日別アーカイブ: 2023年6月27日

#プレミアムジルコニア #歯医者

上がプレミアムジルコニアで下がシンプルジルコニアだとまずいですが?

上の歯は神経がありますが虫歯が深く歯がほとんどありません。下の歯の詰め物悩んでます。下の歯がは神経がありません。

コメントありがとうございます!

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その御登録が、お困りの方々へ情報発信の一助となっております。重ねて御礼申し上げます。

回答させていただきます。
よろしくお願い致します。

上がプレミアムジルコニア、下がシンプルジルコニアだと「まずい」ですか?とのご質問ですね。

私が歯に被せる材質を選択する際、その選択基準は以下の通りです

①かみあわせ
②歯を削る量
③神経が生きているのか、死んでいるのか
④噛みしめ、歯ぎしり、くいしばりのリスク
⑤経済性
⑥患者様との信頼関係とご希望

これです。

すべての症例に対して、ジルコニアがいい、セラミックがいいということではないため、これらの絡み合った複合因子を考慮して決定しています。

頂いた文章には、
・歯がほとんどない
・神経のない歯もある
とのこと。

今後の目標としては
・これ以上歯を失わないこと、つまり抜歯とならないようにすること
これが一番ではないかと感じております。

そのためには、強い力が掛かった時に、どのようにその力を歯が受け止めるのか?または逃がすのか?という「配慮」が必要となります。

・噛みしめが強い
・歯の神経を取っている
・支えとなる歯がすくない

このような症例では、歯が折れてしまうこともあります

そんな時は、被せものを軟らかい物あるいは擦り減るもの、あるいは割れてくれるものを「あえて」選択し、歯根の破折を回避することを患者様に説明することがあります。

そのような症例では、ジルコニアや銀合金ではなく、e-maxオールセラミックスやハイブリッドセラミックスを選択しています。

これにはのちに、欠ける、壊れる可能性があるため、患者様の理解が必要となります。つまり上記の①~⑥に対する十分なる理解とコミュニケーションです。

ジルコニアは、生体親和性に優れ、化学的にも安定し、非常に強固な硬さを有する優れた材料です。

噛み合わせに配慮した上での施術が問われます。

ぜひご担当の先生とのコミュニケーションを第一にご選択頂ければと感じております。

プレミアムジルコニアという名称は、各歯科医院によってその材質や製作方法が異なるようですので、その点については今回お話することができませんでした、ぜひご担当の先生にご質問されて下さい。

よろしくお願い致します。