日別アーカイブ: 2021年7月12日

スルメはアゴを鍛える?歯並びが良くなる?

スルメは顎を鍛えるには良い気がします。 詰め物にとっては、あまり良くないのでしょうか?

「硬いものは、アゴを鍛える」

これは迷信です。

昔の硬い食物しかなかったころの、おそらく、残さず選り好みせず食べなさい!という裏の意味合いを込めた、親の躾の一環かと。

顎の成長、歯並びの育成は、「呼吸」です。

つまり、ストレスなく健やかに育つこと。これです。

末端である「アゴ」「歯」だけを硬いもので鍛えても、その他の部分が鍛えられていません。

健やかに育成された歯並びでは、噛むと同時に食物は切断され、奥歯で数回のうちにかみ砕かれ、飲み込まれます。

咀嚼15回のうちに、機能的に優れた歯並びの方は、それを行います。

20年以上前、大学院で学んだ研究成果です。

今回は、キャッチ―なサムネとして「最悪な食べ物」と表現いたしましたが、するめが悪いというわけではありません。

スルメは美味しい(笑)

でも、するめが歯並びを育成するという事ではありません。

そもそも、硬いものを噛むのが好きな方は、その味、食感が好きなのではなく、その「かみしめること」による脳内の放出される幸せ物質β―エンドルフィンの放出を欲していることが多いようです。

そのためだけに、歯を台無しにするにはあまりにももったいない。

ぜひ大事にして頂きたい!という願いを込めつつ、キャッチ―な内容で動画を製作しました。

皆さんが疑問に思うご質問をありがとうございます!