ、久々に当院を受診されました。

約5年ぶりの受診。口内にはご苦労の跡が滲みます。
いつも明るくお忙しい患者様。5年前より少し恰幅が良くなった?ようなご様子。
お口の中は、上のレントゲン写真。

以前は右下の黄色の部分の歯だけが無かった状態でした。
歯を失うと、他の歯に負担がかかります。少しでも負担を軽くしたいこともあり、まずは入れ歯(義歯)を装着したのが5年前。今では全く使用できていないとのこと。

そのうち、①のブリッジが外れ、いつのまにか②の奥歯がむし歯で欠けて痛み出し、しばらくしたら痛みもなくなり、①のブリッジが外れては自分でアロンアルファでつけての繰り返しをしていたのですが、いよいよ戻らなくなり、当院を受診されました。

奥歯は咬む力を支え、前歯は咬む力を逃がす役割があります。
前歯で咬みきり、食物小さくし、奥歯でかみ砕き咀嚼し、嚥下し、身体の栄養分として吸収されていきます。

奥歯は咬む力に対抗できますが、それより前方にある歯にはその力はありません。
お仕事などのストレスによる睡眠中の「くいしばり」や偏った側ばかりでの咀嚼により、失った歯ではない残った歯に負担がかかります。

この患者様もこういった負のサイクルに入ってしまい、次々の歯を失ってしまったのでしょう。

1本の歯を失うこと(欠損)により、ドミノ倒しのように、疾患の連鎖が続いていく。
これを「欠損ドミノ」といいます。

この欠損ドミノの螺旋に入らぬように、一歯一歯の治療を大切にすることがとても大切です。

合わない・痛い入れ歯は、残っている歯への負担を軽減するどころか、増加させることとなる場合もあります。そんな理由からインプラント治療は残った歯に優しい「第2の永久歯」といわれるのでしょう。

「かみあわせ」の崩壊は、「咀嚼能力の低下」を引き起こします。
よくかめないことで、無意識に軟らかい食物を好んでたべてしまうようです。壮年期に働き盛りの方々は、栄養摂取のため、軟食主体(炭水化物や脂質)となった食生活となるようです。偏食と過剰な摂取カロリーは、肥満、糖尿病、心疾患、高血圧などの生活習慣病の原因となります。カロリーを必要としない高齢者の場合、咀嚼能力の低下は、低栄養状態となるようです。

上でお話しさせて頂いた患者様が、久々に来院し、「恰幅がよくなっていた」というのもうなづけることかもしれません。

欠損ドミノの螺旋に入り込まないことが大切です!

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