この動画は、当院にて2年前に「歯の神経を残す治療(MTA部分断髄法)」を行わせて頂いた患者様の根管治療の実際の様子です。
(下の方に、この動画のタイムスケジュールを添付しております、ぜひご活用下さい)
・歯の神経を抜かずに取らずに残したい
・MTAってなに?
・ドックベストセメント?3MIX?できるだけ歯の神経を取らない?抜かない?
・歯の神経に近い深いむし歯で、歯の神経を取らなくてはならないと説明された。
こんな状況、ご質問、ご心配を持つ患者様はぜひご参考下さい。
当院では歯の神経を残す治療を行っております。
まずは、歯の神経を残す治療についてご説明いたします。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げていく病気がむし歯です。
その感染の広がりによって、上図のように、治療法が異なります。
詳しくは以下のリンクをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
直接覆髄法をはじめとする、”歯の神経を残す治療”とはどんな治療か?
https://miyazaki-dentalclinic.com/22141
そのため、むし歯は「細菌感染を徹底的に取り除く」ことで治ります。
逆を云うならば、取り残すと再発、治りません。
徹底的に取り除くには、肉眼による治療では不十分、見えない、むし歯か否か?を判別しるのが非常に困難、、、と感じざる得ないのが私の臨床実感です。
皆さんならば、1センチにも満たない歯の内部のむし歯を削り取る時、以下の2つの方法ならばどちらをご選択されますか??
① 肉眼で一生懸命見て、むし歯を削り取る
② マイクロスコープで肉眼の20倍拡大した状況で、むし歯を削り取る
この歯の神経を残したい!見えない細菌の感染症であるむし歯治療。
自分の歯を大切にするために、妥協なき治療で臨みたい!私ならば、私の親兄弟、親友に治療を受けてもらうのならば、②を迷いなく勧めます。
この症例は、そのような徹底した状況下で治療に臨んだ患者様の症例ですが、残念ながら、2年後に、歯の神経が壊死して根管治療となりました。
この患者様は急患でご来院いただきましたが、以前の徹底した治療のご記憶があったのでしょう。当院に再度ご来院ください、治療をご希望くださいました。
大変ありがたい限りです。
実際に拝見すると、「むし歯はありません」
動画をご覧頂くと、その様子をみていただけるでしょう。
では、なぜ?歯の神経は死んでしまったのでしょうか??
ぜひ動画をご覧頂き、そのご理解を深めていただくことで、ご自身の歯を守る術を知って頂きたいと思っております。
患者様の自覚次第で「歯」は守れます。そのことをこの動画で知って頂けるでしょう。
ぜひご参考ください。
本動画のタイムスケジュールです!
タイムをクリック頂くと、見たい所にジャンプします。ぜひご活用下さい!
00:00 2年前の歯の神経を残す治療の様子
00:12 露髄時の健全な神経
00:33 術前の患者様との会話
00:57 術前の患歯の「かみあわせ」
赤い接触点→カチカチ
青い接触点→ギリギリ
正常な噛み合わせとはどんな噛み合わせ? 以下のリンクをご参照下さい! https://miyazaki-dentalclinic.com/16128
01:09 患者の術前の症状、ご説明
01:19 術前のレントゲン画像
02:16 ラバーダムの装着
03:07 メタルインレーを削り取る
03:41 MTAの周りはどうなっているのか?
04:12 歯の神経が死んでいる状態(歯髄壊死)のマイクロスコープ動画
04:27 根管治療開始 根管治療の流れについて
05:27 ニッケルチタン製ファイル
06:18 MB2との間のイスムス除去
06:35 次亜塩素酸洗浄
07:02 水酸化カルシウム貼薬
07:09 なぜ神経が死んでしまったのか?その原因とは?
07:36 治療後の患者様への説明
当院では大変多くの患者様より多くのご質問をメールにて頂いております。
そのご質問にひとつひとつお答えさせて頂いておりますが、その限界を感じているのも事実です。
そのため、当院ではyoutubeチャンネルを開設し、当院での実際の治療の様子を通して、「根管治療」「歯の神経を残す治療」「インプラント治療」「噛み合わせ治療」などについてわかり易く解説しております。
最近では歯科関係者(歯科学生、臨床研修医の先生、歯科医師、マイクロスコープを導入予定の歯科医師、歯科衛生士、歯科助手)の方々からのご質問も大変多くいただいております。
そのため動画の内容が専門的になってしまっているところもございます。
わからない時は、youtubeチャンネルコメント欄や当院ホームページ問い合わせ画面からご質問ください。
回答させて頂きます。