院長ブログ

かみあわせ マウスピース スプリント

上下の歯の接触を原因とした「かみあわせ」の違和感や問題には、このスプリントが効果的です。

スプリントとは、口内に装着するマウスピースです。当院で使用するスプリントは米国ミシガン大学で開発された「ミシガンタイプバイトプレーンスプリント」を原型とします。

この装置は、科学的根拠を示す文献が多数存在します。
当院の日常臨床において欠かすことのできない治療装置といえるでしょう!

このスプリントを装着することで、口腔周囲だけでなく頭頸部領域の筋肉にリラキゼーションを喚起、筋肉がリラックスし、くいしばり・はぎしりの頻度と強度を軽減します。

上記写真は、その調整中の装置の写真です。「かたどり」をして、ただ装着するだけでは効果はありません。繊細な調整があってはじめてその効果を発揮します

これまでスプリントを入れても効果のなかった方、ぜひご相談ください。当院のスプリントは「違います!」。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療 根管充填 専門医?マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

最近は、根管治療の専門医?と思えるほどの根管治療症例が日々続いております。紹介・セカンドオピニオンなど多くの根管治療症例を拝見しております。

むし歯は唾液中に存在するバクテリア(細菌)の感染症です。歯の内部深くまでバクテリアが感染した場合、根管治療が必要となります。感染した根管をのような極細のファイル(ヤスリ)で取り除きます()。根管内のバクテリアをキレイに取り除いたら、根管充填材で緊密に封鎖します()。

根管治療の手順についてはこちらを!

根管内をキレイにして緊密に封鎖するためには、のサイズがピッタリと適合しなくてはなりません。

患者さまからすれば「そんなこと当然でしょ??」って思われるでしょうが、そうなっていないのが現在の日本の保険治療。日本では根管充填を「側方加圧充填」で行うことが通法とされています。これはピッタリあっていない樹脂をいくつも押し込む方法。この方法では歯の内部に応力をため込み、歯根破折の原因となるともいわれているのです。当院では、そのようは根管充填法ではなく、垂直加圧根管充填法のひとつ、CWCT(ContinuousWave Condensation Technique)を用いています。当院で使用する器材はISO規格(国際標準化機構)に準じたニッケルチタンファイル()とガッタパーチャ()です。この規格に準じた器材・材料を使用することでピッタリとした根管充填が可能となります。

精密な根管治療には、適切な「道具立て」が不可欠です。当院ではUCLAの根管治療専門医コースを修了した歯科医師が、適切な道具立てで根管治療に臨みます。


根管治療だけ精密に行っても、その上にその上にかぶせる「土台(コア)」や「クラウン(冠)」の精度や接着方法がお粗末であれば、細菌に再感染の機会を与えてしまいます。精度の高いクラウン、精度高くかぶせることは、再根管治療の予防にとても大切なのです!

当院ではファイバーコアをパナビアセメントで接着固定します。接着する前には、ファイバーコア・歯根表面を丁寧に清掃し、表面処理を施します。細かなレベルで接着するよう配慮したファイバーコア。徹底した治療が当院の目標です!

 

 


根管治療 歯根端切除 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療



右上側切歯(2番目の前歯)の歯根端切除術症例。
まずは通常の根管治療を施した後に行いました。術前にCTで病変の大きさを確認します。根尖病変は大きく、徹底した除去が必要です。切開線は歯肉溝切開を用いて行うことで、病変除去後に切開線が骨欠損部上にならないよう配慮します。(歯根端切除はなぜ必要か?はこちらをクリックご参照ください)



無痛麻酔・無痛手術歯根端切除を怖がる患者さまは多いのですが、怖がり放置する方がよっぼど怖いものです。術後の違和感は多少ありますが、皆さまが想像しているようなことは全くありません。当院では手術をマイクロスコープで診ながらの手術、確実安全。症例数も多い。安心して手術を受けていただける環境を整えて日々の手術に取り組んでおります。

 


 


歯根端切除 なぜ必要か? マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療


歯根端切除術はなぜ必要なのでしょうか?
(歯根端切除術の手順についてはこちらを)

通常の根管治療で効果を示さない場合、歯根端切除術が必要となります。以前はこのような考え方でしたが、現在ではCTマイクロスコープなどの最新機器により、術前にその必要性の有無を精査・診断することが可能です。

上写真は上顎第一大臼歯の近心頬側根の状態です。

 

麻酔下により歯肉を剥離すると歯槽骨を見ることが出来ます。この写真では、3歯根あるうちの1歯根が骨外に露出した状態(黄色矢印)。その歯根にはバイオフィルムという「バクテリアの感染物」が認められます。この写真は、バクテリアが歯の内部を進行し、そのまま歯の外部へと感染を拡大していることを示しています。

上写真をできるだけわかり易く図式化したのが下の図となります。


このような状態では、通常の根管治療のアプローチでは感染源を除去することは不可能です。

通常は右図のように、歯の上部から細いファイル(ヤスリ)を用いて削り取り、薬剤を使用して滅菌消毒します。

上写真のような症例では通常の根管治療では治癒は難しいといえるのです。このような症例は、術前にCTを撮影することですぐに診断することが可能です。

そのため、「治るかどうかわかりませんが、やってみましょうか!!?」という治療は当院ではありません。



UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)では現在、根管治療・歯根端切除術(外科)について上記の見解を示しています。

(根管治療の必要とする歯の)「問題は、歯の内側にあるのではなく、外側にある」
「こうした症例は決して少なくない」

「しっかりとしたエンド(根管治療)をやった」イコール「病変は必ず治ってくれる」というわけでは、必ずしもない。

また、こう結論しています。

「最善を尽くしたエンド(根管治療)が必ずうまくいくとは限らない」

「さまざまな理由で上手くいかないというのがエンドである。という側面がエンドにはある」

「こうした場合、問題を解決するには外科に頼らざる得ない」

日本の15年先をいく米国根管治療最前線の見解は以下の通りです。

「現在では、エンド(根管治療)にだけ頼るのではなく、その後の治療を見据えた考え方が必要である。それにはエンド―インプラントロジーの考え方が必要。徹底した根管治療(エンド)で残せなかった場合は、すみやかにインプラントできるような環境づくりを口腔内につくっておくことが大切。」

当院では術前にCTを撮影し、徹底した根管治療を行います。その上で治癒を目指すべく、またその後に生ずる可能性のあるインプラント治療に備え、歯根端切除術を行い、患者さまの健康に寄与すべく日々精進しております。

 

 

歯根端切除術 術式 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

むし歯は口内唾液中に存在する細菌(バクテリア)の感染症です。歯の内部深くの「根管(神経)」まで進行すると、根管治療が必要となります。
そのため、根管治療の目的は、更なるバクテリア感染拡大の予防となります。

根管治療がうまくいかずに感染が取り残されたり、根管治療をせずに放置することで、感染は歯の内部にとどまらず、歯を支える「歯槽骨」へと拡大します。その際、感染を徹底除去するために、「歯根端切除術」が必要となります。

根尖病変は無症状に進行することもありますが、放置は危険です。早々の治療をおススメしております。

下図は当院で行った実際の症例を図式化したものです。

初期の根尖病変は、根管内の感染(汚染)が原因(①)です。根管内をキレイにすることで、根尖病変が改善することもあります。
当院では、根尖病変の状態、根管形態の精査のため、CT撮影を術前に行い患者さまに丁寧に説明致します。治療内容、回数、その予後など、治療を受けるうえで心配のないように配慮させて頂いております。
その後、ラバーダム装着の上で根管治療を行います。

根管内を80ミクロンのステンレススチール製のファイルを用いて穿通し、ゲーツグリデンドリル、ニッケルチタンファイルで丁寧に慎重に清掃します。

根管内の精査加療には、マイクロスコープは必要不可欠です。根管内の汚染が除去できたら、根管充填を緊密に行います。

根管充填後、根尖病変を取り除きます。根尖病変だけでなく、感染汚染した根尖部分も削除します。



根尖先端部分の根管充填樹脂を一部除去し、MTAセメントで封鎖します。もし根管内に感染が残っていたとしても、これでバクテリアを埋葬することが可能となります。削除により失った歯槽骨の穴には人工骨を補填し、歯肉の落ち込みがないように体内で徐々に吸収する「人工膜」で多い手術は終了です。当院では、この手術過程をすべてマイクロスコープ下で行います。

当院では、UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)を修了した歯科医師が根管治療および歯根端切除術の施術を行っております。

歯根端切除術(再考)の必要性についてはこちらをご参照下さい!

歯根端切除はなぜ必要か?についてはこちらをご参照ください!

 


インプラント 不安 手術時間 東京都内歯医者 神谷町虎ノ門

インプラント治療に強い不安を感じていらっしゃった患者さまの症例。下顎第1大臼歯の抜歯即時インプラント手術。治療不可能な歯を抜歯すると同時にインプラントを埋入する手術を抜歯即時インプラント手術といいます。

この手術には多くの利点があります。
・手術回数が少なくなる!
・治療期間が大幅に短縮する!
・痛みが少ない!
・ドリリングしない!

手術は20分程度。
一般的歯科治療に格段に治療時間が少ない。術後の痛みもなく、患者さまは驚いていらっしゃると同時に、「もっと早くやっておけば良かった!」とのご感想。

歯を抜いたら、「入れ歯」「ブリッジ」治療があります。
「入れ歯」は残っている歯に「ひっかける」治療。
「ブリッジ」は残っている歯を「削る」治療。1.5倍の負担となる。
いずれも大切な残っている歯に負担をかける治療なのです。

インプラント治療は現代ではスタンダードな治療、特別な治療ではありません。
徹底した根管治療で歯を残す、治る見込みのない歯は周囲の骨を溶かします、骨が溶けるとインプラント治療を難しくするのです。

本症例のように、問題は早期発見早期解決がいいですね!





根管治療 回数 時間どれくらい? マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療


以前に深いむし歯治療をしたことのある歯。「下顎の第2大臼歯」の根管治療についてです。

この下顎第2大臼歯は樋状根という変形根管。
本症例の根管治療は1回、1時間で終了しました。
どの根管治療は、お口を開いていられるのであれば、1~1.5時間を1回で終了できます。(急性症状、感染が酷い状態、根尖病変を歯根端切除で対応する場合は複数回必要となります)

患者さまの症状はときどき痛むことがあったとのこと。つめものを外してみると、神経が見えている状態(=露髄といいます)。これでは痛いのも当然。露髄している部位は、肉眼ではなかなか見づらい箇所。診断は歯髄壊死。歯髄が死んでいる(壊死)状態でも、部分的に生きているような反応を検査にて示すことがあります。この症例はそれだったようです。


ゲーツグリデンドリル、#8~10のステンレススチールファイル、ニッケルチタンファイルを使い分け、根管内を清掃します。髄床底の整備には超音波チップが不可欠です。

各種器具を使用する際は、当院ではエレメントモーターを使用して、器具の破折を防止します。このようにして、根管内に次亜塩素酸薬液が浸透しやすい環境をつくり細菌(バクテリア)を徹底除去します。

本症例は樋状根、3根管が樋のようにつながった変形根管。根管内の拡大清掃がやや難しいですが、1時間で抜髄、根管内清掃、根管充填が終了です。

神経が残すにしても、根管治療をするにしても「できるだけ早く!」これが治療の成否を分けるようです。


根管治療 腫れた 痛い 上顎大臼歯 マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療

歯ぐきが腫れ、噛むと痛み、当院を受診された症例。部位は上顎の大臼歯。原因は、根管治療が適切に為されていなかったこと。(適切な根管治療とはなにか?)

肉眼では見えないMB2と呼ばれる根管が全く手つかずであったことから痛みが発現。この根管治療されていなかったMB2を清掃することで痛みはやや改善するも違和感が残る。精査すると、赤矢印部に穴があいていることが判明。これも症状の1因。

再根管治療の際は、根管内を次亜塩素酸で滅菌しやすいように拡大清掃し、やや短めに根管充填することが大切。



穴の開いているところにはMTAを貼薬することで回復を促す。これで抜かずに済む。穴が開いてしまった場合は、通常の根管充填で不十分。これで回復するならば、感染は根管内。回復しない場合は、感染は根管外へと波及していると考え、すみやかに歯根端切除へ移行することが大切。

本症例では、初の根管治療の際に以下のような点に配慮が必要であっただろう。

・  MB2を疑った治療が不可欠であり、MB2を適切に  処理するにはマイクロスコープが不可欠。
・  湾曲した根管をキレイに削り清掃するためには、従来のステンレススチール製のファイルだけでなく、  ニッケルチタン製のファイルが必要。
・  術前にCTなどを併用すれば、その湾曲程度を明確に把握できる。

私見ではあるが、過去の自分の根管治療と現在の根管治療の症例を比較して、『適切な根管治療には、適切なコンセプトと治療環境の整備がとても大切』と痛感している。

 

 

根管治療 回数 ペリオドン マイクロスコープ東京都内歯医者 神谷町虎ノ門神経根っこの治療



他院にて根管治療2回した患者さまの症例。つめたいものが染みていただけで治療をしてもらったそうですが、説明なく神経をとられてしまったとのこと。麻酔が痛く、治療後も痛みが治まらず、2度目の治療でも痛みがやまず、不安になり当院を受診されました。

この症例での問題点としては3つ。
①根管治療が適切に為されていない
②それ故にホルムアルデヒド製剤を使用している
③治療後の封鎖が不十分

このような適切な治療が為されていない症例でよく「ホルムアルデヒド製剤」が使用されている傾向にあります。かなり強烈なにおいがするため、患者さまで判別可能です。

ホルムアルデヒドのタンパク質溶解作用により歯髄(神経)をバクテリアと共に溶解することで、根管内を滅菌消毒します。しかし、ホルムアルデヒド製剤は、根管内を消毒するのに使用する次亜塩素酸の効果を減弱し、治癒を阻害することが分かっており、根管治療の先進国アメリカでは使用を禁じています。
→詳細はこちらをご参照ください!

また、本症例では治療後の封鎖が不十分であることから、歯肉へ薬剤が漏れ出て、歯肉が壊死していました。これでは患者さまが痛いのは当然です。

当院では根管貼薬剤には水酸化カルシウムを使用します。治療時はこのような薬剤が口内に漏れ出ないように、ラバーダムは必須です。

根管治療 かみあわせ 相談


他院で複数の先生にご相談された症例。

あるところでは「かみあわせ」を調整すれば治る。あるところでは「神経をとらなければなおらない」、またインターネットでは「細菌が身体に回る前に抜歯してインプラント」また他では「静止性骨空洞??」などなどなど。これでは患者さまは怖くなるばかりです。「かみあわせ」と診断した医院では、患歯に電気をあてて反応があったので神経は生きている、だから根管治療は必要ない、だから「かみあわせ」が原因との診断。「神経が生きてる、死んでる」「抜髄、感染根管処置」といった診断は、日本独自の保険診療システムに基づく「ざっくりした診断」です。そんな簡単ではありません。

患者さまのお話しを十分伺ったうえで、当院での診断は歯髄壊死からの根尖性歯周炎。
(当院の診断基準はこちらをご参照ください)
ラバーダムを使用せずの深いむし歯治療による不顕性感染を原因として歯髄に感染し、徐々に歯髄が壊死したのでしょう。相当痛かったはずです。

歯髄壊死の場合、すぐにはレントゲンでは判定が困難です。

レントゲンだけではわかりづらい場合は、CTを撮影すると明確です。

上記画像からも根尖病変が明確。またこの歯は「樋状根」。根管治療の難易度がさらに上がります。

根尖病変は放置しても治りません急性症状を起こす前に、早々の根管治療が必要です。

 

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。