月別アーカイブ: 2021年6月

バイオMTAしたところがしみる

バイオmtaをしたところが 一ヶ月ぐらいたっても冷たいものや水道水がしみますがこんなものなんでしょうか?

コメントありがとうございます!

大前提として、お聞きしたいことがあります。

『ラバーダムとマイクロスコープで治療に臨まれていますか?』

当院では、ラバーダムとマイクロスコープで歯の神経を残す治療をMTAで行った術後、凍みる症状はありません。

しみるとおっしゃる場合もありますが、それは別の原因です。

それは「かみしめ」です。

歯ぎしりや噛みしめにより、歯と歯茎の境目がしみている方は、歯の神経を残す治療つまりMTAを用いて治療に臨んでも、その症状は緩解しません。

もしかすると、その症状かもしれません。

その際は、マウスピースなどが効果的となりますので、こちらの動画をご活用下さい!
https://youtu.be/wLkFnMFrXNU

また、ご担当の先生が、その点についてはよくご存じかと思います。

ぜひご担当の先生とご相談の上、今後の治療に前向きにお臨み下さい!!

 

 

親知らず、なぜ抜歯?

宮崎先生おはようございます。 いつもためになる動画投稿ありがとうございます。

MTAと別の質問になってしまうのですが、先日歯医者で歯茎の検査と共に虫歯の有無を確認したところ少し出ている親知らずが虫歯になっていて抜歯した方がいいと言われました。

親知らずの虫歯は治療より抜歯が最善の治療法なのでしょうか?

おはようございます!

現状を把握できていないため、適切な回答ではないことをご理解頂いた上でご参考程度にご一読頂ければ幸いです。

歯は、「かむこと」「見た目を良くすること」つまり「機能(咀嚼、発音、嚥下)」と「審美性」を維持するためにあります。

つまりは、これを損なうものは、歯としては要らないという事になるでしょう。

親知らずが上記機能のために働いているのであれば、抜歯する必要はありません。

しかし上記機能を損なっているのであれば、たとえば

①磨けないことにより、むし歯となり、痛みがある
②かみあわせに関与していない(横に生えているなど)
③噛んでもいないし、見た目にも関与していない
④隣の歯をむし歯にしてしまっている
⑤器具が届かず治療ができない

こんな状況の親知らずであれば抜歯でしょう!

 

 

MTA治療のデメリット

宮崎先生こんばんは。 MTA治療をしたのにも関わらず 結局痛みが出て、根幹治療になった場合、 最初から根幹治療にしたときと比べて 歯を削る量は増えてしまいますか?

MTA治療のデメリットを教えていただきたいです。 よろしくお願い致します。

コメントありがとうございます。

まずは、ご質問ありがとうございます。回答させて頂きます。

最初に頂いたご質問
「結局痛みが出て根管治療になった場合と、最初から根管治療た時と比べて~」
この比較は、同一個体で比較検討することができないため、回答できません。

ただ、MTAで歯の神経を残したけれど、結局根管治療となってしまった症例は当院でも経験しております。

また、それを動画にて以前に配信しております。
ぜひそちらをご覧下さい。

その上で、頂いたご質問に再度回答いたします。

MTAで治療したにも関わらず、根管治療に至った場合、もし、MTAで治療した際に、「むし歯を取り残している」のであれば、ご心配の通り、その後に行う根管治療の際は、感染拡大したことが原因となるため、歯を削る量は多くなるでしょう。

しかし上記動画では、そのような感染拡大はなく、神経のみが壊死していました。
う蝕検知液で染色しましたが、むし歯の感染拡大はみとめられませんでした。

おそらくではありますが、噛み締めなどによる血液循環の悪化や物理的刺激による歯髄壊死であると考えれます。
そのような場合は、感染部分が少ないため削る量は少なく、事実、小さなインレーで治療は完了しています。

今回、MTAを「むし歯を治す」的なサムネイルで表現させて頂きましたが、MTAの前に、ラバーダムとマイクロスコープで感染を取り除くことが一番大切です。

感染を残してしまっては、MTAをもってしても、むし歯は治らないと私は感じています。

しかし、感染を徹底的に取り除けば、MTAはその薬剤の持つ薬効を存分に発揮できるでしょう。

MTAにデメリットはありません、しかし、MTAを使用する際に、むし歯を取り残せば、デメリットは広がります。
でも、それは当然のこと、むし歯治療をしているのに、それが為されていないのですから。

その治療の確実性を高めるには、ラバーダムとマイクロスコープはとてもとても有用性の高い治療設備・環境といえるのではないかと私は感じています。

 

 

 

歯性上顎洞炎?ズキズキ

こんばんは。いつも動画拝見しております。

2,3ヶ月ほど前に上顎洞炎(おそらく歯性ではなかった)から感染し、根管治療をした歯が、1ヶ月ほど前から血圧が上がったとき(筋トレ中など)にズキズキ(痛みはなく違和感のような感じ)する感覚があるのですが、これは歯の神経がまた感染しているのでしょうか?

昨日上顎洞炎の再発を疑い、CTを撮ってもらったところ膿は全くなく再発はしていないと言われました。

2~3カ月前に、上顎洞炎から歯の神経が感染し、根管治療をされたとのこと。

その後、痛みは治まるものの、1カ月ほど前から、血圧が上がる時にズキズキ痛むとのこと。

そしてCT所見には問題がない。

上記の通りであれば、根管治療には問題がなかったように感じます。が、実際に診ていないので分かりません。

それ以外の問題かと。

噛んだ時の痛みなどはあるのでしょうか?

その隣の歯の状況はどのような状況でしょうか?

推測できることとしては以下のことかと思います。

① 根管治療の不十分
② 歯にヒビあるいは割れているがレントゲン所見などでは分かりづらい
③ かみしめや歯ぎしりなどによる負担過重
④ 両隣の歯に何らかの問題がある

このように推察いたします。

しかし、実際に拝見していないため、適切な回答ではない可能性は高いかと思います。

ぜひご担当の先生と、もしくはセカンドオピニオンなどを併用し、今後の治療にお臨み下さい!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

セラミック インプラント 味がしない

先生お疲れ様でございます。 毎回YouTube見させていただいてます。

歯がボロボロになっていて治療中! ほぼ完成しますが、、 セラミック、インプラントでのセラミックになり、味があまりしないのは自分の歯ではないからですか? 仕方ないのですが。皆さんそぉなら安心なんだけど、、

お疲れ様です!
毎回ありがとうございます!

そうですね、そのお気持ち分かりますよ!

でも、インプラントでなかったら、銀歯だったら、今よりもっと食事が美味しく無いでしょう。

以前の歯があったころと比べれば、やや味は落ちるのかもしれませんが、今治療したこのことに感謝をして頂ければ、今感じている味も少しばかり変わるかもしれません。

是非!

 

 

良い歯科医院 紹介

麻酔しても恐怖からかあまり効かなくて治療が痛くて歯医者行くのが怖くて虫歯を治したいけどなかなか治すことができません。〇〇に住んでいる学生なんですが先生のところに行って治療したいと思いました。しかし遠いです、良い治療法や病院紹介してください〜

病院紹介は遠慮をさせて頂いております。 理由は、良い歯科医院の定義が、患者様それぞれ違う事です。 患者様としては、早くて安くてうまい!を望まれますが、歯科治療は㍈単位の治療です、ほぼそうなりません(笑) 良い歯科いい選びのひとつの基準をこちらの動画、はじめの3分でお話ししておりますので、ぜひご活用下さい! 

ブリッジ 顎が歪む

YouTubeを拝見してメール差し上げました。

現在、かかりつけの歯医者に通っているのですが、そちらでブリッジの仮歯を作成してもらったところ、上下の正中の位置がずれて左に偏ってしまいました。(気持ち、顎も後ろ側に下がっている気がします。)

それにより、顎が歪み、肩に激痛が走、橈骨神経の走行に倦怠感がでるようになってしまったのですが、かかりつけの歯医者曰く、少しづつ慣らしていくしかありませんと言われました。

先生は肩の痛みは肩こりだと思っているようなのですが、症状としては肩こりとも違うので、顎がずれたことにより神経を圧迫してるのではないかと思っています。実際、右側の仮歯の高さを一度低く調整してもらった時に、肩の痛みの軽減と、橈骨神経の走行に沿って脱力感を感じました。

ただ、調整は何度もしてもらえそうにないので、このまま先何十年も痛みを伴ったまま暮らすのは耐えられそうにありません。

当方、○○に住んでいるのでそちらにかかることは出来ませんが、〇〇で良い歯医者をご紹介していただけないかと思い、藁にもすがる思いでメール致しました。

お手数ですが、どうぞよろしくお願い致します。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

大変ご苦労をされているご様子が伝わってまいります。

まずは頂きましたご質問に回答させて頂きます。

『〇〇で良い歯医者をご紹介していただけないか』

全国より大変多くの方々より、同様のご質問を頂きます。

結論、現在では、ご紹介を見合わせて頂いております。

理由としては、『良い歯医者』の基準が、患者様それぞれ多岐にわたり、私の考えている良い歯科医師と、患者様の考えている良い歯科医師が一致しないからです。

その道に優れた歯科医師を紹介しても、時間、費用、治療の手際、説明、または人と人として合う合わない、、こういったことが大変多く伺います。

ご理解いただければ幸いです。

その上で、どのような歯科医師を探すのか?というアドバイスをさせて頂きます。

症状から推察すると、顎関節症に長けた先生のもと治療に臨まれてはいかがでしょうか。

ネットの検索や、実際にご通院頂き、その症状をご理解いただける先生のもと再治療に臨まれることで、症状が緩解すればと感じております。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

 

 

MTA 歯の神経を抜かずに残す薬とは何か?

【タイムスケジュール】

00:04 神経取らずに抜かずに治す薬 知ってますか?
02:14 無痛麻酔の様子
03:43 治療前の会話
03:56 ラバーダム装着
04:37 治療前の消毒
04:52 メタルインレー(銀合金のつめもの)を外す
05:20 覆髄材を削り取る
05:49 う蝕検知液でむし歯を染色する
05:59 今後の治療について説明
06:10 隔壁をつくる
06:27 神経に近いむし歯をう蝕検知液で染色する
07:16 術後の痛みについて解説
08:08 歯の神経を残す治療の成功率
08:34 MTA
08:45 前医師の治療内容について、どうだったのか?
08:53 コンポジットレジンを充填する
09:13 術後の患者様へのご説明風景

削らなくても、むし歯が治る

薬を付けるだけで、むし歯が治る

こんな薬があったなら、皆、使いたいですよね!

現在では、そんな薬はありません。

甘い言葉に惑わされてはいけません。

むし歯は徹底的に削り取る、これが最善最高の歯科治療。

これにはラバーダムとマイクロスコープが大切であることは、このチャンネルで耳にタコが出来るくらい、念仏のように唱えています。

その上で、歯の神経を取らずに抜かずに残すことのできる薬があることを!

皆さんはご存知ですか?

日本ではあまり知られていない、世界では当たり前のように使用されているその薬、その名はMTA。

その優れた有効性を明らかにした研究論文は実に1,000以上。

歯科治療に使用される材料の中でも最も研究された薬の1つとして数えられているMTA。

そのMTAの聖書、寺内先生が監訳されたMTAの開発者Mahmoud Torabinejad(マモウド・トラビネジャッド)先生の著書 『MTA全書』には、そのエビデンスに基づき治療をすれば、患者様の希望に沿った最大の成果を上げることが出来ると記載されています。

患者様の希望とは何か?それは治ること!つまりは歯の神経を抜かずに取らずに損傷せずに治すこと。

この著書の中では、歯の神経を残す治療についても詳細に書かれています。

今回の動画は、この聖書の中で、George Borgen 先生がまとめたMTAによる歯の神経を残す治療(生活歯髄療法 Vital Pulp Therapy)を、当院で行った様子です。

これは何も特別な治療ではありません。

特別なものであってはならない。

日々、すべてのむし歯治療において行うべき治療であり、挑戦したい治療。

患者様皆様が臨む治療でしょう。

それはつまり当院の目指す目標であり、事実、日々当然ように行われるようになっています。この動画で解説しています。

聖書では、歯の神経の残すためには、MTA以上に重要なこととして、2つのことを記載しています。マイクロスコープ、そして、う蝕検知液です。

どのように使用するのか?ぜひ最後までご覧下さい!

 

 

根管治療後 激痛 鈍痛 「神経の取り残しがある」や「穴を開けたままにするのは良くない」

今、根管治療を受けているのですが、2回目のリーマーでの治療で麻酔をせずに行いました。

「痛かったら手を挙げてくださいね。」と先生から言われたのですが、我慢できる痛みであったため手を挙げませんでした。

その後、膿を出すために被せ物などはせずに施術した歯に穴を開けたまま、1週間後の予約した受診日まで過ごすことになったのですが、2回目の受診をした帰りに激痛に襲われて、色々調べてみたのですが、激痛ではなく、鈍痛がする。と書かれていたり、「神経の取り残しがある」や「穴を開けたままにするのは良くない」など、不安なことが多いです。

教えてください。

コメントありがとうございます!

まずは大前提として、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

痛みの原因は、「感染」です。

感染をある程度取り切れば、免疫機能で抑え込める状況となれば、痛みは緩解します。

膿を出すためとして1週間、穴をあけたままだったとのことから、相当な炎症と排膿があったことが推測されます。
病状はかなり良くなかったのでしょう。

その後に、おそらくではありますが、2回目、排膿が治まり、クスリを貼薬した上で終了されているのかと思いますが、一般的な歯科医院では(保険治療で根管治療を行い、ラバーダムやマイクロスコープを使用しない歯科医院。リーマーという表現があることから、それに該当することが推察されます)ペリオドンなどのホルムアルデヒド製剤をその薬として使用されているかと思います(※違うかもしれません)。

その薬は、根管内で気化することで、根管内を滅菌消毒する薬です。
そのため、根管内圧が高まり、滅菌消毒効果は高いのですが、急性炎症の症例に適用することで、痛みを強く感じてしまうこともあるようです。
(私は使用しませんが、そのような他院からの転院症例を多く拝見しております)

今回の痛みは、その薬による痛みではないかと推察されます。

根管治療も2回目、まだ終わっていないでしょう。

であれば、感染の取り残しがあると判断するには早急です。

よく、「神経の取り残しがある」といいますが、これは歯科医師が患者様へ分かり易く説明するたとえ話です。

神経は残っていても問題はありません、問題は感染です。
この点については以下の動画で解説していますのでぜひご覧下さい。

不安なことは、ご担当の先生に相談しましょう。

相談できる歯科医師の元で治療しましょう。

しかし、その歯科医師を信じることが出来ず、その真偽を確かめるために、自分がその歯科医師を信じる決断ができない心持ちを確かめるために、相手を疑い放つ「質問」には疑問の余地が残ります。

その質問を繰り返しても、自分の心が落ち着くことはなく、また相手の信頼を損なうこともあるでしょう。

どんな歯科医院で治療をしたいのか?ご自身にあった歯科医院選びがとてもとても大切であり、その責任は、患者様ご自身にあるかと私は感じてます。

歯科医院選びの1つの基準についてはこちらの動画です。お役に立てるかと思います。

ココで頂いたコメント内容を、その先生への尊敬の念を持ったうえで、配慮した上で、そのご担当の先生に聞いてみてください。
しっかりと答えてくれるはず!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

 

 

前の上の歯の6本をセラミックにしたい 矯正

コメント失礼します。

私は先天性で歯が一本ありません。

部位は上の歯の側切歯が片方ありません。

そのため左右非対称で笑うことに抵抗があります。

年齢は19歳です。

そのため、前の上の歯の6本をセラミックにしたいと考えています。

どーでしょうか。。 返事をくださると幸いです。

コメント拝読しました。

上の側切歯がひとつない、とのこと。

それが原因で、左右非対称となり、笑うことができないとのこと。

19歳であれば、たしかに、気になるでしょう。

それに対して、6本をセラミックにしたいとのお考え。

他の部位の歯並びが分からないこと、他の部位の治療状況が分からないこと、また、お顔に対する上あごや下あごの3次元的位置関係が分からないこと、全身の姿勢が分からないことなど、分からないことばかりであることから、適切なアドバイスがしづらく感じております。

状況は分からないことばかりではありますが、できれば、矯正専門医の先生に1度ご相談をして頂きたいと感じています。

前歯6本の歯がむし歯であったり、それ以外の歯がキレイで歯並びも良いならばべつですが、そうではないならば、ぜひ一度矯正専門医の先生にご相談ください。

多くの患者様の歯並びを、削らずにキレイにされている矯正専門医の先生と一度ご相談を!

歯は削らないほうが一番です。

それで改善できるのであれば、たとえ時間がかかっても、たとえお金がかかってもそちらをご選択ください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル