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根管治療後の治し方 3つ

根管治療後どうやって治す どうかぶせる 

歯の神経をとる根管治療(根幹治療)。

その後の治療法として、しばしば提案される治療法が上の図のような方法ではないでしょうか。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
歯の内部に感染侵攻した細菌を取り除くのがむし歯治療です。
その感染が神経にまで及んでいる場合、感染を取り除くべく、感染した神経を取り除き、もうこれ以上感染を拡げないようにするのが「根管治療」です。

メタルコア メタルクラウン 根管治療後

このむし歯を取り除く際、むし歯が多く、削る量が多い症例では、歯の大半を失うため、上の図のような人工歯「クラウン」となります。

メタル製のクラウンは保険診療の適用として使用されていますが、白い歯、セラミック製のクラウンの場合は、下の図のようになります。基本、構造に変わりはありません。

コア ファイバーポスト ファイバーコア 費用 料金 利点欠点根管治療(根幹治療)後にはその歯を補強するためにも、土台(コア)を云われる“芯棒”を歯根に差し込みます。

その材質にいくつかの種類はありますが、原則、1択、ファイバーコアが適切です。

ファイバーコアの有効性につきましては、以下にリンクを添付致します。ぜひご参考下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/19117

根管治療後の治療法の説明としては上記の方法が従来の方法であり、この方法を説明されることが多いかと思います。

しかし、この方法では、歯の全周を削り込むため、歯を削る量が多く、将来その歯がもろくなる可能性を大きくしてしまうのも事実です。
ただし、むし歯があって削らざる得ない場合はこの方法が最善です。

もし、むし歯の範囲が狭いにも関わらず、歯の神経を取る根管治療が必要となった場合は、以下の治療法を視野に入れたうえで、根管治療に臨みます。

そうすることで、可能な限り歯を削らずに残す治療、その歯の寿命を長くなる可能性が大幅に高まります。

まず1つは、セラミックポストアンレーです。

セラミックポストアンレーとは、可能な限り削らず、コア(=ポスト)と噛み合わせ部分が一体となってオールセラミックス(e-max)で製作された人工歯です。

この治療法は、USC(University of Southern California)の教授 Pascal Magne(パスカル マニエ)先生が「根管治療後に歯が破折しない(折れない)ようにするための優れた方法」として推奨されている術式です。

科学的根拠を示す論文があり、根管治療後の歯を強固にすることが証明されています。

セラミックポストアンレー USC(University of Southern California)の教授 Pascal Magne(パスカル マニエ)先生 NO CROWN

もう1つは、ファイバーコアを装着後にセラミックアンレーを装着する方法です。

ファイバーコア セラミックアンレー 根管治療後

根管治療後にファイバーコアを装着します。

その後、歯を最小限に形と整えるべ削り込み、歯の噛み合わせの部分を部分的に覆う「アンレー」を製作します。

この方法は、クラウンを装着する治療法と比較して、歯を削る量が少なく、その歯の寿命を長くする可能性を秘めた素晴らしい治療術式といえるでしょう。

この方法、私は「アンレー」で製作します。
理由は2つ。

① 根管治療後に歯がかみ合うと治療後の痛みが強く、治癒を阻害する場合がある
② このような、大きなむし歯ではないにも関わらず根管治療に至る症例では、その原因に「かみあわせ」「くいしばり」が関与していることがほとんどである。

これらの原因に対して、以下の対応をするべく、根管治療の際に、噛み合わせを最小限に削り、人工歯で回復しています。

① 痛みを緩和し治癒を促進する
② 人工歯をかぶせることで、かみあわせを改善させる

● 患者様の病状(むし歯の拡がり、かみあわせ)
● 患者様のご希望(白くしたい、長く持たせた)
根管治療後の歯を回復する治療法としては、上の2つのご希望も含め、様々な治療法があります。クラウンだけではありません。

そのため、根管治療を始める前に、そのご希望を知ったうえで治療に臨めると、患者様にとって最善の治療を受けて頂けるかと思います。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

 

 

齲蝕検知液 ラバーダム マイクロスコープ

当院のYoutubeチャンネル、上の動画「ノーカット60分 樋状根の根管治療」にご質問を頂きました。

そのご質問と当院の回答を以下に供覧させて頂きます。

ぜひご参考下さい。

マイクロスコープを活用して治療するの羨ましいです。

私が通ってる歯医者さんはマイクロスコープはもちろんラバーダムは使用された事はありません。

しかも何故か分かりませんが、う蝕検知液がないからって言ってて、う蝕検知液を使用していません。

だから不安です。どー思いますか?

返信して頂けたら嬉しいです。

コメント頂きまして誠にありがとうございます。

大変ご心配なご様子、回答させて頂きます。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

むし歯の治療は、「感染している細菌」を取り除くことにあります。

しかし、感染している細菌は、非常に小さく、目で見ても、マイクロスコープで診ても、細菌を見ることはできません。

そのため「細菌が歯を溶かした跡」を削ることでむし歯を取り除くとしているのが、むし歯治療です。

そのむし歯か否かを判定する際のポイントが2つあります。
このリンクをご参照ください、2つのポイントについてご説明させて頂いております。 https://miyazaki-dentalclinic.com/22122

ポイントは2つです!

① 齲蝕検知液で染色する
② むし歯の硬さで判定する

経験豊かな先生は、目で見て判定するのはもちろんのこと、歯を削っている際の硬さで、むし歯か否かを判定されているようです。

現在ご通院中の先生は、おそらくその判定基準をもって多くの患者様を治されているのではないでしょうか!

痛みがなくならなかったり、違和感が残ったりした際は、先生にご相談すれば大丈夫ですよ!

もしまたご心配なことなどあれば、コメント欄にご相談ください!
コメント、ご質問ありがとうございました!

治療、頑張ってくださいね!

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自費の根管治療 成功率について

当院のYoutubeチャンネル、上の「根管治療3回シリーズの1回目」の動画にご質問を頂きました。

ご質問と当院の回答を以下に供覧させて頂きます。
ご参考頂ければ幸いです。

はじめまして、お聞きしたいことがあります。

最近、根管治療を行いましたが再発が不安です。

保険での治療のため、取り残しなとが心配です。

そこで質問したいのは、根管治療の再発をした場合、自費治療を行うと再々発の確率をグンっと下げることはできますか?

返信よろしくお願い致します。

コメントありがとうございます。

根管治療、今後のご不安についてですね。

痛みなどはありますか?

根管治療後は、多少の違和感があるかと思います。
・ 治療後痛みがとれない
・ 違和感が改善されない
・ 腫れてきた
・ ズキズキ、ジーンと痛む

などの症状がある時は、治療してくださった先生にご相談されてみてください。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症ですむし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であるため、根管治療ではラバーダムを付けて治療に臨むことが、その治療の成否に大きな影響を及ぼすことは確かでしょう。

ただし、手際よく感染させないように治療してくださる素晴らしい技術をお持ちの先生も大変多くいらっしゃいますのでご安心ください。

根管治療の成功率についてまとめたリンクを添付致します。
ぜひご参考下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/26096

根管治療の成功率について 画像自費の根管治療では、ラバーダムとマイクロスコープを用いて治療に臨まれている先生が多いかと思います。

そのため、再根管治療の成功率も上がるのではないかと感じております。

当院の根管治療のサイトには、根管治療に関する内容が多く掲載されております。

少々専門的かもしれませんが、ご参考になれば幸いです。
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

この回答が、少しでもお力になれていれば幸いです。

コメント、ご質問ありがとうございました!

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根管治療の成功率について

根管治療の成功率について 画像

根管治療は、「はじめての根管治療 Initial tretatment」と「再根管治療 Retreatment」に分けて考えられています。

現在、根管治療の成功率は、その論文の詳細により異なりますが、以下のように捉えられています。

「病変のないはじめての根管治療(未処置の根管への治療)」の成功率は、約90%。

「病変のあるはじめての根管治療」の成功率は、約80%。

「再根管治療」の成功率は、約70%。

「外科的根管治療」の成功率は、約90%。

「再根管治療」では、オリジナルの根管形態が失われている(度重なる根管治療の繰り返しにより、根管の形態が壊れている)場合、その成功率は47%まで下がり、根管形態が保持されている場合は、87%まであがるといわれています。

そのため、可能な限り、早めに適切な再根管治療をしたほうが予後が良いといえるでしょう。

根管治療の成功率について

外科的根管治療(→歯根端切除術のことを云います)では、従来の「裸眼」による成功率は59%であるのに対して、マイクロスコープを使用した方法は94%と高い成功率を達成できると報告されています。

上記以外に根管治療の成功率に影響を与える因子として、

・根尖病巣の有無

・レントゲン上の根尖透過像の有無
→有りで20%成功率が下がる

・5mm以上の根尖透過像は予後不良

・根管充填の質
→根尖から0~2mm以内で根管充填されているものが成功率が高い。
→根尖オーバーと2mm以上アンダー(足りない)は成功率下がる。

適切な根管充填 適切な根管治療 良い根管治療とは 根管治療専門医

→気泡の有無(緊密なる根管充填が大切)
・精密で適合の良いクラウンは予後が良好

因果関係は示されていないが、明らかに成功率に影響を与える因子として、

・ラバーダムの使用
→つまりは、ラバーダムが使用できない歯肉縁下カリエス(極度に進行したむし歯の症例)は、適切な根管治療が不可能であるため、予後が不良となりやすい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13332

・適切なる根管内部の拡大清掃(IBFより3号以上拡大)
根管治療に100%の成功率はありません。可及的に成功率を上げるためには、術中・術後の無菌的処置、配慮が不可欠でしょう。そしてなによりも患者様の予防・定期検診が、根管治療自体をしないで済むことに多大なる影響を与える因子となるのです。

また、こんな比較をした論文もあります。

①根管治療をした場合

②根管治療はせずに抜歯してブリッジにした場合

③根管治療はせずに抜歯してインプラントにした場合

①~③の成功率を比較した場合、

②のブリッジにした場合より、①の根管治療あるいは③のインプラントにした場合の方が成功率が高かったとする結果が得られています。これらは単純な比較は困難ではありますが、ひとつの指標とすることはできるかもしれません。

宮崎歯科医院では、無菌的配慮のもとラバーダム、マイクロスコープ・拡大鏡の拡大視野下で治療し、可能な限りその成功率が向上するように努めています。

マイクロスコープ根管治療の様子 動画 ラバーダム 樋状根

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歯の神経を抜かずに残す MTA間接覆髄法とは?

歯を抜かずに残すには、根管治療をする前に、「歯の神経を残す」。これに注力することが大切です。

歯の神経を取らざる得ない時もあります。
① 不可逆性歯髄炎
② 歯髄壊死
歯の神経がこの2つの状態となった時、歯の神経を取る・抜くことが、「最善の治療法です」。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
むし歯治療の目的は、その感染を取り除くことにあります。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

上の2つは、その感染により、下のような病態となった状態です。
① 炎症を起こし、その炎症がもはや、回復しない状態
② 感染により、神経が死んでしまっている状態

これ以上の感染拡大をさせないためにも「根管治療」により、歯の内部に拡がった感染を取り除く必要があるのです。

そのため、歯の神経を取り除くことは、歯を残すため、これ以上の感染を拡げないためにも、「最善の策」といえますが、その後、時間の経過とともに、その歯がもろくなるのも事実です。

そうならないためにも、むし歯治療は、「初期段階で、最善を尽くす」。
これがとてもとても大切なのです。

上動画は、そんな「初期段階のむし歯治療の実際の様子」を供覧させて頂いております。

歯の神経を残す治療には、病状に応じて、いくつかの術式があります。

むし歯の進行と歯の神経の炎症・感染・壊死の状態 歯の神経を残す治療 根管治療について 3

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 歯の神経を残す治療 MTA

術式は、歯の神経を残す治療「間接覆髄法」です。
マイクロスコープ、ラバーダム、MTAを活用した当院での治療の様子をご覧いただけます。

このような治療の様子につきましては、当院のYoutubeチャンネルにて多数例供覧させて頂いております。

神経を残す治療について、その理論・実際の治療の様子を詳細にご覧になりたい方は、当院のYoutubeチャンネルの”再生リスト”より、「歯の神経を残す治療」を見て頂くと、多くの症例を配信させて頂いております。ぜひご参考下さい。

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インプラント 失敗しない怖くない《動画でご説明》

「インプラント トラブル」「インプラント 失敗」「インプラント 怖い」「インプラント 費用」・・・。

インプラントについてインターネットで検索すると、こんな言葉が上位に検索されてきます。インプラント治療に対する認識に大きな誤解を生じているようです。本動画をご覧頂くことで、そんな誤解が解消できるかと思います。ぜひ上の動画をご覧下さい。

・15分ノーカット、当院のインプラント手術の様子
・40分ノーカット、インプラント治療の全体の流れ
・インプラント治療は本当に怖い治療なのか?
・なぜブリッジではなく、インプラント治療なのか?

当院の実際の手術風景を供覧頂きつつ解説させていただきます。

血の出るような怖い動画ではありません。当院の明るいスタッフとともに、和やかに見て頂ける内容となっております。

インプラント治療をしたいけれど、不安、心配・・・。こんな方は必見でしょう。

インプラント導入に否定的であった大学病院が、歯科の各専門家を招集し、インプラント科を設置したのが私が大学院在学中、24年前だったでしょうか。

そのころ、私は顎関節症や入れ歯治療など、噛み合わせに治療に関する臨床、研究、教育に携わらせて頂いておりました。

大学病院でのインプラント治療というと、インプラント治療のトラブル症例か、総入れ歯の下に少ない本数のインプラントを設置する治療でした。

トラブル症例のインプラントシステムの治療コンセプトには当時より“疑問”の声も多く、この風向きを大きく変えたのが、現在のインプラントシステムの源流となるオッセオインテグレーションインプラントです。

当院で行っているインプラントシステムに限らず、現在の日本の歯科医院で行われているほぼ全てのインプラントシステムは、このオッセオインテグレーションインプラントをもとにしたシステムでしょう。

このシステムは、多くの基礎的研究と臨床結果、システム化された治療術式が評価されるものです。安心・安全なる治療術式であり、90%を超える治療成績が報告されています。

インプラント治療について悩まれている患者様よりよく伺うお話があります。

「もう少し待っていれば、歯を再生させる治療が開発される!それまで待ってみようかな」

IPS細胞をはじめとする再生医療の進化は、いずれ歯の再生を可能とするでしょう。しかし、そこにはいくつかの問題点があるのも事実です。

・いつになるのか?それまで失った歯をどうするのか?
・再生可能となった場合、実績のない治療を受けたいと思うだろうか?
・再生治療はその貴重性より相当なる費用が必要となる可能性がある・・・。

現在のインプラントシステムは過去の失敗を糧に作り上げられた信頼性のある治療法です。

その高い臨床成績と約50年に及ぶ蓄積された基礎研究・臨床結果。アフターフォローも確立された現在のインプラント治療に勝る再生治療はしばらくは出てこないでしょう。

将来、入れ歯、総入れ歯になる症例は、「最初の抜歯をどのように治療したか?」にかかってきます。

歯を削ることのない、残っている歯を助ける・守る、歯を再生させる第2の永久歯、インプラント治療。

歯を失った時、両隣の歯を削ってつなげて被せるブリッジ治療。
残っている歯に引っ掛けて負担を強いる入れ歯治療。

これらを選択するのか、抜歯したところに人工歯根を設置して、歯を再生させ、残っている歯を助けるインプラント治療を選択するのか?

この選択は、将来入れ歯となるか否か?さらなる抜歯となる負のスパイラルに入るか否か?の大切な分岐点、決断といえるでしょう!

歯は真ん中から数え左右にて7本ずつ。上下で合計28本です。
3本目までの糸切り歯、犬歯までを前歯、その後ろ4本を奥歯(臼歯)といいます。

本症例のインプラント治療部位は、上顎右側第一小臼歯です。
真ん中から数えて4番目の奥歯に分類されます。

4番目がなくなったから、入れ歯は取り外しで嫌だから、両隣を削ってブリッジと考えがちですが、ぜひそれはやめて頂きたい。

歯には役割があります。
奥歯はガチっとくいしばった時にかみあわせを支えます。
前歯は前後、左右にギリギリを歯を動かした時、その動きを導くガイド役となっています。

ガチっとかんだ時は奥歯が支え、前歯は弱く接触し、前歯を守ります。
ギリギリっと横、前に動かした時は、奥歯は当たらずに前歯のみ接触し、奥歯を守るのです。

こうやって、歯は常に加わる大きな噛み合わせの力を逃がし合っているのです。

例えるならば、前歯は車のガードレールのような役割といえるでしょう!
ガードレールは車の走る道しるべです。その枠から外れると事故を起こします。
ギリギリとかみしめることは、ガードレールから逸脱することです。歯に事故を起こすこと同じです。
そうならないように、ギリギリした時に前歯が接触し、力を逃がします。
厳密にいうならば、接触する前に力を弱め、歯に過剰な力がかからにようにしているのです。

本症例をブリッジで治療すると、「くいしばれる奥歯」と、「その力を逃がすべく導くガイド役」をつなげることとなり、常に食いしばる力が歯に働き、ブリッジが持たないばかりでなく、さらなる抜歯の原因となってしまうのです。

歯はつなげない方がいいのです。

また、歯を失うには原因があります。そのほとんどが、かみわせによる「力」、かみしめなどによる過剰な力によるものです。

基本、両隣の歯を削り、3本分を2本で支え、残っている歯を削るばかりでなく1.5倍の力を強いるブリッジ治療。

残っている歯に引っ掛ける違和感の強い入れ歯治療では、歯を失う原因となった「力」に対抗するのは困難です。

やはりインプラント治療、第一選択の治療といえるでしょう。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

歯頚部断髄法 《歯の神経を抜かずに残すには?》

本動画(後編)では、歯の神経を残す治療の1つ、「歯頚部断髄法」について分かり易く解説致します。

まずは前編をご覧頂ければ、ご理解が深まるかと思います。リンクを添付致します、ぜひご参照下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/26033

本動画で供覧させていただいております患者様の症例について簡単にご説明させていただきます。

当院にて、深いむし歯治療で歯の神経を残す治療(MTA直接覆髄法)を行った患者様。その3か月後に痛みが感じ、再度受診。その痛みより、歯髄(神経)の部分的壊死・部分的炎症を推断し、その感染・炎症部位を取り除くべく行った治療「歯頚部断髄法」が本動画の内容となっております。

歯の神経を残す治療 直接覆髄法 部分断髄法 歯頚部断髄法 間接覆髄法

1度、神経を残す治療を行い、さらに再度、神経を残す治療を行った症例です。

1度目の治療の様子を以下に添付いたします。ぜひご参考下さい。

本動画のタイムスケジュールを下に添付させていただきますぜひご参考下さい。

00:36 歯髄炎 今と昔 その定義の変遷とは?
02:21 3カ月前の直接覆髄法から歯髄炎。その原因とは何か?
03:40 前回の直接覆髄法とは?今回の歯頚部断髄法とは何か?図解。
04:13 MTAを除去する
04:56 マイクロスコープ画像 歯髄壊死の所見
05:24 断髄法とは?その適応症とは?(ヨーロッパ歯内療法学会の見解)
06:26 壊死した神経を取り除く
07:16 神経は正常?異常?残せる?残せない?その診断基準とは?(Dr.泉、Dr.Ricucciの見解)
08:45 残した神経の洗浄と消毒
09:16 断髄面にMTAの貼薬
09:45 治療後の様子 患者様との会話

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。以前はその感染によりいったん生じた炎症、つまり歯髄炎はやがて神経全体に拡がり、歯の神経が死んでしまうと(歯髄壊死)考えられていました。しかし現在では、組織学的研究の蓄積、マイクロスコープやMTAといった最新機器の発展に伴って、細菌の感染は徐々に進行するものであり、感染による歯髄壊死も部分的に、そして徐々に進行するということが明らかになりました。そのため、感染・壊死した神経を取り除けば、部分的にでも健全な神経を残すことが可能となっているのが現在の最新歯科治療の現状です。

ヨーロッパ歯内療法学会において「永久歯の不可逆性歯髄炎の治療法として掲載された断髄法」。これは難しすぎますね(笑) 簡単に言えば、『ズキズキ痛む、歯の神経に達する、重篤な炎症を伴った状況でも根管治療をせずに神経を残すには断髄法に可能性がある!』と世界的権威で発表されたということでしょう!

本動画では、そのうちの一つ、「歯頚部断髄法」の1症例について解説させて頂きます。

当院のYoutubeチャンネルでは、患者様だけでなく、歯科学生・歯科医師の先生方もご視聴されていることから、今回の動画は少々専門的な内容となっております。できる限り分かりやすく解説させていただいておりますが、その旨ご理解いただけますようお願い申し上げます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

マイクロスコープ 下顎大臼歯 遠心舌側 削り方

当院のYoutubeチャンネルで配信した上の動画に、海外の歯科医師の先生より、マイクロスコープの使い方についてご質問をいただきました。

その内容は、下顎の大臼歯、遠心舌側部分をどのようにしてマイクロスコープで精密に形成(削り形を整える)するのか?についてです。

最近では、患者様皆様だけでなく歯科医師の先生、臨床研修医の先生方よりご質問を頂くことが多くなってまいりました。微力ではございますが、当院で行っているマイクロスコープ歯科治療の一端をご参考頂ければ幸いです。

マイクロスコープの取扱い 使い方 ポジショニング 術者の位置

当院ではマイクロスコープを3機導入し、日々の臨床すべてにおいて活用できるよう日々精進しております。

以下にその内容と、当院の回答を供覧させて頂きます。ぜひご参考頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。

Hi Dr. I saw your very nice movies in youtube.

For left molar crown preparation I almost feel difficult to prepare in distolingual line angle area and often find too taper prep.

I want your advice!

こんにちはDr. 私はあなたのとても素敵なユーチューブで見ました。

下顎左側大臼歯のクラウンの形成(歯を削ること)については、遠心舌側のエリアを形成するのはほとんど困難で、多くの場合が削り過ぎてしまいます。

あなたのアドバイスが欲しいです!

I think so, too

It’s very difficult

I look at the lingual and distal surfaces as directly as possible Preparing teeth

afterwards,

Mirror technique is used to connect the lingual and distal boundaries.

At that time, I use Yirro plus mirror

I recommend it because it looks good

The lingual side has a supragingival margin as much as possible.

In such cases, I use a ceramic post onlay.

So it looks good

The supragingival margin makes it easier to brush the teeth without preparing the teeth.

If you have to prepare to the gingival margin, you will have a lot of cavity.

After that, it is practice

Watch a video of my treatment of a second molar distal cavity treatmentI hope this advice has been helpful.

私もそう思います。

とてもむずかしいですよね。

私は、舌側と遠心面に分けて、できる限り直接見て(マイクロスコープを調整し、直視する)歯を形成しています。

その後、舌側と遠心のその境界をつなぐようにミラーテクニックで形成します。

その際、私は、Yirro plus ミラー使っています。よく見えますのでおススメです。

また、舌側は、可能な限り歯肉縁上マージンとしています。

そのような症例では、私はセラミックポストアンレーを使います。

そうすれば良く見えます歯肉縁上マージンの方が、歯を形成せずに、歯ブラシもし易い。

歯肉縁まで形成しなくてはならない場合は、それだけむし歯も多い状態でしょう。

あとは、そうですね、練習です(笑)。

私が施術した、下顎第二大臼歯遠心のむし歯治療の動画をご覧ください。

このアドバイスがお役に立っていることを願っています。

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歯頚部断髄法 マイクロスコープのポジショニング 《前編》

上動画(前編)では、歯の神経を残す治療の1つ、「歯頚部断髄法」について分かり易く解説致します。

同時に、マイクロスコープを使用する際のポジショニングにつきましても解説致します。

マイクロスコープの取扱い 使い方 ポジショニング 術者の位置

これからマイクロスコープを導入する先生方は、ぜひ、ご参考頂ければ幸いです。本動画(前編)のタイムスケジュールです。コメント欄に添付致します。ぜひご参考下さい。

歯頚部断髄法 動画 解説 マイクロスコープ タイムスケジュール

従来の神経を残す治療「覆髄法」でも痛みが治まらず神経をとる根管治療を説明されることがあるでしょう

そんな時、歯の神経を取るのではなく、再度、神経を残すべく行う治療。それが歯頚部断髄法です。

歯の神経を残す治療 直接覆髄法 部分断髄法 歯頚部断髄法 間接覆髄法

本症例の患者様は、当院で行った神経を残す治療3カ月後に、痛み・違和感を感じ、再治療となりました。

3カ月前に行いました当院での歯の神経を残す治療の様子につきましてはリンクを添付致します。7分間の短くまとまった動画となっております。

「歯の神経を残す直接覆髄法」について分かり易く解説しております、ぜひご参考下さい。

しかし、本症例では再度神経に炎症が生ずることとなりました。
それでは歯頚部断髄法、動画をぜひご覧ください。

むし歯の進行について

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症ですむし歯の進行を分かり易く解説致します。1番左、①が健康な歯です。

歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経となっています。

図は、右にいくに従い、むし歯が歯の内部深くに侵攻していく様子を示しています。

むし歯、つまり細菌の感染が歯の内部に侵攻すると、歯の内部にある『神経』に炎症が生じます。

むし歯はなぜズキズキと痛むのか その原因は?

これは、蚊に刺された時、皮膚が赤く腫れることと同様のことといえるでしょう。

刺された皮膚に血液が集まり『腫れる』ように、細菌が感染した歯の内部に血液が集まります。この血流により細菌を除菌しようとするのが「免疫」ですが、この反応が度を過ぎると、血液の流れつまり心臓の鼓動に一致するような「ズキズキ」とした痛みが歯に生じてくるのです。これを歯髄炎といいます

歯髄炎、歯髄壊死、歯の神経が死ぬ原因とは何か?

炎症は、「細菌感染」に限らず、「叩かれる」「寒過ぎる」「やけど」などの外的刺激でも起こりえます。歯の神経の炎症、歯髄炎も同じでしょう。叩かれるは、歯ぎしりや食いしばり。寒すぎるのは、冷たいものがいつもいつもしみる。やけどは、熱いものがしみる、などかもしれません。このように、むし歯のような細菌感染、くいしばりや外的温度刺激などにより、歯の神経は炎症を起こし、慢性化することで、神経が死んでしまうこともあるのです。

歯の神経を残す治療 直接覆髄法 部分断髄法 歯頚部断髄法 間接覆髄法

むし歯が深く進行する程、歯の神経が炎症を起こし、根管治療が必要となる可能性が高まります。むし歯が深く進行し、2層目の健康な象牙質が残り1.1ミリ~1.5ミリになると、歯の神経に炎症の兆しが見え始めます。

上右の図の③までむし歯が進行している場合は、上左の図、「直接覆髄法」で神経を残します。上右図の④までむし歯が進行している場合は、上左の図、「部分断髄法」「歯頚部断髄法」で神経を残します。感染した部分を取り除くことで、炎症を治めることが可能です。本症例は、上左の図、歯頚部断髄法について解説致します。

神経を残せるか否か?根管治療は必要か?を症状よりチェックできる表です。以下に添付します。ご参考下さい。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

神経を残せるか否か?その症状不可逆性歯髄炎の症状

これらの症状から、細菌の感染はあるものの、それによる炎症は軽度であり、限局したものであることが推察されます。もし、神経がすべて死んでしまっている場合、つまり根管治療が必要となる場合は、外部刺激に関わらず常時痛みがあるものです。

歯の神経を残したい、根管治療を説明された方は、ぜひ上動画をご覧ください。
こちらは前編となります。後日、後編も供覧させて頂きます。ご自身の治療を考える際の一助となれば幸いです。よろしくお願い致します!

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骨が溶けている 根幹治療 抜歯 歯根端切除術《メール相談》

ご相談内容

貴院が、マイクロスコープによる根幹治療や噛み合わせを考慮した治療に長けているとお見受けし、相談したく連絡差し上げました。

相談内容としては、上の歯の自分から見て右側、犬歯から2つ奥の歯が疼いており治療を他院で進めているのですが、その方針について疑問があり相談させていただきたく存じます。

まずその歯の経緯を申しますと、これまでに根幹治療を2回それぞれ別の医院で行ないましたが、菌を取りきれず広がってしまい、仕方なくまだ残せるかもしれないと言われ歯根端切除(マイクロサージェリー手術)ができる、また更に別の医院で手術を行い、同時に人工骨も入れ、それから2年弱経過しました。

その後の経過は不良で、結局疼きが酷くなり、先日歯根端切除を行なった医院で診てもらったところ、菌が広がり、自分の骨どころか入れた人工骨まで溶けている状態のため抜くしかないと診断されたというのが現状です。

当方としては、ここまでやって菌が残るのであれば抜歯は止むなしと考えておりますが、方針として違和感があるのは、その医院では抜歯と同時に人工骨を入れ、3ヶ月から半年、すぐ取れてしまうような簡単な白いものを置いて様子を見るというものでした。

しかし、

① 歯根端切除の際に不良肉芽除去と同時に入れた人工骨はすでに溶けていると言われているにも関わらず、抜歯と同時に人工骨を入れることを提案したこと。

② また、経過観察期間に義歯を入れることを提案してもらえないこと(歯が傾き噛み合わせが変わる可能性の考慮)というところになります。

これ以上効果が期待できない自費診療をやることに抵抗があるため、大変恐縮ではございますが、貴院でのご判断も仰ぎたく、ご相談させていただければ幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

大変ご苦労を重ねてきているご様子、まずは、治療中の歯はいかがでしょうか?
痛みが無ければよいのですが、腫れや痛みがある場合は、抗生物質をご服用頂きたいと思います。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

これまでの治療の経緯を拝読いたしました。
そして、抜歯が必要となること。
その上で、上記①、②の2点について、疑問が生じているとのこと。

この2点について、今後の治療法として妥当なものであるかどうか?を当院にご質問頂いているということでよろしいでしょうか?

実際に拝見していないため、推測の域を出ませんが、頂きましたメールの文章より、現在、診て下さっていらっしゃる歯科医師の先生のお考えを推測し、ご説明させて頂きます。よろしくお願い致します。

 

① 歯根端切除の際に不良肉芽除去と同時に入れた人工骨はすでに溶けていると言われているにも関わらず、抜歯と同時に人工骨を入れることを提案したこと。

⇒歯を抜歯することで、多少なりともその周囲の歯槽骨は失われます。

この度のような状況での抜歯の場合、さらなる歯槽骨の吸収(なくなってしまうこと)を防ぐには、抜歯の際に骨を失わないように配慮した方がいいでしょう。「これ以上、周囲の骨を失わないように」します。「抜歯と同時に人工骨をいれる」というのは、おそらく、そのことではないかと推察致します。

② また、経過観察期間に義歯を入れることを提案してもらえないこと(歯が傾き噛み合わせが変わる可能性の考慮)というところになります。

⇒上記のような「骨を造る治療」を行った場合、その上に「入れ歯(取り外し式の義歯)」を装着すると、「骨形成」を阻害するため、原則、入れ歯を製作し、装着することは致しません。

その間は、前後の歯にクラウンなどの人工歯がかぶせてあるのであれば、それを外し、3つ連結のブリッジ形態の仮歯を製作し、仮に一時的に装着して使用して頂きます。

しかし、前後の歯が健康な歯である場合、その歯を削ってまで仮歯を製作すると、健全な歯に対する侵襲が大きすぎるでしょう。

そのような際は、仮歯を入れずにしばらく様子を見たり、そこに仮歯を置き、前後の歯と接着する方法で急場をしのぎます。

ご提案頂いた「すぐ取れてしまうような簡単な白いものを置いて様子を見る」というのは、この方法のことかもしれません。

今後、その歯を抜歯した後、どのような治療を行っていくのか?によって、

〇仮歯の製作
〇どのように抜歯するのか?
〇骨を無くならないように抜歯する施術が必要か?
〇抜歯と同時にインプラント?(抜歯即時インプラント手術)

上記の治療法をどのようにするのかが変わってきます。ぜひ、ゴールを見据えた治療法をご選択頂ければ幸いです。

ご参考になるかもしれない内容のリンクを以下に添付させて頂きます。ぜひご参照ください。

当院の抜歯基準について(なぜ抜歯が必要となるのか?)
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

抜歯即時インプラント手術について
https://miyazaki-dentalclinic.com/25716

「歯を抜く前に!」ご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/25204

回答は以上となります。

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)
治療内容
人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。
入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。
標準費用(自費・税別)
45万円(1本あたり)
インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。
治療期間・回数
インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。
①カウンセリング~治療の検査・計画
②1次手術
③2次手術
④人工の歯を作製・装着
⑤定期検診(半年に1回程度)
インプラント治療では、2回の外科手術を行います。
1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。
1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。
口腔内の状況や治療内容により異なります。
メリット
歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。
副作用やリスク
治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。
また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。
インプラント治療のリスク
インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。
①血管損傷
②神経麻痺
③手術後の腫れ・痛み
血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。
また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。
※メリット・副作用・リスクには個人差があります。
インプラント治療と、他の治療との違い
「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。
また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。
歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。