月別アーカイブ: 2019年10月

宮崎歯科医院のご案内《動画》

はじめての歯科医院は緊張するものです。

インプラント治療歯の神経を残す治療マイクロスコープ根管治療、歯周病治療、噛み合わせ治療など、当院には多くの患者様が遠方よりご来院いただきます。

ご来院頂く前に、当院はどのような医院なのか、院内紹介動画を製作いたしました。
少しでも緊張が安らいでいただければ幸いです。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル当院の治療の様子、詳細などにつきましては、当医院youtubeチャンネル「仁先生、日々の臨床報告」をご参考ください。

ご不明な点は、メールでご相談いただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

※ 初診の際は、「当院の初診の流れ」をご一読ください。

メール相談 歯科歯医者 かみあわせ 根管治療 神経を残す治療 マイクロスコープ

 

 

当院へのご質問 「検索」

宮崎歯科医院のホームページトップ画面の右側に、「キーワード検索」を用意しました。(上赤矢印

当院では日々多くの症例をブログ形式にて報告させていただいております。

神経を残す治療マイクロスコープ根管治療インプラント治療噛み合わせ治療、入れ歯、セラミックを使用した歯科治療ホワイトニング、その内容は多岐にわたります。

そのため、当院のホームページをすべて見ていたらきりがないため、「キーワード検索」を用意いたしました。

当院の治療内容で分からないこと、知りたいことなどがありましたら、この検索をご利用頂くと、当院のホームページ内にある内容を検索して調べることが可能です。

ぜひご利用ください。

※ 検索はGoogle検索などと同様です。
ex. 「根管治療 費用 期間」などで検索も可能です。

 

 

 

インレー 治療 術後から痛む《ご質問と回答》

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル当院のYoutubeチャンネルの動画投稿、

『 セラミックインレーを装着後、痛みがあり根管治療となった症例を当院で再根管治療 』

頂いたご質問と当院の回答です。

深いむし歯の「神経を残す治療」について、その治療後の違和感や痛みなどに回答させて頂いております。お困りの方はぜひご参考ください。


《視聴者様のご質問》

以前、中国を旅行中に歯が痛くなってしまい、耐えられず現地の歯医者さんでbp充填とセラミックインレーで治療してもらいました。ですが、術後から鈍い痛みが出始めていまでも飲食などの際に少し鈍い痛みがあります。歯の根っこの部分は大丈夫だったそうなので、根管治療はしてもらっていません。治療後の痛みももちろん気になるのですが、治療でbp、プラスチック、接着剤、セラミックの順に詰めたそうで、bpとセラミックの間になぜプラスチックを詰めたのかわからず不安な気持ちでいっぱいです。宮崎先生はこのことについて、どう思われますか?もし助言などありましたら、教えていただけますと助かります。(bpはmtaと似たもので、mtaより新しくて高い材質だと説明を受けました。bpはiRoot bpの略で、アメリカではEndosequence Root Repair Material Pasteと呼ばれているようです。)

 

《宮崎歯科医院の回答》

お調べ頂きましてありがとうございます。今先ほど午前の診療が終わりまして、bp調べさせて頂きました。お調べの通り、MTAと同様の覆髄材として使用されているようですね。覆髄材とは、むし歯が深い場合、歯の神経を保護する薬を云います。

当院ではMTAを使用しておりますが、MTAには抗菌作用と接着作用があり、緊密に歯の神経を保護してくれる効果があるのですが、強度が劣るため、その周囲をコンポジットレジンで覆います。その上でセラミックを被せるようにしています。

中国の先生が行った治療と同様の方法で治療しておりますので、治療手順としては問題ないかと思います。

現在、治療の鈍い痛みがあるとのこと。 これには3つの理由が推察されます。

①まだむし歯が残っている
②むし歯により歯の神経が炎症、あるいは死んでしまっている(歯髄壊死)
③かみあわせが高すぎる

神経残す抜かない治療 動画で説明当院にも多くの患者様が「神経を残す治療」後に痛みが引かずに来院されます。

原因はほぼ上記の3つです。

①の場合は、マイクロスコープとラバーダムを使用しない深いむし歯治療で起こるようです。

②は治療時に神経がすでに死んでしまっていたり、神経内部に感染が残っていたりするようです。マイクロスコープで治療をしないと見えないため、このようなことが起こります。

③の場合は高すぎるため、噛むと痛みます。適切に調整すれば痛みはおさまります。③の場合は、噛むと痛み、かまなければそれほどの痛みはありません。 ①と②はなにもしなくても痛みがあります。

 

《視聴者様のご質問》

お忙しい中、ご丁寧なお返事をくださり本当にありがとうございます。ご説明を拝見しましたが、作用や根拠など私にでも理解できるように説明くださっていて、とてもわかりやすかったです。

治療を受けた中国の歯科医院では、ラバーダムは使用されていましたが、マイクロスコープは使用されていなかったので、痛みや治療時の状況から考えると、宮崎先生の仰った①②③どれもあり得そうです。

書き忘れていたのですが、1度目のbp充填の治療の際に型取りも行ってもらい、セラミックインレーの作成のため約2週間後に再度受診をしたのですが、その際に麻酔をしてもらいドリルで仮の被せ物を取った後、インレーがなかなかはまらなかったためか、1時間ほどドリルで削られていました。終盤になって、おそらくプラスチック(=コンポジットレジン)を固めるための青い光を何度か照射されていたのですが、インレーの型取りの後、新たにプラスチックを追加されることなどはあるのでしょうか?それとも、青い光は接着剤を固める際にも使用されるのでしょうか?

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

 

《宮崎歯科医院の回答》

遠い中国で大変ご苦労されましたね!

ご質問にありました「青い光」ですが、セラミックインレーを接着する際に、接着材に青い光を当てることで、硬化を促進する作用があります。おそらくそれではないでしょうか!

おそらく、心配する内容ではないようです。お話しから、最新の機器・材料を使用して治療されていることも推察されます。

あとは、神経が生きていてくれるか?あるいはむし歯が残っていないことを願いたいです
ね!!


《視聴者様の回答》

そうなのですね!質問に一つ一つ丁寧に答えてくださりありがとうございました😊

言語の違いもあり、中国での治療に対して強い不安を抱いていましたが、宮崎先生に相談して心がとても軽くなりました。

痛みについては、様子を見て歯科を受診してみようと思います。お忙しい中、お時間を割いてお話を聞いてくださりありがとうございました😌。

今回お話しさせていただいて、宮崎先生は信頼のできるとても良い先生だと実感いたしました。将来、歯を治療する機会があれば、もし予約が数ヶ月待ちだったとしても宮崎先生にしていただきたいです(>_<) 。YouTubeでの投稿も応援しています。


《宮崎歯科医院》

御心持ちが軽くなられて良かったです(^^)

素晴らしい先生はお近くにも沢山いらっしゃいます! 何かあれば近医を受診して頂ければ幸いです。

また、お困りの際は、当院でもいつでもご相談、承ります(^^)
コメントありがとうございました!

メールでご相談、セカンドオピニオン お気軽にご相談下さい

 

インプラント治療 歯を抜く前に!

最近、当院では多くのインプラント治療を施術させて頂いております。

また、「他院にて抜歯と診断されてインプラント治療が必要です」と説明されたのですが、本当にインプラント治療が必要なのでしょうか?といったご相談で来院される患者様も大変多くいらっしゃいます。

歯医者さんに抜歯と説明されると、それしか方法はないの?って不安になるでしょう。

当院では、歯を抜歯(抜く)すると診断する際は次の2つの理由となります。

① 歯が縦に歯根先端まで折れている
② 歯がグラグラと大きく揺れている(周囲の歯槽骨がない)

① 折れている否か?はマイクロスコープで診断可能です。
②の場合は患者様にもご自覚があるため、説明不要です。

ということは、①と②以外はすべて歯を残す治療がある!ということになります。

「良い根管治療」をすれば歯は残せます!

この治療オプションをどれだけ持っているか?は、歯科医院によって様々でしょう。

そのため、歯を抜かなくてはならないと説明された際は、担当して下さっている先生と「なぜ抜かなくてはならないのか?」をよくよくお話しされた方がよろしいでしょう。

歯を抜かずの残す方法を知らないがゆえに「抜歯が必要」と説明せざる得ない場合があるからです。

上にあげた①と②は、どんな先生でも歯を残すことはできません。

それ以外の理由で抜歯と診断された場合は、セカンドオピニオンをご利用された方が賢明だと思います。

当院では、患者様の歯を守る・残すために、次のような手順で治療法を模索します。

まず予防。そして早期発見早期治療です。これには定期検診・メンテナンスが大変重要です。そのためには患者様には当院との永いお付き合いをお願いしております。

しかし、残念ながらむし歯が見つかることもあります。
その際は、早期発見早期治療です。

むし歯が深く進行した場合は、「神経を残す治療」です。
露髄=根管治療
歯の神経に近い・深いむし歯=根管治療 ではありません。

※露髄とは、むし歯が歯の神経に達し、神経が露出することをいいます

マイクロスコープとラバーダム・MTAを活用することで、歯の神経は残せます!

歯の神経を残す3つのポイント!何か?

当院では、徹底して神経を残す治療を行います。簡単には神経を取り去りません。

残念ながら、むし歯の進行が深く、
①「神経が死んでしまった(歯髄壊死)」症例
②「神経の炎症が治まらない(不可逆性歯髄炎)」症例

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

では、適切なコンセプトに基づくマイクロスコープ根管治療が必要となります。

神経を取ることは怖いことではありません。むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。感染を残しておく方がよっぽど怖いことです。適切なコンセプトに基づき、適切な治療環境を整えて治療に臨めば大丈夫!歯は永く残せます!

マイクロスコープ&ラバーダム

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

しかし根管治療でも治癒しない症例があるのも事実です。その際は、歯を抜くのではなく、「歯根端切除術」を行いましょう。

歯根端切除術により、これ以上、歯の周囲の骨(=歯槽骨)を失うことを予防します。

それでも改善しない症例や適応症ではない場合は、抜歯が「最善の治療法」です。

その際は、歯の周囲の骨(=歯槽骨)を無くさないように、
①「抜歯即時インプラント手術
②「抜歯の際に骨がなくならないように気を付ける術式」
を考えましょう。

歯を抜かざる得なくなった場合、

ブリッジ入れ歯インプラント違い メリットデメリット 歯を抜歯したら 抜いたらどうする◎「両隣の歯を削りブリッジをかぶせる」

◎「残っている歯に引っ掛けて使う入れ歯

は残っている歯に負担を強いる「古い治療法」です。当院ではおススメいたしません。

これ以上残ってい歯を失わないためにも、歯に優しい治療法を選択すべきではないでしょうか。


ブリッジとインプラント ブリッジ治療でいいのかな?

インプラント治療は、抜歯後、残っている歯に負担を強いることなく、助けてくれる「やさしい治療」です。決して怖い治療ではありません。

現在、根管治療専門医を標榜に掲げた歯科医院が多く散見されます。

根管治療のみを行うという「専門性」に、患者様は惹かれるようです。

しかし、15年先を行くアメリカの根管治療専門医では、歯根端切除術を行っても、その後、歯根が折れてしまう症例が多く認められるようになり、その対応に追われているのが現状です。そのため、根管治療専門医育成過程では、「インプラント治療」を修得するコースが導入されています。

つまり、根管治療だけでは対応できなくなっているのです。
根管治療だけでは歯は残せないのです。

日本の15年先をいく米国根管治療最前線の見解は以下の通りです。

「現在では、エンド(根管治療)にだけ頼るのではなく、その後の治療を見据えた考え方が必要である。それにはエンド―インプラントロジーの考え方が必要。徹底した根管治療(エンド)で残せなかった場合は、すみやかにインプラントできるような環境づくりを口腔内につくっておくことが大切。」

かみあわせ 咬合 かみあわせ専門医 噛み合わせ 歯科 歯医者

そして上記すべての治療局面において、「かみあわせ」への配慮が必要不可欠な知識となります。すべての局面のおいて「かみあわせ」への配慮をしつつ治療に臨みます。

歯は削ってはいけません。
削るならば、それを補って余りあるメリットが必要です。

削るのは「感染を取り除くために」削るのです。

むし歯は、感染を取り除けば治ります!

むし歯か否かを判定するにはマイクロスコープが必要です。
感染させないためにはラバーダムが必要です。

適切な治療環境で、適切な道具を使用して根管治療に臨みましょう。

それが為されていない、「良い根管治療」ではないならば、再度根管治療をやり直しましょう。

そのためには適切な診査と診断が必要です。
歯は抜いてはいけません。抜かないようにするためにも、適切な根管治療が必要なのです。

しかし抜かざる得ないのであれば、インプラント治療は、残ってい歯にとても優しい治療です。

当院では徹底した歯科治療を目指します。そこには「適切な治療コンセプト」が必要です。

院のYoutubeチャンネルをご視聴ください。わかり易く動画で解説しております。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療を目指す!当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

歯の神経を残すには 《当院の実際の治療の様子 動画》

メタルインレー 銀歯装着後痛む 神経残したい MTA マイクロスコープ ラバーダム歯医者さんでは、何をしてもらっているのか分からず、不安な患者様が多いようです.

本動画では、どんな治療をしているのか?口の中、医師、スタッフの動きを含めて動画で解説します。

供覧する症例は、深いむし歯治療後、メタルインレーを装着。痛みが治まらない患者
様の症例です。

歯の神経を残すにはどうすれば良いか?解説していきましょう。
(上動画の概略を下に記載します、ぜひご視聴下さい)

ラバーダム 神経を残す治療

他院で根管治療と診断された患者様の治療の様子です。

マイクロスコープを活用した神経を残す治療について分かりやすく解説いたします。

無痛麻酔が終わり、これからラバーダムを装着して治療に臨みます。

メタルインレー 銀歯装着後痛む 神経残したい MTA マイクロスコープ ラバーダム 歯科医師 歯科助手 歯科衛生士治療前や無痛麻酔、治療中の時間を使って、患者様に常にお声がけをしつつ、治療に臨みます。

歯科医師、歯科助手、歯科衛生士の3名体制で患者様をモニターしながら治療に臨みます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。その感染を削り取るのがむし歯治療です。

治療中に唾液が歯に接触することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

当院では「ラバーダム」を装着して治療中の感染を予防した上で治療に臨んでいます。

歯の表面に付着した唾液を、薬液を使用して洗浄消毒します。

唾液中に存在する細菌の感染症であるむし歯治療にとって、この無菌的配慮が非常に大切な治療ステップといえるでしょう。

見て頂いてお分かりのように、私はマイクロスコープを覗いたまま治療を進めています。

患者様の状態の観察や、必要な器具の受け渡しなどは、スタッフが迅速に対応してくれます。

マイクロスコープ ラバーダム 優秀なスタッフ

マイクロスコープ精密歯科治療に一番欠かせないもの、当院の優秀なスタッフといえるでしょう。

マイクロスコープ 覆髄材 ラバーダム

メタルインレーを外すと、神経を保護する「覆髄材」(白色)が貼薬されていました。

覆髄材は深いむし歯の際、神経を保護するために貼薬されます。

前回の治療の際、深いむし歯であったことが推察される所見といえるでしょう。

覆髄材を取り除きます。以前の治療では、ラバーダムやマイクロスコープは使用していなかったそうです

その下は茶褐色に変色していました。むし歯が疑われます。

むし歯 徹底的に削る マイクロスコープ

むし歯の判定 齲蝕検知液 診査法齲蝕検知液でむし歯を診査します。水洗し、ピンク色に染色された
部分・茶褐色に変色した部分がむし歯です

このマイクロスコープ画像は肉眼の12.5倍に拡大した画像です。

微かにでも染色された部分は「細菌感染部位」です。残さずに削り取ります

マイクロスコープを活用することで、健全な部分を削らずに、むし歯のみを
徹底的に削り取ることが可能となります。

削っては染色し、削っては染色します。丁寧に、慎重に、マイクロスコープを
診ながらむし歯を削り取ります。

この精度は肉眼では困難といえるでしょう。当院では治療の様子を記録し、
治療後に患者様のご説明や後進の指導に役立てています。

神経を残す治療、根管治療では、マイクロスコープが必要です。しかし十分ではありません。

歯の神経を抜かないで 残す 出来るだけ 削らないマイクロスコープ

マイクロスコープに加えて、「適切な診査診断」、そしてそれを支える「優秀なスタッフ」が居てはじめて必要十分条件といえるでしょう。

むし歯を徹底的に削り取ることで、歯の神経に達しました。これを露髄といいます。

残せる神経とは マイクロスコープ画像 

肉眼による従来の治療コンセプトでは、露髄=根管治療、深いむし歯=根管治療と診断し、歯の神経を取る根管治療に臨むでしょう。

感染の有無、歯の神経の状態を肉眼では精査できません。
そのため、疑わしい感染を取り除くため、根管治療を行うことは間違っていません。

マイクロスコープを活用することで、むし歯を取り去り、神経を直接診て「残せるか
否か?」を診断できるようになりました。ぜひ活用したい治療機器といえるでしょう。

むし歯を取り残すことなく削り取り、周囲を薬液で洗浄消毒した状態です。マイクロスコープの拡大率を上げ、歯の神経を診査診断します。

歯の神経の炎症の状態、その生死、血流の有無・部位などを診査した上で、「神経を残せるか否か」を診断します。

本症例では、神経は生きており、血流は良好です。根管治療の必要はありません。

露出した神経を保護する薬剤「MTA」を貼薬します。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材です。当院では多くの
症例で応用し、良好な結果が得られています。

歯の神経を残す薬 MTA

1週間ほど経過を観察し、不快な症状がなければ、精密なセラミックインレーを
製作し、装着する予定です

歯の神経を残す薬 MTA マイクロスコープ

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

歯の神経を出来るだけ残す 3つのポイント


宮崎歯科医院 youtubeチャンネル根管治療する前に、マイクロスコープを活用した診査を適切に行い、歯の神経は
出来るだけ取らずに残しましょう!

どうすれば歯の神経は残せるのか?

本動画で分かりやすく解説します。

・根管治療と説明を受けた患者様
・歯の神経にまでむし歯が達していると説明された患者様
・深いむし歯治療後、痛みや違和感が残る患者様

ぜひ本動画をご覧いただき、ご参考ください。

 

できるだけ歯の神経を残したい抜きたくない 治療法 根管治療しない マイクロスコープ ラバーダム MTA

ポイントは3つです。
マイクロスコープ、ラバーダム、MTA。
そして、適切な診断です。

供覧する患者様の症例は、他院にて歯の歯神経を取る「根管治療」が必要と診断された症例です。

この動画は、歯科医院選びの1つの基準となるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

歯の構造 エナメル質の硬さ 歯の神経 

歯は3層構造です。表層からエナメル質、象牙質、神経となっています。

エナメル質は身体の中で最も硬い部分です。
ダイヤモンドが10の硬さとすると、ルビーやサファイヤが9、エメラルドが8、ヒトのエナメル質が7です。

鉄は4ですから、エナメル質は、鉄以上の硬さといえるでしょう。

2層目の象牙質は、細い管が集まりできています。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

細菌は歯を溶かしながら歯の内部へと感染を拡げていきます。

その感染を取り除くのがむし歯治療ですが、深いむし歯治療中に唾液が歯の内部に混入すると、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

象牙質の細い管の直径より小さい細菌を取り除くには、「ラバーダム」が不可欠といえるのです。

ラバーダムの必要性を川で洗濯、洗髪、洗体する画像で説明する

左上の写真は、手前で白い布を洗濯している向こう側で足を洗っています。

右上の写真では、頭を洗っているすぐ横で白い布を洗っています。

白い布はキレイ洗濯できるでしょうか?

唾液のある口内で、何の対策もせずに治療して、歯はキレイになるのでしょうか?

治療中に、治療している歯に、唾液が接触・混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

深いむし歯治療では、ラバーダムが必要と云えるでしょう。

ラバーダムを装着した歯

他院にて神経を残す治療をした患者様。その際、ラバーダムやマイクロスコープは使用し
ていなかったそうです。

術後、その歯に痛みが生じ、相談すると、根管治療が必要と説明され、専門の医院を探し、当院を受診されました。痛みの原因は何でしょうか?

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
むし歯治療は、その感染を取り除く・削り取る治療です。

そのため、治療中の唾液の接触は、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。治療にはラバーダムが不可欠です・

術前に撮影したCT画像を参考に、マイクロスコープを活用してむし歯を探索し、削り取ります。

歯と歯の間がむし歯 マイクロスコープとラバーダム

できるだけ歯を削らない その判定基準とは? 都内港区新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷千代田区世田谷区の歯医者歯科歯と歯の間から進行した茶褐色のむし歯が認められます。

健全な部分は削らずに、茶褐色のむし歯のみを削り取ります。

マイクロスコープを活用することで、「出来るだけ削らない治療」が可能です。

齲蝕検知液でむし歯を染色します

齲蝕検知液は各社数種類販売されていますが、当院ではカリエスチェックを使用します。

この「カリエスチェック」は感染した部分を正確に染色します。他の製品は、健全な部分を染色する場合があるため、当院では使用しておりません。

本症例では、むし歯を取り除くことで、歯の神経に達しました。

これを露髄といいます。
露髄周囲のむし歯を丁寧に取り除きます。

マイクロスコープの拡大率を上げ、歯の神経の状態を観察し、神経を残せるか否か診断します

露髄 歯の神経に達する むし歯 マイクロスコープ画像

動画は、肉眼の20倍拡大率で撮影したマイクロスコープ画像です。

画像より、本症例の神経には毛細血管の血流が観察され、健康な神経であることが分かります。

肉眼ではこの診断はできません。そのため、深いむし歯・露髄は根管治療となってしまうのです。

マイクロスコープを活用することで従来の肉眼による治療では出来なかった2つのことが出来るようになりました。

① むし歯を取り残さない
② 歯の神経の状態を直接診て診断できる

この2つに
より、歯の神経を残す治療の成功率は飛躍的に向上します。

1)むし歯を徹底的に取り去り、
2)歯の神経の生存を確認した後は、MTAで神経を保護します。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材(神経を保護する薬)です。歯に緊密に接着し、細菌感染を予防します。

マイクロスコープ画像 MTA 神経を残す 抜かない治療

従来の肉眼による治療では、歯の神経の感染状態や神経の生死を目で見て確認することはできませんでした。

そのため、「神経に近い深いむし歯」や「露髄」した場合は、すぐに根管治療を行うことが「その歯を残すためには」正解の治療でした。

現在ではマイクロスコープがあります。

ラバーダムで治療中の感染を予防し、マイクロスコープでむし歯を取り除き、マイクロスコープで神経の病態を診断する。そしてMTA。

① ラバーダム
② マイクロスコープ
③ MTA

この3つのポイントを押さえて頂ける歯科医院をご選択頂き、できるだけ歯を大事にして頂ければ幸いです。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

10月4日(金)の診療は16:00まで

10月4日(金)の診療は、院外研修のため16:00までとさせて頂きます。

よろしくお願い致します。

20191004 診療時間の変更

 

 

抜歯と診断された歯を根管治療で治す


なかなか治らない根管治療 何度通っても治らない 痛い 麻酔しない 根っこの治療神経の治療 なぜ根管治療。

通っても通っても治らない。

治療も痛い。

いつ終わるんだろうか・・・。

こんな印象をお持ちではないでしょうか?

本動画では、痛くなく、少ない回数で、なおかつ短期間で治る根管治療について、実際の症例を交えて、分かりやすく解説します。

根管治療 痛くない 少ない回数で

・なぜ少ない回数で、短期間で治すのか?
・どうやれば治療後も痛まないのか?
・根管治療をしっかりやってもらいたい!

根管治療、歯科治療に対するこんな疑問・ご希望にお応え出来る動画となっています。

ぜひご活用いただき、良い根管治療、歯科治療を受けて頂ければ幸いです。

キズキ痛い 根管治療 神経の治療 根っこ治療

他院にてインレーのやり替え治療をされた患者様。治療後よりズキズキとした痛みがあり、再度受診すると根管治療となりました。

根管治療後もズキズキと痛み、再度受診すると、歯が折れているので抜歯と説明され、痛みを抱え当院を受診されました。

拝見すると、かみあわないように歯が削られているものの、仮蓋(かりぶた)の部分が強く当たっっています。これでは痛みます。

口の中は根管内の消毒剤として使用されているパラホルムアルデヒド製剤の臭いがしています。普通にしていても痛む状況です。

歯が折れているかのような破折線も認められます。

歯が折れていたとしても、まずは炎症を治め、痛みを軽減する必要があります。
抜歯はその後に考えても遅くありません。

根っこの治療 しっかり きちんと 根管治療 ラバーダム

まずはラバーダムを装着し根管治療に臨みます。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

治療中に歯に唾液が接触することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

根管内を無菌化するため行う「根管治療」において、ラバーダム&歯面の洗浄消毒は、非常に大切な治療ステップといえるでしょう。

仮蓋を外します。
本症例では仮蓋を外す前から、内部の薬剤の臭いを感じることが出来ました。

パラホルムアルデヒド製剤 FC ペリオドンは根管治療薬として適さない 文献 科学的根拠使用されていた薬はパラホルムアルデヒド製剤。

薬剤が気化し、たんぱく質を凝固させることで、根管内を滅菌する薬剤です。

しかし、そのホルマリン固定作用により、根管内を消毒する薬液「次亜塩素酸」の効果を減弱させることが科学的に証明されています。

また、本症例のように、内部が膿んでいる症例では、内圧が高まり、強い痛みの原因となりかねません。専門医の間では使用しない薬剤です。

根管内にはむし歯が認められました。これでは痛みはひきません。感染はしっかりと取るべきでしょう。

歯 ズキズキ痛い 歯ぐきが腫れた 顔が腫れた 原因 なぜ

「歯がズキズキ痛い、顔が腫れてきた」こんな時は上の4つに分類されます。

①~③は、炎症による歯の内部の圧力亢進、壊死による免疫機能低下による排膿圧の亢進を取り除けば、即日痛みはおさまります。

④はすぐに治療してはいけません。この4つのどれに当てはまるのか?適切な診査・診断と適切な治療法により、痛みはすぐに治まります。

本症例は②に該当します。

根管内圧を下げ、根管内をキレイにすれば、痛みは無くなります。

根管内圧を上げるパラホルムアルデヒド製剤は痛みを強くします。早々に取り除き、薬剤を変更する必要があります。

歯 膿んでいる うみ 痛い 腫れた ズキズキ 神経 根っこ 根管治療

根管治療は云わば「えんとつ掃除」です。

えんとつ内壁にこびりついた「スス」を削り取るように、根管内壁に感染した細菌を削り磨き、消毒するのが根管治療です。

本症例、下顎大臼歯には3つのえんとつ(根管)があります。その湾曲したえんとつを極細の器具を使用してキレイにします。

えんとつそうじ 根管治療 似ている

歯根の先端、下部1/3の根管形態は複雑で湾曲しています。当院では柔軟性のあるニッケルチタン製器具 6種類を使分けて清掃します。

えんとつ内の「スス」を掃除するように、根管内壁を削り磨き洗浄します。200~300ミクロンの直径を400ミクロンまで拡大し、薬液を行き渡らせます。

根管治療 根っこの治療 手順 ゲーツグリデンドリル根管治療 マイクロスコープ ニッケルチタンファイル 

本症例には3つのえんとつ(=根管)があります。動画は、そのえんとつ内壁のスス(=細菌)をキレイにした状態です。

根管治療が終了し、根管内がよく観察できるようなってから、「歯が折れている」か否かを診査します。

ヒビのように見える黄色の点線は、根管の入り口、黄色の矢印部で消失しています。
歯は折れていなかったようです。

歯が折れている ヒビ 破折線 抜歯 残したい 抜きたくない

抜歯を決断する前に、マイクロスコープを活用した適切な根管治療を行うことで、適切な診断が可能となる良い1症例といえるでしょう。

根管内を薬液で洗浄した後は、残った洗浄液を紙製のペーパーポイントでしっかり吸い取り、根管内をキレイに乾燥させます。

1回目の根管治療は終了です。
根管内には水酸カルシウムを貼薬します。

根管治療 水酸カルシウム

治療後は、次回の治療まで、感染させないように水硬性セメント3mmの厚さを確保しつつ、グラスアイオノマー系レジンセメントで2重に蓋をします

ラバーダムを装着せずに長期間・複数回に渡る根管治療は、感染の機会を与えかねません。

根管治療は感染を取り除く治療です。当院では1~3回で治療を完了します。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル