月別アーカイブ: 2023年2月

授乳中 歯が根元から折れた 治療法 選択肢

ご質問

初めまして。

You Tubeを拝見し、メールをさせていただいてます。

昨日、歯が根本から折れてしまい困ってます。

歯は以前治療し、恐らく神経が抜かれていて、上の部分はほぼ被せ物でした。

痛みはありませんが、しゃべると少し違和感が顎?ほっぺたにあります。

現在授乳中のため、あまり遠くにも行けないのですが。。。

こんな症状の歯の場合はどのような治療法が選択肢にあげられますでしょうか?

どうかよろしくお願い致します。

回答

大変ご苦労されているご様子が伝わります。

ただ、実際に拝見してみないことには、明確な回答ができないことに心苦しさを感じております。

推測が出来る範囲ではございますが回答させて頂きます。

何卒よろしくお願い致します。

詳しくは最寄りの近隣の歯科医院でご相談頂ければと感じております。

『こんな症状の歯の場合はどのような治療法が選択肢にあげられますでしょうか?』

おそらく神経の処置が為されている歯が折れてしまい、歯茎の腫れはなく、痛みもないとのことですね。

いわゆる差し歯が外れた状態であれば、

  1. 大きなむし歯が無ければ、再度土台をつくって被せます
  2. 根っこに問題があれば、再度根管治療を行ってから土台をつくって被せます
  3. もし根っこが折れていれば、抜歯となる可能性もあります

抜歯した際は、その後、ブリッジやインプラントなどの治療になります

ただ、痛みはないとのことなので、早々に近隣の歯科医院を受診していただき治療することがまずは治癒への一歩かと思っております。

実際に診れていないことから、適切な回答ではないかもしれません。

その点ご容赦頂けばと感じております。

何卒よろしくお願い致します。

ただ、今、痛みは無いご様子、大丈夫だと思います!

頑張って下さいね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

【 全部見せます】歯の神経が迷路? 樋状根の根管治療 #樋状根 #dentist  #C-shaped #rootcanaltreatment#歯医者 #根幹 #樋状根

【 タイムスケジュール 】

00:00 スタート

00:22 患者様との会話

00:53 病状を問診

01:47 説明をしながら無痛麻酔

02:27 歯に壁を造る(隔壁)

03:35 ラバーダム装着する

04:33 根管治療の開始

04:57 外側のむし歯をまず削り取る(ラウンドバー)

05:37 上2/3のむし歯を削り取る(ゲーツ)

06:56 3つある根管の先端を探す(ファイル)

08:40 根管の(先端1/3)内壁を清掃する(ファイル)

10:35 ニッケルチタン製ファイルで清掃

12:57 樋状根は?

13:18 3根管の連結部分を清掃する

14:50 次亜塩素酸で音波洗浄

15:09 根管内を吸引・乾燥する

15:18 水酸化カルシウムを貼薬する

15:48 3重に仮蓋する

16:09 治療終了!

16:22 ラバーダムを外し、外れたアゴを戻す

16:36 治療後の患者様へのご説明

19:26 動画最後のご挨拶

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切開してこの膿も出した方が根管治療は早く進められるのでしょうか。

先生、はじめまして。 歯の治療をわかりやすく動画にしてくださるおかげで、安心して歯科治療できています。🙇‍♂ 現在、根管治療中でいくつか聞きたいことがあるのでメッセージしました。 前歯の神経が死んでしまっており、膿が根っこに溜まってしまったため、神経の穴から膿を出し、消毒を3回ほど繰り返しています。 膿がサラサラになってきていると言われ、痛みも減っているのですが、表面の歯茎は大きく腫れたままで、おそらく膿が溜まっています。 切開してこの膿も出した方が根管治療は早く進められるのでしょうか。 また、この根の消毒は時間を空けずに1日、2日ごとで行ってもらっても良いのでしょうか。 長文失礼しました。 もし時間の都合よければ返信していただきたいです。

コメント拝読いたしました

回答させていただきます

https://miyazaki-dentalclinic.com/31249
まずはこちらのリンクのご質問に対する回答をご一読ください

根管治療とは何か?そして、その膿はなぜ生じるのか?

そして、その膿が改善しない時はどうすればいいのか?
どうすればいいのか?について回答させていただいております。

その上で、このリンクの内容をご理解いただいた上で、頂いたご質問に回答させていただきます

『切開してこの膿も出した方が根管治療は早く進められるのでしょうか。』
⇒まずは根管治療を適切に行って頂きたいと感じております
ただし、その根管治療には未だお時間が掛かっているようです
体の免疫が下がってしまったりすることで、腫れが強くでることもあるでしょう
そのような際は、緊急的な一時応急処置として切開することも必要かもしれません

『この根の消毒は時間を空けずに1日、2日ごとで行ってもらっても良いのでしょうか。』
⇒リンクをご一読頂ければご理解頂けるかと思いますが、歯の内部の感染を取り除くのが「根管治療」です。
そのために必要であれば、早々に取り除くならば回数を増やすことも効果があるかもしれません。
この点につきましては、ご担当の先生とのご相談が不可欠です。ぜひご担当の先生とご相談頂ければと感じております。

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黒いむし歯 冷たい物しみない 

今週末奥歯の虫歯治療をします 多少黒い部分がありますが冷たい水を飲んでもしみません。これは虫歯があまり進行していないということでしょうか?それとも気づかないうちに進行してたりしますか?

新しくできた虫歯なのですが、以前プラーク除去をした時に見つかったものです。ある程度黒い部分が広がっていたので次回治療しましょうと言われました。

そうなのですね 実際に拝見していないためザクっとした回答で恐縮ではありますが、黒いむし歯は慢性のゆっくり進行するむし歯であることがほとんどです シッカリと磨けている方に認めらるむし歯のように私は感じています おそらくそこだけ磨きづらい部位だったのでしょうね

安心していただいて大丈夫ではないかと感じております 早期発見早期治療、ぜひ治療頑張って下しさい!

自費 根管治療 失敗? 歯根端切除術

根管治療を自費で行いましたが、膿が溜まってしまうと次は歯根端切除を…と言われました。 成功してほしいので自費で行いましたが歯根端切除を行うことになると言うことは根管治療が失敗さしたということになるのでしょうか?

コメント拝読いたしました

実際に拝見していないため、的確な回答ではないかもしれません

回答させて頂きます

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です

その細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染するのがむし歯です

その細菌が、歯の神経に達し、その細菌を取り除くために神経を取るのが根管治療です

つまり、根管治療とは、「歯の内部」に感染した細菌を取り除く治療ということです

歯の内部の感染が原因で、「膿」が発生しているのであれば、「内部の感染」を取り除けば自然と治ります

しかし、症状の改善はあるものの、「歯の内部の感染を取り除く根管治療」では完治しない場合もあります

その理由は、細菌の感染が、歯の内部を超えて、歯の外部に達している場合です

感染が、歯の外部に及んでいる場合は、根管治療では治りません

適切な根管治療をした上で、歯の外部の感染を取り除く治療が必要となります

https://miyazaki-dentalclinic.com/17114
歯根端切除術について、このリンクで解説しています、ご活用下さい

頂いたご質問には、「失敗したのでは?」とのことでした

これは、失敗したのではなく、根管治療で治らない場合は、次のステップへ進みますという説明だと思います

ぜひご担当の先生とコミュニケーションをお取りいただき、しっかりとした治療にお臨み頂ければ幸いです

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歯の神経を残すための3つの条件(神経取るとなぜ歯は折れるのか?) #MTA #直接覆髄法 #マイクロスコープ #歯医者

アメリカ歯内療法学会の公式雑誌『ジャーナル・オブ・エンドドンティクス』(Journal of Endodontics)で2017発表された論文では、

根管治療した歯は、噛む力の感受性が低下するため、歯を損傷するリスクが高まることを示唆しています

これはつまり、歯の神経を失うと、歯の神経を取る抜く根管治療を行うと、通常より強く噛みがちになり、歯根破折を招く可能性があるということです

私自身の歯も、根管治療後30年後に歯が折れてしまいました

噛みしめがちだったのを記憶しています

そのため、私はこんな治療を目指しています

歯の神経を可能な限り残すこと

これです

これは私に限ったことではないでしょう

全国の歯科医師が同じ考えのもと日々の臨床に取り組んでいます

今回の動画は歯の神経にまで達したむし歯を取り除き、歯の神経を残す治療の様子です

これには大切な3つの条件があります

これはアメリカ歯内療法学会、ヨーロッパ歯内療法学会でも推奨している条件

動画の後半で解説します

ぜひ最後までご覧下さい

神経残すための3つの条件

神経取らないようにするためには

・ラバーダムを装着し、治療中の感染を予防しつつ

・マイクロスコープの拡大視野下でむし歯を残すことなく徹底的に削り取る

・その上で、MTAや水酸化カルシウムで神経をしっかり保護すること

この3つが大切です

ぜひ最寄りの近隣の歯科医院でご相談いただき、しっかりとした治療に臨まれてください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

滑舌が悪い

先生、歯並び噛み合わせが良いから滑舌が良いのでしょうか? 40過ぎてから喋りにくくなりました。

コメント拝読いたしました

回答させていただきます

まずは結論から

私が滑舌が良く聞こえるのは「歯並びが良い」からではありません
むしろ、滑舌はあまりよくありません(笑)

おそらく、プロの方にご視聴頂くと、その滑舌の悪さが分かるかと思います

頂いた疑問点について以下の項目で回答します

①私は歯並びがイイ、噛み合わせがイイから滑舌がいいのか?
②40歳過ぎてから喋りにくい、、、

①について

私は一見歯並びが良いように見えますが、上顎の歯並びは狭く、噛み合わせにはズレがあります。

そのため、「か行」「た行」などの舌が上顎に触れるような発音は苦手です

この発音は「リズム」でごまかしています

この上顎の歯並びが狭いのは、慢性の鼻炎(副鼻腔炎)が原因です

それもあるからかもしれませんが、その副鼻腔が比較的大きく、このような骨格的な特徴は、「声を反響させる」効果があるようです

姿勢に気を付けていること、前向きな思考を意識していることから、腹圧が高く、声が反響するようです

滑舌が良く聞こえるのはおそらく、こういったデメリットをメリットに変えているからかもしれません

②について

これが本題です

40歳に限らず、年齢と共に、滑舌がきになってくること大変多いようです

こういった方に共通することを、あるいは当てはまることを列挙いたします

1 歯並びが悪い、特に歯並びが混んでいるパターンの方
2 姿勢が前かがみ、やや猫背気味
3 一生懸命で真面目な思考をお持ちの方
4 日々、忙しく過ごされている方

1 このようなパターンの歯並びの方は、2~4も併せ持っているようです
つまり、かみしめて物事に取り組まれる精神性から、歯並びが混んでしまっています
この傾向は、年齢と共に増すため、さらに歯並びは混んでいく傾向にあります
つまり、歯は内側に倒れこみ、舌のスペースが少なくなるということです
これにより、舌が動かしづらくなり、滑舌に影響を与えるようです

2 いわゆる猫背は首が前にでることで、下あごの位置、舌骨の位置が引っ張られます
頸部の筋肉も緊張しがちになり、口周囲の筋肉も緊張、への字口になりがちです
そのため、口が動かしづらく、発音に影響を与えるようです

3 1と2の状況から発音に影響をあたえます

4 ストレスにより、交感神経優位な状態が続くことで、呼吸は浅く、口呼吸となりがちです
唾液は枯渇したり、バランスの良い唾液の分泌とならないようです
そのため、口、舌が動かしづらく、発音に影響を与えるようです

対策としては、

1)矯正治療
2)生活習慣の改善
3)姿勢
4)ストレスコントロール

などとなります

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです

よろしくお願い致します

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

マウスピース(ナイトガード)ですが、睡眠中の唾液の流れが悪くなり虫歯リスクを上げる

いつも動画ありがとうございます。 マウスピース(ナイトガード)ですが、睡眠中の唾液の流れが悪くなり虫歯リスクを上げるということを聞いたことありますが、そのようなデメリットもあるのでしょうか?

いつもご視聴ありがとうございます

マウスピースが睡眠中の唾液の流れを悪くして、むし歯のリスク上げるのではないか?とのご質問。

回答させていただきます

口内の病気は3つ、むし歯歯周病そしてかみあわせです。

マウスピースを入れるということは、歯ぎしり、かみしめ、くいしばりによる歯のダメージを緩和させる目的で使用するかと思います。

しかし、おっしゃる通り、マウスピースにメリットがあるとともに、それよるデメリットも生ずるでしょう

①口内に異物を装着するので違和感がある
②適切な使用を誤ると、アゴの位置や姿勢に影響を与えかねない
③清潔ではないマウスピースはむし歯や歯周病を悪化させかねない

ご質問の内容は③に近い内容かと感じております

装着しないに越したことはありません、そのため、装着することで、唾液の流れを阻害することはあるかもしれません。

そのためにむし歯のリスクが高まる方もいらっしゃるかもしれないことは否定できないでしょう

ただ、それ以上に、噛み合わせに対する配慮が必要なため、マウスピースを装着する。
マウスピースを装着するメリットの方が、むし歯となってしまう可能性よりも大きいこと。これがマウスピースを装着する時に考えるべき大事なことかもしれません。

そのため、私はマウスピースを長期的に使用することはおすすめしておりません。

理由は上記の①~③の理由です

マウスピースを装着する際は、定期的なチェック検診が不可欠です

ただつくって、ずっと使う、これはおすすめできないことかと感じております

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです

歯科医師によってこの考え方は様々かもしれません
ぜひご担当の先生とご相談ください!

ご質問ありがとうございました!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

精密根管治療、保険適用と保険外の区別は何でしょうか?

相談内容: はじめまして。精密根管治療を実施するのに、保険適用と保険外の区別は何でしょうか?

8年ほど前に一度根管治療を実施しましたが、再度治療が必要な状況のようです。

保険内で治療してくれる歯科医を探しています。よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院です。

どうぞよろしくお願い致します。

ままで、根管治療に「自費」の根管治療がなかったのに、なぜ突然「自費の根管治療」を勧められるのか・・・

困惑する患者様が大変多く、当院でも毎日のようにご説明をさせていただいている状況です。

https://miyazaki-dentalclinic.com/31237

上記のリンクの図表にそってご説明を勧めさせて頂きます。

よろしくお願い致します。

まずは、なぜ根管治療が必要となるのかについて説明させて頂きます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

細菌が歯の内部に歯を溶かしながら侵攻する疾患です。

むし歯の治療は、その「細菌の感染を取り除くこと」が目的になります。

そのため、「徹底的に細菌を取り除くこと」が治療にとって最重要となります。

以前は、歯科医師は、今と比べて診療器材の制限から『肉眼に頼らざる得なかった』ため、術後の患者様の病状回復をもって、

その治療の成否(細菌の感染が取り除けた否か?)を判断せざる得ませんでした。

また、むし歯は、細菌の感染症であることから、『患者様の免疫が強ければ…』、たとえ細菌が残っていたとしても、

抑え込むことができるため、結果、細菌が残っていても治癒することもあったようです。

私は15年以上前から拡大鏡ルーペ(肉眼の3倍と5倍と10倍に拡大して診ることのできるルーペ)を使用して治療に臨んでいます。

現在ではマイクロスコープと拡大鏡を使用しているため、肉眼での治療はしておりません。

マイクロスコープを使用している現在、自分自身の昔の診療を振り返ると、肉眼では見えておらず、

『経験と勘』頼っていたこと、患者様免疫に期待していたことを痛切に感じています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/12950 (拡大鏡ルーペについて)

1cmにも満たない歯の内部の感染を取り除くには、肉眼での治療は困難を極めます。

そのため、当院ではマイクロスコープを日常臨床に取り入れています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/13490 (マイクロスコープについて)

3~20倍にまで拡大できる安定した視野により、徹底したむし歯の除去と精密なる歯科治療が可能となっているように日々感じております。

やり直し治療も少なくなり、徹底したむし歯の治療が可能となり、以前であれば根管治療となっていた歯も、

それを回避、『神経を残せる』ようにもなったという実感が私にはあります。

(神経を残す治療についてはこちらをご参照ください)

https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

現在、一般的に歯科医院で打ち出している「保険外・自費の根管治療」は、このマイクロスコープを使用しての治療ではないかと思います(図表②)。

マイクロスコープの使用には、『経験』が必要となります。

日常に使用されている先生であれば、その効果は絶大なるものではないかと感じております。

私は拡大鏡ルーペ、マイクロスコープの両者を使い分けております。

どちらも視野を拡大できるメリットがあります。あらゆる方向から見て治療するような場合、

つまり手術のような状況、またはブリッジ治療のような、いくつもの歯の平行性を計るような治療では、

拡大鏡ルーペに軍配が有るように感じています。ただ、拡大鏡ルーペは頭に固定して使用することから、頭部のブレが、視野のブレとなってしまうことがあります。

それに対して、マイクロスコープにもいくつかのメリットがあります。

その拡大率を3倍から20倍に変えることが出来ること。

マイクロスコープがしっかりと床に固定されているため、視野が安定していること。

光源と視線が一致しているため、影が生じずらいことなどです。

これはつまり、拡大鏡ルーペに比べて明確な視野を得ることができることになります。

使用している実感を例えると

動いてるモニターをみているのか、動かないモニターを見ているのか?といった具合でしょうか(笑)

動かない方がモニターの画面は見やすいですよね!

図表にあります①ラバーダムについてご説明したします。

前述させて頂きました通り、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

根管治療は、歯の内部(根管内)にまで感染した細菌を取り除く治療です。

そのため、治療中に唾液が混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、細菌の再感染の機会を与えかねません。

私は、根管治療に限らず、深いむし歯治療でも、このラバーダムを装着して治療に臨んでいます。

一般的に歯科医院で打ち出している「保険外・自費の根管治療」では、必ずこのラバーダムを装着しているでしょう。

ラバーダムについてわかりやすく動画で説明しております。ぜひご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/24287

また、保険外根管治療では、レントゲンだけでなくCT診査を活用しています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/11679

根管の形態は非常に複雑です。

術前にCT撮影し、精査することで、「治るのか?治らないのか?治らないならばどうすればいいのか?」が明確となります。

再根管治療の症例では、とても大切な、私としては無くてはならない必要な診査機器と感じています(図表③)

その他、根管治療に必要な治療機器や薬剤の違いについて図表に明記させていただいています。ぜひご参考ください。

根管内を無菌化するために「効果的な」器材を使用するか否かが保険と保険外(自費)との違いです。

保険治療には一定のルールがあります。その範囲内で行うのが保険適用内の根管治療です。

歯科医師の先生により、「根管治療の治療コンセプト」に違いがあります。

それにより使用する機器・薬剤に違いはあるかと思います。

図表は私が例をあげたものであるため、必ずと言えるものではないかもしれません。

ぜひご担当の先生やこれから通院をお考えの歯科医院にお尋ねください。

私が一番大切ではないかと感じてるのは、図表の一番下段にある⑫「治療のコンセプト」です。

私は、UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である

根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)を修了し、その治療コンセプトに準じて根管治療に臨んでいます。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19901

UCLAの先生方、ロサンゼルスでご開業の清水先生には大変お世話になり、それにより私の歯科人生は激変したといっても過言ではありません。

たとえマイクロスコープを使用していても、たとえCTやラバーダムを使用していても、担当する歯科医師の「適切な治療コンセプト」つまり「診査診断能力」「症例数」がなければ、マイクロスコープでいくら拡大しても、見えていないに等しい結果となりかねません。

事実、私がそうでした。UCLAの治療コンセプトをご教授いただいたことで、なぜ治らないのだろうという患者様の症例が少なくなったのと実感しています。

以下の症例は、他院にてマイクロスコープとラバーダムを使用しているにも関わらず、膿んで痛みが取れないため、当院を受診加療させて頂き改善した患者様の症例です。

是非ご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/24309

当院の根管治療の症例につきましては、以下のリンクにある「根管治療の症例」をご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/17366

私の感じている保険と保険外による根管治療の違いは、この上記の通りです。

治療器材などで言うならば、一番の分かり易い違いは、「マイクロスコープ」「ラバーダム」「CT」ではないでしょうか。

これまでの保険治療による根管治療が悪いという訳ではありません。

手際よく、唾液の入らないように配慮した上で根管治療を行われる歯科医師の先生も多くいらっしゃるかと思います。

また保険治療でも、マイクロスコープやCT、ラバーダムなどを使用して治療して下さる先生もいらっしゃるようです。

歯科医学は日進月歩です。

昔にはできなかったことが今ではできるようになっています。

根管治療の分野でも同様で、いままで診査することが出来なかった、見えなかったものを見ることができるようになったことで、治せないものが治るようになりました。

私も日々研修会に参加し、自身の医術が遅れを取らないようにしております。

根管治療で歯科医院を受診される際は、上記のような点に留意いただき、担当してくださる先生との信頼関係のもと、治療に臨んで頂けますことを願ってやみません。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。 宮崎

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保険と自費/保険外 根管治療の違いについて

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

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