日別アーカイブ: 2021年5月24日

沢山の人の前で【自己紹介】してみた!?

【タイムスケジュール】

01:00 スタート この動画の内容について
02:41 自己紹介 略歴紹介
03:29 病院へのアクセス
04:08 院内のご紹介
04:39 5台のマイクロスコープについて
05:38 私のこれまでの臨床の流れ(ラーニングステージ)
08:49 意味のないマイクロスコープ根管治療?!
09:19 【ご挨拶】※必ずご覧下さい


宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

ドックベストセメント MTA どっち?

質問者

ドックベストセメントというのは普通の虫歯を削る治療よりも普及率が低いのは確実性が低いからですか?

当院回答

虫歯を残すというコンセプトが私には理解ができません。

質問者

返信ありがとうございます。 ドックベストセメントは虫歯を残す治療なんですか?歯を削らずに虫歯を除去する治療ではないのですか?

当院回答
詳細は分かりません、虫歯を可能な限り取り除き、あとはセメントで滅菌消毒するというメカニズムだったかと。 ぜひ、公式のサイトをご覧くださいね。

質問者

そうなんですね、宮崎先生はドックベストセメントを行っていない理由はなんですか?不確実だからですか?

当院回答

まずは大前提として、ドックベストセメントを知りません。 そのため、適切なドックベストセメントの適応症の選択、その利点、そして欠点。その欠点を補うようにどのようにして治療を行っているのか?これを全く知りません。

そのため、ドックベストセメントを評価することが出来ないというのが正直なところです。
健康のために、ウォーキングで健康を維持する方と、筋トレで維持をする方。どちらにも利点欠点があるでしょう。どちらにも言い分があるでしょう。なので、正直分かりませんとしか言いようがありません。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であり、そのことを知らない人は歯科医師にはいないと思います。
ただし、その細菌を目で見ることは不可能であることから、可能な限り取り除き、不確定な部分は、薬剤と身体の免疫で何とか賄おうというのが現在のむし歯治療です。
これには、私の行うラバーダム&マイクロスコープによるMTAを用いた神経を残す治療法と、ドックベストセメントには違いは無いかと思っております。
私がドックベストセメントを使わずに、MTAを使用する理由は以下のことです。
①ドックベストセメントは、ラバーダムを使用しないと聞いていること
②ドックベストセメントは、マイクロスコープを使用しないと聞いていること
③MTAは、神経を保護する薬剤として、全世界的に科学的根拠を示す論文が、一番多い薬剤であること
④歯科の主要な学会でも、MTAを用いた論文などが多数認められること
⑤MTAは数ある神経を保護する「覆髄材」の中でも、高アルカリ性、抗菌作用を示すだけでなく、「湿潤下での歯への接着作用」があるということ。つまりは、口内の湿潤下での治療を可能にしていること
⑥当院ではラバーダムとマイクロスコープを使用することを前提としていますが、ラバーダムとマイクロスコープを活用することにより、神経を残せる可能性が高まることがヨーロッパ歯内療法学会で示唆されていること
こういったことにより、当院としては、ドックベストセメントが悪いということではなく、より多くの方々に臨床応用され、多くの方々でその成果が認められる論文が多数ある、MTAを使用することが、患者様へ自信をもってお勧めできる治療法ではないかと思っております。
また、そこには、ラバーダムとマイクロスコープの使用が絶対であることも、その信頼性をさらに高める因子であると確信しています。
ただし、ドックベストセメントを適切な治療コンセプトのもとラバーダムとマイクロスコープを使用しつつ施術に応用されている先生もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、治療中の唾液感染予防への配慮や湿潤下とならないような配慮がなされているため、おそらくではありますが、良好な臨床成績が得られているのではないか?と推察していますが、私の知る限りでは、ドックベストセメントをラバーダムとマイクロスコープを用いて貼薬されている先生は耳にしたことはありません。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!
質問者
長らく説明していただきありがとうございます、とても分かりやすかったです。
やはり重要なのはラバーダムとマイクロスコープを使用することにあり、多用されてるMTAが最も信頼に値するということですね。
カリソルブ治療という薬液で虫歯を除去するという方法はドックベストセメントと同じようなやり方なのでしょうか?

当院回答

カリソルブは相当古い治療法かと思いますが、そちらの治療法をご選択されるということでしょうか?

従来からある治療コンセプトや従来よりある治療法に問題はありませんが、ラバーダムとマイクロスコープの台頭により、これまでの治療コンセプトや治療法は、新たなものになっていると「私は」感じています。
これまでは見ることが出来なかったため、その状況下で何とか結果を出すためにはどうすれば良いのか?という治療法が、これまでの治療法ではないかと。
ラバーダムで感染を予防しつつ、術野を確保し、マイクロスコープでむし歯を取り除き、たとえ神経に達したとしても、その神経が炎症を起こしているのか?壊死しているのかを実際に診て判断する。 現在ではそのようなことができるようになっています。
ぜひ以下の動画をご覧下さい。
ここで、生きている神経と死んでいる神経をマイクロスコープで録画説明させて頂いております。
そもそも、カリソルブは、C2という浅いむし歯のみに使用できる薬剤であり、ある程度の科学的根拠はありますが、次亜塩素酸です。当院の歯の神経を残す治療法で前処理薬剤と使用するほどの薬剤です。
薬剤が異なれば、その術式は異なるかと思いますが、当院ではもう使用していない薬剤です。
ぜひご自身にあった歯科治療を見つけて下さい。頑張って下さいね!!