日別アーカイブ: 2020年3月16日

寝れないほど歯が痛い。歯の神経を取る・抜く治療とは?

当院の動画サイト、youtubeチャンネルにご質問を頂きました。
下に、ご質問とその回答を供覧させて頂きます。ぜひご参考下さい。

子育てしながら仕事をしているため、奥歯が寝れないほど痛くてもなかなか歯医者に行けず、やっと1ヶ月半前に見てもらったら次回神経抜きますと言われたものの、その後子供の風邪や予定、仕事があり行けません。

奥歯にぽっかり穴が空いていたので応急処置としてセメントを入れてもらっているのですが、またしても痛くて薬を飲もうか迷うほどです。

神経抜くのが怖いけど、痛くないのでしょうか。

ご質問ありがとうございます。大変お忙しいご様子の中、奥歯の痛みを繰り返されているとのこと。

具合はいかがでしょうか。

お仕事、子育ての両立は非常に大変ですよね。

症状をお伺いしたところ、1.5カ月前、寝れないほどの痛みの後、受診された段階で、歯の神経は、「歯髄壊死」の状態にあるように推察されます。

つまり、むし歯が歯の奥、深くまで感染侵攻したことで、歯の神経が死んでしまっている状態です。

むし歯が深く侵攻し、歯の神経に達すると、ズキズキあるいはジーンとした強い痛みが生じます。

痛み止めを服用しないと辛い痛みです。

この時身体は、感染した細菌を殺そうと、歯に血液を集めて対抗します。

硬い閉鎖空間である「歯の内部の神経」に血液を過剰に流し込むため、強い痛みが生ずるのです。

これを過ぎると、歯の神経は死んでしまいます。

すると嘘のように痛みはなくなります。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

そのまま放置しておくと、感染は拡大し、歯の周りを支える骨へと波及するため、再度痛みが生じてくるのです。

現在の痛みはこの痛みかと推察致します。

お仕事、子育てと大変でしょう。

でも、ここで、ご自身のお身体を休めて頂く、癒していただきたいと思います。

ぜひ、早々にお近くの歯科医院へご通院下さい。

まずは今ある痛み止めを服用頂ければ幸いです(アレルギーなどがなければ、ロキソニンなどは効果的でしょう)。

おそらくではございますが、神経は死んでいる状態、もう抜く抜かない状態ではありません。

これ以上の痛みの拡大、感染の拡大を予防すべく、治療に臨んで頂ければ幸いです。

しっかりと麻酔を効かせれば、治療は痛くないでしょう。

先生と相談して頑張って治療してくださいね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル