日別アーカイブ: 2021年5月22日

歯の悩み ご相談

相談内容:

初めまして。

いつも ユーチューブを 拝見させていただいております。

 わたくしは 〇〇県在住の50代の主婦です。

 この度送らせて頂いた理由は、私の現在と将来の歯に恐怖と混乱の状態にあるからだろうとおもいます。

かなりハードルが高かったのですが、連絡を取らせていただきました。

 私の歯に対しての恐怖心は、約三十年前にさかのぼります。そして生きている限り一生持ち続けていく事になります。

二十歳から二十三歳ごろまで今でいう摂食障害になりました。

ある日自分の口の異変に気づいたときの恐怖は今でも忘れません。

現在に至るまでに二本の歯を失い、ほぼ全てが何かしらの治療を受けている歯です。

この間、多くの歯科医院に通い、それなりに気を付けていてもわるくなる状態を遅らせることしかできませんでした。

治療、検診、家での歯磨き、フロス、歯間ブラシ、多くの歯科医院通い。疲れ果てると同時に精神的にも良い方向には向きません。

 ここ過去五年前から、歯の私にとっての歯に関してのトラブルが発生し、過去二年間で一気に口の中の状態は悪くなりました。

というのも 私の体調からの食べ物の変化や短期間通っていた歯科医院いけなくなったことが理由です。

私は歯科医院の先生からご覧になると扱いづらい患者になるのです。

おそらく、積極的に明るく治療をしていないからだと思われます。

恐怖、歯が削られる時の悲しさ、泣きたい気持ちを抑えている心の中が表にでているのでしょう

。そのような事でここ数か月はますます精神的によろしくない方向にいます。

 長々と心の内を書かせていただきました。

いつくか質問をさせて頂きます。

①インプラントについてです。

約二十年まえに奥上6番めを抜歯しました。その折、大学病院でしたがインプラントについて質問をしてみたところ、私の骨の層は薄くむりとのことでした。けれども最近では可能な話も聞かれますが、どのような状況なのでしょうか。

 また、インプラントは将来的に本人が口中を手入れが出来なくなると困ることがある。と 聞きましたがどうなのでしょうか。

②私は上両側4番5番をプラスチックで詰めています。全体的な被せではありません。理由は笑った時に銀の詰め物がみえるためでした。これも二十数年前ですが、

 治療の際のプラスチックでは耐久性がないため、多めに削らなければならないとの事でした。ですが、数年前のプラスチックの一部が欠け、三軒の歯の科医院うちの二軒の先生が、もちこたえられれないので、銀の詰め物を進められました。セラミックの詰め物の質問をしたところ、多く削っているため出来ない との事でした。プラスチックとセラミックでの話の内容をどのように理解るればよいのかわかりません。

③何軒かの歯科医院で フッ素は大人は あまり吸収しない とおききしましたが 実際はどうなのでしょうか。質問をしました当時は二十年ほど前です。

④初期段階で虫歯の初期段階で様子を見られる先生と削られる先生がおられます。

 個人にっつは立場的に弱く感じ先生の気分を害したら と 思ってしまいます。

⑤私は現在左上6、7番目を欠損し、4番5番のプラスチックの一部を削り金具の見えない義歯を使用しています。が、5番目プラスチック部分が数年前にかけました。

 その部分は、またプラスチックを足し使用しています。無理があるのでしょうか

 最近は 歯磨きはしていますが、あちらこちらの被せもの、詰め物が磨いている際に取れたら また削って治療だと思うと食事もあまりできません。

この先、先生のユーチューブ動画が明るい気持ちで拝見できるようになれたらと思います。

お忙しい中、為になる情報をお教えくださりありがとうございます。

失礼がありましたらお許し下さい。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。

『①インプラントについてです。約二十年まえに奥上6番めを抜歯しました。その折、大学病院でしたがインプラントについて質問をしてみたところ、私の骨の層は薄くむりとのことでした。けれども最近では可能な話も聞かれますが、どのような状況なのでしょうか。また、インプラントは将来的に本人が口中を手入れが出来なくなると困ることがある。と』

→骨量を実際に拝見しないことには、ごめんなさい、全く分かりません。

インプラントに限らず、ブリッジ入れ歯でも、手入れは不可欠です。

どの治療法も同じかと私は考えています。むしろ、それまでしっかりとした食事ができるのだから、その方が、得られるメリットが大きいかと。

『②~セラミックの詰め物の質問をしたところ、多く削っているため出来ない との事でした。プラスチックとセラミックでの話の内容をどのように理解るればよいのかわかりません。』

→これも実際に拝見しないことには分かりません。頂いた文章には、歯科医師の言葉に論理性が欠けているように感じます。もしかすると聞き違いかもしれません。

セラミック治療は良い治療でしょう、しかし、噛みしめの強い方は割れてしまうこともある。対処すれば問題ないかと思いますよ。

『③何軒かの歯科医院で フッ素は大人は あまり吸収しない とおききしましたが 実際はどうなのでしょうか。質問をしました当時は二十年ほど前です。』

→吸収しないとは、身体が?歯が?ということでしょうか。

フッ素は歯の表面に付着し、強固にするものと解釈しています。吸収する者ではないかと。

『④初期段階で虫歯の初期段階で様子を見られる先生と削られる先生がおられます。個人にっつは立場的に弱く感じ先生の気分を害したらと思ってしまいます。』

→ごめんなさい。繰り返し拝読いたしましたが、文章の誤字でしょうか、意図がくみ取れませんでした。

「初期段階で、むし歯を治療した方が良いか否か?」というご質問かと推察し、回答します。

むし歯はエナメル質内で、プラークコントロールが適切であり、3カ月に1度、拝見できる方であれば、当院では様子を見ています。

象牙質内にむし歯が進行している場合は治療をお勧めしています。

『⑤私は現在左上6、7番目を欠損し、4番5番のプラスチックの一部を削り金具の見えない義歯を使用しています。が、5番目プラスチック部分が数年前にかけました。その部分は、またプラスチックを足し使用しています。無理があるのでしょうか』

→ご担当の先生はどのようにおっしゃっていますか?まずはそこが大切です。

2000年までは、小臼歯までつまり5番目まであれば、入れ歯は要らないとする「短縮歯列」という考え方がありました。

義歯すら要らないかもしれません。ただし、私は実際に拝見していないため参考程度にとどめて下さい。

 

大変ご苦労されていることが文章から推察されます。

 

でも、大丈夫です。

思い返して下さい。

これまでご苦労されてきたけれど、大丈夫だったでしょう?

歯で苦労はされているかもしれないけれど、生活に支障を来す程ではないのではないでしょうか。

違ったら、ごめんなさいね。

人生とは何事もないことが幸せではないかと「私は」感じています。

有難い人生といいます、これは「難しいことが有る」と書きます。

困難があるからこそ、それを乗り越えるからこそ、そこに少しの幸せがある。

困難があるからこそ、有難い人生、いま何もないこの時にありがとうと感謝が出来るのかと、私は常々感じています。

ピンチは乗り越えなくてはならない自分の試練であるとともに、乗り越えることが出来るからこそ、その対処法を知っていることが出来るからこそ訪れるものです。

そのピンチを打開する能力のない人は、そもそもそのピンチに気づけません。

文章を頂いて感じたこと。

ちゃんとご自身のことを分かっていらっしゃる。

あとは、「ならどうするか?」行動あるのみではないでしょうか。

小さな前向きな一歩を踏み出した時、そこには今までと違った景色が見えるものでしょう。

私はそのように常々自分に言い聞かせています。

現実はそれほど簡単ではないので(笑) でも必ず道は開けるとも確信していますが(笑)

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

ぜひ今後も明るい気持ちで当院のチャンネルをご覧下さい、そうしていただけることが私の幸せです。

 

 

 

根幹治療うまくいかない たまに押すと痛い 後遺症 CTレントゲン異常ない

根幹治療がうまくいかず3年くらい治療を続けてます😢

歯の中に突っ込まれると毎回痛みが走ります😂

今は根っこを埋めて1年くらい様子を見ていますがたまに押すと痛みます💦

CTやレントゲンでは異常ないみたいですが、このように後遺症みたいな感じで残るのでしょうか?😂

コメントありがとうございます。

実際に拝見していないため、どのような状況となっているのかが推測の域でません。

そのため、以下のような症例の場合、どのような状況となっている可能性があるのか?を私見で回答させて頂きます。

・多数回、長期間、ラバーダムやマイクロスコープを使用せずの根管治療を行った経緯がある
・症状はあまり改善しない
・上下いずれかの奥歯(奥から2本のいずれか)

まず大前提として、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症で、その細菌が、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げる病気、これがむし歯です。

そのむし歯、つまり細菌感染が歯の内部深く、神経にまで達すると、感染した細菌を取り除くべく、根管治療が必要となります。

感染を取り除くために、結果として、感染した神経を取り除く治療です。

つまり、原因は、「細菌感染」です。

歯の内部の感染が取り切れれば、あるいは、ご自身の免疫で押さえることができるほとの感染となれば、症状は改善します。

ここまではよろしいでしょうか?

では、なぜ、根管治療をしたにも関わらず、痛みが残るのか?

これは、以下の理由が考えられます。

①根管内つまり歯の内部に感染が残っている
②根管治療はある程度、終わっているものの、その度重なる治療により、根っこの先端が壊れかけている(穴があいてしまっている)
③根管内の感染は取り除けたが、感染は内部から外部へと広がってしまっていることから、歯ではなく、歯を支える周囲組織が痛む
④歯が折れている、穴があいている

この4つが考えられます。

いずれも痛みや違和感、腫れなどの症状が認められますが、個人差があるでしょう。

①は適切な再根管治療つまりラバーダムやマイクロスコープを用いた徹底した根管治療
②は適切な根管治療の後に、穴のあいているところを洗浄消毒した上で、MTAという薬で封鎖する
③これは根管治療では治りません、外部の感染を取り除くべく、歯根端切除あるいは抜歯です
④これも、その折れ方、穴の開き方がポイントになりますが、根っこの先端まで至るヒビは、抜歯が最善の治療法です

①はこちらの動画をご覧下さい。
適切な根管治療とは何かについて解説しています!

②はこちらのリンクをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/20288

③歯根端切除術については以下のリンクをご参照ください
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031


ヒビで抜くしかないと説明された方へのメール相談
https://miyazaki-dentalclinic.com/28504

ヒビで腫れて骨が溶けてインプラント進められている方へのメール相談
https://miyazaki-dentalclinic.com/27891

当院では、適切に根管治療を行うと、1~3カ月以内に症状はなくなります。
無くならない方は、根管治療が原因ではなく、上記4つに該当するか、あるいは「歯ぎしり、かみしめ」が原因であることあります。

歯ぎしり防止のマウスピースについては以下の動画をご覧下さい

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!