日別アーカイブ: 2021年5月3日

かみあわせ 心身症 マウスピース

虫歯治療後、寝た状態で中々噛み合わせが合わず(虫歯治療した歯の噛み合う歯が高く感じる)、座った状態で噛み合わせ調整をしてもらって、やっと噛み合う様になりました。 その状態で、新しいマウスピース(先生と同じマウスピース)が出来上がり、噛み合わせの調整をして、付けて寝て、翌朝、また、同じ歯(虫歯治療した歯の当たる歯)が高く当たる様になり、その状態で食事すると歯茎が痛くなるので反対の歯で噛んでいます。15時ぐらいに噛み合わせが合う様になります。 その状態を担当医に話すと「心身症」と言われ、気にしない様に言われ何もしてくれません。何度も噛み合わせ調整をお願いしたからでしょうね。 当たる歯の位置のマウスピースを削って低くしたら改善しますか?因みに当たる歯は、左上の奥から2番目の歯です。

かみあわせは、単に上下の歯の接触だけではありません。

噛み合わせ、つまり上下の歯の接触状態を決めるのは、「姿勢」です。

座った姿勢と寝た姿勢、立った姿勢で、それぞれ噛み合わせが違う方は、アゴが華奢で、奥歯ばかりが接触しており、ほぼ「猫背」、つまり首が前に出ています。

一生懸命に物事に真摯に真面目に取り組む精神性もお持ちのようです。

絶えず交感神経優位の状態、つまり緊張しやすく、周りの方に気配りのよくきく方が多い。

繊細なお心持なのでしょう。

そのような性格から、噛み締めをしがちです。

その噛みしめの頻度や強度が多い日、少ない日で、上下の歯の接触関係が日々変化しています。
全身的な姿勢の変化もそれに関与しています。

とてもセンシティブなかみ合わせです。

マウスピースは、スプリントがおススメでしょう。

日々変化しますが、その平均値的な所をご自身で理解しつつ、調整してもらえたら有難い限りです。

 

 

麻酔が効きづらい なぜ 歯医者

私は中学生なんですが注射恐怖症で注射全てが恐怖です…

なので歯医者に行きたくても無痛治療をして下さる歯医者がありません…

それに私は注射を見るだけでも刺すのも恐怖です、なので私は注射をしない歯科を探しているんですが…

ここの歯科なら大丈夫なのかな…と不安です

痛く無い麻酔は可能です。

ただし、過剰なまでに歯科医師を疑い、痛みを勘繰るようだと、麻酔は効きづらい。

痛みは末梢で感じるものではなく、中枢で感じるもの。

末梢とは、指先、舌、唇、足の先などの皮膚や口内の粘膜、つまり身体の末端部分です。

痛みは末梢で感じているのではなく、そこに与えられた刺激が「中枢→脳」に送られて、脳でその刺激を「痛み」として感じるのです。

1~10の強さで、手を叩くとします。

3の力で叩いても、5でも、はたまた7でも、痛みを感じないという方もいます。

そんな方は、「痛い」という認識ではなく、「叩かれたのだから、多少は叩かれた刺激は感じるし、多少は痛いよね」と感じるのです。

そんな方は、こんな風にも考えます。

「麻酔をしないで削ったら、耐えがたい痛みだけれど、麻酔をすればそれが弱くなるから治療できる」

「だから、多少麻酔が痛くても、チョット頑張ろうかな。永遠に続くわけではないしね」

こんな思考です。

でも、そもそも、麻酔という「行動」に嫌悪感を感じている方は、与えられる刺激に過度に敏感です。

1でも痛いといいます。実際に、触れただけで、押しただけで痛いとおっしゃる方、いらっしゃいます。

これは、1の刺激が痛いのではなく、1の刺激でも痛いと感じてしまうのでしょう。

おそらく、これが歯医者さんではなく、楽しい時間のひと時であれば、1の刺激は全く何も感じないはずです。

嫌いな人が近づいてきたら、それだけで嫌な気持ちになる。

その嫌いな人は何もしていないにも関わらず、すごく嫌なな気持ちになる。話しかけられるなって持ってのほかでしょう。

麻酔をすることで得られるメリットには目が向けられず、デメリットに目が向いてしまう。

そもそも、歯科治療をしなければ、どんどん悪化するにも関わらず、そこにさえ目が向けられなくなる。

こうなると、身体は緊張状態、交感神経優位な状態、呼吸は浅くなり、神経は過敏。

酸素摂取量が少なくなることで、身体は酸性に傾き、注入する麻酔薬はアルカリ性。効くものも効かなくなる。

麻酔が恐怖に感じ、その負のスパイラルに入れば入るほど、麻酔は効かない。

この原因としてはいくつかあるようです。

その一番は、「過去の歯科治療での痛みの記憶」でしょう。

配慮の足りない歯科治療により、我慢に我慢を重ねた経験は、トラウマになりかねません。

しかし、これを「歯科医師のせい」にしても、何も解決には至りません。

その時たまたま、麻酔も効きづらい急性炎症が有った時に、たまたま、麻酔が上手ではない、配慮の足りない歯科医師に、たまたま遭遇してしまっただけ。

そのように考えないと、解決の道はありません。

実際に、歯医者は余るほどいます(笑)

僕の周りには、痛く無い麻酔をする人ばかりですよ(笑)

痛み麻酔する人は友達にはいません。

では、どうするか?

「痛く無い麻酔をする先生を探しましょう」

ネットで、電話で、実際に逢ってみて、聞いてみましょう。

今は便利な世の中です。面倒くさがらなければ、いくらでも探す手立てがあるはずです。

その上で、痛みを少なくしてくれる歯科医師を探したうえで、まだ対策が必要です。

それは何か?

自分自身の身体の状態を整えることです。

麻酔が効きづらい人には特徴があります。

① 緊張しやすい

② 猫背である

③ リップクリーム必須でいつも唇が乾いている

④ 歯並びが混んでいる

⑤ 疲れている

⑥ 食生活

いずれも、つまりは「身体が酸性化している」ということです。

真面目で実直な精神性をお持ちの方は、周りの方に配慮した気配りの素晴らしい方が多い。

このような方は、いつも緊張していることから、交感神経が優位な状況。つまりは「呼吸が浅い」

呼吸が深く行えていれば、緊張することも少ない。

腹式呼吸であり、鼻呼吸です。

人は本来鼻呼吸です。口呼吸は異常ですが、緊張しやすい方は、胸で、口で呼吸しています。

これは首、大頬筋や頸部の緊張を伴うことで、首はやや前傾となり、猫背となる。

そんな方はリップクリームが欠かせません。

首が前傾になっていることから、舌骨は舌に下げられる。

これにより、本来舌は口蓋にくっついているはずなのに下げられてします。

この状況が幼少期より常態化していると、上アゴの成長が適切になされないことから、歯並びにも悪影響を与えていますのです。

そのため、「歯並びが混んでいる人」は麻酔が効きづらい。

疲れている方は、当然、身体が酸性化しています。睡眠をとり、ストレスを解消して頂きたい。

逆をいうならば、睡眠がとれていない、いつもストレスにさらされている方は、麻酔が効かないといえるのです。

 

軟らかい食事ばかり、つまりはコンビニで販売しているような、「糖質」「脂質」に偏った食生活は、身体を酸性化させます。

ビタミン、ミネラル、たんぱく質、つまり肉類、野菜類を摂取する必要があるでしょう。

現代の飽食の時代、糖質の摂取は少なくて良いようです。

 

では、どうすれば良いのか?

① 麻酔を出来るだけ痛くなくしてくれる歯医者さんを探しましょう

同時に、麻酔は痛いものだとあきらめましょう(笑)

③ 規則正しい美味しい食生活

④ 姿勢正しく、笑顔で挨拶

この3つです。

麻酔は痛いものだとあきらめてしまえば、もし少しでも痛く無い麻酔をしてくれる歯科医師がいれば、そこに光を感じることができるでしょう。

明確な治療計画のもと、目標をもって歯科治療に取り組めば、ゴールが決まっていれば、辛くても耐えられるのではないでしょうか。

ちなみに、僕の麻酔は無痛です(笑)

また、規則正しい食生活は身体をアルカリ性に保ち、バランスの取れた食生活もそれを助けます。同時に、虫歯予防にもなるでしょう。

そもそも麻酔が要らなくなる(笑)

歩くときは5メートル前を見据えてへその下に適度な意識をもってリズムよく歩くことで、素敵な姿勢が得られます。

笑顔で前向きな思考を保ちつつ、人間関係に基本となる挨拶。

麻酔が効きやすくなる?というよりは、そもそも、「歯医者不要となる」アドバイスです(笑)

まだお若い、ぜひ!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル