当院のYoutubeチャンネル、上の動画に、歯科医師の先生からコメントを頂きました。
・現在の保険医療制度
・保険の範囲内での根管治療の限界
当院の考え方を回答させて頂いております。ぜひご一読下さい!
当院のYoutubeチャンネル、上の動画に、歯科医師の先生からコメントを頂きました。
・現在の保険医療制度
・保険の範囲内での根管治療の限界
当院の考え方を回答させて頂いております。ぜひご一読下さい!
当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。
ご参考下さい!
中学一年生の時に結節(歯の突起物?)が折れて物凄い激痛に襲われ、歯科で神経を抜きました。
その後、激しい痛みもなく普通に過ごせているのですが、熱いものを食べると痛みがでる時があります。
神経を抜いたのになんで痛みがあるのでしょうか?教えていただきたいです。
コメントありがとうございます。
実際に拝見していないため適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でご一読下さい。
よろしくお願い致します。
「神経を抜いたのに、熱いものを食べると痛みがでる」
原因として4つのことが推察されます。
①実際は、歯の神経を抜いてはおらず、断髄であった可能性。
「歯の神経を抜いた」とのお言葉は、おそらくご担当頂いた先生のご説明の一文でしょう。
患者様に分かり易いように、「歯の神経を取った」と表現されたのでしょうが、実は神経を取ったのは「全部ではなく一部」であったかもしれません。
つまり、歯の神経をとる根管治療ではなく、「断髄法」だったのかもしれません。
この断髄法につきましては、以下のリンクで動画を交えてご説明させて頂いております。
ぜひご活用下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26325
この場合、歯の神経が一部残っているため、冷たいものが染みたり、温かいものが染みたりします。
②根管治療が不十分である場合。
「神経抜いた歯が、温かいもので“しみる”」
こんな訴えを歯医者さんにしたにも関わらず、以下のように説明される患者様が多数いらっしゃいます。
「歯の神経を取ったので、歯は染みません」
「神経はもうないので、しみるわけがありません」
確かに、根管治療した後の歯には知覚がありませんが、その「根管治療が不十分」だと、歯の内部に細菌感染が残っているため、疼くことがよくあります。
とくに身体が温まると疼くのです。
身体が疲れ、免疫が下がった時に特に疼きます。その症状は、「染み入るようなジーンとした痛み、違和感、鈍痛」です。この状況を患者様は「温かいものがしみる」と表現されます。
温かいもの食することで、体温が高まり、血流が増す。
それをきっかけに“染み入るようにジーンと痛む”のです。
こういった症状は、夜寝る前、静かな状況で、副交感神経が高まった時に感じます。
原因は根管治療の不十分の可能性があります。そのよう場合は、再根管治療が必要となるでしょう。
③両隣の歯が染みている?
「この神経を抜いた歯が染みるんです」
こんな訴えの患者様のお口の中を拝見すると、その後ろの歯、その手前の歯が実はむし歯でしみていた!?なんてことも良くあります。
お近くの歯科医院でしっかりみてもらいましょう。
④かみしめ、くいしばり
疲れたり、ストレスを抱えるとヒトは皆、くいしばります。
この力は結構なものです。主に無意識な寝ている時にしているものです。
かなりの強い力でくいしばるので、歯は悲鳴をあげます。
これが「しみる」「違和感」といった症状となります。
「かみあわせ」についてはこちらをご活用下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/11428
ご相談頂きました症状は、おそらく上記4つのいずれかではないかと推察致します。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
当院のYoutubeチャンネル、上の動画に頂いたご質問とその回答について供覧させて頂きます。
ご質問内容は、かみあわせにより「つめもの」「かぶせもの」が壊れるリスクについてです。
当院の見解を回答させて頂いております。
ぜひご一読下さい!
わかりやすく丁寧な動画ありがとうございます。
かみ合わせが原因の可能性がある歯をまた詰め物で治すのは歯が割れてしまったりするリスクなどが高いのではないかと心配になるところがあるのですが先生はどうお考えでしょうか。
以前神経を抜いた歯は強度に問題があるので被せ物にしましょうというお話を聞いたことがあります。
コメントありがとうございます。
皆さんが感じる、心配する大切なポイントについて的確なご質問を頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
「“かみあわせが原因”で治療することになる症例とはどんな状態か?」
まずはこの前提条件を明らかにしなくては、ご質問に対する明確な回答になりません。
この前提条件を揃えさせて頂きたいと思います。
噛み合わせが原因で起こる病状として、
・奥歯にヒビが入り、そのヒビに細菌が感染しむし歯となる。
・治したインレー付近が”噛みしめ、歯ぎしり”などによりすり減り欠けて、そこからむし歯になる。
・かみしめ、くいしばりなどでエナメル質が欠けてしみる(そこからむし歯になる)。
・かみしめ、くいしばりなどの強い慢性的な持続的な力により、歯の神経が炎症を起こし、歯髄炎。根管治療が必要となる。
・かみしめなどにより歯が折れる
このような病状が挙げられます。
ではこのような病状となる「かみあわせ」とはどんな状態でしょうか?
これには大きな1つの原因と、それにより悪化し易い”歯並び“があります。
① 精神的ストレスに起因する”歯ぎしり、くいしばり、かみしめ“
② 奥歯ばかりがいつも接触してしまう”歯並び“
この2つが重なると、“噛み合わせが原因で”、むし歯治療を繰り返すことになります。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であるため、しっかりとブラッシングしていれば、むし歯にはならないはずです。
しかし、”歯ぎしり、くいしばり、かみしめ“が習慣化している方は、歯に小さなヒビが入り、その隙間に細菌が感染し、”むし歯と同じようは病状“となります。
このような患者様は、いくら一生懸命歯ブラシしても、意味はありません。
原因は細菌の感染ではなく、ご自身でがちがち、ギリギリ噛んで、歯を痛めているからです。
それをやめない限り、このむし歯のような病状は続くことになります。
このような患者様に特徴的な”歯並び“が以下のような歯並びです。
チェックしてみて下さい。
①奥歯でカチッと噛んで下さい、奥歯は当たっていますか?
②そこからギリギリと下あごを横に動かして下さい、奥歯はあたっていますか?
かみしめが常習化している方、歯が欠ける方、詰め物が良く外れる方は、①②ともに奥歯がいつも接触しています。
これは異常な接触です。
通常、健康な、正常な歯並びは以下のリンクをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/11517
健康な方は、カチッと噛んだ時に奥歯があたり、ギリギリした時は犬歯が当たり、奥歯は当たりません。前に動かした時は、前歯が当たり、奥歯は当たりません。
このようにして、歯は、前歯と奥歯で力を逃がし合い、歯を痛めないようにしているのです。
ご質問頂きましたメールの文章を読み直してみましょう。
「かみ合わせが原因の可能性がある歯をまた詰め物で治すのは歯が割れてしまったりするリスクなどが高いのではないかと心配になるところがあるのですが先生はどうお考えでしょうか。」
噛み合わせの原因の可能性がある患者様では、どんな詰め物・被せものを入れたとしても、リスクは高いということです。
詰め物を入れたから歯が割れるわけではなく、
①精神的ストレス
②歯並び
この2つに対する問題解決案、治療を施さないことには、歯が割れるリスクを小さくすることはできないのです。
但し、治療する際に、できるだけ歯に負担を掛けない、かかったとしても歯が割れづらいように詰め物被せものを製作する配慮は可能です。
当院の動画をご覧頂くと分かって頂けるかと思いますが、私は治療前に必ずその患者様の「かみあわせ」を精査しています。このステップが非常に大切です。
しかしこの対策もある意味妥協案であり、原因を根本解決していることにはなりません。
ではどうするか?
①生活習慣、姿勢、ストレスコントロール
②歯列矯正
この2つです。
かみあわせについてはこちらをご参考下さい!
またもうひとつとてもとても大切なこと。
これが「笑顔」です。
歯科医院への通院は心配の連続です。
当院では出来る限り、その負担を軽減して頂きたいと思っております。
せめて治療は痛みなく、この医院に通院してれば希望が持てる!と思っていただきたいといつも願って診療しております。
これから受ける治療を出来る限り予測できるように、実況中継するかのように治療に臨んでいます。
皆さん、私がべらべらとしゃべりながら治療するので、少しですが、楽しまれているようです。笑顔でお帰り頂いております。
こんな精神的負担も大切ではありますが、具体的な治療法も患者様としては欲しいところでしょう。
そもそも歯医者さんには来ない方が良いのです。歯は削らない方が絶対にいいのです。
しかし削らないと感染部位は取れない。このジレンマがあります。
そこでマイクロスコープです。
「むし歯が取り残すことなく徹底的に削り取ると共に、健全な部分は徹底的に削らない」
これを達成するためには肉眼による診査では不十分です。
マイクロスコープが絶対に必要です。
また感染を取り除く際、再感染させないラバーダム、これも絶対に必要です。
再治療は悪です。また削らなくてはなりません。
これを具体的に達成することで、「できるだけ歯を削らない治療」が実現できます。
つまりご自身の歯をより多く残せるということ、つまりは歯が欠けたり折れたり割れたりしない”確率“”可能性“がより高まるということです。
また歯の神経を取った後、つまり根管治療後の治療法としては、可能な限り削らない治療が必要です。これにつきましては以下のリンクをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26130
でもそもそも根管治療に至らないことがとても大切です。
そのためにも以下の表をご参照頂き、早い段階で「歯の神経を残す治療」をご提案できるようにしています。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
日本の歯科治療、保険医療制度はだれでもが利用できる大変簡便なシステムです。
しかしその反面、歯を削ることに対し、歯科医師も患者様も「安易な印象」を感じてなりません。
削って被せれば治る、セラミックなら大丈夫。
こういったものに頼る対症療法ではなく、なにに原因があるのか?それをどのようにすれば解決できるのか?つまり予防するためにはどうすればいいのかに焦点を当てた治療がとてもとても大切ではないかと感じている次第です。
歯は削らない方が良いのです。
例えのちにインレーやクラウン、歯が欠けたとしても、治してあげればいいのです。
それでもなお、歯は削らない方がいいのです。
我々が日々生きていく中、共に食いしばり頑張ってくれている仲間、それがご自身の歯です。
自分に優しくすると共に、歯にも優しく寄り添って、何かあったら少しずつ治してあげること。
これにはご自身だけでなく、それをできる歯科医師の存在が必要であり、そうなりたいと願っているのが当院のスタッフであり私自身の目標です。
根管治療後、痛みの長引く症例について解説致します。
この内容は以下の動画、当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂いた内容を転記したものです。
下の①~⑦のようなケースがつ、治療後に痛みや違和感がしばらく続く症例です。
でも、ご来院頂いた時よりは格段に痛みは和らぎ、違和感に近い痛みのようです。
具体的には強くかんだ時に違和感と軽い痛みでしょう。
このようなケースでは、当院での根管治療後、つまり根管充填後、『1カ月~3カ月』で症状はなくなります。
長引く期間はそこまでです。
もしそれ以上の場合は、違う疾患を併発しているか?そもそも当院の初診時の診査に間違いがあった?ということでしょう。
そのような症例はほとんどありませんが、その場合はその原因に対してあらためて診査診断し、患者様にご説明の上、治療に臨みます。
(これは再根管治療ということではなく、かみあわせや歯周病、抜歯といった別の治療法です)
ではここで、痛みの長引く可能性のあるケースについてご説明させて頂きます。
痛みが長引くケースには、以下のような理由があります。
①むし歯が取り残されている単純な症例
②むし歯が取り残されていて尚且つそれが取りづらい症例(複雑な根管形態)
③むし歯が深かったことや治療により、歯に穴が開いてしまっている症例
④ファイルが折れてしまっている症例、それが取りづらい、取れない症例
⑤度重なる根管治療の繰り返しにより、歯が壊れている症例
⑥感染が歯の内部を超え、歯の外部の組織に及んでいる症例
⑦残っている歯根の厚みが薄くヒビのようなものが見える症例
①は「ラバーダム」と「マイクロスコープ」で通常の根管治療を施せば治ります。
急性の症状を伴って(ズキズキ痛む、噛むと痛くて噛めないなどの強い痛み)で来院されてる場合は、根管充填後1~3カ月は違和感があるようですが、徐々に改善するようです。
②この症例も①同様長引きます。このような症例のほとんどは「歯根の先端が湾曲、曲がっている」症例です。器具で感染を取り除くのが非常に難しいのが特徴です。
このような症例は「かみしめん」「くいしばり」をする患者様に非常に多く拝見します。④の症例につながる症例ともいえるでしょう。これにつきましては、この動画でご説明させて頂いております。
③このような症例はその穴をMTAという薬剤で埋めて修復します。穴から外部に感染が拡がっている症例では、治療後、噛んだ時の違和感が残る症例もあります。
④上の動画でご説明をさせて頂いております。
また、このような症例では、そのファイルを取るか否かがポイントとなります。これにつきましては、
『根管内で破折・折れた器具(ファイル)は取り除かなければならないのか?』
このリンクをご活用下さい!
⑤むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
早々の治療であればその感染を取り除けますが、繰り返し繰り返しや放置した症例では、その感染が象牙質内に浸潤・浸透感染しており、それを取り除こうとすればするほど、歯は薄く原型をとどめないほどになってしまっていることがあります。
度重なる消毒薬剤の使用や、銀合金によるメタルタトゥーなども歯を痛める原因のように感じております。
そのような症例では「歯が構造的にも、器質的にも」壊れており、適切な治療を施していても、強くかんだ時の違和感が残るようです。
⑥このような症例では、適切な根管治療を施したうえで、歯根端切除術を行います。
こちらのリンクをご参照下さい。ご説明をさせて頂いております。
⑦このようなケースでは、「ヒビが開かない限り」「マイクロスコープ」でそれが確認できない限り、適切な再根管治療を施しています。
患者様にはその点お話しさせて頂いて上で、つまり「歯が折れているかもしれない、再根管治療を施したとしても、症状は改善しないかもしれない。
またその後に土台(コア)をたてて人工歯を製作しても、歯根が折れてしまうかもしれない」ことをご説明させて頂いてから治療に臨んでいます。
このような症例ではのちに違和感や痛みが生ずる場合があるかもしれません。
回答は以上となります。
この回答が、根管治療後にお困りの患者様に「一筋の光」となってくれれば有難い限りです。
コメント頂きました内容に回答させて頂きました!
コメント頂いた動画は上、根管治療に関するものではございますが、コメント頂いた内容は「インプラント治療」なかでも「抜歯即時インプラント手術」についてです。
これから抜歯となる患者様はぜひご一読下さい!
宮崎先生が5万人ぐらい必要。
地元で前歯のインプラントを考えているんですが、抜歯即時でやって貰えるようで説明を受けました。
骨がなくなっているけれど、深く埋入出来るからインプラント可能との事。 予後が安定するかどうか、痛みが出ないかどうか、インプラントは埋入後が凄く大事だと思うので、長く、出来れば一生問題なく使いたいと思ってます。
先生に一度診て貰いたいぐらいです。
コメントありがとうございます! 当院では2名の歯科医師でがんばっておりますが、5万人まで頑張ります! まずは5万人までチャンネルの登録頂ける方を増やし、こういった治療が広まるよう頑張ります!
応援よろしくお願い致します!(^^)/ インプラント手術、それも抜歯即時インプラントをご予定とのこと。
そうですね!一生問題なく使って頂きたいですね! 当院では根管治療や神経を残す治療など、マイクロスコープを活用した症例に焦点をあて動画配信させて頂いておりますが、インプラント治療、特に抜歯即時インプラント手術症例は多数例拝見させて頂いております。
大変多くの利点を持つ抜歯即時インプラント。ぜひ頑張ってくださいね!
ご不安な点等あればまずはご担当頂いている先生に、分からなければいつでもご相談下さい!
3つほど、当院の動画がありましたので、抜粋致しました。
お時間ありますときご参照ご活用下さいね!
他院にてむし歯が深く「抜髄(歯の神経をはじめて取ること)」。その後6カ月間、根管治療を続けますが痛みが治まらず、当院を受診された患者様の根管治療の様子です。
痛みの原因は何でしょう?
この動画では、当院の治療の様子を通して、また治療の様子を記録した「マイクロスコープ」画像を見て頂きながら、「なぜ6カ月間も痛みが治まらなかったのか?その原因は何か?」について解説しております。
また、それだけにとどまらず、根管治療を受けるなら、どんなは歯科医院で治療を受けた方がいいのか?安心できる歯科医院選び、歯医者さんの選び方について、その判断基準をご提案させて頂いております。
本動画のタイムスケジュールです!
00:16 無痛麻酔の様子
00:37 6カ月痛みが続いている患者様の病状について
01:08 根管治療の際、歯医者の選び方
01:54 術前のCT
02:19 ラバーダムの装着の様子
02:39 治療中の患者様へのお声がけについて
03:15 術前の歯の洗浄と消毒の様子
03:24 歯の神経を抜く・取る治療とは??
03:46 ラバーダムの重要性について
04:27 仮蓋を取る
04:40 齲蝕検知液でむし歯を染色する
05:08 8倍に拡大したマイクロスコープ画像と肉眼との比較画像
05:14 肉眼では治療に限界がある!?
05:43 従来の肉眼による根管治療では治らない!?
06:43 根管内を薬液で洗浄
06:52 根管内の清掃方法とは?
07:09 前医の治療は“なぜ”痛かったのか!?
07:36 ニッケルチタン製ファイルの使用
07:58 次亜塩素酸による洗浄消毒
08:10 水酸化カルシウム
08:12 なぜ治らなかったのか?
08:30 仮蓋をして根管治療終了
08:40 動画のまとめ
当院のYoutubeチャンネル、上の動画に頂いたご質問に回答させて頂きました。
内容は歯の神経に近いむし歯治療後にセラミックインレーを装着した後も痛みあることに対する回答です。
ぜひご参考下さい!
いつも動画を見て勉強させて戴いております。私自身、右下の奥歯の虫歯治療をしました。神経近くまで虫歯が達していたとのことでしたが、神経を保存する方向で治療して頂きました。その後セラミックインレーの詰め物をして2週間ほど経っておりますが、冷たい物がしみます。お医者様からは治療後しばらくは敏感になっていて痛むことがあると言われているので、よくわかりませんでした。何もしていないと痛みは無いのですがこれは異常でしょうか?また、虫歯治療中、麻酔をしてもらったにも関わらず、タービンの冷却水やエアーが当たるとかなりしみたのですが、これも普通なのでしょうか。
いつも当院のyoutubeチャンネルをご視聴頂きまして誠にありがとうございます!
深いむし歯の治療を受けられたとのこと、大変お疲れ様でした。
治療後の経過についてのご質問に回答させて頂きます。
実際に拝見していないため、推測の域を出ませんが、参考としてご一読頂ければ幸いです。
「しみる」という症状は患者様によってその意味合い、ニュアンスは様々です。
後日、その点に関する動画を配信致します。ぜひご参照下さい。
ここでは冷たいものがキーンと染みる痛みに限定して回答致します。
深いむし歯治療後にこのような”しみる”症状は3つの原因が考えられます。
①むし歯の取り残しがある
②かみしめ・くいしばりが原因である
③メタルインレーによる熱伝導性
④インレーに隙間がある
⑤インレーのかみあわせ
少しネガティブな項目もありますが結論から回答させて頂きます。
おそらく、②ではないかと推察しております。
ひとつひとつ解説致します。
①むし歯の取り残しがある
このような場合は、マイクロスコープやラバーダムの装着下ではない症例で見られることがあります。
当院では、歯の神経を残したといったご希望を胸に来院される患者様を大変多く拝見しております。
その中に特に多いのが、「先日、歯の神経を残す治療をしてからインレーを装着したけれど、痛み・違和感・しみる症状が残っている、なぜ?」といった病状です。
このような症例で共通することは、歯の神経を残す治療の際、ラバーダムを使用していないこと、また、マイクロスコープなどの拡大視野ではなく、肉眼で治療を行っていることです。
肉眼ではかすかなむし歯を判別することは困難です。
他院での肉眼による治療のやり直しをさせて頂くと、必ずといっていいほどむし歯が残っています。
これは歯科医師が取り残したということではなく、肉眼治療の限界といえるでしょう。
ただし、マイクロスコープとラバーダムを使用しないと必ず起こる、ということでもありません。
また、ラバーダムとマイクロスコープを使用していれば、むし歯の取り残しがないということでもありません。
むし歯が残っていることで、冷たいものがしみる、違和感といった症状が残る場合があるようですが、これは、“治療直後から変わらず続く症状”です。
治療後しばらく経ってから発現する症状ではありません。
② かみしめ、くいしばりが原因の場合
“無意識の”かみしめ、くいしばりにより、歯に負担が掛かり、しみるといった症状が発現する場合が大変多く認められます。
かみしめや食いしばりは、一般的な「歯ぎしり」とは異なり、音が鳴りません。
歯ぎしりであれば、噛んだ力が音に変換され、その力が分散されますが、かみしめや食いしばりは、その力がそのままダイレクトに歯にかかります。
流石には歯は悲鳴を上げる、つまり、痛んだり、しみたり、違和感が生じます。
このような場合、しみる部分は、「歯と歯ぐきの境目」が多いようです。
①については、冷たいものを含んだ時、ほぼ毎回“しみる”といった症状が発現しますが、②を原因とした“しみる”症状にはバラツキがあるようです。
日常生活における感情的な問題、つまり精神的ストレスと「歯ぎしり、かみしめ、食いしばり」との関係を調べた研究(Rugh&Solbergの研究)では、
・就職の面接
・口論
・退職
・試験
・病気
・疲れ
・離婚の決意
などの感情的問題後に優位に歯ぎしりなどが誘発されることが分かっています。
ただし、これは一過性でその時のみ。逆にハワイ旅行などの楽しみがあると全くなくなってしまうのが特徴です。
つまり、今日はしみたけど、次の日はしみないといった状況です。
上記の症状には「時期」には特徴があります。
1) 精神的なストレスや肉体的なストレスが強くかかった時
つまり、仕事が忙しい、人間関係などのストレスで心が疲労した時期と一致して発現します。これは睡眠時や無意識のかみしめが原因といえるでしょう。
2) 気温差、気圧差の著しい環境下にいる時
これはつまり季節の変わり目、冷暖房が必要となる生活環境、冬の寒い状況下での睡眠環境、飛行機、スキューバダイビングなどです。
このような生活環境は、身体に著しい負担を強いるため、無意識の・睡眠時のかみしめ、歯ぎしり、くいしばりをし易い環境といえるでしょう。
かみしめやくいしばり、歯ぎしりの強い・多い時には、歯に負担がかかり、その負担の警告音・サイレンとして、「硬いものを噛んだ時に少し痛い」「冷たいもので少ししみる」といった症状が発現します。
しかしこれは一過性(一時的な)のものだといえるでしょう。
心配事などが多いと、無意識にかみしめをしてしまい、「しみる・違和感・少し痛むといった症状」が発現することは、この季節の変わり目には非常に多く認められる症状です。
心配事などのストレスにより、ヒトはさらに敏感になりやすいため、痛み・違和感といった症状をさらに強く探し出して感じるようになるようです。
③メタルインレーによる熱伝導性
金属などの熱伝導性の高い材質を使用して人工歯を製作し、歯に被せることで、しばらく冷たいもの、温かいものがしみることがあるようです。
④インレーに隙間がある
⑤インレーのかみあわせ
むし歯を削り取った後は、その削った部分を可能な限り精密に人工歯で被せます。
その詰め物と歯との間に隙間があったり、詰め物が強く接触しすぎていたりすると、違和感やしみるといった症状が続くようです。この点につきましてはご担当頂いている先生にしっかりと見て頂ければ問題ないでしょう。
回答は以上となります。
この回答がお力になれていれば幸いです!
ご相談内容
左下の奥から2番目の歯を治療しました。
けずり、①銀歯の前に、3ヶ月ぐらい白いのうめて様子をみようと2週間ちょい前に言われました。
②水にしみたり、お湯にもふわ~とうっすら感じるようになりました。
先生には治療したばっかりは傷んだりするよと言われました。
③お湯と調べると良くないことばかりでてきて不安でメールしました。
④神経をとりたくありません。どうにかなるのでしょうか?
右下奥から2番目の歯も治療しました。
これは数カ月前に治療しましたが⑤水がしみ、昨日チョコがしみる部分がありました。
こちらも不安になっております。⑥もともと噛みしめる癖があります。
気づくと噛み締めたり噛むときに力がはいってしまいます。⑦関係ありのでしょうか?
はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。
頂きました文章中に①~⑦の番号を添付致しました。
その点につきまして回答させて頂きます。
①より、歯の神経に近いむし歯であったこと推察致します。
②の冷たいものがしみて、お湯にふわーっと感じる症状があるとのこと。
このお湯でズーン、ズキズキとした痛みがないのであれば、これは正常な反応かと思われます。
③お湯を入れることでズーン、ズキズキ痛みが続く、または冷たいものは痛くないが、お湯で痛みがあり、むしろ冷たいもので痛みが和らぐ。この状態は良くない状態、つまり歯の神経が炎症を起こしていたり、歯の神経が死んでいたりする「根管治療」が必要な状態です。
こちらのリンクをご参照下さい。症状から現在の病状、必要な治療法が見つかります。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
④ むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。歯を溶かしながら、歯の内部へと感染を拡げるのがむし歯です。
むし歯が存在するならば、歯の神経を残すにしても、根管治療となったとしても、いまあるむし歯を削り取る必要があるでしょう。
当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残したい!」とのご希望を胸にご来院頂きます。
そんな患者様には以下のようなご説明をさせて頂いております。ぜひご一読下さい。
「神経を残す治療ができるが、その予後に?が生ずる症例」
こんな患者様の症例では、次のようなご提案、ご説明を「必ず」させて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。
当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。
これは、25%は、のちに根管治療となっているということです。
原因は以下の通りです。
・かみしめ、くいしばりなどの強い力
・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足
・厳しい状況を患者様ご了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例
・かみあわせの負担、歯並び
そのため、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。
1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きれいれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。
→この1の場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。
2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い経過を観察してみる。
ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。
3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。
長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。
治療に臨む前に、上記3つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。
神経を残す治療や根管治療につきましては、以下のリンクに多数例動画にて供覧させて頂いております。
ご参照頂き、お心持ちが安らかになり、ご判断・ご決断の材料となれば幸いです。ご利用ください。
適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762
適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599
当院のyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2
当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。
この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き治療に臨ませて頂いているのが現状です。
⑤甘いものがしみるのは、初期むし歯の症状でしょう。早々に治療することで、これ以上のむし歯の進行を予防できるでしょう!
⑥⑦かみしめのある患者様には、むし歯と同じような「しみる」症状がみられます。
「しみる」原因がむし歯なのか?かみしめ?なのかを適切に診断した上で治療に臨む必要がありそうですね。
噛み合わせのチェックについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/11517
かみしめについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/10143
噛みしめ予防のマウスピースについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17681
回答は以上となります。
多くの患者様より切なるご相談を頂いております。
できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。
さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。
当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。03-3580-8110
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎
※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
当院のYoutubeチャンネルに歯科医師の先生から頂いた根管治療の術式に関するご質問です。供覧させていただきます。
内容的は歯科医師向けなっております。
よろしくお願い致します。
また、歯科医師、歯科関係者の方々からのお問い合わせ、大変多くいただいております。
お問い合わせやご質問につきましては、当院のホームページ「問い合わせ画面」よりお問い合わせください。順次回答させて頂いております。
歯科医師の先生から頂いた質問
先生おはよう御座います。
今回の動画とは関係ないのですが、根管治療の際に穿通できない場合などは、どのように対応なされてますか?!
当院の回答
コメントありがとうございます!!
穿通できない場合、どのように対応するかについて回答させて頂きます!
よろしくお願い致します!
この場合、まずは2つのパターンに分類できるかと思います!
はじめての根管治療の場合と再根管治療の場合です。
初めての根管治療の場合、これまでむし歯が深く侵攻しており、そこに歯ぎしりなどがあって根管が閉塞気味の症例が「穿通しづらい」症例かと推察致します。
その他の症例は、穿通可能です。根気よくファイリーズとⅭ+ファイルを使用して穿通を試みて下さい。
その際は、ファイリーズを根管内に貼薬後、反時計回りにファイルを回転させファイリーズを根尖に送り込んでファイリングします。
方向が間違っていなければ穿通します。
その際にはエンド三角の除去があらかじめ必要となるかもしれません。
いわゆるストレートラインアクセスです!
それでも穿通せず、根尖には病変が認められない症例もあるでしょう。
そのような症例では、穿通しません。それでOKです。
しかしこれには「ラバーダムを装着しての根管治療」が前提です。
もとから閉塞した状態での歯髄炎による根管治療であれば、閉塞部位には感染はしづらいものです。
できるところまで拡大清掃し根充します。経過は良好です。
再根管治療において穿通しない場合は、いくつかのパターンがあるかと思います。
「ココには根充材で穿通しない」は除外してください。
レッジ、パーフォレーション、トランスポーテーション、ジップなど、どの状態で穿通できないのかを、マイクロスコープやCTを駆使して見極めたうえで穿通を試みます。
石灰化して閉塞して根管治療ができないという症例はあまりありません。
それよりなにより、
”本当に穿通が必要なのか?” を考えることが重要ではないか?と考えます。
感染を取り切れば治ります。感染が残っているから痛みます。
その穿通をすることで”痛みの原因”となっている感染を取り除けるのか?
それを診断することが一番大切です。
上記のような方法でも穿通できない場合もあるでしょう。
そのような症例ではそもそも根管治療が適応症ではありません。
速やかに歯根端切除術に移行します。
回答は以上です、ご参考になれば幸いです!
ご相談内容
左下奥から2番目の歯のかぶせものが食事中とれたので翌日5月9日かかりつけの歯科医に行き、内側は虫歯になっているとの事で治療していただきかぶせ物して終了しました(ギリギリ神経に達していないとの事)
しばらくは治療後の歯で噛むとズキンとしていたので遠慮がちに右側中心で食事してました。
先日6月1日突然治療した歯がジンジンするようになり様子見てました。
3日、4日は寝れないほどの痛みで6日に歯科で見てもらいレントゲンでは膿がないとの事でボルタリン処方され一週間様子見るように言われました。
痛みはあいかわらずでズンズンしており水を口に含むと症状緩和されますが5分ほどでまたジンジンしてきます。
不安でしょうがないので相談させていただきました。
YouTube見ており根幹治療の可能性高いようならぜひお願いしたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。
『神経は残せるか否か?根管治療は必要か?を症状からチェック判断する表』
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
・深いむし歯治療後よりジンジンと痛む
・(なにもせずとも)ジンジンするようになる
・ボルタレンの処方既往歴あり
・痛みはあいかわらずでズンズンしており水を口に含むと症状緩和されますが5分ほどでまたジンジンする
上記表と上記症状を照らし合わせて頂くと、歯の神経は炎症あるいは壊死しており、根管治療が必要な症例であることが推断されます。
まずは明日当院までご連絡頂き、速やかに適切な治療を施す用意が必要かと思います。
明日、ご連絡をお待ちしております。
ご来院頂く前までに、まずはロキソニンやボルタレンなどを4時間から6時間おきに服用頂いた方がよろしいかと思います。
これは
・鎮痛作用
・消炎作用
を期待した服用です。お持ちであればそれをぜひご服用下さい。
当院のyoutubeチャンネルをご視聴頂いているとのこと。
ご視聴、ご登録を頂きまして誠にありがとうございます。
根管治療は、動画の通り、まったく同じに進行します。
はじめての根管治療、不安や心配もあるでしょう。治療進行は動画と全く同じです。
初診時にあらためて、当院スタッフより分かり易く詳しく説明させて頂きます。
安心してご来院ください。
当院で行う根管治療のコンセプトについてはこちらをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599
根管治療を行った患者様の症例の一連の流れを以下に抜粋してみました。
お時間のある時にご活用下さい。
これから行う治療を知ることで、安心して治療に臨めるかもしれません!
本症例の根管治療1回目
https://youtu.be/iw_XfPqoSKg
根管治療2回目
https://youtu.be/Ohf67Cpv56s
根管治療3回目
https://youtu.be/WzSvRHnnkJg
根管治療後、弱く脆くなる歯をどうすればよいか?その対策とは?
https://youtu.be/qAmj_fQ7beE
「40分ノーカット 左上奥歯 マイクロスコープで歯を削って型どり」https://youtu.be/XZ3fMQqBq1s
「根管治療後、歯をなるべく削らない治療 セラミックスアンレー」
https://miyazaki-dentalclinic.com/26264
回答は以上となります。
当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎
そうですね、、、皆さん根管治療ではとてもお悩みのようです。
この動画を皆さんに見て頂くことで、その一助となればと願っております。