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『失敗?MTA歯の神経を残す治療』についての当院の見解

当院のYoutubeチャンネルに頂きましたコメント、ご質問に回答させて頂いております。

内容は、歯の神経を残す治療の失敗、成功率?についてです。

当院の見解を分かり易く解説しております。ぜひご参照下さい。

2年前の治療が失敗してたという事でしょうか?

コメントありがとうございます。動画をご視聴頂きまして誠にありがとうございます。

また、皆様の気になる点をご質問頂きまして誠にありがとうございます。

まずは、本動画の
03:41 「MTAの周りはどうなっているのか?」
をご参照を頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

ご指摘の通り、2年前の記録をチェックさせて頂きましたが、そこにはむし歯の取り残しはございませんでした。

長文となりますが、「失敗か否か?」について、当院の治療方針、患者様へのご説明、当院の成功率、当院の考え方についてご説明させて頂きます。よろしくお願い致します。

当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残す治療」「根管治療」でご来院頂きます。

歯の神経を残す治療に臨む前、すべての患者様に次のようなご提案、ご説明をさせて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。ぜひご参照頂ければ幸いです。

当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。

原則、治療はマイクロスコープで行い、動画で記録、保存します。
むし歯の取り残しはありません。

そのため、「成功率」ではなく、「生存率」と表現させて頂いております。

75%の生存率ということは、25%は、のちに根管治療となっているということになります。

以下の動画でこのような症例について解説しております。
ご参考程度にリンクを添付致します。

原因は以下の通りです。

・かみしめ、くいしばりなどの強い力

・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足

・神経を残すには、厳しい状況を患者様ごに了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例

・歯並び

・口内の清掃不良

・精密なる補綴がなされていない

また、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。

1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きていれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。

→この1の場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。

2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い、経過を観察してみる。ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。

3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。

4.かみしめや食いしばり、冷温刺激の持続などにより、歯の神経が炎症を起こし、のちに歯髄壊死となり、根管治療が必要となる可能性があること。

治療に臨む前に、上記4つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。

「神経を残す治療」や「根管治療」と説明されたとしても、イメージがつかず、ご心配になられる患者様もいらっしゃいます。そのような患者様には以下のリンクを当院にて見て頂いた上でご説明させて頂いております。添付させて頂きます。ご参照下さい。

適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、歯の神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。

この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き、治療に臨ませて頂いているのが現状です。

本症例の患者様は、私の臨床実感として、歯の神経を残せる症例であったと思っております。

事実、術後1カ月後、3か月後、6か月後の症状も把握しておりましたが問題ございませんでした。しかし、患者様ご自身として、身体が疲れると、歯ぎしりをして、歯に痛みがあったことを自覚されていました。

歯髄壊死に至るには「むし歯」つまり「細菌感染」だけでなく、「外傷」「持続的冷温刺激」も関連するようです。

たとえるならば、蚊に刺されると皮膚が腫れて炎症を起こします。これを感染による炎症とします。

むし歯はなぜズキズキと痛むのか その原因は?

皮膚をたたき続ければ、皮膚は赤く腫れます。これも炎症です。

熱いもの、冷たいものをあてつづけると皮膚は炎症を起こします(やけど)。これも炎症です。

歯髄炎、歯髄壊死、歯の神経が死ぬ原因とは何か?

歯ぎしり、食いしばりは、歯が打撲を起こすのと同じです。その中の歯髄が炎症を起こし、壊死に至ります。

本症例の03:41 を見ても明らかなように、いわゆるむし歯の所見はありませんでした。

ご質問頂きました「本症例を失敗」とするか否か?につきましては、これからの当院の課題として、患者様に再度、ご確認頂いて、今後の治療に臨ませて頂きます。

再確認の機会を頂いたいことをとても感謝しております。ありがとうございます。

また、今回の症例を、

「通常であれば根管治療となっていた症例を、2年間、ご自身の歯で、神経をとらずに過ごすことができた。」ことに喜びを見出すのか?

また、

「そんなことならば根管治療をした方が良かった」と考えるのか?その価値観は皆様それぞれであるため、今後の術前の問診課題とさせて頂きます。

本症例の患者様には、「ありがとうございます」という感謝のお言葉を頂いております。再治療に際し、当院にご来院いただけたこと自体、こちらが感謝なのですが、このような患者様に出逢えたことは本当にありがたい限りです。

大変勉強になるコメント、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

根幹治療(根管治療)した歯は弱い、次痛くなったら抜歯?

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問を供覧させて頂きます。

ご質問は、『再根管治療した後、抜歯と説明されました。。。なぜ?』という内容です。

根管治療でお困りの患者様はぜひご一読下さい。

ご質問

根幹治療して神経を抜いた歯は弱くなっているので、次痛くなったら抜歯ですと他の患者さんに言っているのを診察室で聞いた事があります。

何故でしょう?

当院の回答

こんにちは!コメントありがとうございます!回答させて頂きます。
よろしくお願い致します。

頂きました文章から2つの条件が考えられます。

① はじめて神経を取る根管治療を行った後のご説明。

② 以前に根管治療をしたことがあり、痛みが出て、再度根管治療を行った後のご説明。

おそらく①ではないかと推察致します。

もし①だった場合は、次のことが考えられます。

・何らかの理由で、患者様がお口を開けられず、再治療ができない
・歯科医師の技術に問題がある

②の場合について回答します。

歯科医師に、適切な根管治療ができないという前提条件は外します。

適切な根管治療とはどのようなことか?
「良い根管治療」についてはこちらのリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/25051

「抜歯する前に見る動画」
https://youtu.be/j6sSM0riGck

通常、「弱くなっている=次痛くなったら抜歯」にはなりません。
何らかの理由があるのでしょう!

そのため、この「~弱くなっているので」という言葉の真意について考察する必要があります。

患者様にわかり易く説明するために、再治療ができない理由をわかり易く表現するために「弱くなっているため治療できない」と表現したかったのではないでしょうか。

実際に拝見していないため、その病状とその担当医の真意は推測の域を出ません。

そこで、回答となるか心配ではございますが、今回の症例のように、「再根管治療ではなく抜歯が適当となる場合」について回答させて頂きます。

1)他院で根管治療した歯が痛い
2)当院で再根管治療をする
3)今後、痛みが出た際は抜歯となる可能性がある

この3つの条件を満たす場合はどのような条件か?で回答させて頂きます。

このような条件を満たす場合はひとつです

「細菌の感染が歯の内部だけでなく、歯を支える骨にまで及び、歯を支える骨が広範囲に溶けてなくなっている症例」です。

当院では、このような症例の場合、治療前の段階で、患者様に次のようなご説明をさせて頂いた上で、再根管治療に臨ませて頂いております。

『●●さんの今回の痛みは、以前に根管治療した歯の、その歯を支える骨が溶けてなくなっていることが原因です。

その原因として考えられるのは、以前の根管治療が不十分であったことかもしれません。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

感染が残っていると、歯を支える周囲の骨にまで影響を与えます。骨は溶けてなくなります。

「周囲の骨がなくなっている原因」が、「歯の内部の感染が残っている」ことであれば、再根管治療をすることで治ります。

しかし、細菌感染が、歯根の先端から出て、外部へ拡がっていても、今回のような症状を示します。

根管治療は、「歯の内部、根管内の感染を取り除く治療」です。
根管外部の感染は取り除けません。

そのため、今回、再根管治療をしたとしても、“感染が外”にあれば、治らないでしょう。

そのような症例では、歯根端切除術というものを行い、外科的に外に出た感染を取り除きますが、●●さんの場合は、その骨の無くなり度合いが大きすぎるため、適応症ではありません。

まずは適切な根管治療を行ってみて、その効果があるかどうか、チャレンジしてみませんか?その上で、改善すればありがたいですね。

しかし改善しないのであれば、感染は外に出ていると鑑別診断されることになります。
そのような場合は、いったん経過を観察するのもいいでしょう。

しかし、痛みや症状が再発するようであれば、これ以上の感染拡大をさせないためにも、周囲の歯を守るべく、「抜歯が最善の治療法」となるでしょう。』

こんな感じでご説明させて頂いております。

おそらくではございますが、本症例の患者様も、ご担当医頂いていた先生の真意も、このようなことではないかと推察しております。

この回答が、ご期待に沿える回答となっていれば幸いです。

「当院の抜歯基準」のリンクを添付致します。

上記症例は、当院の抜歯基準の①一般的抜歯基準の1)に該当するかと思います。
ご参考下さい!

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

歯根端切除術につきましては以下のリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

『根管治療(神経抜く/取る)する前に』見る動画【歯の神経を残す治療】

毎日毎日、無言で献身的に働いてくれる「歯」。一生涯大切にして頂きたいものです!

むし歯が深く侵攻すると、歯の神経を取る・抜く根管治療が必要となります。
放置すると、感染は拡大します。「しなければならない」根管治療は速やかに行いましょう。その方が、歯は永く長く働いてくれます。

マイクロスコープ&ラバーダムを活用することで、従来の肉眼に頼る治療と比較して、歯の神経は抜かずに取らずに残せるようになりました。

神経に近い・深いむし歯でも、歯の神経は残せます。

この動画では、その治療の様子だけでなく、マイクロスコープ&ラバーダムの有用性について、なぜ必要なのか?マイクロスコープって何?どうやって使うの?など多岐にわたり分かり易く解説しております。

・歯の神経を取りたくない
・歯の神経を抜きたくない
・神経に近い深いむし歯がある
・できれば根管治療したくない
・ラバーダムって何?
・マイクロスコープってどんな治療法?
・歯の神経を守るMTAってなに?

こんなご質問、ご希望のある方はぜひご参照下さい。

本動画のタイムスケジュールです。
タイムをクリックすると見たい所へジャンプします。
ぜひご活用下さい!

00:47 第1大臼歯 術前の症状について
01:23 「神経を残せるのか?」を調べるチェック表
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

01:35 【ラバーダムの装着】とむし歯について
02:01 【歯の表面の洗浄と消毒】
02:01 やり直し治療が必要となる症例に共通する2つのポイントとは?
02:41 銀歯装着後に「しみる」「痛む」「違和感」?原因について
03:44 【治療開始(マイクロスコープで診て歯を削る)】
03:51 術前のデジタルレントゲン画像とCT撮影画像について
04:28 【セメント除去 むし歯の状態】
04:35 【齲蝕検知液でむし歯を染色】
05:07 当院で使用するデンタルミラーについて

「Yirro-plus ミラー」
http://www.j-pentron.com/products/yirro-plus.html

05:27 マイクロスコープと拡大鏡の違いについて

「マイクロスコープの使い方《歯科医師向け配信動画》」 https://youtu.be/1tDMOsTRPdQ

07:05 【露髄】
07:27 【むし歯を徹底的に削り取る様子(5倍速、8倍速)】
10:24 健全な神経をマイクロスコープで観察する
11:02 【露髄部を洗浄・消毒】
11:36 残せる神経?残せない神経?マイクロスコープ画像
12:13 【コンポジットレジンで覆う】
12:13 【MTA 直接覆髄法(エンドセムMTA使用)】
13:31 動画のまとめ

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

抜歯する前に見る動画【マイクロスコープ根管治療&歯根端切除術】

歯医者さんで「抜かなくてはいけない」「抜歯してインプラント」「抜歯してブリッジ」「抜歯して入れ歯」と診断、説明されたとしても、できることなら抜歯したくない、歯を抜きたくないですよね。

この動画では、他院で抜歯と診断された歯を抜かずに残す治療について分かりやすく解説させて頂いております。

抜歯する前に、ぜひご参照頂きたい動画となっております。

動画では、以下のことについてマイクロスコープ画像やわかり易いCG、図などを用いて解説しております。

・むし歯とはどんな病気なの?原因は?
・なぜ抜歯と診断されたの?本当に抜歯なの??
・根管治療ってどんな治療?
・良い根管治療ってなに?良い悪いがあるの??
・歯根端切除「しこんたんせつじょ」??なにそれ?

マイクロスコープとラバーダムを活用することで、歯は抜かずに残せるようになりました。ぜひご活用下さい。

本動画のタイムスケジュールです。 ご活用下さい!

00:18 他院にて、なぜ抜歯と診断されたのか?
00:44 むし歯とは?CGで解説。
01:05 根管治療とはどのような治療?
01:37 「良い根管治療」とは?
02:19 「良い根管治療」の術前術後のレントゲン比較
02:50 本症例の何が問題か?
03:13 実際の治療の様子(マイクロスコープ動画で解説)
03:13 上顎小臼歯 術前の様子
03:36 ラバーダムの装着
03:44 治療前の歯の表面の洗浄と消毒
03:50 齲蝕検知液でむし歯を染色
04:01 ニッケルチタン製ファイルとゲーツグリデンドリルドリル
04:08 次亜塩素酸で洗浄消毒 エンドアクチベーター
04:20 残留汚水を吸引・乾燥
04:31 水酸化カルシウム貼薬
04:43 治療後のCTを解説
05:28 歯根端切除術について
06:01 抜歯は最後の治療法 まとめ①
06:23 動画のまとめ 動画のポイント まとめ②

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル
根管治療後どうやって治す どうかぶせる 

 

 

 

矯正治療中の根管治療について

【ご相談内容】

今歯矯正中、根管再治療ができますか。国民保険利用ができますか。よろしくお願いします。

【回答】

当院では根管治療の際、ラバーダムを装着して治療に臨ませて頂いております。

詳しくは当院のホームページ、根管治療のサイトをご覧頂ければ幸いです。以下にリンクを添付致します。ご活用下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

ラバーダムにつきましてはこちらをご参照下さい。
動画でご説明 https://miyazaki-dentalclinic.com/17703
その根拠 https://miyazaki-dentalclinic.com/13332

現在矯正治療をされているとのこと。

当院では矯正治療中の患者様の根管治療も行わせて頂いております。

その際は、ワイヤーを外して頂いた上で根管治療に臨ませて頂いております。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

「歯が、噛むと痛いんです、でも、冷たいものや温かいものはしみません」


当院のyoutubeチャンネル、上の動画にご質問を頂きました。

ここに供覧させて頂き、皆様のお役に立てれば幸いです。
ぜひご一読下さい。

先生!動画に関係ないんですが、 歯が、噛むと痛いんです、でも、冷たいものや温かいものはしみません。

虫歯なのかな?と思ったのですが…怖くて仕方無くて、ネットで調べたんですが、病気が特定出来なくて、、これは虫歯の症状ですか?

「噛むと痛い」こんな痛みの原因は3つです。

「むし歯」「歯周病」「かみあわせ」のいずれか、あるいはその複合です。

また、「噛むと痛い」場合、その頻度(いつもなのか?時々なのか?)と強度(食事の時?カチカチ噛んだ時?強くかんだ時?硬いものを食べたとき?)で、痛みの原因は変わります。

以下に代表例をあげさせて頂きます。ご参考になれば幸いです。

①「時々噛むと痛い時がある、食事はできる、歯茎は腫れていない」

→これは「かみあわせ」、つまり「歯ぎしり」や「くいしばり」が原因です。

顎関節症身体が疲れたり、精神的に疲れると、ヒトは「かみしめ」「歯ぎしり」をします。

「職場が変わる、引っ越す、雨が降る、台風が来る、季節の代わり目」など、気温・気圧の変化、人間関係などのストレスがその原因です。

その難関を乗り越えようとする時、ヒトはかみしめ、その力が強く・長いと、歯が「打撲」を起こして痛むのです。

このような痛みは、そのストレスがなくなると、和らいでいくものです。

 

②「以前に根管治療したことのある歯が、カチカチすると違和感、やや痛い

→これは、①の原因かもしれません。しばらく様子を見て下さい。

でも、「痛み」が和らがない時は、再根管治療が必要となるかもしれません。

歯医者さんへ相談してみましょう。

 

③「噛むと痛い、もしくは違和感、歯ぐきが腫れている」

→これは②と歯周病が疑われます。

ブラッシングで血が出る時は「歯周病」である確率が高いでしょう。まずは良くブラッシングしてみて下さい。それでも改善しない場合は歯医者さんでクリーニングしましょう。

「腫れているけど血はでない。時々プツっと腫れることがある」

これは②の再根管治療が必要かもしれません。レントゲンを撮影すると分かります。歯医者さんに相談しましょう。

歯周病 どんな治療法 歯周ポケットで診断 

 

④「何もせずともジーン、ズキズキ痛みがあり、噛むと更に痛い

→これは深いむし歯が疑われます。早々に歯医者さんに相談しましょう。

根管治療が必要となる可能性があります。

④のような症状の場合は、以下のリンクをご参照下さい。ご自身の症状から現在の病状と必要な治療を調べることができます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

実際に拝見していないため、的確な回答となっていない場合もございます!

症状が治まらない時はぜひお近くの歯医者さんへご相談下さいね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

マイクロスコープ ラバーダム 根管充填の実際の様子

本動画では、マイクロスコープとラバーダムを使用した「根管治療」、その中でも根管充填に様子をご覧頂けます。

根管治療(根幹治療)に限らず、歯医者さんでの治療は何をしているのか分からず、ご心配になる患者様が大変多くいらっしゃいます。

そんな患者様の心配を少しでも和らげることのできる動画となっております。
ぜひご参考下さい。

本症例は2回で根管治療を終了しています。

この動画の前編として、無痛麻酔の様子や根管治療の様子、根管治療の様子を別動画で配信させて頂いております。以下にそのリンクを添付致します。

根管治療についてご理解が深まるかと思います。そちらをご覧になっていない方は、ぜひそちらからご覧頂くことをお勧め致します。よろしくお願い致します。

https://youtu.be/Ztkrz2X1TXs
マイクロスコープ 再根管治療(前編)《10分ノーカット 患者様への声掛け、無痛麻酔、ラバーダム装着の様子 》

https://youtu.be/Hssoi1emUrk
《30分ノーカット》ラバーダム&マイクロスコープによる再根管治療の実際の様子(後編)

根管治療、どういう根管治療が良いのか?正しい根管治療とはどんな治療なのか?どんな歯科医院で根管治療を受けた方がいいのか?迷われている患者様が大変多くいらっしゃいます。こちらについては以下の動画、「良い根管治療とは?抜歯と診断された歯を治す!」で詳しく解説しております。ぜひご活用下さい!

https://youtu.be/WvyVDLpTk6U
良い根管治療とは? 抜歯と診断された歯を治す!

本動画のタイムスケジュールです。
タイムをクリック頂くと見たい所にジャンプします。
長い動画です、ぜひご活用下さい!

00:13 無痛麻酔の様子(約3分間)
03:26 ラバーダムの装着
04:49 歯の表面の洗浄と消毒
06:08 仮封材を削り取る
08:10 次亜塩素酸で洗浄
09:56 近心頬側根からのフィンを超音波チップで削り取る
12:39 ニッケルチタン製ファイルで清掃
12:47 やり直しの無い根管治療とは??
14:01 根管内の洗浄・消毒・乾燥
17:15 BCシーラーの填入
19:13 根管充填(垂直加圧 CWCT)
24:43 根管充填終了
24:43
 今後の治療について説明

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯の神経を取ったらどうなるの?《その後の治療について》当院の見解

こんなご質問を多数いただきます。

・歯の神経を取ったら、抜いたらどうなるのですか?

・歯の神経を取ると、根管治療をすると、根っこの治療をすると、
歯は脆く・弱くなりませんか?

・根管治療のメリット?デメリットは何ですか?

・根管治療が上手くいかなかったら、どうなるんですか?

・もしその後、歯が折れてしまったら、どうなるのですか?

・折れたら抜くんですか?

・抜いたらどうなるのですか?どんな治療法があるんですか?

「自分の歯がどのようになるのか分からない不安」
歯の神経を取る?根管治療ってなに?」
こんな
様々な不安を感じていらっしゃるようです。

インターネットでは情報が氾濫し、専門用語が羅列されています。

その言葉の重み、文章の行間までを読み取ることのできない、「専門家ではない患者様」にとって、ネットは「様々な情報が手に入る」という利便性はあるものの、その情報をどのように「取捨選択、決断」すべきかの「判断基準」がありません。

多くの情報を手に入れる程、その思考は困惑するでしょう。
歯科医院を転々されているようです。

当院では、そんなご不安を払拭して差し上げたい想いで、スタッフ一同ご説明にあたりますが、ネットで得た「偏った知識」が判断基準となっている患者様へのご説明には、大変苦慮しているのが現状です。

患者さまの病状は様々です。
患者様のかみあわせも様々です。
患者様のご希望も様々です。
歯科医院で出来る治療も様々です。

そのため、適切な治療法も様々。
ネットの情報が必ずしも患者様に適している、患者様の問題解決法とならない場合もあります。

そこで、当院で出来る治療法について、当院の治療方針について以下に簡単ではありますがお話しさせて頂きます。ご参考頂ければ幸いです。

こんな方はぜひご一読下さい。

・当院へのご相談をお考えの患者様
・歯科治療、何をやっているのか分からず不安

・どんな治療法が自分にとってベストなのかが分からない
・治療してもうまくいかないことが多かった。今後どうなるのか?
・歯がなくなってしまうのではないか?
・ラバーダムってなに?
・マイクロスコープってなに?

当院では以下のように考え、日々の臨床に取り組んでおります。
ぜひご一読下さい。

歯科治療は「むし歯、歯周病、かみあわせ」。この3つの病態を治すことです。

また、歯科医院での問題解決は、「病気」を治すことです。

病気とは、「病=病態」と「気=心の病」。

病態を治すことを前提に、患者様の御心持を安らかにすることを目標に、当院では歯科治療に臨みます。

①むし歯が深く進行した場合は、「神経を残す治療」です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。見えない細菌を取り除くには、肉眼では不十分であると当院では考えています。

そのため、当院では3倍から20倍にまで拡大してみることのできるマイクロスコープを3機導入し、日々の臨床に取り組んでいます。

また、治療中に感染させないように、「ラバーダム」を装着、治療に臨みます。

まずはむし歯を早期発見、徹底してむし歯を取り除き、「歯の神経を残す治療」を行います。歯の神経を取ると、歯は経時的に、脆く弱くなるのは事実です。簡単には神経を取り去りません。

②しかし、残念ながら、むし歯の進行が深く、「神経が死んでしまった(歯髄壊死)」場合は、適切なコンセプトに基づくマイクロスコープ根管治療が必要です。

上記の通り、ラバーダムとマイクロスコープを活用して治療に臨みます。

神経を取ることは怖いことではありません。
細菌感染を残すことの方がよっぽど事態を悪化させる怖いことでしょう。

適切なコンセプトに基づき、適切な治療環境を整えて治療に臨めば大丈夫。

根管治療後どうやって治す どうかぶせる 


③しかし根管治療でも治癒しない症例があるのも事実です。
その際は、歯を抜くのではなく、「歯根端切除術」で歯を残します。

④それでもダメな場合もあります。歯が折れてしまっていたり、歯の周囲の骨が炎症を起こし、回復しない状態です。このような時は、残ってい歯にこれ以上悪影響を及ぼさないようにするためにも、抜歯が最善の治療法となります。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

その際は、「抜歯即時インプラント手術」


⑤歯を抜かざる得なくなった場合はインプラント治療
です。

「両隣の歯を削りブリッジをかぶせる」

「残っている歯に引っ掛けて使う入れ歯」

上記の2つの治療法は、残っている歯に負担を強いる「古い治療法」です。

当院では推奨いたしません。

ブリッジ インプラント どっち 歯を抜いたら 抜歯した後 治療法

入れ歯orインプラント どっち 歯を抜いたらどうする インプラント ブリッジ 入れ歯 どれがいい?

これ以上残ってる歯を失わないためにも、歯に優しい治療法を選択すべきではないでしょうか。

このようなすべての局面において、「かみあわせ」への配慮が必要不可欠な知識となります。

かみあわせ 咬合 かみあわせ専門医 噛み合わせ 歯科 歯医者

 

 

 

ラバーダム 根管治療《口が開いていられない》メール相談

当院のyoutubeチャンネルの動画に、ラバーダムについてのご質問を頂きました。
患者様皆様が感じていらっしゃる内容です。ぜひご活用下さい。

《 ご質問 》

治療中は口で呼吸出来ない、もしくはしない方がいいんですかね?

自分口呼吸なので鼻だけだと少しきつそうに思えるんですが…。 

それと口は大きめに開かないと駄目ですか?

30分は顎がもちそうにないです。

《 回答 》

大変意義あるコメント、ご質問をありがとうございます。

おっしゃる通りです。

長い時間お口を開いて、尚且つ鼻で呼吸し続ける。慣れないと、とてもとても大変に感じることでしょう。

でも大丈夫、必ずできるようになります。

また、「ぜひできるようになって頂きたい!」これが一番の願いです。

それはなぜか??

この「ラバーダムが装着できるようになる」ことが、むし歯や歯周病、噛み合わせの問題を無くしてします予防効果があるからです。

これについて解説致します。少し長くなりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

最後までお読みいただいたときには、むし歯や歯周病、噛み合わせで歯医者さんへ通院する可能性がとてもとても小さいものになるでしょう。

「ラバーダムを装着出来る」=「歯医者さんへの通院が必要なくなる」の理由をご説明する前に、頂きましたご質問に回答させて頂きます。

『治療中は口で呼吸出来ない、もしくはしない方がいいんですかね? 』

口呼吸はできない程ではなく、しづらくなるかと思います。

治療中、お口の中に水が流れることはありませんので、ラバーの隙間から口で呼吸することはできるようです。

「しない方がいいんですかね?」、結論を申します。

ラバーダムをするしないに関わらず、「口で呼吸はしない方がいい」でしょう。
後ほど解説致します。

『自分口呼吸なので鼻だけだと少しきつそうに思えるんですが…』

鼻がつまってしまっており、全く鼻呼吸ができない状況であれば、たしかに、ご推察の通り、少ししづらいかと思います。

そのような患者様には「耳鼻科」へのご通院をお勧めいたします。

これは「ラバーダム」装着のためではなく、全身の健康に大変寄与するからです。
これも後ほど解説致します。

『それと口は大きめに開かないと駄目ですか?』

そうですね、できれば大きく開いて頂けると治療はスムーズに進みます。

でも、歯医者さんにいらっしゃる患者さまは、そのほとんどの方が「お口は大きく開けることができません」(笑) 

皆さんお口、小さいです。お口を開く習慣が少ないのでしょう。
これについても後ほど解説します。

そのため、当院では少しずつ開いて頂けるように、治療時間も少しずつ伸ばしていきましょうとご説明させて頂いております。

皆さん、2~3回目には大きくお口を開いていられるようですよ。

いきなり大きなお口は開けられないものです、できることを少しずつ少しずつです。

『30分は顎がもちそうにないです。』

30分持てば最高です。十分です。

それでは、『ラバーダム装着が装着出来る』=『歯医者さんへの通院がいらない』
について解説します。

ラバーダムを装着出来るようになる方は、以下の2つが出来る方です

① 大きなお口を開けることができ、それを持続できる

② 基本、いつも鼻で呼吸している

逆を云うならば、ラバーダムを装着出来ない方は、以下の2つの悪条件をもっています。

① 口が開かない

② 口呼吸

なぜこれらが悪条件なのかを解説します。

① 口が開かない

口が開きづらい、開かない方は、必ず「かみしめ、歯ぎしり」をしています。

上下の歯はいつも接触しているものであるといった固定観念もあるようです。

上下の歯は、健康であれば、1日のうち、7分から15分の接触時間であるという有名な研究論文があります。

その接触は、嚥下(飲み込む時)と咀嚼(食べる時)の2つの時だけで。

その際の噛む力はグラム単位の少ないもの。平時は基本「接触しない」のです。

口が開かない方は、いつもいつも、寝ても覚めても噛んでいることが常となっています。

そのため、噛む方向に働く筋肉は硬直し、筋肉痛を起こしています。

腕の力こぶを形作る「上腕二頭筋」の筋トレばかりすると、腕をのばしづらくなり、柔軟な腕の動きができなくなるのと同じです。

お口が開きづらく、開けることができません。

「かみしめ」「くいしばり」「歯ぎしり」にはその原因に諸説あります。

・歯並び

・全身姿勢

・ストレス

この中でも、「ストレス」が大きな要因を示すようです。

「かみしめ、歯ぎしり、食いしばり」が強く、その頻度が多い方には一つの共通点があります。

「物事に真面目に取り組まれる姿勢」です。

真面目に、几帳面に、しっかりと物事に取り組まれる精神性だけでなく、周りの方々へ細やかな配慮をされる人間性から、その困難を乗り切る際、「かみしめ」「食いしばり」「歯ぎしり」をされているようです。

「かみしめ、食いしばり、歯ぎしり」の際、脳内ではβエンドルフィンといった脳内麻薬が放出されます。

これには「健忘効果」があります。

つまり、「歯ぎしり」していることを忘れてしまうということです。これにより、皆さんほぼほぼその自覚がありません。

かみしめの力は絶大なるものです。歯が折れる、ヒビが入るほどの力を込めることが研究論文からも明らかにされています。

「一生懸命歯ブラシはしているけれど、奥歯がいつもむし歯になる。」

こんな患者様が多数いらっしゃいます。これは歯ブラシしていないからではなく、「かみしめにより歯にヒビが入り、そこにむし歯の細菌が感染してむし歯になっている」これが原因なのです。

こういった患者さま、大変多い。

歯ぎしりやかみしめ、食いしばりをしないこと。これをご自覚頂くことで、その頻度と強度は大幅に軽減されることが論文で明らかにされています。

ではどのようにしてそれを予防するのか?を解説します。

① 自覚すること

② 口を開くエクササイズをすること

③ 全身のストレッチをする、歩く

④ 舌を口蓋に、口を閉じて、鼻呼吸

この4点です。

詳細はまたいずれどこかの場所でまた解説致します。

簡単なのは、②お口を開けることです。

身体の姿勢を整えて、
「あ」
「い」
「う」
「べ(ベロを前につきだす)」

これを5秒間ずつ、3セット、朝昼寝る前、いつでも何度でもやってみましょう。

噛む筋肉がリラックスしてお口が開くようになります。

また、平時の時は、舌を口蓋につけて、上下の歯は接触しないように、前歯で1~2mm程の隙間を感じつつ、上下の唇は軽く接触、閉じて鼻呼吸です。

いわゆる「座禅」「瞑想」をする際の状態です。この状態を常としましょう。

かみしめは少なくなり、口は開くようになります。

お口を開けるようになるだけで、かみしめしなくなり、お口周りの様々な問題を予防・解決することが可能です。
簡単なのでぜひ!

②口呼吸

「口呼吸」は悪です。ぜひ改善したいものです。

ヒトは基本、原則「鼻」で呼吸する動物です。
そのように作られている生物です。

そのため、「口」で呼吸するのは「何らかの問題を抱えている異常な行為」と判断し、改善することが必要不可欠です。

鼻で呼吸することで、外界からの異物、細菌、ウィルスなどを鼻粘膜のフィルターで除去し、体内へ酸素を供給します。

「優れたフィルター」が鼻粘膜です。

これを通さず「口」で呼吸することは、体内へ「異物、細菌、ウィルス」を取り入れてしまうことになります。
これは良くありません。

でも鼻呼吸が常となっていない方もいらっしゃるでしょう。その要因としては以下のことが考えられます。

① 鼻疾患(花粉症など)

② 歯並び

③ 全身姿勢

④ ストレス

①②はぜひ、耳鼻科、歯科で改善しましょう。

③は④と関連していることがしばしばです。

口呼吸となっているそのほとんどが、④です。

前述致しましたが、④のストレス、身体的ストレス(疲労)により身体が疲れると、肩は落ち、背中は丸まり猫背となりがちです。

また精神的ストレスにより、呼吸は浅く不規則。

ゆっくりとした呼吸ができず、腹式呼吸から胸式呼吸となりがちです。

胸式呼吸では十分な呼吸ができないため、口が開き、酸素を摂取しようとする。

すると口内は乾き、唾液は乾燥。免疫機能が低下する。。。この悪循環となります。

口呼吸により、唾液が少なくなり、むし歯・歯周病になり易くなります。
口呼吸はぜひぜひ改善して頂きたいところです。

ラバーダムを装着できるということは、

・お口があけていられるということ
・鼻で呼吸ができるということ

です。お口を開くだけで、鼻で呼吸することができるようになるだけで、予防できることが沢山あります。
ぜひご参照頂きご活用ただければ幸いです。

長文お付き合い頂きましても誠にありがとうございました!

本動画のタイムスケジュールです。ご活用下さい。

00:31 3カ月前の「歯の神経を残す治療」の様子
02:33 3カ月後の歯髄壊死 根管治療 術前
03:29 無痛麻酔の様子
07:41 ラバーダムの試適・調整
09:18 ラバーダムの装着
13:25 治療開始 コンポジットレジンを削り取る
13:22 以前、MTAで覆髄した部分はどうなっていたのか?
15:20 歯髄壊死を確認
15:51 根管治療開始
17:10 4つの根管入り口とCT
17:39 根管の先端を模索(穿通)
18:42 根管治療とはえんとつ掃除のようなもの
25:37 SEC01で根管の先端を穿通する
28:59 ゲーツグリデンドリルで清掃
31:10 ニッケルチタン製ファイルで清掃
35:49 根管内を次亜塩素酸で音波洗浄
39:16 根管内を吸引・乾燥
40:14 水酸カルシウムを貼薬
44:03 ラバーダムを取り外す
45:27 動画を見ながら術後のご説明
49:26 動画終了

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

MTA失敗 神経が死ぬ歯髄壊死 原因は?《マイクロスコープ根管治療》

この動画は、当院にて2年前に「歯の神経を残す治療(MTA部分断髄法)」を行わせて頂いた患者様の根管治療の実際の様子です。

(下の方に、この動画のタイムスケジュールを添付しております、ぜひご活用下さい)

・歯の神経を抜かずに取らずに残したい
・MTAってなに?
・ドックベストセメント?3MIX?できるだけ歯の神経を取らない?抜かない?
・歯の神経に近い深いむし歯で、歯の神経を取らなくてはならないと説明された。

こんな状況、ご質問、ご心配を持つ患者様はぜひご参考下さい。

当院では歯の神経を残す治療を行っております。

まずは、歯の神経を残す治療についてご説明いたします。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし歯の進行度合いを図で説明

細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げていく病気がむし歯です。
その感染の広がりによって、上図のように、治療法が異なります。
詳しくは以下のリンクをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

直接覆髄法をはじめとする、”歯の神経を残す治療”とはどんな治療か?
https://miyazaki-dentalclinic.com/22141

そのため、むし歯は「細菌感染を徹底的に取り除く」ことで治ります。
逆を云うならば、取り残すと再発、治りません。

徹底的に取り除くには、肉眼による治療では不十分、見えない、むし歯か否か?を判別しるのが非常に困難、、、と感じざる得ないのが私の臨床実感です。

皆さんならば、1センチにも満たない歯の内部のむし歯を削り取る時、以下の2つの方法ならばどちらをご選択されますか??

① 肉眼で一生懸命見て、むし歯を削り取る
② マイクロスコープで肉眼の20倍拡大した状況で、むし歯を削り取る

この歯の神経を残したい!見えない細菌の感染症であるむし歯治療。

自分の歯を大切にするために、妥協なき治療で臨みたい!私ならば、私の親兄弟、親友に治療を受けてもらうのならば、②を迷いなく勧めます。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

この症例は、そのような徹底した状況下で治療に臨んだ患者様の症例ですが、残念ながら、2年後に、歯の神経が壊死して根管治療となりました。

この患者様は急患でご来院いただきましたが、以前の徹底した治療のご記憶があったのでしょう。当院に再度ご来院ください、治療をご希望くださいました。

大変ありがたい限りです。

実際に拝見すると、「むし歯はありません」
動画をご覧頂くと、その様子をみていただけるでしょう。
では、なぜ?歯の神経は死んでしまったのでしょうか??

ぜひ動画をご覧頂き、そのご理解を深めていただくことで、ご自身の歯を守る術を知って頂きたいと思っております。

患者様の自覚次第で「歯」は守れます。そのことをこの動画で知って頂けるでしょう。
ぜひご参考ください。


本動画のタイムスケジュールです!
タイムをクリック頂くと、見たい所にジャンプします。ぜひご活用下さい!

00:00 2年前の歯の神経を残す治療の様子
00:12 露髄時の健全な神経
00:33 術前の患者様との会話
00:57 術前の患歯の「かみあわせ」

赤い接触点→カチカチ
青い接触点→ギリギリ
正常な噛み合わせとはどんな噛み合わせ? 以下のリンクをご参照下さい! https://miyazaki-dentalclinic.com/16128

01:09  患者の術前の症状、ご説明
01:19 術前のレントゲン画像
02:16 ラバーダムの装着
03:07 メタルインレーを削り取る
03:41 MTAの周りはどうなっているのか?
04:12 歯の神経が死んでいる状態(歯髄壊死)のマイクロスコープ動画
04:27 根管治療開始 根管治療の流れについて
05:27 ニッケルチタン製ファイル
06:18 MB2との間のイスムス除去
06:35 次亜塩素酸洗浄
07:02 水酸化カルシウム貼薬
07:09 なぜ神経が死んでしまったのか?その原因とは?
07:36 治療後の患者様への説明

当院では大変多くの患者様より多くのご質問をメールにて頂いております。

そのご質問にひとつひとつお答えさせて頂いておりますが、その限界を感じているのも事実です。

そのため、当院ではyoutubeチャンネルを開設し、当院での実際の治療の様子を通して、「根管治療」「歯の神経を残す治療」「インプラント治療」「噛み合わせ治療」などについてわかり易く解説しております。

最近では歯科関係者(歯科学生、臨床研修医の先生、歯科医師、マイクロスコープを導入予定の歯科医師、歯科衛生士、歯科助手)の方々からのご質問も大変多くいただいております。

そのため動画の内容が専門的になってしまっているところもございます。

わからない時は、youtubeチャンネルコメント欄や当院ホームページ問い合わせ画面からご質問ください。

回答させて頂きます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル