ご相談内容
長文失礼します。 ワイヤー矯正を3年間行い噛み合わせ不良を発生し、今年の5月から再矯正を行なっているのですが症状がさらに悪化し貴院のいろんな角度からの治療方法に惹かれご意見を伺いたくメールを送らせていただきました。症状としては、息が苦しい・声が上擦ったり思うように出せない・睡眠不良・常に緊張している感じです。現在通っている病院では過咬合で奥歯が内側に傾いているのでそれを改善するためにインビザライン+輪ゴムによる矯正を行なっております。しかしこの治療を始めてからさらに声が出しにくくなったり、上の前歯が乾いて舐めないといけなくなったり、違和感があって噛み締めたり、顔のバランスに違和感が出るように感じます。先生に相談してもじゃあワイヤー矯正に変えようかと軽く言われました。私のような症状は治療可能なのでしょうか?
はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。
実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。
ご相談内容より、大変ご苦労を重ねてきているご様子と推察いたします。
現在感じていらっしゃる症状が、すべて「かみあわせ」によるものか否かは判断しかねますが、
「息が苦しい」
「常に緊張」
「過咬合」
「奥歯が内側に傾いている」
という文章より、「かみしめ」や「くいしばり」が強く、舌の居るスペースが小さくなっていることが疑われます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/10801
こちらのリンクの画像をご参照くださるとわかり易いかと思います。
舌のあるべきスペース(体積、容積)が小さくなると、舌の居場所がなくなり、舌は喉に押し込まれ、息苦しさや発音のしづらさ、頸部の緊張を伴います。
そのため、今治療してくださっている先生は、インビザラインを使用して内側に傾いた奥歯をまっすぐにして、舌のスペースの確保を試みていらっしゃるようです。
インビザラインを装着することで、さらに舌のスペースが小さくなるため、感じていらっしゃる症状が更に強く感じることがあります。
インビザラインの矯正治療が進むことで、歯はまっすぐに並び、舌のスペースも確保されてきます。そのような症状は少しずつ緩解してくるでしょう。
また、「ワイヤー矯正に変えた方が良い」という先生のアドバイスは、矯正治療中の「舌のスペース」確保を目的としたものです。
ワイヤー矯正は歯の外側に装置(ブラケット)がつくため、舌の居場所を邪魔しません。
適切なアドバイスではないかと推察しております。
また、ワイヤー矯正は、インビザラインと比較して、精度の高い歯の調整が可能であること、つけっぱなしであるため持続的に矯正力が歯に加わり、矯正のスピードも速いなどの利点もございます。
担当医の先生はしっかりと考えてくださっているようです。
今一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
その他に感じている症状につきましては、単純にかみあわせだけが原因ではないことが当院の考え方です。
患者様の日常生活習慣、精神的ストレスなどにより、その「全身姿勢」は様々に変化します。
以下にその内容についてご説明させて頂いております、ご参考ください。
かみあわせと全身の姿勢の関連について
https://miyazaki-dentalclinic.com/16265
生活習慣(態癖について)
https://miyazaki-dentalclinic.com/12239
矯正治療と合わせて、全身の身体を整える(疲労を回復してあげる)カイロプラクティックや整体治療などを行うことで、現在感じている症状は和らぐかもしれません。
回答は以上となります。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎
多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。
※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。