院長ブログ

痛くない 麻酔・治療

東京ディズニーランドで見つけた看板(笑)。

宮崎歯科医院も「Painless Dentist(痛みのない歯医者さん)」です。
麻酔する時の痛みは、①麻酔は針先の入る「刺入時の痛み」と②麻酔薬が粘膜下に入る「注入時の痛み」、この2つ。ちょっとした配慮で痛みは全くなくすことができます。緊張しやすい方には笑気吸入鎮静法も用意してありますのでご安心を。

通院が必要となる歯科治療において、「無痛麻酔・無痛治療」はなくてはならないものです。「治療が痛くて通いたくないんです!」こんな方はぜひ。

かみあわせ マウスピース 東京都内

当院でご通院いただいている患者さまのご協力で拝見させていただきました以前製作したマウスピース。

これ¥300,000-超のお値段だそうです。

とてもお高いマウスピース。
それ相応の効果があればいいのですが、この患者さまにはその効果がなく、使わなくなってしまったそうです。

ここでは口内に装着する歯を覆う装置を一般的な呼称で「マウスピース」と表現しますが、実際はスプリントといったり、バイトプレースプリントといったりとその呼び方は異なります。同じマウスピースという呼び名でもその目的により様々存在します。

「かみあわせ」の治療のためのマウスピース
「はぎしり」による歯の摩耗を予防するためのマウスピース
「スポーツ外傷」予防のためのマウスピース
「下顎の位置を補正する」ためのマウスピース
「矯正治療」に併用するマウスピース
「矯正治療で歯を動かす」ためのマウスピース
「頭頸部の筋肉にリラキゼーションを喚起する」ためのマウスピース

患者さまの、
・骨格
・病状
・姿勢
・ストレス状況
・治療目標

などによって、”使用すべき”マウスピースは異なります

「どのマウスピースが、患者さまの病状を緩解し、治療目標を達成するに効果的なのか?」を知るためにも、術前の診査が不可欠。つまりは「診断」です。診断なきところに治療はありません。診断なき治療に効果は望めません。

もし「上下の歯の接触具合」あるいは「下顎の位置不正」に原因があり、頭頸部などの症状が発現しているのであれば、「上下の歯の接触」を遮断・リセットするマウスピースを装着すれば改善するはずです。しないのであれば、適切なマウスピースではなかったのか?あるいは「診断」自体が違うのか?「診査」が足らないのか??とうことになります。

事実、マウスピースやスプリントに効果がない患者さまもいらっしゃいます。
これは術前の診査である程度分かるものです。

上のマウスピース。¥300,000-は診査・診断・装置の製作・調整を含めた値段でしょうが、効果がなかったという事実、残念でなりません。

当院ではスタッフ総出でコミュニケーションを大切に、徹底した治療を目標に日々の臨床に取り組んでおります。マウスピースは保険適用です。¥5,000~¥6,000-くらいです、全国一律ですので安心してご相談ください。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。





お疲れ様です!ありがとう!

長きにわたり当院に勤務してくれたスタッフの送別会の記念写真。

ご通院いただいている患者さまより沢山のプレゼントと労いの言葉を頂き送りだして頂いたスタッフ、幸せ者です。新しい門出、今後も素晴らしい個性を生かして頑張ってもらいたいです!

忙しい時は重なるものですね、今年に入って数カ月、新しいスタッフへの研修と引継ぎに加え、インプラント手術歯根切除手術が多数例立続きにあり、そのための準備と新しい機器の導入・修得、私はセミナー勉強会が立続き(笑)、私だけでなくスタッフも相当疲れたことと思います。

お蔭で優秀なスタッフ3名に勤務してもらえることとなりました。感謝です。

新しい体制で、今後も宮崎歯科医院をよろしくお願い致します!

 


サイナスリフト インプラント 同時埋入手術 東京都内神谷町虎ノ門歯医者歯科



上顎3本ブリッジの奥の歯(赤矢印)が歯根破折(折れて)しまい抜歯となりました。このような症例の場合、その後治療の選択肢としては「入れ歯」か「インプラント」となります。ただしインプラントにはインプラントフィクスチャーを設置するための「骨の厚み」が必要です。しかし本症例ではその厚みがありません。そのため青矢印部の骨の厚みをつくるための骨造成手術「サイナスリフト」+同時にインプラントを埋入する手術を行うこととなりました。


当院のインプラント手術は、無痛麻酔、無痛手術です。

上顎臼歯部のインプラント手術では、その上にある「副鼻腔(上顎洞)」へインプラントフィクスチャーが突き抜けてしまうことは避けなくてはなりません。

上顎洞粘膜を手術により剥離挙上した上で、骨補填材を填入し(上写真 青印記部)、スペースを確保した上でインプラントフィクスチャーを安全確実に埋入します。

上顎洞粘膜を安全確実に剥離するためにはピエゾサージェリーという器具が不可欠。当院ではこのピエゾサージェリー機器をを使用して手術に臨みます。

本症例では青矢印部の残存歯槽骨厚みが4mmほど。サイナスリフトと同時の埋入可能な症例です。同時に行うことで、手術回数を少なく治療期間を半年から1年短縮することが可能となります。

手術を受けられた患者さまの術後の痛みはなく、経過は良好です。
安全確実なるインプラント治療が当院の目標です。

マイクロスコープ ラバーダム 根管治療 東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療


当院では根管治療の際、CTの術前診査の上、ラバーダムを装着して治療に臨みます。

ラバーダムの装着率とマイクロスコープの使用率は100%。保険外治療(自費治療)・保険治療の隔てなく100%です。
細菌バクテリアの感染症であるむし歯治療において、「ラバーダム」は必須でありなくてはならないもの。

はじめての根管治療がその歯の予後を決定します。
お困りの際はご相談ください。

また当院で行っている根管治療について、御問い合わせ多数いただきます。下記をクリックご参照ください。当院の根管治療を来院前に見て取ることが可能です。ぜひ。

 

 


根管治療の回数 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

当院の根管治療の手順。

無痛麻酔
ラバーダム装着
根管内を清掃拡大

「エレメントモーター」を用いた無理のない根管拡大。
・極細のステンレススチール製ファイル
・ゲーツグリデンドリル
・ニッケルチタンファイル
垂直加圧根充(CWCT)

患者さまのご協力とお口を開いていられるのであれば、1症例(1歯)、1時間もあれば根管治療は終了。

何度も何度も通院を重ねての根管治療は、”唾液中に存在する細菌の感染症であるむし歯という疾患”を考えればリスクでしかないはず。


イスムス 根管治療 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

高頻度に認められる「イスムス」。下顎第1大臼歯は通常3根管。4根管を呈する場合もあります。そのうちの2つの根管(近心根)は上写真のように部分的に結合していることがしばしば。そこに細菌(バクテリア)が感染していると、いつまでたっても痛みななくならないことも・・・。

本症例は2根管がつながっており、歯根の先端付近で湾曲しつつ、2つの根管に分岐する形態。

肉眼では2つの根管にしか見えませんが、マイクロスコープで見ればその詳細がよくわかる。またマイクロスコープを見ながらであれば、安全確実に結合部分の感染を取り除ける。根管治療だけでなく、マイクロスコープは日常臨床に必需品となっている当院の臨床。保険治療・保険外治療に関わらず使用しています!

 


根管治療 歯根端切除術 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

根管治療(根っこの治療、神経の治療)後の歯の歯ぐきが腫れている、膿がでている場合は「根尖病変」を疑います。
①の赤矢印の先に瘻孔(フィステル)(=膿みのでる穴)が認められます。本症例は十数年前に根管治療した歯の「再根管治療症例」。

歯根端切除、なぜ必要か??

当院ではマイクロスコープを用いて根管治療、歯根端切除術を行います。肉眼で診るよりも正確に病態を把握することができるため、病変の取り残しがありません。文献においてもその成功率は高く、マイクロスコープによる根管治療は世界のスタンダードです。


CT 適切な診断 根管治療 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療


根管治療を希望され来院された患者さまのレントゲン画像とCT画像の比較。

上顎の大臼歯は通常3歯根。左の立体写真のような形態です。
①を近心頬側根、②を口蓋根、③を遠心頬側根と呼びます。レントゲン画像ではその立体の概略をおおまかに把握することができますが、3次元を2次元に落とし込むため、重なった部分は不鮮明とならざる得ません。

同部位をCT撮影すると、0.08mmの精度で明確な画像を見ることができます。赤矢印の先は歯槽骨が大幅に失われていることがよく分かります。


CT画像は解析する断層を変えてみることが可能です。そのため、様々なこと部位を適切な角度から診ることができます。

③遠心頬側根の根尖病変は上顎洞に突き抜けています(左画像)。近心頬側根には根管が2根管認められ、そのうちの1根管は根管治療が適切に為されておらず、それにより根尖病変が認められます。

当院ではCTが無かった頃、レントゲンで推測した上で「治るかわかりませんが治療して見ましょう!がんばりましょうね!」といった治療をしていたこともありました。

しかし現在では、CTに加えてマイクロスコープなどの適切な治療環境を整えたことで、治療前に「治療して治るのか、治らないのか?」をある程度判定することが出来るようになりました。

治療前に正確に診査診断することで、無駄な治療が無くなるようになったのです。

適切なコンセプトのもと、適切な治療環境を整えて(マイクロスコープやCT)、歯を治すための様々なオプション(治療法)を歯科医師が修得し治療に臨むことで、患者さまの治療に貢献できるよう、当院では日々精進しております。


マイクロスコープ 再根管治療 歯根端切除 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

かなり以前に上顎前歯の根管治療を行った患者さまの歯根端切除を前提とした再再根管治療症例です。

当院受診前に他院にて再根管治療をするも症状が緩解せず、またその医院ではここまでしかできないとのことで当院をご紹介受診されました。拝見すると、歯ぐきに腫れて膿が出ている状況。まずは投薬にて症状を緩解させたのちに再根管治療となりました。術前のCT精査より、根尖病変の大きさと根尖(歯の根の先)の根管サイズの大きさから「歯根端切除を前提とした根管治療」をすることとなりました。

根尖サイズが大きく根尖病変が拡大している症例では、バクテリアの感染が根管から根管孔外へと拡大していることがしばしばです。そのため通常の根管治療では治癒が望めないため、歯根端切除を行う必要があります。

歯根端切除が必要となる理由とは??

再根管治療は1回で行います。(根管治療の回数についてはこちらをご参照ください)


左はラバーダム装着後、治療前の状態です。マイクロスコープ下にて観察しながら、取り残しのむし歯をまず除去します。その後、根管充填材を外し始めると、隙間から出血が認められました。緊密に充填すべき根管充填材の隙間から出血が認めらえるということは、それだ炎症が強いこと、また以前の再根管治療が十分にできなかったことが分かります。マイクロスコープなしでの根管治療、つまり肉眼での根管治療は非常に困難を極めます。見えない状況で経験と勘に頼らざる治療、前医の先生のご苦労が推察されます。


さらに根管内の清掃を進めると、根尖付近に白い異物を認めることとなります。これを丁寧に慎重に除去。その後根管内をさらに清掃拡大し次亜塩素酸を効かせます。右写真は根管内の滅菌清掃が終了した状態。先に「根尖」を診ることができますが、そのサイズは800ミクロン以上。通常のサイズは200~300ミクロンでることを考慮すると、感染により根尖は壊されていることが分かります。
このような状況では通常の根管治療による緊密な根管充填は不可能であるため、「歯根端切除」により対応します。