院長ブログ

ビタペックス 根管充填

歯科で働いてる者です。 RCFの際はビタベックスを成人した方に使うのはおかしいという事でしょうか?

コメントありがとうございます!

お仕事大変お疲れ様です。ご同業の方にコメントを頂けること、大変ありがたく嬉しく感じます。

ありがとうございます!

回答させて頂きます。

よろしくお願い致します。

まずはご質問頂きました内容にお答えする前に、根管治療について、当院の考え方、その前提を整理させて頂ければと思います。

よろしくお願い致します。

根管治療の目的は、細菌感染を取り除くことでしょう。

しかし、見えない細菌の感染症です。ベストを尽くした根管治療であったとしても、その感染がすべて取り除けているか否かは明らかに出来ないのが現実です。

ベストを尽くした根管治療、良い根管治療とは何かについて、以下のリンクで動画を交えてまとめさせて頂いております。ぜひご活用下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/25051

そのため、根管治療後は、たとえ根管内に微量の細菌が残っていたとしても、その細菌を歯の内部から出さず埋葬し、不活性化させる必要があります。

これが根管充填です。

根管充填につきましては、以下のリンクで詳細にご説明させて頂いております。

ぜひご参考下さい。

根管充填の質

根管内を緊密に充填することで、根管外へ、歯の外部への感染を防ぐのが根管充填です。

そのためには、根管充填材としてガッタパーチャ、象牙質との接点にはMTA配合のBCシーラーが最適であるとするのが現在の見解のようです。

根尖および象牙細管をBCシーラーで封鎖しつつ、内部をガッタパーチャ樹脂で密閉封鎖し、上からは接着性セメントでファイバーコアを装着。内部に細菌を埋葬します。

これが当院で目指す根管充填です。

この根管充填をするためには、「根管内に細菌を埋葬するという点」において、ビタペックスでは不十分ではないかと考えております。

水酸化カルシウムとヨードを含んだ薬剤であるビタペックスは、生体内で吸収消失する可能性もあり、根管内の細菌を封鎖するためには十分ではない可能性があります。

その欠点を利点として適用しているのが、乳歯への根管充填です。乳歯の歯根は永久歯の萌出と共に吸収します。その際にガッタパーチャ樹脂があると邪魔になってしまいますよね。

成人では、しっかりと根管治療が為され、これ以上根管内を洗浄消毒する必要が無いと診断されれば、根管充填材はガッタパーチャやMTA、BCシーラーが選択されるでしょう。

この動画では、その選択が為されておらず、尚且つ、その手前には齲蝕検知液に染まるむし歯が認められました。

樋状根とい変形根管、ラバーダムやマイクロスコープもなく、症状も改善しないことから、さらなる治療や再治療、または根管治療専門医の先生が治療する可能性も考えた上で、前医の先生が再治療のしやすい「ビタペックス」を使用され、一時終了としたのではないかと思っております。

「歯科で働いてる者です。 RCFの際はビタベックスを成人した方に使うのはおかしいという事でしょうか?」

このご質問にお答えるするならば、“根管治療が適切に為された上での歯根の完成した成人の最終の根管充填材”という前提条件では、ビタペックスでは根管充填材として不十分ではないかと感じております。

しかし、根管治療が上手くできず、再治療を考え、症状を一時改善、経過を見る上では、適切な治療法といえるかもしれません。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

インプラント治療はするな!【抜歯する前に徹底した根管治療を!】

今回は、【知らないと損】インプラント治療は“簡単には?”するな! という話をします。

早速この動画の結論からいきましょう!

この動画はインプラント治療をすべて否定する動画ではありません。

インプラント治療は素晴らしい治療です、しかし、インプラント治療の前にやることがあるでしょ!っていう動画です。

「インプラント治療はしちゃいけないんだ!?」ここで見るのをやめて結論を出さずに、ぜひ最後まで動画をご覧下さい。歯科医院を選ぶ1つの基準がまた1つ追加されるでしょう!

『歯が折れていますね、抜歯してインプラント治療が良いでしょう!』

『これは治療が難しいね、抜歯してインプラント治療かな!』

『これ、抜歯すると、反対側の歯が出てきて噛み合わせが悪くなっちゃうから、インプラントした方がいいよ!』

こんな説明を受けたこと、ありますよね!

Youtubeで動画を配信するようになって、毎日、沢山のご相談を頂くようになりました。

その中でもトップクラスに多い質問の1つがこれです。

『抜歯してインプラントを勧められたのですが、本当に抜かなくてはいけないのでしょうか?』

という質問です。

世の中には、抜歯してインプラント治療を説明され、悩まれている方が本当に多いようです。

適切な診査診断の元、患者様と歯科医師との間で十分なコミュニケーションがある場合、このように悩まれることは少ないようです。

今回の動画は、他院にて数年間、抜歯を勧められ続け、歯を残す方法はないのか?と、当院にご相談頂いた患者様の根管治療の様子です。

この動画を最後までご覧頂くことで、インプラント治療を決断する前に、

・本当に抜歯が最善の治療法なのか?

・それをチェックするにはどうすれば良いのか?

・なぜ抜歯と診断されてしまうのか?

これらについて実際の治療の様子を通して、短い時間で分かり易く解説致します。

今回の動画のタイトル、「インプラント治療はするな!」

こんなことを言うと、

「インプラント治療が悪いの??」

「仁先生、インプラント治療できないからそんなこと言うんでしょ?」

「みやじん先生、根管治療が得意だから、そういってるんでしょ?」

こんなご心配、アンチなコメントを多数頂くことになるかもしれませんので、まずはじめに、大前提を申し上げておきます。

インプラント治療、大得意です。

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの関節技並みに得意です!

でも、それと同時に、「天然歯に勝るものはない」と日々実感しています。

インプラント治療は、入れ歯やブリッジに比べれば、削ったり、引っ掛けたりしません。残っている歯に優しい治療がインプラント治療です。これは間違いのない事実です。

歯を抜いた後の治療法としては最強です。全盛期のミルコクロコップです。

でも、再度言います、「天然歯に勝るものはないのです」

ご自身の歯を本当に、本当に大切にしてもらいたいんです。

できるだけ抜かないのが一番、一番いいのです。

治療後に、多少違和感や痛みが残ったとしても、大きな代償とならないのであれば、自分の歯で食事した方が美味しいんです!

こんな話をすると、ご自身の歯の治療に憶病になり、どうすれば良いのか分からなくなり、不安に駆られ、治療を先送りにしてしまう方、大変多くいらっしゃいます。

でも、すでに悪くなってしまっている歯を、治らず苦労した過去を、いくら悔いても変わる事はありません。困難な現状の解釈を変えようとしても変わることはありません、まずは現状を受け入れる、その上で、「ならどうする?」です。

歯が痛い、抜歯、どうしようどうしようと感情的に反応しても何も現状は変わりません。

反応せず、適切に対処するのです。

「困った時こそ、ならどうする?」です。

歯科治療は大きな変化、チャレンジです。こういった大きな変化を、脳は本能的に拒絶します。未知のもの、見通しの立たない未来に不安を感じるんです。

でも、勇気ある一歩を踏み出せば、立ち位置が変われば、見える景色は変わります。

不安な「未知」は「道」へと変わるんです。

この「道」こそが「治癒への近道」です。

今を、そしてこれからの未来へとチャレンジすることで、なかなか治らなかった辛い経験は、素晴らしい学びの時間であったと「上書き」されるでしょう。

こんなチャレンジングな歯科治療には、一緒に歩む、信頼できる歯科医師との十分なコミュニケーションが実に大切です。

この動画をきっかけとして、ぜひ、近隣の歯科医院の先生と十分なコミュニケーションのもと、前向きに歯科治療に臨んでいただければ幸いです。

ちなみに、私は、奥歯1本ありません(笑) 何も問題はありません、インプラントもしていません。

歯の治療だけでなく、人は失敗をすると怖くなりますよね。

でも大丈夫です。そんな時は、この言葉を思い出します。

私の友人の名言です!『死ぬこと以外かすり傷』(笑)

こう考えてれば、ストレスなく正しい情報判断ができます。

最強のマインドセットです、みなさんも是非!

ちょっと脱線しました、それでは早速いきましょう!!

 

「この動画で言いたいこと」

抜歯を宣告された時、次の抜歯をする前に、2つのことをご自身の目で確認しましょう!

抜歯が最善の治療法となる場合は以下の2つです。

1 グラグラしている

2 真っ二つに折れている

但し、これ肉眼で確認するためには、CTとマイクロスコープが必要です。

ぜひ、大切な歯を抜歯する前にご自身の目で確認しましょう。

この2つに該当する場合、インプラント治療は最善最高の治療法です。

もし1・2に該当しないのであれば、マイクロスコープ、ラバーダム、CTで根管治療に臨みましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

 

 

 

7番抜歯 親知らず移植 入れ歯?

上の親知らずがあるのですが抜歯放置より上の親知らずを下の七番に移植した方がよいでしょうか?

現在下七番の抜歯を薦められています。

下の八番はございません。

ちなみに歯ぎしり、強い噛みしめ癖があります。

それとも部分入れ歯の方がよいでしょうか?ご教示頂ければ幸いです。

コメントありがとうございます。

適応症であれば、いいアイデアですね。

ご担当頂いている先生とぜひ相談してみて下さい!

歯ぎしり、強い噛みしめは、良くないです、、、できれば改善したいところです。

かみしめについては以下のリンクをぜひご参照下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/10143

噛み合わせについても参考になるかもしれませんね。添付しておきますね!

https://miyazaki-dentalclinic.com/11554

もし移植ができるのであれば、移植は良い方法かもしれません。

移植ができないようであれば、部分入れ歯も選択肢として考えられますね。

抜歯の際は、入れ歯、ブリッジ、インプラント、移植?の選択を迫られます。

以下にその点についてまとめたリンクを添付します。ご参照下さい!

https://miyazaki-dentalclinic.com/16315

インプラントについて

https://miyazaki-dentalclinic.com/11254

この回答が少しでもお役に立てていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

神経抜かずに残した歯がズキズキと数分痛む 激痛《熱いもの食べた時,運動した時》

最近歯医者に行ったのですが、虫歯が神経に近いとこまでなっていたのですが、 医者はなるべく神経を残したいらしく神経は抜きませんでした。

治療してもらったんですがたまに、熱いものを食べたり運動した時にすごい激痛がはしりズキズキ数分痛みます。

その後また医者に行ったのですが、治療したばかりだから痛むと言われレントゲンも撮られたんですが何もないと言われました。

大丈夫でしょうか?不安です。

コメントありがとうございます!

神経に近い深いむし歯を残して頂いたとのこと! 熱いものを食べたり、運動した時(つまり血流が良くなった時)にすごい激痛がズキズキと数分続くのですね。

たしかに治療したばかりは痛むことはありますが、当院では1~3日間です。

その後は痛まないようです。

現在の症状から、神経は残せるか否か?やはり根管治療が必要となるのか?を今感じている症状からチェックする表があります。

以下のリンクに詳細にご説明させて頂いております。ぜひご一読いただきチェックされてみて下さい。 https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

現在感じている症状が良くなってきている、少なくなってきているのであれば、しばらく経過を観察された方がよろしいかと思います。

しかし、その症状が悪化傾向にあるならば、根管治療が必要となるかもしれません。

その際は、ぜひラバーダム&マイクロスコープで治療に臨まれてください! よろしくお願い申し上げます。

また、根管治療をすると歯が脆くなる弱くなるということから、その決断が遅くなり、かえって病状を悪化させてしまう患者様が大変多くいらっしゃいます。

これは良くないことでしょう。

そのようなことがないように、当院ではその点について警鐘をならずく、動画を配信しております。

根管治療を行っても、適切に行い、削り方に気を付ければ、歯は脆く弱くならないことを以下の動画で簡単にわかり易くご説明させて頂いております。

病状がすぐれない時、根管治療する必要が生じた場合、この動画をご活用下さい!

大丈夫!何かあればいつでもご相談下さい!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

歯の神経を残す治療 メリット《当院の考える意義》

根管治療専門医の先生より頂きましたご質問に回答させて頂いております。

歯の神経を残す治療の意義について当院の考え方をご説明させて頂いております。

ぜひご一読下さい。

こちらの動画でもコメント失礼します♪

私はエンドメイン(根管治療専門医)なのでVPT(→歯の神経を残す治療法のこと)が年間100症例ほどあります。

こちらの動画でもありました通り、直フク(直接覆髄法)、部分断髄法では中(→根管内部の歯の神経)の壊死状態を判断しきれないですよね…。

そうなると、はじめから全部断髄(→つまりは歯の神経を取る根管治療)した方が、長期予後も良いのかなとも考えてる部分もあります。(もちろん軽度露髄でそこまでしておりませんが…)

良ければ先生のご意見も伺えれば幸いでございます。

初めから歯頸部断髄で考えていれば即日でエンドに踏み切る判断もできるので、患者さんの来院負担も減らせるのも利点かなと思ってます。

もちろん無駄に削るんじゃないか!といえばそこまでなのですが…。

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いつもご覧頂き誠にありがとうございます。

大変意義あるご質問、私見で恐縮ではございますが、回答させて頂きます。

よろしくお願い致します。

ご質問頂いた内容を私なりにではございますがまとめさせて頂きます。

「歯の神経を残す治療には、その成功率において、不確定な部分がある。それによって、再治療つまり、のちに根管治療が必要となってしまうこともある。そのような不確定な部分があるならば、確定的な根管治療に踏み切った方がいいのではないか?その点についてどのように患者様に説明し、理解を求めているのか?」

頂いたご質問は上記のような理解でよろしかったでしょうか?

これについて私見ではございますが回答させて頂きます。

当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残したい!」とのご希望を胸にご来院頂きます。

そんな患者様には以下のようなご説明をさせて頂いております。

「神経を残す治療ができるが、その予後に?が生ずる症例」

つまり神経を残す治療をしたけれども、のちに歯の神経が壊死して根管治療をせざる得ない可能性を秘めた症例ということです。

このような患者様の症例では、次のようなご提案、ご説明を「必ず」させて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。

当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、現在80%ほどではないかと感じております。これは、20%は、のちに根管治療となっているということです。

原因は以下の通りです。

・かみしめ、くいしばりなどの強い力

・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足

・歯の神経を残すには厳しい状況であることを術前に患者様ご了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例

そのため、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。

1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?をマイクロスコープ診査して、神経が生きれいれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。

→この1の場合は、「マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる」に限ります。つまり歯髄壊死し、歯髄が崩壊し血流はなく、場合によっては空洞化した病状です。

2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後歯髄壊死の可能性があったとしても、まずは神経を残す治療を行い経過を観察してみる。

→これは部分断髄症例といえるでしょう。

ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、のちに根管治療が必要となることにご同意を頂いた上で治療に臨んでおります。

3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される患者様の場合。

→長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。

治療に臨む前に、上記3つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。

治療はすべてマイクロスコープで動画記録、携わるスタッフの動きも記録した上で治療に臨んでいます。皆様安心して治療に臨むことができるようです。

治療に対する価値観は、人それぞれのようです。

・無理だとしても、歯の神経を残す努力をすることに意義を見出す患者様

・長期的に見たら、いずれは歯の神経を取る根管治療が必要となるかもしれないけれど、出来る限り、歯の神経を残す治療をしたい!と希望をもつ患者様

・何度も何度も、時間・費用・痛みを費やすならば、確定的な治療をご希望になる患者様

その患者様の価値観によって、

少しでも歯の神経を残したい!

無理だと分かっていてもやってみたい!

そのリスクはご自身で負ったとしても治療にチャレンジしたい!

今後の展望の得やすい根管治療で臨みたい!

皆さんのご希望は様々です。

我々歯科医師は、とくに臨床経験の多い優れた知識と技術をもつ歯科医師は、「長期予後」や「経済性優位性」を重視しがちのように感じております。

当院にご来院頂く患者様から伺うお言葉に、そういった意味合いのコミュニケーションがあったことをひしひしと感じます。

しかし患者様としては、「治したい!」が一番の願いです。

患者さまとしては、その患者様の感じている・考えている『苦悩』を解消してもらいたいというのが第一です。

病態を治すことは当然あって然るべき。患者様もそれを考えています。

しかし、いきなり抜髄、根管治療?では「患者様の心が付いていけない」ように感じます。

その『苦悩』を解消するためにも、歯の神経を“一時”残す治療には、大きな意義を感じております。それがそのまま残ってくれればうれしい限りです。

病気とは、「病態の病」、「気持ちの気」と書きます。

病態を治すのは当然あって然るべきでしょう。当院では、病気の気、つまり「患者様の心持ち」にまで配慮できる治療を目指せるよう日々の臨床に取り組ませて頂いております。

たとえ後に根管治療が必要になったとしても、自分の生涯において「歯の神経がある期間が長くなった」ことに目を向け、喜びを見出すことに全力を尽くすことが医療の本質であると考えております。

そのためには、この「歯の神経を残す治療」という治療オプションは、患者様がその点について理解されていれば、「気を和らげる」優しい治療法であると強く感じております。

この回答がご希望に沿うものであれば幸いです。

先生のような志高い歯科医師が日本全国に広まて頂けると嬉しい限りです。

今後ともよろしくお願いいたします。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

左上6 頭全体に響く痛み 神経取っても痛い なぜ?

ご相談内容

始めて連絡申し上げます。

私は○○在住のものです。

親の件について相談したいことがありましたので連絡させていただきました。

カルテに沿った内容で書きたい思います。ご了承ください。

【主訴】疼痛除去

【現病歴】

○○年8月頃からオートミールを左上6番で噛むと①頭全体に響くような激痛を感じ主治医(大学病院)に伝えるも経過観察となっていました。

〇〇年12?から痛みがさらに強くなり、②抜?を主治医に希望するも、?が割れている可能性があり、インレーを外すと?の状態がさらにひどくなるので様?をみるとのことでした。

〇〇年1月に左上6番に小さな齲歯があることが分かり、③治療し4日後には痛みはなくなりました

④〇〇年2月の初め頃からぬるいコーヒーや食事で左上6番に響くような痛みを感じ主治医に相談し銀歯を外したところ齲歯があり、ひびはありませんでした。主治医はレジンを詰めると言っていたのですが、セメントを詰めました。

ただ、セメントを詰めてすぐにライトを当てたのではなく10~15分経過した後にライトを当てております。

⑤セメント詰めた後も食事中痛みを感じ、歯に風を当てると痛くなっております。

〇〇年5月に主治医に相談した結果半年間経過観察するとのことで、セカンドオピニオンとして近医の歯科へ行きマイクロスコープでクラックと齲歯を発見し、そこの歯科にて治療を行い一度は改善を認めたのですが、また疼痛が生じ根管治療となりました。

〇〇年6月に根管治療は終了したのですが、痛みはとれず、疲れたり、ご飯をたべたときに痛みが生じ、根管治療を行った歯科にてCT検査を行ったところ、歯性上顎洞炎との診断となり、そこの歯科医から根管治療を行ったので痛みは治まってくると言われ、経過観察となっていたのですが、痛みは治まることく食事も上手くできない状況です。

耳鼻科にて上顎洞炎の治療(クラリスロマイシンの内服)を行いましたが改善を認めません。

本人としましてはずっと抜歯希望があるのですが、どこの歯科も抜歯治療を行ってもらえず、咬合痛といろいろな歯科で言われ、2年以上痛みに我慢をしており、歯科に不信感を抱いております。とにかく痛みを除去したいと思っております。

【既往歴、アレルギー歴】特になし

【生活歴】喫煙;20年までは吸っていましたが今は禁煙。飲酒:なし

親は先生のYOU TUBEの動画を拝見しており、是非先生の意見を聞きたいと思っております。

コロナ禍の状況ですが、もし可能であれば先生の歯科医院で精査加療を行いたいと思います。

是非先生のご教授をお願いいたします。

長文で失礼致しますが何卒よろしくお願い申しあげます。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

〇〇年8月の痛みから現在に至るまで。痛みの変遷を頂きました文章より推察させて頂きました。

最初の痛みの原因は、歯ぎしりやくいしばりといった「歯の打撲」が原因のように感じております。夜間睡眠中を問わず常日頃より、歯ぎしりや食いしばりといった「歯の接触癖」をお持ちではないかと推察致します。

以下にリンクを添付します、お心当たりがあるか、一度チェックして見て頂けますでしょうか?

「かみしめ」について

https://miyazaki-dentalclinic.com/10143

「くいしばり」の弊害について

https://miyazaki-dentalclinic.com/10801

「歯ぎしり」について

https://miyazaki-dentalclinic.com/1621

正常な「かみあわせ」チェックの仕方

https://miyazaki-dentalclinic.com/11517

このような習癖をお持ちの患者様は、歯にむし歯がなくても、「しみる」「痛い」「違和感」といった症状を、歯に感じてしまいます。

慢性的な歯の接触癖により、歯が打撲をおこしており、何もせずとも違和感があり、食事で痛みや違和感を感じます。

例えるならば、四六時中、二の腕を手で軽くたたき続けたとしましょう。

「雨だれ石を穿つ」かのように、二の腕は軽く腫れ、炎症を起こします。

その状態で、腕に力を入れたり、触ったりすれば、二の腕は痛みます。

夜間睡眠中に強い歯ぎしりをしている方は、その意識がありません。

また覚醒時、無意識にかみしめている方も、自覚はありません。

食事の時に、それを感じます。原因は食事ではなく、むし歯でもなく、「かみしめ」なのです。

当院には大変多くの患者様が、「歯が痛い、しみる、違和感」と訴えご来院頂きます。

すべてではありませんが、原因はむし歯ではなく、「かみしめ」であることがしばしばです。

安易に歯を削らないようにという思いを込めて、当院のYoutubeチャンネルでは、一番見やすいところに、それに警鐘を鳴らす意味を込め、以下の動画を配信しております。ぜひ一度ご覧下さい。

そのかみしめによる力の一番集中するのが、6番目の歯となります。

ここで頂いた病歴から文章を抜粋、その考察を致します。

①頭全体に響くような激痛を感じ主治医(大学病院)に伝えるも経過観察

→歯の痛みや違和感ももちろんですが、「頭全体に響く」という表現より、下顎骨を動かす主動筋のひとつ、側頭筋の筋痛が疑われます。歯ぎしりなどが強く疑われる所見です。

このため、主治医は経過観察とお話しされたように思います。

②抜?を主治医に希望するも、?が割れている可能性があり、インレーを外すと?の状態がさらにひどくなるので様?をみる

→これも同様に、一時的なかみしめが原因であり、むし歯が認められなかったことから経過観察となったのではないかと思います。

③治療し4日後には痛みはなくなりました。

→このようなような症例では、治療により「上下の噛み合わせが変化すること」「仮歯となることで、治療した歯を一時的にでも使用しづらくなること」で、痛みが一時的に緩解することがしばしばです。

④〇〇年2月の初め頃からぬるいコーヒーや食事で左上6番に響くような痛みを感じ主治医に相談し銀歯を外したところ齲歯があり、ひびはありませんでした。主治医はレジンを詰めると言っていたのですが、セメントを詰めました。

→かみしめや食いしばりなどが原因の場合、レジンやセメントなどを使用して、その力を逃がすことがあるようです。メタルは非常に硬く、その状態でかみしめると、しみる・痛むといった症状を繰り返す患者様もいらっしゃいます。そういった病状に対する配慮ではないか?と感じております。

⑤セメント詰めた後も食事中痛みを感じ、歯に風を当てると痛くなっております。

→むし歯であれば、しみません。しかし、くいしばることで、歯と歯茎の境目のエナメル質を失っている症例では、むし歯治療をしたとしても、しみる症状は続きます。

そもそもの原因がむし歯などではなく、かみしめであることが強く疑われる所見ではないかと感じております。

この時期以降の痛みは、根管治療後の痛みや、根管治療が十分ではない可能性が疑われる痛み、そして「かみしめ」による痛みが混在しているように感じております。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

細菌が残っていると、痛みや違和感が残ります。

今感じていらっしゃる痛みの原因が、「細菌感染が残っていること」ならば、適切な根管治療を行えば、痛みはなくなるでしょう。

また、根管治療せずとも、抜歯すれば、「原因自体を取り除く」ので、この方法でも痛みはなくなるでしょう。

しかし、これまで掛かられた歯科医師の先生方が「抜歯をしないご決断」をされていることを鑑みると、抜歯が適当か否かについては推測の域を出ることはありません。患者様ご自身の強いご決断が必要となるかと感じております。

クラリスロマイシンのご服用により、症状の改善を全く認めていないことから、

・感染症が原因ではない可能性が低いこと

・歯性上顎洞炎の可能性も低いこと

が強く疑われます。

上記すべてにおいて、頂きました文章からの推察です。

推測の域を出ないこと、心苦しい想いではございますが、ご参考の一助として頂ければと感じております。

当院には全国より、海外からもご来院頂き、治療に臨ませて頂いております。

しかし、その時間的、距離的なご負担は患者様にとっては多大なるものでしょう。

ご来院・ご通院頂いている患者様にはその点ご理解ご了承ご協力いただいた上で治療に臨ませて頂いております。

ご来院頂く際は、当院受付までご一報ください。

分かるように申し伝えておきます。

また、当院では初回より治療に臨むことは「まず」ございません。

初回は診査と仮診断、それに必要となる治療法についてのご説明となります。

私もお顔合わせさせて頂きますが、基本検査などにつきましては、歯科医師・歯科衛生士に一任しております。

ぜひ初診時には私も拝見させて頂きたいと感じております。

ご予約の際は一声おかけ下さい。

コロナウィルスに対する皆様の捉え方、それに対するご心情は様々のようです。

歯科治療は「感染症治療」です。常日頃より感染対策には万全を期して治療に臨んでおりますが、ご来院ご通院のご決断につきましては、皆様のご心情・状況に配慮しつつ、その判断は患者様に一任させて頂いております。切にお願い申し上げます。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

 

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

※ 初診の流れ (必ずご一読下さい)

 

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯の神経を取るな!抜くな!【動画でノーカット解説】

この動画は以下の動画のノーカットバージョンです!

『セラミック治療はするな!!《保険外治療・セラミック治療は本当に良いのか?やり直しのない歯科治療に大事なポイントとは?》』(以下の動画をぜひ先にご覧下さい!)

本動画のタイムスケジュールです。
00:05 本動画の概要についてご説明
01:23 ラバーダムの装着の様子
02:54 術前に歯の表面を洗浄消毒する
03:35 セラミックインレーを外す
05:30 外した状態 覆髄材が見える
08:31 覆髄材を取り除くと、むし歯
08:46 齲蝕検知液でむし歯を染色する
09:03 むし歯を徹底的に削り取る
13:31 コンポジットレジンで隔壁形成 倍速
14:01 麻酔を追加
15:06 露髄(むし歯が歯の神経に達すること) 
18:01 歯の硬さをチェック むし歯か否かを精査
18:37 露髄部周囲を齲蝕検知液で再精査
23:18 覆髄の用意 表面を酸処理する
25:04 コンポジットレジンで露髄部周囲を覆う
28:18 MTAによる直接覆髄法
30:18 さらにコンポジットレジンで覆う 倍速
30:44 ラバーダムを外す
31:08 かみあわせをチェック
32:36 治療終了
33:08 エンディング
宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

噛み締めの癖が、どうしても治らず頬の内側に白い線が出来る

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。

その内容は「かみしめ」です。

歯医者へ行ったら誰しもが指摘されるであろう「かみしめ」。

当院の見解をお話しさせて頂いております。ぜひご一読ください!

歯の根っこが長い人は足が長いんだよ〜 の先生の言葉に笑ってしまいました。
私も定期的に歯のお掃除で近所の歯医者に通っていますが、噛み締めの癖が、どうしても治らず頬の内側に白い線が出来たりしてしまいます。
噛み締めはマイナスの事しかないので意識してしないようにしていますか難しいです。
寝不足や体調不良の時は口の中に口内炎がいくつもできリンパ腺も出てしまいます。
根管治療も間2週間あけて4回通い終えたばかりなので先生の治療動画はとても興味があります。
コメントありがとうございます!嬉しいです!
「かみしめ」=「悪」という固定概念があります。
私の動画でもそのように配信しております。
物事にはあらゆる「側面」があるものです。
コップは横から見たら台形ですが、下から見たら丸です。
1方向から光を当てれば、反対側は影になります。
かみしめも同様です。
かみしめは、皆が出来るものではありません。
骨格がしっかりしており、物事に実直に、真摯に取り組む精神性をお持ちの方にのみ出来る「行動」です。
骨格が華奢で歯並びが良くない方には「かみしめる」ことはできません。
噛みしめることで、集中力を発揮し、ストレスを緩和し、全身の正中線を感じ、あらゆる難関を乗り越えることが出来るのが「かみしめ」です。
この噛みしめ、度を超えなければ、適度であれば、それほどの問題は生じないものです。
しかし、人間関係のもつれや仕事のストレス、外的環境の変化(気圧気温の変化、引っ越し、仕事環境の変化)など、対応しづらいストレスが加わると、 それを乗り越えるべく「かみしめ」の頻度と強度が極端に増加します。
これは良くありません。 もっと良くないことは、これが常態化し、日中でもいつでかみしめている方、非常に多くいらっしゃいます。
そのようなときは、呼吸も浅くなり、口は開き、口呼吸となる。
自然と全身姿勢は丸まり、猫背となりガチです。
そんな時、舌は本来ある上あご口蓋から下がり、低い位置に変化します。
この状態でかみしめると舌や頬粘膜に圧痕、つまり「白い線」が出来るのです。
噛みしめの良い面にフォーカスすれば良いのですが、悪い側面にだけ焦点を当て、かみしめないように!とマウスピースを入れる治療には疑問を感じております。
まずは、かみしめは悪いことではないこと。
かみしめ”過ぎて”しまうのが、問題であり、その原因は、「かみしめる」という行動にあるのではなく、 ストレスコントロールにあること。
ここに目を向けて頂きたい!と皆様にはお話しさせて頂いております。
いくつかリンクを添付します。ぜひご活用下さい!
当院の考える「かみあわせ」
かみわせとは何か?
かみしめについて
マウスピースについて
根管治療はまだ続くようですね!
お口開いているの、大変ですが、頑張って!!
ちなみに、歯の根っこ、長い方かな(笑)?
コメントありがとうございました!
宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

根管治療後うずく、押される感じ、鈍痛、歯肉がポコッと腫れる マイクロスコープ

コメント失礼します。

質問なんですが、3年前に根の治療をした歯がまたうずくようになり、押される感じと鈍痛がしていて歯肉がポコッと腫れています。

今度の土曜日に近くの歯医者さんにみてもらうのですが、そこにはマイクロスコープがありません。

そのままその病院で治療を続けると抜歯の可能性ありますよね。

って事はマイクロスコープがない歯医者さんでは根管治療は限界があるのですか?

コメントありがとうございます!

回答させて頂きますね。

実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合も多々あります。

詳細につきましては、これからご来院頂く歯科医院、ご担当頂ける先生と十分なコミュニケーションのもと、現状について、それに対する適切な治療法についてご相談ください!

・3年前に根管治療した歯

・うずく

・押される感じ

・鈍痛

・歯肉がポコッと腫れている

 

この状況から推察するには、この前提条件を整理する必要がございます。

・このような症状は初めてか否か?

・うずくのはどんな時か?噛んだ時?噛まなくても?

・押される感じは、歯?それとも歯茎?

・鈍痛、これは歯?それとも歯茎?

・ポコッと腫れているのは歯と歯茎の境目?それとも根っこの先の方の歯茎?

・ご年齢は20歳代以下?それとも30歳代以降?

 

上記によってその原因が異なるため、それに対する治療法も変わります。

今回は前提を以下のように推定し、ご質問に回答させて頂きます。

よろしくお願い致します。

・このような症状は以前より少しあった

・噛んでも噛まなくてもやや疼き、噛むと少し強くなる

・押される感じは、歯茎に感じる。噛むとやや痛みがあり押される違和感。

・鈍痛は歯と歯茎両方に感じる

・ポコッと腫れているのは根っこの先の方の歯茎

 

この場合は、再根管治療が必要となるでしょう。

以前の根管治療が不十分である可能性があります。

当院では、そのような症例に対して、どの点において不十分なのか?を明確にした上で根管治療に臨みます。

適切な根管治療については以下のリンクの動画をご参照下さい。

きっとお役に立てるかと思っております。

https://youtu.be/j6sSM0riGck

また歯が折れている?という可能性も否定はできません。

かみあわせや歯周病の場合(30歳代以降)もございます。

詳細はご担当頂く先生と相談してみましょう。

『そこにはマイクロスコープがありません。そのままその病院で治療を続けると抜歯の可能性ありますよね。』

『って事はマイクロスコープがない歯医者さんでは根管治療は限界があるのですか?』

→マイクロスコープがないから抜歯、と結論づけるのは間違いです。

『抜歯』は、その歯を残すための方法がなく、またそのまま放置すると、周囲の骨や歯に悪影響を及ぼしかねないため施す対処法です。つまりこれ以上問題を大きくしないための「最善の治療法」です。

おそらく頂いたご質問のポイントは、

『マイクロスコープのある歯科医院なら抜かずに残せる歯でも、マイクロスコープがない歯科医院では抜歯されてしまうのでは?』

ということではないでしょうか?

ひとつたとえ話をさせて頂いてもよろしいでしょうか?

一流のシェフと主婦がいます。

一流の食材と一流の調理器具が目の前にあります。

また一方には、普通の食材と、普通の調理器具があります。

一流の食材と一流の調理器具があれば、主婦は一流のシェフに負けない料理を提供することができるでしょうか?

一流のシェフは、普通の食材と普通の調理器具しか使えないならば、一流の食材と一流の調理器具を使用した主婦には、料理対決で負けてしまうでしょうか?

マイクロスコープは「調理器具」のひとつでしかありません。

マイクロスコープで診れば、その問題を解決してくれるわけではありません。

調理するのは「人」。病状を診るのは「人」つまり「歯科医師」です。

素晴らしいピカソの絵を見ても、ピカソの背景や技術、歴史を知らない人からすれば、「なんだ?この絵?」となりかねません。

同じ景色を見ても、それをどう判断するのかの“判断基準、診断基準”がなければ、何も見ていないのと同じになります。

マイクロスコープがあれば歯を残せる?ではなく、適切な治療のコンセプトに基づき、マイクロスコープを有益に使用できることにより、良い結果が得られます。

この点につきましては、ご担当頂く先生とよくお話し頂き、「納得できる説明があるか否か?」をもって判断してみて下さい。

知識と技術と経験をお持ちの歯科医師は、患者様に納得できる、安心できる説明を優しく丁寧にしてくれるものです。

忙しい歯科医院では、それをスタッフが代替わりしてくれているでしょう。当院はそのパターンです(笑)

私ははっきりとモノをいう性格なので、優しく説明してくれるスタッフが常駐しています。そのスタッフに説明は任せております

マイクロスコープがなくても、これまで積み上げた知識と技術と経験、そして勘に頼り、肉眼でも素晴らしい成果をあげている歯科医師の先生方も良く知っております。

これは言うならば、普通の調理器具を使用した一流のシェフといえるでしょう。

マイクロスコープがある事で、これまで見えなかったものを診ることが出来るようになりました。

折れているか折れていないか?肉眼では判定できなかったものが見えるようになりました。

患者さまも治療中の状況を動画で見ることが出来るようになりました。

ぜひこの動画をご活用頂き、ご自身の希望に叶った歯科医院をご選択して頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

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セラミック治療 保険外治療 本当に良いの!?

今回は「セラミック治療はするな」という話をします。

世の中のほとんど人は、セラミックなら大丈夫、銀歯はダメと思ってしまっています。

でも実は、その考え方は、大事なことをご存じないんです!

セラミックだから良い、保険外治療・自費治療だからむし歯にならないって訳ではないんです。

もっと大事なことがあるんです。

皆さんは分かりますか?

歯科治療において大事なことは何でしょうか?

今回は、他院にてセラミック治療をされた患者様のやり直し治療を通して、この「大事な点」についてお話しさせて頂きます。

今回のお話は、皆さんの明日からの歯科医院を選ぶ際の1つの基準となるはずです!

ぜひ、最後までご覧ください。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

【ラバーダムを付けてセラミックインレーを装着《マイクロスコープ精密歯科治療》15分ノーカット実際の治療の様子】 

【4分の動画】【インレーとクラウンを”また”むし歯ならないように付ける方法!《セラミックインレー&ジルコニアクラウンを装着する実際の様子》(ラバーダムとマイクロスコープを活用した歯科治療)】