日別アーカイブ: 2021年7月1日

根尖病巣と骨吸収がある場合はやはり抜歯?

動画勉強にさせて頂いております。質問なのですが… 破折しており、根尖病巣と骨吸収がある場合はやはり抜歯に限りますか?

(TCHあり) 抜歯せずにそのままクリーニングだけで持たせようと思うと未来はどうなりますか?

骨が吸収されて大変な事になってしまうのでしょうか?

根尖病巣も、骨吸収も、そして破折も、その部位、その程度により、抜歯か否か?を判断しています。

抜歯基準はこちらをご参照ください。
参考になれば嬉しい限りです。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

根尖病巣の原因が、「根管内の細菌感染」であれば、それを取り除く根管治療を行えば治ります。

同時に骨吸収も治るでしょう。

しかし、その原因が、折れていることや歯周病といった「ほかの因子が原因?」であれば治りません。

そのため、そういった複合的な因子が絡みあう症例では、その可能性をあらかじめ患者様にご説明させて頂き、その原因を一つずつ解決する方法として、根管治療に臨むことがあります。

当院では、明らかに歯根の先端まで折れていることがマイクスコープやCTで確認できること、あるいは歯根周囲の骨が無くなっており、歯が垂直的に動くこと、そしてさらに、「患者様がその抜歯の原因を理解し、同意していること」これにより、抜歯するか否かを決めているのが現状です。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

宮﨑歯科医院 インプラント用手術室 特別診療室