皆さんは、この事実をご存知でしたか?
1965年のDr.Kakehashiの論文
この論文は、ラットの実験結果より、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であること。
むし歯治療では、その細菌感染を取り除くだけでなく、その治療の際には、無菌的な治療環境が、とても大切であることを端的に明らかにしています。
1965年、実に今から56年前です。
また、私が愛読する根管治療のバイブルであると信じてやまない石井宏先生の著書「世界基準の臨床歯内療法」では、『ラバーダム防湿ができないなら、根管治療は禁忌である』と記載されています。
根管治療とは、むし歯が歯の内部深くにまで進行し、いわゆる歯の神経を取る・抜く治療のことをいいます。
そして、ラバーダムとは、治療中に治療している歯に唾液が接触しないようにする方法です。
ラバーダムをしないなら、根管治療はしてはいけないということになるでしょう。
いわゆるむし歯とは、細菌が歯を溶かした跡をいいます。
その跡を取り除くだけでは治りません。
0.5~1㍈の見えない細菌感染を、取り除いたからこそ治るんです。
家の柱で言うならば、シロアリが柱を食べた所がいわゆるむし歯でしょう。
シロアリに食べられたところだけを取り除いても治りません、シロアリが入ってこないように、シロアリ駆除することが大切なんです。
たしかに、多少感染が残っていたとしても、それが微量であれば、人には免疫力がある。
その力で抑えておくこともできるでしょう。
この事実を聞いて、皆さんならどうしますか?
私も若き歯科医師の時、ラバーダムもマイクロスコープも無い中で、できるだけ唾液が入らないように、必死に治療に挑んでいました。治る時もあれば、どうして治らないのだろう、そんなときもありました。
そして、現在、今、1つのスタイルに行きついています。
今回の動画は、当院の現在の根管治療のスタイル。冒頭の世界最高峰の先人先達に少しでも近づけるように行っている当院の根管治療の様子です。
15分、ほぼノーカット、1回で終了した根管治療 実際の治療の様子です。
この根管治療前の無痛麻酔の様子、そして、治療後のご説明につきましては、こちらの動画をご覧下さい。
「皆さんの歯が健康になること」このチャンネルの願いを叶える動画といえるで
しょう。
ぜひ最後までご覧ください!