日別アーカイブ: 2021年9月8日

上あごの歯茎が痛い かみしめ ストレスコントロール

仁先生、いつも動画ありがとうございます。
動画を拝見させて頂きました。少し質問がズレているかもしれないのですが、以前から仕事のストレスなどで無意識に歯を噛み締めているのか…半年程前から前歯の上の歯茎が痛み、最近は上顎全体の歯茎が四六時中ジンジンと痛んできてしまいました。
ですがかかりつけの歯医者は前に治療していただいた時に麻酔もなくとても痛い思いをしたため、なかなか歯医者に行こうと重い腰が上がらず…
そんな時に先生の動画を拝見し、この痛みの原因や治療法が何かあればと縋る思いでコメントさせて頂きました。
私のような歯茎が痛むといった患者様は先生の元へ訪れますか?また代表的な原因などはありますでしょうか。
長文大変失礼致します。

拝読いたしました、いつもご覧頂きありがとうございます!

ご質問は、「上顎全体の歯茎がジンジンと四六時中痛む」とのこと。

原因は3つ。
むし歯、歯周病、噛み合わせです。

痛む歯茎の部位にむし歯はありませんか?根管治療した歯ではありませんか?

歯周病、歯槽膿漏はどうでしょう?歯茎からの出血は?

むし歯、歯周病でなければ、ご推察の通り、噛み合わせ。つまりは噛みしめでしょう。

痛くなるほどの噛みしめには原因があります。

それは「噛みしめる」ことが原因ではなく、ストレスです。

ストレスは肉体的ストレスと精神的ストレスです。

肉体的ストレスは、疲れ、睡眠不足、姿勢の乱れです。

姿勢は例えば、猫背。首が前に出た猫背です。この姿勢は不安定であることから、噛み締めが起こりやすいようです。

そもそも、猫背の場合、一生懸命に取り組む真面目な精神性が影響している場合もあるようです。

心当たりはいかがでしょうか?

つまりは、こういったストレスコントロールが必要となります。

それは、人間関係と環境の整理、把握が必要となります。

ストレスをなぜ感じるのか?
人間関係において考えてみてみましょう!

そして無理はしないこと、嫌な相手からは距離を置くことです。

また、環境の変化にもストレスを感じるものです。

例えば低気圧、雨、台風、こういった環境変化にも敏感に身体は反応するものです。

それ以外に、引っ越し、仕事場が変わったなども同様です。

こういった肉体的にも精神的にも感じるストレスに、感情的に「反応」するのではなく、理性的に合理的に「対処」する。

適切に対応することが、ストレスコントロールに問われます。

ストレス感じてから、噛み締めないように!では遅い。

あらかじめ、このようなストレスを予測し、文章化し、対応法を考えておくこと。

これがストレスコントロールに問われます。

もし、上顎の痛みの原因が、噛み締めがならば、噛み締めないこと!を目指してもダメでしょう。
またマウスピースを付けたからといっても、問題の解決にはなりません。

上記内容が少しでもお力になれていれば幸いです!!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル