その他

セカンドオピニオン 費用 《深いむし歯・神経に近い・痛む》

ご相談内容

昔、虫歯(鏡で見ると黒い点に見え大きくないように思えましたが神経に近かったようです)を〇△大学附属病院で治療し、神経には到達していないため神経はとらず、削ってから詰め物をして治療しました。ですが 5, 6ヶ月くらいした10月末に夜寝る時の痛みが出始め、まだ耐えられないほどではないので少し遅めの11/13に〇△歯科大学に予約をとりました。ですが今日11/5の朝、これまでは夜だけだったの に朝に痛み、しかもかなりの痛みで、冷水を含まなければ強い痛みが生じる状態でした。そのため9時に〇△歯科大学にあわてて急患ということで連絡し、昼過ぎにかみ合わせの調整と薬の処方箋を出して貰いました。ですが実は連絡の30分後にはこれまでの夜くらいの痛みには 何故か落ち着いていました。11/13の予約はまだ保持してあるままで、そこで本格的に診察して治療方針を決めるとのことですが、もし抜髄となったときに先生のご意見をうかがいたく思っています。抜髄かどうかの診断は安価に行えるのでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

「抜髄かどうかの診断は安価に行えるのでしょうか?」

当院は保険医療機関です。初診時は保険証をお持ちであれば保険診療で拝見しております。以下リンクをご参照ください。よろしくお願い致します。

初診の流れ※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて) 必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

初診時は、レントゲン診査など、基本的な検査を行います。費用は¥3,000~¥4,000-かと思います。

患者様からのご希望、当院で必要と推察した診査などがなければ費用は上記のみではないかと思います。

CTレントゲンは3次元を2次元に落とし込むめ、概略の診査にはとても有効ですが、詳細なる診査はCTがより有効です。
以下のリンクをぜひご参照ください。その有用性を知っていただけるかと思います。
https://miyazaki-dentalclinic.com/17776

当院ではCT診査料として¥3,800-のご負担を頂いております。
必要であれば、ご希望があれば撮影し、診査させて頂きます。
その際は、あらかじめお知らせした上で行いますので、ご安心下さい。

ご質問にはありませんでしたが、症状の変遷をお知らせ頂きましたので、推測の域を出ませんが、
現在の病状についてお話しさせて頂きます。

歯の神経を残せるか否か、根管治療は必要か?については以下のリンクの表をご参照頂くと、現在のご自身の病状とそれに必要な治療法が推測可能です。ぜひご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

上記お問い合わせ内容の「症状の変化、推移」の文中に①~④の数字を添付しております。

①~④は、本メールに添付致しました表にも同様に添付しております。
は神経近いむし歯に対して覆髄治療を施しました。
この際に、マイクロスコープやラバーダムの使用が為されていたでしょうか。
の際にむし歯が(細菌感染が)残っていると、病状が進行することがあります。
では病状が進行し、神経の炎症、歯髄炎のような症状が発現しているようです。
ではその炎症が強くなり、治まることのない「不可逆性歯髄炎」となっているように推察致します。
 神経が炎症により死んでしまうと、歯髄壊死となります。この時、これまであった激痛は嘘のようになくなります。

この①~④の症状を推移しているように見受けられます。

また、かみしめやくいしばり、噛み合わせの問題でも「似たような症状」が発現する場合もございます。

実際に拝見していないため、推測の域を出ませんが、あまり痛みが治まらないようであれば、また、歯ぐきが腫れたりする症状があれば、御担当頂いております先生にご相談頂ければ幸いです。

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて) 必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

メールでご相談、セカンドオピニオン お気軽にご相談下さい

 

 

 

 

MTA&マイクロスコープ 保険治療と比較《費用・違い》

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル宮﨑歯科医院のYoutubeチャンネルにご質問を頂きました。

そのご質問は、「マイクロスコープやMTAによる治療と保険治療との比較、値段の違い」についてです。

以下に、ご質問頂いた動画、そのご質問内容と当院の回答を供覧させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

ノーカット版ありがとうございます。 早送り見やすくていい感じだと思いました。 最後にこの患者さんのインレーをはめるところも見たかったです。 それと、マイクロスコープやMTAは普通の治療よりお金を取られるイメージがあり、 やはり患者として一番気になるのはお金だと思うので、無理はしなくていいですが、 特に保険治療との値段の違い、を載せてくれると嬉しいです。

コメントありがとうございます! インレーをはめる動画、後日まとめて配信できればと思っております。

「マイクロスコープやMTA」。歯医者さんとしては、患者様にとって最善の治療法をご提案しているのであって、お金を取っているつもりはないのですが(笑) たしかに高いかもしれませんね(笑)。

歯の神経をとる デメリット 神経を残す取らない抜かない方法治療法歯の神経を残す治療は、保険治療で云うならば「覆髄処置」といいます。

インレーやコンポジットレジン樹脂を充填する際に”付随して”行う治療と「保険診療」では「厚生労働省」が考えているようです。

ラバーダムやマイクロスコープ、MTAといった先進機器や材料は、「保険」には残念ながら組み込まれていません。現在の「保険システム」は戦後の国民皆保険制度導入より基本変わってないように見受けられます。

奥歯にセラミックを入れることが「保険」でできるようになったようですが、歯科医院の採算が全く合わないことと(これ、本当に不思議ですよね)、そのクラウンの精度に疑問があることから、導入を見合わせている医院が多いようです。

覆髄処置は、保険で確か200円~300円ほどだったかと思います(3割負担の患者様であれば、60円~90円でしょう)。

ラバーダムシートやそれを固定するクランプ、MTAそしてマイクロスコープなどは非常に高価な機器器材です。残念ではありますが、とても200円程ではできません。その点のご理解が患者様に行き渡っていないのが現在の「保険診療」の問題といえるでしょう。

「ノーカット動画」でもお分かりのように、肉眼では見えない細菌感染を取り除くのがむし歯治療です。それにはマイクロスコープが必要であり、それ以上に「知識と技術と”治療時間”」が必要です。

このような現状の中、なんとか患者様のために一生懸命、治療してくれているのが日本全国の歯科医師の先生方といえるでしょう。

費用 神経を残せる否か?その判定基準はなにか?マイクロスコープで診る 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA当院ではラバーダムなどの感染予防器材費用として1症例¥5000-程の器材代を1回のみ、患者様にご負担頂いております。

MTAも同様5000円程です。 できるだけご負担の少ないようにしておりますが、これが現在の保険診療の現状といえるでしょう。

歯は一度削ってしまっては元には戻りません。 多少の費用が掛かったとしても、一度の治療で終われば、やり直し治療が起こらなければ、費用対効果は高いものではないか?と当院では考えています。

現在の日本の歯科治療の80%がやり直し治療であることを考慮すると、マイクロスコープやラバーダムなどの徹底した治療が、やり直しを防ぐ非常に大切な治療機器、治療法であることがよく分かります。 

現在、マイクロスコープやMTA、ラバーダムによる歯の神経を残す治療と同等の”保険診療”は残念ながらありません。そのため比較することも難しいでしょう。

治療費用も非常に大切ではありますが、それ以上に一本の歯の神経が残ること。残ることでその後、神経を抜くこと(=根管治療)がなくなり、またクラウンなどの被せものをしないで済むことを考えると、その治療効果は、費用の事を含めたとしても、絶大なるものであると当院では考えております。

メールでご相談、セカンドオピニオン お気軽にご相談下さい

 

 

 

マイクロスコープ 根管治療 《抜歯したくない》

《 ご相談内容 》

こんにちは、幼少より虫歯があり実家近所の歯科医で抜歯しました。以降50年以上虫歯に悩まされております。幸い、痛みは無いものの奥歯の殆どが根管治療済、抜髄済で30年経過しております。
最近、

①ストレスからか根管奥の歯槽骨内が膿んでいる模様です。こんな状況でも治療可能でしょうか?
②市内の根管治療の先生にも年齢的に難しい。と言われております。
③尚、歯周病はそれほど酷くないようです。
④マイクロスコープで治療が可能かご相談したいと思います。
よろしくアドバイスお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

① ストレスからか根管奥の歯槽骨内が膿んでいる模様です。こんな状況でも治療可能でしょうか?

かみあわせ 咬合 かみあわせ専門医 噛み合わせ 歯科 歯医者ストレスから根管奥の歯槽骨内が膿んでいる場合、“かみあわせ”に問題があることがほとんどです。

上下の噛み合わせをチェック頂ければ幸いです。

以下のリンクをご参照頂き、奥歯がどのように接触しているか?ギリギリした時も接触しているかをチェックしてみて下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/11517

また、歯槽骨内が膿んでいるとのこと。根尖病巣(病変)の存在が疑われます。
以下に当院の「根管治療」の診断基準とそれに対する治療法を表にしております。
ご参考頂ければ幸いです。
https://miyazaki-dentalclinic.com/19451

 

「こんな状況でも治療可能でしょうか?」

皆さまから頂くご質問ではございますが、それぞれ言葉の“意味合い”が異なるようですのでご確認とご説明をさせて頂きます。

おそらく、「再治療をして、元に戻せるでしょうか?」との意味合いかと推察致します。
つまりは、「抜歯しなくても大丈夫ですか?」とのことでしょう。

当院には抜歯基準がございます。以下のリンクをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?


② 市内の根管治療の先生にも年齢的に難しい。と言われております。

当院では「年齢的に難しい」という理由で治療をお断わりしたことがございません。
しかし、加齢に伴い、全身的な疾患を患うことで、治療はできても改善が思わしくないことはあるかもしれません。「年齢的」というのが、何をさしてご診断されたのかを知りたいところです。

 

③ 尚、歯周病はそれほど酷くないようです。

抜歯基準のリンクをぜひご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

歯周病とマイクロスコープについてまとめております。こちらもぜひご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24141

④ マイクロスコープで治療が可能かご相談したいと思います。

当院のマイクロスコープによる治療をyoutubeチャンネルでご紹介させて頂いております。ご来院の前に、ぜひご参考ください。
https://www.youtube.com/c/宮崎歯科医院

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

当院のマイクロスコープ根管治療についてです。あわせてご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23892

根管治療 動画で説明マイクロスコープでの治療は特別なものではありません。

見えない時に「メガネ」をかけるように、より見えるようにするために「マイクロスコープ」を活用しているのです。

より見えるため、患者様が治療中に口を開いている時間が長くなりますが、それさえできればマイクロスコープによる治療は可能でしょう。

マイクロスコープの使い方 ポジショニング ミラーテクニック

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。03-3580-8110

初診の流れこの回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ
(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 アクセス 地図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矯正とかみあわせのご相談

ご相談内容

長文失礼します。 ワイヤー矯正を3年間行い噛み合わせ不良を発生し、今年の5月から再矯正を行なっているのですが症状がさらに悪化し貴院のいろんな角度からの治療方法に惹かれご意見を伺いたくメールを送らせていただきました。症状としては、息が苦しい・声が上擦ったり思うように出せない・睡眠不良・常に緊張している感じです。現在通っている病院では過咬合で奥歯が内側に傾いているのでそれを改善するためにインビザライン+輪ゴムによる矯正を行なっております。しかしこの治療を始めてからさらに声が出しにくくなったり、上の前歯が乾いて舐めないといけなくなったり、違和感があって噛み締めたり、顔のバランスに違和感が出るように感じます。先生に相談してもじゃあワイヤー矯正に変えようかと軽く言われました。私のような症状は治療可能なのでしょうか?

メール相談 歯科歯医者 かみあわせ 根管治療 神経を残す治療 マイクロスコープ

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

ご相談内容より、大変ご苦労を重ねてきているご様子と推察いたします。

現在感じていらっしゃる症状が、すべて「かみあわせ」によるものか否かは判断しかねますが、

「息が苦しい」
「常に緊張」
「過咬合」
「奥歯が内側に傾いている」
という文章より、「かみしめ」や「くいしばり」が強く、舌の居るスペースが小さくなっていることが疑われます。

https://miyazaki-dentalclinic.com/10801
こちらのリンクの画像をご参照くださるとわかり易いかと思います。

かみしめ くいしばり 舌のスペース 歯が倒れる 傾く 矯正  

舌のあるべきスペース(体積、容積)が小さくなると、舌の居場所がなくなり、舌は喉に押し込まれ、息苦しさや発音のしづらさ、頸部の緊張を伴います。

そのため、今治療してくださっている先生は、インビザラインを使用して内側に傾いた奥歯をまっすぐにして、舌のスペースの確保を試みていらっしゃるようです。

インビザラインを装着することで、さらに舌のスペースが小さくなるため、感じていらっしゃる症状が更に強く感じることがあります。

インビザラインの矯正治療が進むことで、歯はまっすぐに並び、舌のスペースも確保されてきます。そのような症状は少しずつ緩解してくるでしょう。

また、「ワイヤー矯正に変えた方が良い」という先生のアドバイスは、矯正治療中の「舌のスペース」確保を目的としたものです。

ワイヤー矯正は歯の外側に装置(ブラケット)がつくため、舌の居場所を邪魔しません。

適切なアドバイスではないかと推察しております。

また、ワイヤー矯正は、インビザラインと比較して、精度の高い歯の調整が可能であること、つけっぱなしであるため持続的に矯正力が歯に加わり、矯正のスピードも速いなどの利点もございます。

担当医の先生はしっかりと考えてくださっているようです。
今一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

その他に感じている症状につきましては、単純にかみあわせだけが原因ではないことが当院の考え方です。
患者様の日常生活習慣、精神的ストレスなどにより、その「全身姿勢」は様々に変化します。
以下にその内容についてご説明させて頂いております、ご参考ください。

かみあわせと全身の姿勢の関連について
https://miyazaki-dentalclinic.com/16265

生活習慣(態癖について)
https://miyazaki-dentalclinic.com/12239

生活習慣 態癖 かみしめ くししばり 顎関節症 かみあわせ

矯正治療と合わせて、全身の身体を整える(疲労を回復してあげる)カイロプラクティックや整体治療などを行うことで、現在感じている症状は和らぐかもしれません。

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。

※ 初診の流れ (必ずお読み下さい)

 

 

 

 

銀歯が痛む 神経を残せるか?症状でチェックする方法

本動画は、10年前に治した銀歯(メタルインレー、神経のある歯)が強く痛みだし、しばらくして痛みが治まったものの、ジーンとした違和感が続いた症例の治療の様子です。

本動画をみて頂くことで
〇『神経を残せるか否か?根管治療が必要か?』を「症状」からチェックする方法
〇 当院の根管治療の様子
〇 マイクロスコープによる治療の実際
などを知っていただけます。ぜひご覧いただきご活用ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

本症例は、術前の症状で「ズキズキした痛み」と「全く痛みがなくなる」という経験をされていました。

これは、細菌の感染により神経が炎症を起こし、「ズキズキとした痛み」を感じ、その後、神経が壊死し始めたため、痛みがなくなったことを示す所見です。

そのため、術前に根管治療の可能性をご説明した上で、治療に臨みました。

露髄 根管治療が必要 むし歯が神経に近い 達している

覆髄材(神経を保護する薬)を外すと、周囲はむし歯となっており、神経は露出していました。これを露髄といいます。

露髄周囲のむし歯を取り去りつつ、感染した神経も取り去ります。
感染部分を取ることが出来れば、出血は治まりますが、本症例では止血しませんでした。このような炎症の治まらない病状を「不可逆性の歯髄炎」といいます。

以下の画像がその様子です。

不可逆性歯髄炎 根管治療が必要な神経 神経をとったほうがいい症例 マイクロスコープ ラバーダム

患者様としては「何とか神経を残せないか?」とのご希望で来院されていました。
当院でもそのご希望は叶えて差し上げたいのですが、むし歯は「細菌の感染症」です。
感染を残しつつ神経も残すことはできません。薬でどうこうできるものでもありません。

感染による炎症が治まらない状態(不可逆性歯髄炎)や神経が死んでしまっている(歯髄壊死)状態では神経は残らないため、これ以上の感染拡大を予防すべく根管治療が必要となります。

そんなご希望をお持ちの患者様には、術前・術後だけでなく、術中の動画を撮影し、その病状を術後ご説明させていただいております。

皆さん、ご自身の病状を実際に見ることで、治療内容に納得されていらっしゃいます。

また、当院ホームページのブログを事前にみて頂き、当院での治療の様子を知っていただいた上で治療に臨まれる患者様もいらっしゃいます。

当院のホームページやyoutubeチャンネルをご活用いただければ幸いです。

宮崎歯科医院では、マイクロスコープを活用した精密歯科治療を通して、患者様のお役に立てるよう日々の臨床に取り組んでおります。

一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療。当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

保険でマイクロスコープ ラバーダム?なぜすぐ神経を抜くの?

当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問とその回答を供覧させていただきます。

患者様皆さまが一度は考えたことのある質問ではないでしょうか?

ぜひご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル


《ご質問内容》

「マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど、もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか? だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

 

頂きましたご質問に①~③の番号を付して、以下に回答させていただきます。

①マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど。

②もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか?

③だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…

 

① マイクロスコープの保険適用について

マイクロスコープの使用が保険で適用できる場合もあります。

以下の2例に限り、保険診療が適用されます。

・下顎第2大臼歯 樋状根の根管治療の際

https://miyazaki-dentalclinic.com/23626

https://miyazaki-dentalclinic.com/24674

・歯根端切除術

https://miyazaki-dentalclinic.com/22325

当院youtubeチャンネル 歯根端切除術
https://youtu.be/28lNOlWQONA

根管治療+歯根端切除術+オールセラミックスクラウン
https://miyazaki-dentalclinic.com/20975

これ以外の歯科治療では、未だ保険治療では認められていません。
これは、歯科医院個人個人が決めているものではなく、国が認めたものです。

当院のように、それでも何とか患者様の病状を回復するために、マイクロスコープを使って治療に臨んでいる医院もありますが、一部負担金あるいは保険外(自費)の根管治療メニューを用意して、対応しているのが現状です。

保険と保険外治療の根管治療の違いについて(表)
https://miyazaki-dentalclinic.com/wp/wp-content/uploads/717e70dfd37efe0fb29af4511ab1fd6d.jpg

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

(マイクロスコープを活用した根管治療で使用する薬剤、治療機器などは非常に高価なものが多く、保険診療費用の枠を大きく超えることがほとんどです。)

当院の保険外治療と保険治療との費用について
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

②マイクロスコープがない、ラバーダムを使用しない理由

1)マイクロスコープがない 理由

1.高価である

現在の日本の根管治療の保険診療代金は、非常に安く、海外の先進諸国の歯科事情とは比較にならないほど低下価格なものといえるでしょう。そのため、日本国民にとっては、非常に助かる診療システムです。

しかし、その日本の保険治療項目は、戦後つくられた国民皆保険制度そのままが踏襲されており、日進月歩する歯科医学とはかけ離れているのが現実です。「痛みなどを取る、最低限の治療」が、現在の保険診療システムといえるでしょう。

対して、マイクロスコープは一機、600万円~1000万円です。
マイクロスコープでの治療には、それに伴う専用の治療機器・器材が必要となります。
繊細な治療となるため、治療時間も必要です。

神経を残せるか否か?現在の症状からチェック
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

保険と保険外(自費)治療の根管治療の違いについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

 

2.マイクロスコープを活用するには技術と適切な治療コンセプトが必要。

UCLA正式プログラム 認定 根管治療 修了証マイクロスコープがあれば良い治療ができるとは限りません。

「素晴らしいフライパンがあれば、必ず美味しい食事が出来るとは言えない」のと同じです。

食事をつくるのは、「人」であって、フライパンではありません。

適切な治療には、適切な治療コンセプトが不可欠です。

当院ではアメリカUCLAの歯内療法専門医の治療コンセプトに従い治療に臨んでいます。

マイクロスコープ ラバーダム 保険治療 根管治療 神経を残す抜かないできるだけ治療

2)ラバーダムをしない理由

ラバーダムの使用率は、数パーセントです。当院では100%ラバーダムを装着し治療に臨みます。
保険診療にてラバーダムを装着しない理由は、保険診療にその項目がないからでしょう。

当院では根管治療の際、必ず麻酔を行いますが、患者様のお話しを伺うと、麻酔をせずに根管治療をする医院が非常に多いようです。

麻酔なしでラバーダムを装着すると痛みが生じる可能性があります。また、そのひと手間や必要な道具を揃えることが、現在の日本の保険診療報酬とは見合っていないため、その導入ができない歯科医院がほとんどなのでしょう。少ない保険診療収入で、なんとか工夫をして治療を行っているのが、現在の日本の保険診療システムといえるのではないでしょうか。

③「だいたいだいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

マイクロスコープとラバーダムを装着した治療環境を整えることができない場合、治療する歯の「神経の炎症状態やその生死」を肉眼で診査・診断し、その神経を生かせるか否かを判断することは不可能です。

当院のマイクロスコープを活用した神経の精査、神経が生かせるか否か?を以下のリンクで分かりやく解説しております。ご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

マイクロスコープとラバーダムを活用した神経の精査ができない治療環境では、

〇むし歯が神経近くまで進行していることがレントゲンで分かる
〇露髄(むし歯は歯の神経に至っていることが目で見て分かる)が認められる

このような所見が認められたら、早期に、これ以上の細菌感染拡大を予防するために、「根管治療」(感染している可能性の高い神経を取り去ること)をすることが、「その歯を守る」適切な治療方法といえるでしょう。

マイクロスコープのない治療環境では、「すぐに神経を抜いてしまう」といった安易な判断ではなく、「限られた治療環境・治療条件における適切な判断、手際のよい治療」と見方を変えるのが妥当な考え方といえるでしょう。

以前はマイクロスコープはありませんでした。そのため、すぐに神経を取り、それ以上の感染拡大を予防することには「正義」がありました。

しかし、現在ではマイクロスコープに限らず、素晴らしい治療機器が日々開発され実用化されています。

歯科医療に限らず、すべてにおいて、日々暮らしは進化し便利になっています。

その進化を受け入れ選択するか、従来の方法を選択するかは、個人個人の価値観で選べる時代です。

当院では、日進月歩の歯科医療の最先端を患者様に提供できるよう、日々、医院の治療環境を整え、日々の臨床に取り組んでいます。

このyoutubeチャンネルも、当院の取り組みをお知らせする1つの場です。

このようなコメントを頂けることは非常に有難く、多くの方々に有用なご質問といえるでしょう。

長文となりましたが、回答は以上です。この回答がお役に立てれば幸いです。よろしくお願い致します。宮崎

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

youtubeチャンネル 根管治療のご質問

宮﨑歯科医院のYoutubeチャンネルに、根管治療についてご質問を頂きました。
こちらの転載させていただきます。ご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

はじめまして質問させて頂きます、2ヶ月ほど前に通っている歯科クリニックにてラバーダムを行わず神経を抜く治療して頂き、その歯の治療で何回か通い順調に進んだとおしゃっていましたが、神経のない殆どセラミックの歯の状態ですが、一度うまくいけばその歯は今後悪い症状になることはないのでしょうか?根のトラブルはよくあるようですが、どのくらい期間でトラブルが現れるのでしょうか?因みに詰め物と神経が近く噛む力で神経が負けたて痛みが生じたと説明がありました。

こちらこそはじめまして。 コメントをありがとうございます。

神経を抜く治療(根管治療)でのご通院、大変お疲れ様でした。

順調に進まれたとのこと、良かったですね(^^)

ご質問に回答させて頂きます。

神経のない歯に今後悪いことが起こるとするのであれば3つ考えられます。

① 再度むし歯や歯周病になる
② 再根管治療
③ 歯が折れる

①につきましては、そうならないように、しっかりと歯ブラシしていただき、定期的に歯医者さんでチェックして頂いてくださいね。

② この度の治療は順調に進まれたとのことで心配はないでしょう。しかし、根管治療が不十分であると、感染が残っており、後に再度根管治療が必要となる場合がございます。

③ かみあわせが強くあたっていると歯根が折れてしまうことがあります。加齢と共に歯は擦り減ります。定期的に歯医者さんでチェックしてもらってくださいね。

根のトラブルは上記の3つでしょう。 ①と③は長期的に生じて来るものです。 ②は治療後から違和感や痛みがあるので早々に分かります。レントゲン診査で分かるのは術後6カ月ほどが目安です。

気になる際は、歯医者さんに相談してみてくださいね。 回答は以上です。 ご視聴ありがとうございました。 コメント、励みになりました!今後もぜひご視聴ください。

(以下の動画にコメントをいただきました。ありがとうございました!)

 

 

神経近い 冷たいもの熱いものしみる 神経を残したい《メール回答》


《ご相談内容》

こんちには。右下の4番を3週間ほど前に治療したのですが、神経に少し近いところまで触りました。現在の状態で、冷たいものや熱いものがしみ、なにもしてなくても時たま違和感があります。激痛が走ることはないのですが、今後、神経を残したままケアすることは可能でしょうか?

《回答》

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。
回答させて頂きます。実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

いくつか質問させていただきながら回答させていただきます。
「神経に少し近いところまで触りました」
⇒その際に、ラバーダムなどの無菌的配慮はなされていましたか?

(むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であるため、神経に近接する深いむし歯治療の際や、根管治療の際、治療中に患歯(処置している歯)に唾液が混入・接触することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。この配慮が為されている治療であるか否かは、その治療の妥当性を評価する1つの基準となるため、この質問をさせて頂いております。)

 


また、担当して頂いた先生は、拡大鏡ルーペやマイクロスコープは使用されていましたか?
現在はどのような状況にありますか。

1cmにも満たない歯の内部のむし歯の有無は、肉眼では精査不可能であると当院は考えています。

当院の神経を残す治療のブログをご一読いただくとご理解いただけるでしょう。むし歯が残存がないか?を徹底して診査しているのか否かを知るために、この質問をさせて頂いております。)

 

・むし歯治療後に、冷水痛と違和感の原因は?なぜそれが起きたのか?
・歯を深くまで削ると、違和感や痛みが残るのはショウガナイことなのか?
・歯の神経を残す、歯の神経を抜かない治療法は??

これらの事につきましては、以下のリンクで動画でわかりやすく説明をさせていただいております。ぜひご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24552

また、現在感じていらっしゃる症状から、根管治療(神経を取る治療)が必要か否かを推測する方法があります。

これについては以下のリンクをご参照頂き、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22012

回答は以上となります。
患者様にとって適切な回答となっていれば幸いです。
よろしくお願い致します 宮崎

※当院の初診の流れ 必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

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マイクロスコープ&ラバーダム

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

 

ラバーダムについて (深いむし歯治療には必須)


深いむし歯の治療 根管治療神経の治療根っこの治療 神経を残す 抜かない とらない治療 マイクロスコープ 覆髄法 直接間接覆髄法 部分断髄法 根管治療根っこの治療神経の治療をしない CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 
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むし歯は唾液中に存在する「むし歯菌」の感染症です。むし歯の治療では、感染して溶かされた歯を削り、感染を除去することが治療の目的です。

歯は3層構造。
象牙質表層のむし歯ならば問題ありませんが、深く進行したむし歯をただ削ると、治療中に唾液が歯の内部に混入します。

それにより、歯の内部へ細菌が感染し、治癒阻害するばかりでなく、再感染の可能性を高くします。

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1965年のDr.Kakehashiの論文では、根管治療の成否の最初の分岐点は、無菌的処置を徹底できるか否かと書かれています。これは、根管治療にラバーダム防湿が必須であることを明らかにした論文です。他の文献では、
ラバーダム防湿ができないなら根管治療は禁忌であると記載されています。

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ラバーダムは、例えるならば、開腹手術を「手術室」で行うことに似ています。
ラバーダムをしてから根管治療をするのは、手術室で開腹手術をすること。
ラバーダムをしないで根管治療をするのは、不衛生は部屋で開腹手術をすること。
あなたはどちらを選択しますか?

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歯の神経を残す・抜かない 間接覆髄法

上動画は、上顎第2小臼歯の深いむし歯に「間接覆髄法」を用いて神経を残した際の治療の様子です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

治療中に患部に唾液が混入すること、触れることは、患部に再感染の機会を与えかねないため、当院ではラバーダムを装着し、神経を残す治療に臨んでいます。

「神経を残す治療」「根管治療」に限らず、むし歯治療の目的はひとつ。”感染した細菌を徹底的に取り除くこと”です。


そのためには、ラバーダム、マイクロスコープが必要不可欠となります。

また、感染を取りきった後、再度感染させないような「補綴(クラウンやインレーなどのかぶせもの)」が必要となります。

これには、補綴の精度が必要不可欠です。ピッタリと入っていて隙間のないクラウンやインレーです。