日別アーカイブ: 2021年7月21日

【神経が壊死?】歯茎が腫れて痛い! 1回で終了した根管治療40分ノーカット ≪下奥歯6番目 第1大臼歯》

【神経が壊死?】歯茎が腫れて痛い! 1回で終了した根管治療
40分ノーカット ≪下奥歯6番目 第1大臼歯》

【タイムスケジュール】

00:07 術前の問診
00:13 CT画像所見
01:14 根管治療前の準備の様子
01:51 ラバーダムの準備
02:20 ラバーダムの装着
02:43 苦しくなったらどうするの?!
02:49 なぜラバーダムが必要なのか?
03:37 歯の表面に付着した唾液を洗浄消毒する
04:19 詰め物を削り取り、中を見てみる
08:02 神経壊死 根管治療を開始
12:03 根っこが4つ、神経も4つ(穿通)
13:00 4つの根管の先端を探索

16:32 4つを根管の先端を拡大清掃する
22:02 根管上部2/3を清掃する
28:34 根管下部1/3をニッケルチタン製ファイルで清掃
33:44 根管内を次亜塩素酸で洗浄
37:40 根管内を乾燥
38:13 なぜこのような病状となったのか?をご説明
39:03 水酸化カルシウムを貼薬
39:32 仮蓋(仮封)の様子
41:07 治療終了 【動画最後のご挨拶】

 

 

前歯が変色してしまってから、どうしたらいいのか悩んでいます

患者さんの気持ちを大切にする歯医者さんに出会いたかった。

『虫歯が深い=神経は取るもの』と、思っていました。

実は、前歯を虫歯にして神経を取ったのが25年前程。

神経を抜いてしまった歯が変色していくと言うことを、その時は気にせずいたことを悔やみます。

約25年経ち、前歯が変色してしまってから、どうしたらいいのか悩んでいます。

今通ってる歯医者さんは、差し歯にすることが一番いいというのですが、やはりこうなってしまった今、差し歯にするしかないでしょうか?

住んでいるところが遠くて通うことはムリなので、せめてご意見が伺いたくてコメントしました。

歯は削らないほうが良い、これは今も昔も変わらずの大原則です。

「削る」というデメリットは、「むし歯、つまり細菌の感染を取り除く」という最大のメリットがあるからこそ成り立つこと。

デメリットを凌駕するほどのメリットがあるからこそ、歯科治療というデメリットを行うのです。

むし歯は放置すれば、拡大します。

そのため、以前に行った前歯の根管治療(神経を抜く治療)は、全く悔いることではないでしょう。

それをしなければ、もっと感染拡大し、今はもう抜歯されていたかもしれない。

その感染拡大を予防すべく行った根管治療ではありますが、歯の変色は伴います。

「今」問われていることは、その変色をどうするのか?ということでしょう。

変色をデメリットと考えるならば、差し歯やラミネートべニア、ホワイトニングなどで対応すべきですが、そのデメリットを「このままでも良い」と許容すれば、治療は必要ないでしょう。

しかし、変色を改善したい!と希望をもつならば、差し歯という選択肢は「メリット」へと変わります。

物事の正否は、「自分が決める」

そして、その決断を正しかった!と決めるのは、その後の自分の行動です。

つまり、差し歯にしても、その後のメンテナンスをご担当の先生と共に適切に歩んでいけば、そのご決断は自分自身にとって「やって良かった!」というものになるはずです。

ぜひご担当の先生としっかりコミュニケーションをお取りいただき治療に臨まれてください!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!!

 

 

 

痛みは我慢するな!

宮﨑先生の麻酔の仕方、すごくいいなぁと思います。

こんな風にお声がけいただきながらゆっくり麻酔して頂けたら、安心できると思います。

私は以前、ずぼっと針を刺してほんの数秒でギュイ~ンと麻酔を入れられた時に、麻酔が入ってくるのを感じながら恐怖を感じた事があります。

そしてその時、治療後しばらく顎に違和感が残ってしまいました。

麻酔が原因だったのかは判りませんが、それ以来、神経の無い歯の治療はいつも麻酔なしでやって頂いてました。やっぱり今でも麻酔は怖いです。(涙)

そうなのですね、あまり我慢は為されないことをおススメいたします。

麻酔をすることで、理性的には我慢できますが、本能レベルでは人間は我慢しません。

理由は、「痛み」とは、「警告信号、つまりサイレン」だからです。

それ以上の刺激は身体にとって問題ですよ!
今、問題が起きていますよ!
今、身体を治そうとしている反応が起きていますよ!

こういった問題を「知らせる」ために、痛みを感じます。

つまり必要不可欠なものであり、痛みを感じないことは「良くないこと」なのです。

この痛みを「理性的に」つまり「我慢すべき」という「意志」のもと、感じていることを捻じ曲げようとすればするほど、人は、あらゆる方法で、痛みを感じようとします。

人間の感覚をつかさどる神経回路は、「触れらた」「痛い、あつい、つめたい」「押された」「運動感覚」など、さまざまな「知覚をつかさどる神経回路」で成り立ちます。

「痛みの回路」はそのうちの1つ。

それを我慢すると、他の回路を使用して、痛みを感じよう感じようとし始めます。

痛みを我慢するということは、「痛みをさらに感じやすくする」ということと同じなんです。

ぜひあまり我慢しすぎないようにして頂きたい。

痛いものは痛いんです、十分に麻酔を効かせて治療に臨んで頂くことをおススメします。