4月30日(木)午後~ 休診させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどお願いいたします。
なお、5月1日(金)は9:00診療しております。
よろしくお願いいたします。
この動画をご覧頂く前に、下の写真をよくご覧下さい。
右下の奥歯にセラミックインレーが装着されています。
縁は欠けて、着色し、むし歯?と思えるほど。歯には溝もなく、真っ平らな白い詰め物が装着されています。
患者様は欠けてしまったので気になり当院にご相談で来院されました。
奥歯なので、患者様にはみえづらく、当時装着した際は、どのような治療が為され、どのようなセラミックインレーが装着されたのかは分からなかったそうです。
大変残念ではなりませんが、決して美しく自然な仕上がりとは言えません。
こんな症例を多数例、当院では拝見しております。
メールでのご相談も多く、ひとつひとつ回答させて頂いておりますが、返信が遅くなりがちです。皆様にはお待ちいただいている次第です。
そこで今回は、「どのようにしてセラミックインレーを装着するのか?」に焦点をあて、当院の実際の治療の様子を動画にまとめてみました。
ポイントはひとつ!
「より自然、より丈夫なセラミックインレーにするにはどうすればいいのか?」
さらにそのためのポイントとしてふたつ!
① ラバーダム
② かみあわせ
この動画では、どのようにな噛み合わせが適切なのか?どんな噛み合わせにすれば壊れない、欠けないのか?について解説しています。
またラバーダムを装着した上で、セラミックインレーを装着する様子もご覧頂けます。
ラバーダム?装着して装着??こんな患者様がほとんではなないでしょうか!
百聞は一見に如かず!ぜひご覧ください、世界が変わりますよ!(笑)
歯医者さんは治療中、なにをしているのか分からず、不安、心配に思って我慢している患者様が大変多くいらっしゃいます。
当院では、治療中の様子を「マイクロスコープ」で記録することで、治療後に、その様子を患者様と共有し、安心確実なる治療を行えるよう日々努力しております。
ぜひご活用頂ければ幸いです。
下に、この動画のタイムスケジュールを添付します。
タイムをクリック頂くことで、見たい所にジャンプしていただけます。
ぜひご活用頂ければ幸いです。
00:48 本症例の患者様のもつ噛み合わせについて、その診査方法
02:00 インレー装着前の上下の歯の「かみあわせ」接触点
02:13 上顎7番の試適と噛み合わせ診査
03:26 上顎6番の試適と噛み合わせ診査
04:16 上顎5番の試適と噛み合わせ診査
05:16 上顎5番の噛み合わせをマイクロスコープで調整、その調整部位は?
05:42 セラミックインレーの研磨
07:35 上顎7番 ラバーダムの装着
07:59 上顎7番 表面を酸処理
08:15 上顎7番 セット
08:39 上顎7番 セット後 ラバーダムを外す
09:17 上顎6番 ラバーダムの装着
10:46 上顎6番 試適
10:56 上顎6番 表面を酸処理
11:11 上顎6番 セット
11:41 上顎6番 セット後 ラバーダムを外す
12:16 上顎5番 ラバーダムを装着
12:36 上顎5番 試適
12:40 上顎5番 酸処理
12:46 上顎5番 セット
13:04 上顎5番 ラバーダム外す
13:11 セラミックインレー装着後の口内画像
「症状は全くないけれど、銀歯が外れたから歯医者さんへ行った」
「レントゲンで見ると、歯の神経にまでむし歯になっているよ!と説明された」
「次回、根管治療(歯の神経を取る治療、抜く治療)をしましょうね」
こんな経験をしたことはありませんか?
この動画では、他院で根管治療が必要と説明された患者様の「歯の神経を残す治療」の実際の様子です。
本症例の術式は、ラバーダムとマイクロスコープを活用した歯の神経を残す治療の1つ「MTA間接覆髄法」です。むし歯を歯の神経ギリギリまで削り取り、神経を保護するMTAを貼薬、コンポジットレジンで覆いました。
「歯の神経を残したい」
「歯の神経を抜きたくない」
「歯の神経を温存する治療はないか?」
「歯の神経を抜かずに残す治療はないものか?」
こんなご期待をお持ちの患者様はぜひご参照下さい。
お役立てる内容となっているでしょう。
またこのような症例につきましては、当院のyoutubeチャンネルに多数例供覧させて頂いております。そちらもご参考下さい。
本動画のタイムスケジュールです! 長い動画です、ぜひご活用下さい!
03:44 むし歯を削り始める
05:36 深いむし歯
08:39 神経近くまでむし歯を削り取る
08:39 齲蝕検知液でむし歯を染色する
10:28 隔壁を作る
13:37 隔壁作製終了
13:54 神経に近い深いむし歯を削り取る
(ミラーテクニック、マイクロスコープで直視のポジショニング)
19:10 露髄(むし歯を削ることで神経に達すること)
22:19 露髄部周囲にコンポジットレジンを充填
27:20 MTAで露髄部を封鎖(直接覆髄法)
28:13 MTAの上に更にコンポジットレジンを充填
30:53 歯の形を整える
32:25 ラバーダムを外す
34:38 治療後の状態
これまで根管治療(根幹治療)で何度も何度もやり直しを繰り返してご苦労を重ねてきた患者様。この動画をぜひご活用下さい。
その原因はなんだったのか?を知って頂ける動画となっております。
ぜひご参照頂き、今後の治療に生かして頂ければ幸いです。
本動画は、他院で行った根幹治療(根管治療)のやり直し、引継ぎ治療です。
時間は約30分、1回ですべて終了です。
治療部位は上顎の大臼歯。
何度も何度も通院して、数カ月にわたり通院して根管治療を受けて頂いている患者様がほとんどではないでしょうか。
その理由はこちらのリンクをご参照下さい。患者様からのご質問に回答させて頂いております。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26367
本動画のタイムスケジュールです! 長い動画となっております、ぜひご活用下さい!
当院の動画は、歯科学生、臨床研修医の先生、歯科衛生士、これからマイクロスコープを導入しようとご検討中の歯科医師の先生方など、歯科関係者も見て頂き、ご参考頂いている動画となっております。下記のタイムスケジュールは専門用語が羅列されているため、患者様にとっては分かりづらいかもしれません。
お時間が許せるようであれば、全体を見渡すように見て頂ければ、ラバーダムとマイクロスコープを活用した根管治療とはどんなものなのか?を知って頂けるでしょう。
根管治療のポイントは2つです。
① 唾液中に存在する細菌が歯の内部に感染する病気がむし歯です。内部に感染した細菌を徹底的に取り残すことなく削り取り、消毒するのが根管治療です。1センチにも満たない歯の内部の感染を取り除くには「マイクロスコープ」がとても有効です。
② 治療中に、治療している歯に、唾液が接触することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。そのため、それを予防する「ラバーダムの装着」が絶対必要です。
治療のポイントは上記の2つです。
なかなか治らない、何度通っても治らない理由はこの2つが徹底されていない可能性が考えられます。
では徹底した治療とはどのような治療なのか?
ぜひ動画をご覧下さい!
タイムスケジュールです。
タイムをクリックして頂くと、見たい所にジャンプします。
ぜひご活用下さい!
00:25 術前の状態と隔壁形成開始
03:37 バイトブロック装着
04:59 ラバーダムの装着
05:36 オラシール
06:13 術前に歯の表面を洗浄・消毒
07:31 仮封材を取り除く(根管治療の開始)
09:05 齲蝕検知液で歯髄腔のむし歯を精査する
10:22 60ミクロンⅭ+ファイル 根尖の穿通確認
10:58 80ミクロンKファイル SEC01 根尖の穿通とエンド三角の除去
13:56 ゲーツグリデンドリルドリルで上部3分の2を清掃
15:50 ニッケルチタン製ファイルで根管を拡大清掃
20:01 根管拡大後、次亜塩素酸で洗浄・消毒
21:38 近心頬側根のフィンを超音波チップで清掃
24:11 根管拡大清掃の終了
24:11 根管内を次亜塩素酸で十分に洗浄消毒
24:40 根管内の汚染水を吸引、乾燥
26:06 BCシーラーを根管内に貼薬
27:19 CWCT 根管充填
セカンドオピニオンに行き、電気を通すテストをしてもらったところ、反応が弱かったため、経過観察となりました。(→《解説》歯の神経がむしばによって壊死している可能性のある診査所見です)
貴院にうかがえば、反応が弱い神経でも治療していただけるのでしょうか?
(部分断髄法はこれに当てはまらないのでしょうか?)
今弱っている神経を回復させたいというのが、治療の第一希望です。
叶いそうであれば、予約させていただきたく存じます。よろしくお願いします。
セカンドオピニオン、大変お疲れ様でした。
「反応が弱かったため、経過観察」とのご診断を頂いたとのこと。ご連絡ありがとうございます。
『貴院にうかがえば、反応が弱い神経でも治療していただけるのでしょうか?(部分断髄法はこれに当てはまらないのでしょうか?)今弱っている神経を回復させたいというのが、治療の第一希望です。叶いそうであれば、予約させていただきたく存じます。』
回答させて頂きます。
反応が弱い状況にもよりますが、部分的に神経は壊死している可能性が高いことが疑われます。経過を観察しましょうとのご診断からも「疑わしい」ことが推察されます。
当院でも電気的に神経の生死を調べる機器を使用して、その生死を診断することはありますが、この診断機器は「補助的」なものとして使用するようにしております。
昔からある診査機器ではございますが、最近ではその診断能力の確実性に疑問の余地が残ることを示す学会論文が散見されるようになり、当院でものその意向を踏まえた上で使用するようにしております。
当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残す治療」「根管治療」でご来院頂きます。
〇〇様におかれましては、実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございますが、部分的に神経が壊死している可能性が高いことが疑われています。
そのような患者様の症例では、次のようなご提案、ご説明をさせて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。ぜひご参照頂ければ幸いです。
当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。
25%は、のちに根管治療となっているということです。
以下の動画でこのような症例ついて解説しております。
ご参考程度にリンクを添付致します。
原因は以下の通りです。
・かみしめ、くいしばりなどの強い力
・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足
・厳しい状況を患者様ご了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例
・かみあわせの負担、歯並び
そのため、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。
1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きれいれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。
→この1の場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。
2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い経過を観察してみる。ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。
3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。
治療に臨む前に、上記3つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。
神経を残す治療や根管治療につきましては、以下のリンクに多数例動画にて供覧させて頂いております。
ご参照頂き、お心持ちが安らかになり、ご判断・ご決断の材料となれば幸いです。ご利用ください。
適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762
適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599
当院のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2
当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。
この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き治療に臨ませて頂いているのが現状です。
《ご相談内容》
2週間前に転倒し、前歯を打ちました。
一昨日ぐらいから、前歯下が赤グレーっぽく変色してきました。
昨日歯医者に行ってレントゲンを撮ってもらった際に、レントゲンでは何も無いが、変色から神経外食死んでいると言われました。
ネットで検索すると、また変色が戻るケースもあるとの記載がありました。
下記2点について質問と要望がございます。
1.変色が戻るか(そもそも本当に神経が死んでるのか?)
2.神経が死んでいても、神経を温存する治療
ご意見をいただきたく存じます。よろしくお願いします。
はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。
頂きましたご質問に回答させて頂きます。
1.変色が戻るか(そもそも本当に神経が死んでるのか?)
歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経となっています。
昨日より変色してきた部分は、2層目の象牙質への血球成分の沈着ではないかと推察致します。
歯をぶつけることにより、歯の内部の神経に内出血を来し、歯の変色は起こります。
当院では外傷から変色に至った症例を拝見することはありますが、そのほとんどが、痛みを伴っていることが多く、根管治療となる症例がしばしばです。
先日拝見した転倒、歯が欠けた患者様は、神経が露出するほどの状態でしたが、痛みはなく染みる程度。そのため、歯の神経を残す治療を施し、問題なく経過を観察しています。
当院の歯の神経を残す治療については、以下のリンクをご参照下さい。
動画で解説させて頂いております。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762
外傷、転倒、来院といった症状は、「むし歯」や「歯周病」といった一般的歯科疾患と異なり、よく見る状況ではないのが現実でしょう。
そのため、当院では、「外傷→変色→元に戻る」といった症例は一度も拝見したことがありません。
ただし、外傷により変色したものの、まったく無症状のため、そのまま経過を見て頂いている方は拝見したことがあります。
ネットでは変色後、元に戻る場合もあるとのこと。
先日見て頂いた歯科医院でのレントゲン所見より、現時点では痛みや違和感などがないのであれば、変色改善を期待して、経過を観察することいいのかもしれませんね。
2.神経が死んでいても、神経を温存する治療
もし神経が死んでいるのであれば、それ相応の「症状」があるでしょう。
但し、受傷は2週間前とのこと。今後1~3カ月の経過を観察してみていただいても良いのかもしれません。
「現在の歯の神経が残せるか否か、根管治療(歯の神経を取り去る治療)が必要か?」につきましては、以下のリンクでわかり易い表を交えて解説しております。
現在または今後の症状と照らし合わせると、それに必要な治療法、病状を調べることが可能です。ぜひご活用下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
もし、歯の神経が一部死んでいる場合は、部分的にその壊死した神経を取り除き、生きている神経のみを残す・温存する「部分断髄法」「歯頚部断髄法」といった治療法がございます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26033
動画と共に、歯頚部断髄法について解説しております。ご参照下さい。
回答は以上となります。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎
※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254
本動画は、他院(歯科医院)でインレーを詰めていた歯のむし歯が深く、歯の神経に達していたため、歯の神経を抜く・取る・根管(根幹)治療をしてもらった患者様の再根管治療の様子です。
治療部位は上顎の小臼歯。治療後より痛みが治まらず、歯茎が腫れ、根尖病巣(根尖病変=レントゲンで見ると、歯根の先が黒く写っている状態)が認められる本症例。
当院で1回約30分の根管治療を行い、治療は終了しました。
上の動画はその治療の様子です。
・根管治療、何度通っても治らない。
・治療のたびにすごく痛い
・根管治療、麻酔をしないで毎回治療、とても痛い。なぜ?
・根管治療の回数?期間?時間?どのくらいかかるの??
・歯の神経を取っても、抜いても問題はないの?メリットデメリット?
根管治療、何度通ってもならない理由。
長期間、複数回、何度も何度も根管治療で通う理由。
こちらについては以下のリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/26367
こんなご質問を大変多くいただきます。
本動画をご覧頂き、ぜひご活用頂ければ幸いです。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
感染を取り除けば治療は終了です。
お口を長く開いていられれば、1回でも根管治療を終了することは可能でしょう。
何度も何度も治療が必要なのは、その原因はただひとつ。
お口を開いていられないから。当院ではそのように考えております。
このブログ、動画が皆様のお役に立てれば幸いです。
本動画は、他院にて再根管治療をするも痛みがやまず当院を受診された患者様の症例についてです。詳細に解説させて頂いております。根管治療でお困りの患者様はぜひご参考ください。また、マイクロスコープ根管治療を学びたい歯科学生、歯科医師、臨床研修医の先生方もぜひご参考いただき、ご活用頂ければ幸いです。ご質問は当院のホームページ問い合わせ画面よりお問い合わせください。現在、セミナーの予定はございません。よろしくお願い致します。
本症例、術前のレントゲン写真です。
右図赤矢印部、根管の内壁側面に穴が開いています。
再根管治療時に穴が開いてしまい、そこが痛みの原因のひとつとして考えられます。
また、再根管治療も適切に行われておらず、痛みは増すばかり。当院で薬剤を3種類処方し服用いただくことで、翌日には痛みがなくなり、再根管治療を行うこととなりました。
根管治療(根幹治療)のポイントは2つ。
① ラバーダムを必ず使用すること
② マイクロスコープを使用すること
この2つがあることで、精度の高い、やり直しの少ない根管治療が可能となります。
その治療の様子につきましては、上動画をご覧頂き、ご参照下さい。
また、他の症例につきましても当院のホームページや当院のYoutubeチャンネルに多数例供覧させて頂いております。ぜひご参考下さい。
当院のYoutubeチャンネルの動画に頂きましたご質問に回答させて頂きました。
上記動画をご参照頂き、またご質問の回答もご活用下さい。
《ご質問》
もし、神経が死んでいたらどうなるのでしょうか?
《回答》
コメントありがとうございます。回答させて頂きます。
もし歯の神経が死んでしまった場合をご説明する前に、どのような順序で歯の神経が死んでしまうのか?その時どのような症状があるのかをご説明させて頂きます。
現在感じている症状から推測する、現在の病状について表にまとめています。
歯の神経は残せるのか?根管治療は必要なのか?こちらのリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げていく病気がむし歯です。
その進行度合いにより、感じる症状、それ対する治療法が異なります。
基本、むし歯は、その感染を取り除くべく、歯を削りとって治します。
削った部分は回復しないので、人工歯で補います。
やり直しの少ないむし歯治療のポイントは2つです。
①むし歯を取り残さず削り取ること
②人工歯を精密に適合させて被せることで、再感染させないこと
この2つです。
歯は3層構造です。
外側からエナメル質、象牙質、神経となっています。
エナメル質、象牙質の範囲ないであれば、削り取り、型どって小さな詰め物(インレー)や被せもの(クラウン)をかぶせて治します。
この時感じる痛みは、「つめたいものがしみる、甘いものがしみる」といった症状です。初期のむし歯といえるでしょう。
しかし、細菌が歯の神経に達すると、炎症を起こし、歯が痛みます。
この時の痛みは、「ズキズキ、ジーンと痛む。」といった症状です。痛み止めが必要となるほどの痛みの場合は、歯の内部深くに侵攻した細菌を取り除くため、「根管(根幹)治療」が必要です。「歯の神経をとる、抜く治療」といったり、「歯内療法」と言ったりします。
感染が歯の神経に拡がると、歯の神経は徐々に壊死します。歯髄壊死といい、歯の神経が死んでしまった状態です。歯の神経が死んだ時、これまであったズキズキやジーンとした痛みが一端うそのように治まります。
そのまま放置すると、感染は歯を支える骨にまで及び、再びジーン、ズキズキとした痛みが出てきます。これは歯の痛みではなく、歯を支える骨の痛みです。場合によっては歯茎が腫れて痛み、噛んでも痛みがでてきます。
むし歯治療は細菌の感染を取り除く治療です。
できるだけ早めの方が、治療は簡単に終わります。
歯の神経が死んでしまうまで放置しないことがとても大切です。