当院の根管治療

ラバーダムとマイクロスコープによる根管治療(根幹) 実際の様子《動画で解説》

今回の動画は、下の動画の続き、後編です。

約40分ノーカット、当院の根管治療実際の様子です。

根管治療いつ終わる?

治療が痛い?

何をしているのか分からない。。。こんなご不安から、当院には沢山のご質問を日々頂いております。

ぜひこの2つの動画をご覧頂き、根管治療に対する理解を深めつつ、そのご不安を少しでも解消して頂ければ幸いです。

【本動画のタイムスケジュール】

00:04 この動画について 前編のご紹介
https://youtu.be/cZnrAkP4BFg
本症例は前編にて「問診、無痛麻酔」を行った後の治療の様子です!

00:59 ラバーダム装着後の口内の消毒

01:18 根管治療についてU(本症例をどのように治療するか?)

01:58 仮蓋を削り取る(根管治療開始)

05:09 3つの根管の先端を探す

15:57 根管の先端を大きく拡大清掃する

24:27 ニッケルチタン製ファイルで根管内を清掃

28:15 根管治療って何をしているのか?を説明!

31:30 肉眼では見えない根管を探して治療する!(MB2)

38:24 水酸化カルシウムで治療は終了

40:46 この動画まとめ!

 

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

根管(根幹)治療専門医 予約1カ月後で大丈夫?

ご相談内容

宮崎先生いつもYouTubeを見させていただいています。

ただ今、根幹治療を自費ですすめるところです。

先日、歯髄炎から歯髄壊死で簡単な応急処置をしてガス抜きという状態で白いもので封鎖しています。

その歯科医の先生が予約がいっぱいで次の本格的な1回目と2回目の治療が約1ヶ月開きます。

その期間は大丈夫なのでしょうか。

そんなに空いて余計にわるくなったりしないか、

別の歯科医を探した方が良いか、悩んでいます。

お忙しいと思いますが、是非とも宜しくお願いいたします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

ご相談内容拝読いたしました。

いつも動画をご覧頂き誠にありがとうございます。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

実際の状況を把握できていないため、まずは前提条件をそろえた上で回答させて頂きます。

・自費の「根管治療専門医」の先生で歯髄壊死に対する応急処置をしている

・白いもので「封鎖」している

・次回の予約を1カ月後に「予約済み」

この3点を前提として回答させて頂きます。

まずは結論から。

1カ月後の予約で大丈夫でしょう!

何かあれば、施術してくださった先生に相談してみましょう!

根管治療専門医の先生が診査診断し、応急処置を行い、白いもので封鎖。

次回の予約を1カ月後で容認しているのであれば、その予約日を「問題なし」と診断されているからでしょう!

大丈夫ではないでしょうか。

但し、私は実際に拝見していないため、病状の診断は不可能です。

以前に「根管治療は早い方が良い」として書かせていただいたブログのリンクを添付させて頂きます。

ご参考までにご活用頂ければ幸いです。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19505

上記前提条件であれば、問題はないでしょう。

その条件ではなかったとしても、根管治療専門医の先生に再度ご相談すれば、その時の適切な対処法をご指示いただけるのではないでしょうか。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

神経を抜いた歯が再び痛むことってあるのでしょうか?

はじめまして 数年前に神経を抜いたのですが、最近その辺りがしみて痛みが出てるような気がします。

神経を抜いたところが再び痛むことってあるのでしょうか?

はじめまして、コメントありがとうございます!
「歯がしみて痛む・・・」
大変よく伺う症状です。
この”しみる”という症状ですが、患者さまによって、またその状況によって、意味合いが皆異なるようです。
このことについてまとめた動画のリンクを添付致します。ぜひご活用下さい。

 

上記動画でご説明させて頂いている通り、しみるには大別して2種類あるようです。

神経を抜いたところが”しみる”のであれば2つの状況が推察されます。
①未処置の神経が生きており、冷たいものなどが”凍みる”
②根管治療が不十分であるため、細菌感染が残っており、”染み入るように”じわーっと、ジーンと痛む。
この2つです。いずれも再根管治療が必要となります。

また、上記文章から「その辺りが・・・」というお言葉があることから、根管治療した歯の両隣の歯がむし歯となり、”凍みる”痛みがあるのかもしれせん。
あわせてチェックの必要があるでしょう。

更にもうひとつあります。
「歯ぎしり、くいしばり」です。
疲れやストレス、気候の変化により、人は「かみしめ」ます。
すると歯が打撲状態となり、”染み入るようにジーンと”痛みます。

このいずれかではないでしょうか?
この回答が少しでもお力になれていれば嬉しいです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

気圧が低いと少し痛むが気にならない程。被せ物をすると膿が溜まる?(根幹・根管治療)

6年ほど前に、根管治療を受けました。

すごくいい先生で、歯を残す、と頑張ってくださり、とても痛かったですがアフターケアもしっかりしてくれて現在も様子見でした。(治療は終わっていると言われました)

どうしても引っ越さなければならなくなり、新しい歯医者に行ったのですが、根管治療をした歯の奥に膿が溜まっている、(レントゲン済)と言われました。

また穴を開けて膿を抜いて、薬を取り替える治療をしてくれるそうです。

前の歯医者では根管治療は麻酔ありでやってもらってましたが、新しい歯医者では神経がないから麻酔なしでやる、と言われました。少し怖いです。

気圧が低かったりすると少し痛んだりするのですが、そんなに気にならないほどでした。

このまま治療は続けたほうがいいのでしょうか?

また被せ物をしてもそのうち膿が溜まってしまったりするものなのですか?

お答えいただけると幸いです。

コメントありがとうございます!

回答させて頂きます。実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もござます。

あらかじめご理解頂いた上でお役立てください!

まず大前提として、2つ質問があります。

①なぜ「信頼できる先生が様子を見よう!とおっしゃってくださった歯を、痛みも気にならない歯を治療することになったのでしょうか?」

②治療はすでに開始しているのでしょうか?

頂きました質も2点について回答致します!

「このまま続けた方がいいのでしょうか?」

→再治療がすでに始まっているのであれば、治療を最後まで続けましょう!

開始していないのであれば、ご自身の判断で、現在の歯医者さんと相談し、治療をするか否かを決めましょう!

理由は以下の通りです。

1.むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。その感染を取り除けば治ります。取り除けていなければ、違和感、痛みが残ります。

「気圧が低かったりすると少し痛む」という症状は、そのまま気圧変化と疲労に起因します。

圧が変わる事で痛むということは、そこに血液、つまり炎症があるのでしょう。いつもは自身の免疫で細菌感染を抑え込んで置けますが、気圧変化などの外的刺激、身体の疲労による免疫機能の低下で細菌の感染力が一時的に高まるのかもしれません。また気圧変化時は「かみしめ」をしていることがしばしばです。そういったことも起因するのかもしれません。

前医の治療後より、症状が変わらないのであれば、悪くなっていないのであれば、その痛み違和感の頻度と強度が頻回に、強くなっていないのであれば、経過を観察してもいいのかもしれませんが、感染が残っている可能性はあるでしょう。

2.感染が残っているとして、なぜそれを前医が様子を見るとした?ところに疑問が残ります。それは2つ考えられます。

1)その感染を取り除くことができない

2)歯自体が壊れてしまっており、そこに感染が少し残っている

1)根管形態は複雑です。その感染を取り除くには、ラバーダムなし、CTなし、マイクロスコープなしでは非常に困難といえるでしょう。前医ではそのような困難な状況を読み取り、できうる限りの施術をし、経過観察をしていたのかもしれません。

その困難な状況を、今回の歯科医師が解消できるのであれば、再治療は意味あるものでしょう。

2)根管治療を何度も何度行っていると、歯は壊れます。また1)のような複雑な形態では、根管形態が治療により損傷しかねません。そういった状況が患歯にあるのかもしれません。そのため信頼できる前医は様子をみましょうと言ってくださったのかもしれませんね。

「被せものをしても、そのうち膿がたまってしまったりするものなのですか?」

→「被せものの装着」と「膿が溜まる」ことに関連性はありません。

膿が溜まるということは、そこに「細菌感染」が残っているからに他なりません。

まずは、前提条件2つをご確認頂いた上で、再治療をご決断下さい。

その上で、上記考えられる問題を解決できるか否かを、現在の先生と相談してみてはいかがでしょうか!

この回答が少しでもお役に立てれば幸いです。よろしくお願い致します!

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歯頚部断髄法 Cervical pulpotomy with Microscope

【本動画のタイムスケジュール】

00:03 まずは前編をご覧下さい!
https://youtu.be/Ukmi7sQBdUc

【皆知らない】歯の神経『半分でも』残せる!? 根管治療せずに、歯の神経を残す「歯頚部断髄法」とは何か?(前編)

00:30 歯の神経を残す!歯頚部断髄法とは何か?

01:11 術前の患者様の症状(患者様との会話・問診)

01:31 症状から分かる!神経を残せるか否か?

01:59 ラバーダムはなぜ必要なのか?について解説

02:36 なぜ神経を残す治療後3か月後に、歯の神経は炎症・壊死したのか?

02:58 健康なかみあわせとは?なぜ『噛みしめてしまう』のか?

03:23 3カ月前につけたMTAはどうなっているのか?

03:31 本症例の治療の流れ、3カ月前に直接覆髄法、そして歯頚部断髄法。

03:59 歯の中は果たしてどうなっているのか??マイクロスコープ画像。

04:21 死んでしまった歯の神経?炎症を起こした歯の神経?実際の画像 05:47 断髄部へMTA

06:38 術後のレントゲン、CT画像所見

06:46 まとめ (当院への見学、面接、お問い合わせについて)

この動画は歯の神経を残す治療の1つ。歯頚部断髄法 実際の治療の様子です。

この動画をご覧頂く前に、下の動画をぜひご覧下さい。さらに理解が深まります。

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薬が付いてる綿が取れてしまい、ごっそり 穴が空いている状態のまま

急患で行きセラミックを取ったまでは わかったのですが、どんな治療をしたのかわからずで…痛みはある程度引いたのですが、

セラミックを取った所(削られたかも?)は 薬が付いてる綿を詰められていて 歯を磨いたときに取れてしまいごっそり 穴が空いている状態のままです。

次の治療日まで不安で電話で問い合せたところ取れても大丈夫! と言われたのですが不安でなりません。

これって本当に大丈夫なのでしょうか?

心配なお気持ち、大変よくわかります。
ご担当頂いている先生が、その病状を一番ご存じでしょう。
その先生が大丈夫とおっしゃっているのであれば、問題ないかと思いますのでご安心ください。
不安な時は、ぜひその先生に電話してみて下さいね!
そうはいってもご自身の病状がどのようになっているのかが「わからない状況」に漠然たる不安を感じてしまうのが人間です。
推測の域をでませんが、ご参考頂ければ幸いです。
まずはおそらくこんな現状ではないか?との前提を決めさせて頂き、回答させて頂きます。
むし歯が深かったのでしょう。
細菌感染が酷く、根っこの先にまで膿が溜まってしまっていたのではないでしょうか?
このような場合は、治療後に、歯の中に血液が流れ込むことによる「内圧の高まり」が痛みの一番の原因であるため、綿で仮封して痛みを治める一時的な応急処置を施します。
現在はそのような状況と推察致します。
その綿が外れたのが「今の状況」でしょう。
もしお薬が処方されているようであれば、そのお薬をご服用下さい。
お口の中はしっかりとブラッシングを行っていただけば尚よいでしょう。
食事が入ってしまう場合は、よく含嗽していただき、歯ブラシが当てられるのであれば、優しく当てて下さい。
痛みが再発するようであれば、急患診療をご利用ください。
抗生物質、痛み止めなどを処方して頂いた方がよろしいかもしれません。
腫れるようなことがあれば、治療部位のあたりを冷やしてあげるといいでしょう。
身体が疲れないように気を付けていただけると尚、症状は治まり易いです。
以下にこのような症例はどんな状況なのか?を図で解説したリンクを添付します。
①~④のいずれかではないかと感じております。
ぜひご活用下さい! 早く良くなるといいですね!
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抜歯する可能性が高いと説明された(痛みはない、違和感、 患部の歯茎にしこり)

ご相談内容

定期検診にて、銀歯(左下の6番)の中に虫歯があるとのことで、治療することになり銀歯を外してその日は治療終了になりました。

翌日から痛みが出てきて、日に日に痛みが強くなるため、2日後に受診していた歯科に相談したところ抗生物質とロキソニンを処方して頂きました。

(歯の状態は見ていただけませんでした)

内服薬も飲んでも痛みは引かず、また連休のため受診もできず、あまりにも痛みが強いため休日に診療している歯科医に受診しました。

診断結果は、(レントゲンを見て)歯の根っこに膿みがたまって、そこから痛みが来ている可能性があり、痛みが取れなければ抜歯するしかないとのことでした。

その日は、根の治療をして頂きました。3日後にも受診をして根の治療はして頂きました。

先生には、「痛みは以前よりかは取れていますが、まだ違和感があります」とお伝えすると抜歯する可能性が高いと説明されました。

今は、痛みはそこまでないのですが、違和感が少し感じられます。

また患部の歯茎にしこりみたいのがあるような感じもします。

ご検討宜しくお願い致します。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

当院には大変多くの患者様が「抜歯と診断されたけど、本当に抜歯しなくてはいけないのですか?」とご来院くださいます。

そんな患者様には以下の4つのリンクを必ずご覧頂いています。

ぜひご活用下さい。

【当院の抜歯基準】

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

『抜歯する前に見る動画 です!ぜひご参考下さい!(抜歯と診断された歯を抜かず残す根管治療)マイクロスコープ&ラバーダム&歯根端切除術について』

 

『歯が折れてもヒビがあっても、抜歯してはいけません!《他院にて歯が折れているから抜歯と宣告された歯の再根管治療》』

 

『【知らないと損】インプラント治療は“簡単には?”するな!《注意!必ず最後までご覧下さい》』

 

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

にょ〜って長いイボが出ています。。フィステル

先生! 歯茎に1センチくらいのイボみたいなのがあるのですが大丈夫なんでしょうか??

 通っている歯医者は治療無しで良いということで終わってるのですが どうなんでしょうか? 

奥歯の歯茎から にょ〜って長いイボが出ています。。フィステルってやつなのでしょうか。。?

コメントありがとうございます。

実際に拝見していないため、推測の域を出ませんが、回答させて頂きます。

根管治療した歯、あるいは以前に根管治療した歯でしょうか?

その歯の歯茎にイボのようなものがあるとのことでよろしいでしょうか?

原因は4つ考えられます。

①歯根の先で膿んでいる
②歯周病
③口内炎
④乳頭種

①は根管治療が必要です。早々に治療しましょう!

②口内の病気は原則3つです。むし歯、歯周病、かみあわせ。

そのうちの、歯周病が原因です。原因は歯の周りに汚れがたまり炎症を起こしていること。クリーニングが必要です。

③疲れ、ストレス、ビタミン不足などで生じる一過性の炎症です。1週間ほどで治ります。先生はこれと診断しているのかもしれませんね。

④上記3つ以外に腫瘍というものがあります。これは口腔外科、大学病院が専門かと。

しかし、ご担当頂いている先生はこれを全く疑っていないので、

この可能性はかなり低いかもしれません。

ご推察のとおり、フィステルという膿の出口かもしれません。
ご担当頂いている先生と相談してみましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

ラバーダムとつけて治療してもらえない

セラミック(ジルコニア)を付けた所が 突然激痛に襲われ、そのきっかけで 先生のYouTubeを見付け それから見させていただいてます!

遠方なので地元で治療を受けているのですが 機材にラバーダムがあるのにラバーダムを付けて治療を行ってくれませんでした。。

それって自分で言わないと付けて治療を してもらえないものなのでしょうか?

コメントありがとうございます。

痛かったことでしょう、その後はいかがでしょうか?

「機材にラバーダムがあるのにつけて治療を行ってくれない」とのこと。

その理由はいくつか考えられるでしょう。

① 学問的に適応症ではないため、使用していない

② 学問的に適応症ではあるが、担当する歯科医師が使用しないと判断したため

③ 学問的に適応症ではあるが、その適否を判断する能力が歯科医師にないため

④ 学問的に適応症ではあることは知りつつも、歯科医師にその治療技術知識経験がないため

⑤ その歯科医院では、ラバーダムの使用は保険外治療となるため

①は必要が無かったから使用しなかった。正当な根拠があるでしょう。

②は、患者様にその希望がなかったとき、ラバーダムせずとも感染させないように配慮してつつ治療が可能である、その方が時間的に効率的であると判断した時などでしょう。これも正当な根拠があるかと思います。

③④は、歯科医院側のスペックの問題です。ラバーダムやマイクロスコープといった最新機器を縦横無尽に使用するには経験が必要です。

また、動画でもお話しさせて頂いた通り、マイクロスコープを活用した精密根管治療と保険適用根管治療はそもそもコンセプトが全く違います。

治療コンセプトにラバーダムの使用が入っていないこともしばしばです。

⑤ ラバーダムは保険外治療として行っている歯科医院、ほとんではないでしょうか。それかもしれません。

この点、歯科医院側の打ち出す特徴をホームページや歯科医師と相談し、治療に臨んでいただければと感じております。

ここにはコミュニケーションが大切です。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

根管治療なぜ痛い?歯科医院選び間違っていませんか?自費と保険の違いとは?

【皆知らない】根管治療、なぜ痛い?その理由と歯科医院の選び方!

歯の痛み。治療は出来ればしたくない、だから我慢。でも痛い。治療したら、治療もその後も尚痛い。そんな治療はしたくない。だから歯医者にはいきたくない!こんな辛い想い、していませんか?

今回の動画は、痛みを我慢、我慢を重ねて来院された患者様の根管治療の様子、前編です。

歯の痛み、我慢に我慢を重ねて歯医者に行ったら、歯の神経が死んでいるからと言われて麻酔無しの根管治療。痛みは治療前よりも増すばかり。流石にこれはおかしいと、当院にご来院くださいました。

歯科治療、痛いと怖いですよね。チョットした痛みなら、歯医者さんにはいきたくない、出来るだけ我慢したく なりますよね?

このまま様子を見ていれば、治っちゃんじゃないかって 思いたくなりますよね?

こんな時、皆さんならどうしますか?

今回の動画では、なぜ治療が痛いのか?どうして我慢しなくちゃいけないのか?本当に我慢しなくちゃいけないのか?について分かり易く解説します。

後半では、このような苦い経験をされた患者様との会話、無痛麻酔の様子をご覧頂きます。

本症例の患者様はほぼ1回で根管治療が終了し、痛みはもう無くなりました。その根管治療の実際の様子は後日動画で配信させて頂きます。ぜひチャンネル登録をして頂き、その動画もご覧下さい。

治療する前よりも、治療中、治療後の方が痛い。

こんな想いから、当院に転院、来院される患者様、多数いらっしゃいますが、こんな言葉をよく口にします。

「何でもない歯をいきなり削られた、、、」と。

「削られた」って言われると、「何でもない歯を削られたの?」「削られたって、抵抗しなかったの?」って思いませんか?おそらく、普通の歯医者さんなら、何でもない歯は削らないでしょう。それこそ、傷害罪、訴訟ものです(笑)

当院では、そんな患者様に時間を掛けてよくよくお話しを伺います。

すると、こんな実際の状況が浮かび上がってくるんです。

「何でもない歯」は、「痛かったけれど、治療後の方が、もっと痛くなった」ということ。

「いきなり」は、「説明はあったけれど、納得する暇もなく、治療が進んでしまい、家に帰って冷静に考えたら、ネットで調べたら、もっと他の方法もあったのではないか?疑問に感じた」ということ。

「削られた、、、」は、「実際にむし歯があったことは患者さんも自覚しており、歯科医師が適切に治療を進めてはいるんだろうけれども、その改善に必要な治療が、自分の予想以上であった」ということのようです。

でも、そんな辛い状況にも関わらず、患者様は、しばらく我慢強く、通院されているようです。これは、歯科治療という患者様には分かりづらい治療の特性でしょう。治療は我慢しなくちゃいけないんだろう、、、と考えてしまっているようです。

患者様としてもおかしいな?とは感じつつも通院し、痛みが取れないことで、やっとの想いで転院を決意されるようです。

この原因には2つあると考えています。

ひとつは、患者様と歯科医師との間でのコミュニケーション不足です。もう1つは、患者様が、根管治療の方法に「各医院違いがある」ということをご存じない?ということでしょう。

こんな辛い状況を我慢している患者様は、皆このように考えているようです。

「歯医者さんが言うのだから大丈夫だろう、、、」「根管治療は痛いのが当然なのだろう、、、」

こんな「思い込み」で我慢強く治療を受けてしまっているようです。

患者様、皆さん、無条件で人を信じてしまう優しい方が本当に多い。でも一方では、「なぜその治療が自分には必要なのか?」にまで理解が深まっていないんです。分かっていなことにすら気づいていないという側面もあるようです。

多様な価値観が求められる・認められている現在、歯科医院が多数乱立する現在では、こんな優しい考え方は要注意?ではないでしょうか?

これには歯科医師側の説明責任もあるでしょう。歯科医師には、患者様に分かり易く説明する、分かるまで説明することが問われます。

歯科医師は専門的な内容を、患者様に何とか分かって頂けるように説明します。

でもその方法に問題があるのではないか?と私は感じています。

「子供や赤ちゃんに話すがごとく、専門用語を使わないように説明する」

これです。

専門用語・専門的な内容を、言葉を変換して、分かり易く、例えて説明することで、まちがった解釈が患者様に植え付けられているように感じています。

たとえば、根管治療を「歯の神経を抜く治療」「歯の神経を取る治療」と事実を捻じ曲げて説明していることがあります。歯科医師の先生方、あれはやめて頂きたい。その論理だと、「神経取ったんだからもう痛くない?」「神経が残っているから痛い?」という間違った論理展開になります。

根管治療は細菌感染を取り除く治療であり、神経を取り除く治療ではありません。結果的に神経が取り除かれる治療であり、これが根管治療です。痛みの原因は、細菌感染です。感染を取り除けば痛みは改善します。

健全であれば、一部神経が残っていてもいいんです。これ、断髄法って言います。

神経残っていても痛くないんです。

詳しくはこちらをご参照下さい、後日、分かり易くまとめて再度配信予定です。

事実は事実、難しくても熱く患者様に語って頂きたい。その必要性を熱く語り、結果を示せば、患者様は安心して治療についてきてくれるものです。先生方、ぜひ熱く!

患者様は「なぜその治療が自分には必要なのか?」をぜひ理解する“努力”をしてもらいたい。

何とか神経を残せないのか?時を戻すことはできないのか?といった非現実的な願望に囚われることなく、現状を打開すべく、前向きな建設的な対処を、歯科医師と共に考える努力をして頂きたいんです。

これを言うと、一つ一つの治療説明に、なぜ?どうして?と、まだ起きてもいない治療に対する将来の不安に心を巡らせ、治療をやらない理由を探しまくり、一行に治療が進まない、行動しないということもしばしばです。これは良くありません。

「心配事の約80%は、実際に起こらずに済む」アメリカのある大学の調査結果だそうです。

つまりあなたの悩みの80%は、実際に起きないんです。
どうしたら良いのか分からないような心配事は、実は全体の4%。つまりあなたを悩ませる96%は「取り越し苦労」なんです。たとえ残りの4%の困難・ピンチがあったとしても、それは自分に必要な試練!ピンチがチャンス!と考えた方が前向きで楽しくありませんか?

人は、困難・ピンチがあるからこそ、成長するものです。乗り越えられるからこそ、そのピンチに気づくんです!
「晴れの日は枝が伸びる。雨の日は根が伸びる」という言葉もあります。

患者様が難しい歯科治療を一から理解するのは難しいでしょう。

でも、私が言う「理解する努力をしてもらいたい!」という願いは、「歯科医師と共にこの困難、ピンチに立ち向かう、信頼関係を築いてもらいたい!」ということなんです。

ピンチをチャンスに変えましょう!

私がマイクロスコープを使用するようになったのは、実はこのピンチがあったからなんです。

以前は拡大鏡ルーペを使用して、多くの患者様を覗き込むように必死に治療していていました。ルーペは頭部に固定します。視野を安定させるには、頭のブレは命取りです。頭部をしっかり固定しつつ患者様を覗き込みながら必死で治療を繰り返すことで、突然右肩に激痛が走り、動かせなくなったんです。流石に参りました。整形外科、大学病院の肩関節外来、接骨院。あちこち回り、注射、レントゲン、マッサージ。全部効果なしです。

流石に落ち込みネットを探すと近くにカイロプラクティックの施術院がありました。

この先生との出会いがピンチをチャンスに変えたんです。原因は無理な姿勢。無理な身体の使い方でした。呼吸もままならず必死で治療する精神性にも問題があったでしょう。まさに顎関節症における歯ぎしり、食いしばりのようなものです。診療の姿勢・取り組み方を改善することで、みるみる肩は治っていきました。その中で、診療姿勢の大切さ、正しい姿勢を保ちつつ、精度の高い治療をするにはどうするのか?ならどうするのか?カイロプラクティックの先生と共に考えました。行きついたのが、マイクロスコープの導入でした。いまでは院内に3台設置して、通常診療でも普通にマイクロスコープを使えるにまでになりました。

信頼できる人との出会いが、ピンチをチャンスに変えるんです。

皆さんも、歯科医師と十分に話し合い、歯科医師と患者様が双方に信頼した上で治療に臨む。やってみないと分からないんです。やるからこそ、新たな景色、治癒が見えるんだと思います。

でも先生、忙しそう。質問しづらいから不安。こんなこともあるでしょう。

大丈夫です。これから前向きに治療に臨むことを前提に、自分の分からないことを質問する!これはとても大切です。

こういう前向きで建設的なご質問は、歯科医師、歯科医院スタッフとしては大歓迎です。我々が一生懸命治療している内容についてお話しさせて頂ける機会をいただいているようなもの、ぜひ質問してみましょう!

でも、質問しても、歯科医院側にそのスペックがなければ、明確な答えが返ってこない事もあるでしょう。

全国の歯科医院は、患者様のニーズに合わせて各歯科医院で特徴が異なります。

保険診療主体の歯科医院、自費治療・保険外治療のみの歯科医院、その特徴は様々であり、提供できる治療法も全く異なります。

例えば、根管治療。現在の日本では、大別して2つの治療法があるでしょう。

① ラバーダムとマイクロスコープを使用した精密根管治療。

② 上記を使用しない従来の肉眼による根管治療です。

①と②の具体的な違いを分かり易く簡単に表にまとめました。詳細はコメント欄、概要欄にリンクを添付しますのでご参照下さい。

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて

①は1回あたりの時間が1時間、少ない回数、短い期間で治療を行います。自費治療であることがほとんどではないでしょうか。

必ず麻酔を行い、ラバーダムやマイクロスコープだけでなく、根管治療に必要な最新機器を使用して治療に臨みます。大変コストのかかる治療です。

②は1回あたりの時間が10分から15分と聞いています。多数回、長期間にわたり治療を繰り返し行います。保険適用範囲内の治療です。ラバーダムを使用しないことから、可能な限り治療している歯への唾液の侵入を予防すべく、手際のよい、短時間の治療が望まれます。肉眼による根管治療であることから、根管内の清掃消毒方法は、①と異なります。ホルムアルデヒド製剤を使用した薬剤による根管内の消毒です。この方法では、麻酔を必要としない場合もあるようです。私はやらないので、分かりません。追加のご説明を頂けるのであれば、歯科医師の先生、ぜひコメント欄にご教授ください。

①はひとりひとりの患者様に時間を掛けた手間のかかる根管治療です。②は多くの患者様の痛みを和らげるための保険適用による「手際重視」の根管治療といえるのではないでしょうか。

まずは患者様がこの前提条件をご理解頂いた上で、全国の各歯科医院が打ち出している「特徴」をホームページなどで調べ、歯科医院を選択する必要があるでしょう。

このご理解がないと、患者様によっては、その歯科医院では出来ない事を執拗にご質問、お願いしかねません。トラブルのもとです。

Youtubeを配信するようになってから、ホント、トップオブトップのご相談として以下のご質問を頂きます。

「なんで根管治療の際に、麻酔してくれないの?」

「なんでラバーダムしてくれないの?」

「なんでマイクロスコープ使ってくれないの?」

「なんでこんなに治療期間が長いの?」

「なんで毎回毎回、治療中も治療後も痛いの?」

例えが適切かどうかは分かりませんが、

吉野家で一流ホテルのような「もてなし」を望む人、いないですよね?

吉野家は、安くて早くてうまい食事を望む人が行くファストフードです。

吉野家、上手いですよね(笑)

また、ラーメン屋でフランス料理を出してくれと言っても無理ですよね?

そもそも、用意している食材・道具・コンセプトが全く違うんですから。

フレンチレストランで、なんでこんなに高いのって質問、しないですよね?

この位①と②は違うんです。

まずはご自身の求める歯科治療を考えてみましょう!

その価値観は様々です。自分にあう歯科医院を選択しましょう。

自分に合わないのであれば、勇気をもって転院しましょう。

その方が、患者様にとっても、歯科医院側にとっても前向きな善処です。

今回の治療動画は、歯の痛みを我慢し、我慢を重ねてご来院頂いた患者様の根管治療、術前の問診と無痛麻酔の様子です。ホント優しく明るい患者様。がゆえに、ホント我慢されていらっしゃいました。ぜひ皆さんはそんなことにならないように!この動画をきっかけに、この動画ぜひ生かして頂き、近隣の歯科医院で、ご担当頂く歯科医師の先生と共に、しっかりと治療に臨まれてください!

このチャンネルや当院のホームページのブログを見て、全国の皆さんより、歯の治療でのご苦労、ご相談を大変多く頂きます。そんな皆さんに、こんな言葉を送ります。

映画「タイタニック」ってご存じですか?その映画の中、大富豪に囲まれた貧しい主役のレオナルドディカプリオがこんな素敵な言葉を云います。

「人生は贈り物、無駄にはしたくない。どんなカードが配られても、それも人生!毎日を大切にしたい!」

ポーカーで、どんなカードが配られても、決して諦めずに、ゲームを楽しむ!

この動画をご覧頂いている皆さんには、ぜひこんな気持ちで前向きに歯科治療に臨んで頂きたい!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル