日別アーカイブ: 2021年5月29日

親知らず 手前の歯がむし歯 神経取る抜く?痛く無い

歯の神経、取っても抜いても怖くありません。

おそらく怖いのは、歯の神経が脆く弱くなってしまい、将来、その歯が抜歯になってしまうことでしょう。その気持ち、すごくよく分かります。

でももっともっと怖いのは、それを恐れて、来院機会が遠のくこと、これです。

私も今から30年以上前に根管治療した左下の7番が、数年前に根っこが折れて抜歯になりました。医者の不養生ですね(笑) 忙しさに感けて来院機会が遠のきました

信頼する先輩歯科医師に根管治療をお願いしに行ったときには

もう時すでに遅し(笑)

「宮ちゃん、折れてるよ!どうする抜く?」こんな感じで抜歯して頂きました。

でも、これは、根っこしか残っていなかったとても薄い歯。

よく30年も持ってくれました、ありがとう!

でも、抜歯の時は、結構ショック、ホントショックです。

ホント落ち込む、だから皆さんの気持ちはとてもとてもよく分かる

なので、皆さんにはそうはなってほしくない。

根管治療したからといって、歯は脆く弱くなりません。

それを証明する論文もある、この動画でまとめています、

ぜひ前向きにこの動画をご活用下さい。

でもそれ以上に、歯を長く持たせたいならば、根管治療に至らないようにすることが一番です。

それにはまずは最寄りの近隣の歯科医院へ行き、早期発見早期治療。

歯が折れるのは、歯を削る量が多いから、つまりはむし歯が進んでしまっているからなんです。つまりは、治療を恐れて怖がってしまっているからなんです。

予防、これ大切、ぜひ定期的に歯医者さんをご利用ください。

あともう1つ。最強、根管治療予防。

それは、露髄したからといって、歯髄炎だからといって、歯の神経を取る前に、ラバーダムとマイクロスコープを活用した覆髄法や断髄法、つまり歯の神経を残す治療を

積極的に行っていく、ということです。

今回の動画は、親知らずが横に生え、手前の歯の側面がむし歯になってしまった患者様の歯の神経を残す治療のダイジェスト。

ぜひ最後までご覧下さい!

 

 

 

歯の表面にほんの少し虫歯があるんですが、毎回様子見でいいといわれる

歯の表面にほんの少し虫歯があるんですが、毎回様子見でいいといわれて治療が行われないんですが、 これはなんでなんでしょうか?

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

感染症であるがゆえに、ご自身の免疫機能が強ければ、またしっかりと磨けていれば、またそのむし歯の進行深度が浅ければ(エナメル質の範囲内)、削るよりも、経過観察し、その進行を予防したほうが良い場合があります。

マイクロスコープやラバーダムなどがあれば別ですが、肉眼での治療には限界があります。

メタルインレーやセラミックインレーなどを装着するために、健全歯質部分まで余計に削ることで、術後の違和感につながる場合もあるようです。

おそらく、そのためでしょう。 ご担当医の先生は、予防が可能であるとご判断されているのだと推察します。 ぜひ、ブラッシングと定期検診を!