歯を抜かずに残すには、根管治療をする前に、「歯の神経を残す」。これに注力することが大切です。
歯の神経を取らざる得ない時もあります。
① 不可逆性歯髄炎
② 歯髄壊死
歯の神経がこの2つの状態となった時、歯の神経を取る・抜くことが、「最善の治療法です」。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
むし歯治療の目的は、その感染を取り除くことにあります。
上の2つは、その感染により、下のような病態となった状態です。
① 炎症を起こし、その炎症がもはや、回復しない状態
② 感染により、神経が死んでしまっている状態
これ以上の感染拡大をさせないためにも「根管治療」により、歯の内部に拡がった感染を取り除く必要があるのです。
そのため、歯の神経を取り除くことは、歯を残すため、これ以上の感染を拡げないためにも、「最善の策」といえますが、その後、時間の経過とともに、その歯がもろくなるのも事実です。
そうならないためにも、むし歯治療は、「初期段階で、最善を尽くす」。
これがとてもとても大切なのです。
上動画は、そんな「初期段階のむし歯治療の実際の様子」を供覧させて頂いております。
歯の神経を残す治療には、病状に応じて、いくつかの術式があります。
術式は、歯の神経を残す治療「間接覆髄法」です。
マイクロスコープ、ラバーダム、MTAを活用した当院での治療の様子をご覧いただけます。
このような治療の様子につきましては、当院のYoutubeチャンネルにて多数例供覧させて頂いております。
神経を残す治療について、その理論・実際の治療の様子を詳細にご覧になりたい方は、当院のYoutubeチャンネルの”再生リスト”より、「歯の神経を残す治療」を見て頂くと、多くの症例を配信させて頂いております。ぜひご参考下さい。