日別アーカイブ: 2019年8月2日

銀歯 痛い しみる 違和感 なぜ? 神経を出来るだけ残す治療とは?

他院にて銀歯装着後よりジーンとした違和感・痛みのある患者様。
鎮痛剤を飲むほどではないものの、痛みがおさまることはなく、「担当医の先生からは、徐々に慣れてきますよ」とのこと。

心配になりインターネットを調べて当院にご相談、ご来院いただきました。

本動画で以下の事に回答しています。
・本症例の痛みの原因について。
・本症例の治療の様子。術式はマイクロスコープを活用したMTA直接覆髄法。
・神経を残した後はどのようになるのか?精密な補綴について。

本症例のようなインレー装着後・治療後の痛みや違和感、冷水痛の原因は2つです。
① むし歯が取り残されている
② 覆髄材が接着していない

神経に近い・深いむし歯治療の際、そのむし歯を取り除くにはラバーダムとマイクロスコープが不可欠です。本動画をみて頂くと、その重要性がよく分かるでしょう。
肉眼では見えません、マイクロスコープが必要です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。むし歯を取り除いている最中に、唾液が患歯に混入・接触することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。ラバーダムは必須の治療環境といえるでしょう。

またラバーダムのない状態では、神経を保護する覆髄材は適切に接着・硬化しません。
その覆髄材も、現在ではMTAが最適であることが世界的文献からも明らかです。

マイクロスコープでむし歯を取り残さず、ラバーダムとMTAでしっかりと覆髄することで、深いむし歯治療に関わらず、神経が露出(露髄)した症例でも神経は残せます。

むし歯治療には2つのポイントがあります。
1)上記のようにむし歯を取り残さないこと
2)その後は感染させないように精密にかぶせること(=補綴)

本動画ではその精密補綴についても言及しています。
ぜひご参考ください。

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