月別アーカイブ: 2021年7月

歯を一番長持ちする詰め物や被せ物は何が良さそうですか?

はじめまして。ためになる動画、ありがとうございます。

最近、上7番の根管治療が終わりました。(隣の8番は約10年前抜歯)

「(遠心を)4分の1削った」と言われ、今は隔壁がついています。

根管治療後は主治医は保険のCR充填のみで考えていたようです。

私は素人考えで抜髄した歯は保険のCRだと自分の歯が破折する可能性が高いのではないかと思い「自費素材希望です」と言うと、「自費素材ではクラウンになる」と言われました。

(自費素材ではアンレーにできないのは何故だと思われますか?)

私は開咬で噛み締め癖があります。 歯を一番長持ちさせられるものを選択したいのですが、この歯に詰め物や被せ物は何が良さそうですか?

理由も教えていただけたらうれしいです。

動画の「健全な部分を可能な限り残す」「神経を取ったらクラウンは歯にはやさしくない」という内容からクラウンは歯を長持ちさせたいという希望とは逆で、やはりCR充填がいいのかなと悩みました。

よろしくお願いいたします。

コメントありがとうございます!

回答させて頂きます。実際に拝見していないため、全く病状が分かりません。
そのため、上記文章のみから推測した「全くの私見」であることをご理解下さい。

また、歯科医師によって、得意な治療法は異なります。
私の回答が、そのままほかの歯科医師の診断や治療法を左右すること、批評することはありません。
その点重々ご理解下さいますよう切にお願い申し上げます。

「保険のCR充填のみで考えていたようです。」
この治療法は大変優しい、患者様のことを想った治療法の選択ではないかと感じております。
それは、以下の2文です。

「私は開咬で噛み締め癖があります。」
「歯を一番長持ちさせられるものを選択したい」

このリスクと希望を叶えるべく、もし噛みしめや噛み合わせの力が過剰にかかったとしても、CRが擦り減り、歯根が折れるようなことが無いように、そうすれば、再度修理して使用できるように、歯を抜く可能性を可能な限り少なくするような「想い」がつまった担当医のご提案のように感じております。

噛み合わせの状況や患者様の全身姿勢、他の歯の状況や歯周病の状況が分からないため、これ以上の回答はとても難しく感じております。

ただ、頂いた文章からは、ご担当の先生のご決断は、決して悪い提案ではないかと感じます。

ぜひご担当の先生とコミュニケーションをとり、ご自身にあった治療法をご選択ください!!

 

 

しみる 知覚過敏?歯髄炎?歯髄壊死?

コメント失礼します。 1年前からそんなに大きくない歯間の虫歯を治療した前歯が冷たいものを飲食した時に染みるので知覚過敏だと思いシュミテクトやエナメル質の再石灰化を促す歯磨き粉を使用していました。

しかしここ3ヶ月程、熱い食べ物を食べてる時やお風呂に入ってる時にピリピリと痛みだし、歯をコツコツと叩くと響く痛さを感じたため2軒程歯医者に行ったのですがどちらでも知覚過敏だから経過観察と言われました。

しかし4日前にはその前歯の裏のレジンの部分が欠けたのか舌で触ると引っかかる感じがあり鎮痛剤を飲むくらい痛みだしたため再び歯医者に行って引っかかる部分を削って直してもらったついでに歯髄炎の症状と似ていると話しましたが歯髄炎とは言われませんでした。

そしてついに昨日から冷たいものが染みなくなり神経が死んだのかと想像しているところですが歯髄炎の可能性が高いですよね?

因みに今日もお風呂に入るとピリピリと痛みました。

詳細なるコメントをありがとうございます。

そうですね、もしよろしければ、こちらのリンクの表をご参照ください。

現在感じている症状から、その病状、そして適切なる治療法についてチェック出来る表となっております。
お役に立てるかと感じております。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

おっしゃる通り、ご推察の通り、以前に処置したむし歯から、歯髄炎を起こし、現在部分的に歯髄壊死に移行しているような症状に感じます。

その症状にもよりますが、根管治療を見据えたうえで、可能であれば部分断髄などの方法が出来ればよいか?と感じます。

これについては、以下の動画をご覧いただくと、歯の神経を残す治療、部分断髄法や根管治療についてご理解が深まるかと思いますのでぜひご参照ください。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

しみる 知覚過敏 歯髄炎 歯髄壊死?

コメント失礼します。 1年前からそんなに大きくない歯間の虫歯を治療した前歯が冷たいものを飲食した時に染みるので知覚過敏だと思いシュミテクトやエナメル質の再石灰化を促す歯磨き粉を使用していました。
しかしここ3ヶ月程、熱い食べ物を食べてる時やお風呂に入ってる時にピリピリと痛みだし、歯をコツコツと叩くと響く痛さを感じたため2軒程歯医者に行ったのですがどちらでも知覚過敏だから経過観察と言われました。
しかし4日前にはその前歯の裏のレジンの部分が欠けたのか舌で触ると引っかかる感じがあり鎮痛剤を飲むくらい痛みだしたため再び歯医者に行って引っかかる部分を削って直してもらったついでに歯髄炎の症状と似ていると話しましたが歯髄炎とは言われませんでした。
そしてついに昨日から冷たいものが染みなくなり神経が死んだのかと想像しているところですが歯髄炎の可能性が高いですよね?
因みに今日もお風呂に入るとピリピリと痛みました。

ミラーテクニックについて

治療法、接遇共にいつも大変参考にさせていただいております。

MTAは何を使っていますか? ミラーテクニックを習得する上で何か効果的なトレーニング法はありますでしょうか?

エンドセムMTA、プロルートMTAなどでしょうか。

私は直視主体なので、ミラーテクニックは下手くそですよ(笑)

ぜひこちらの動画をご参照ください。

マイクロスコープの直視主体の使い方、ミラーテクニックや患者様の体位などについて言及していますのでぜひ!

 

 

スルメはアゴを鍛える?歯並びが良くなる?

スルメは顎を鍛えるには良い気がします。 詰め物にとっては、あまり良くないのでしょうか?

「硬いものは、アゴを鍛える」

これは迷信です。

昔の硬い食物しかなかったころの、おそらく、残さず選り好みせず食べなさい!という裏の意味合いを込めた、親の躾の一環かと。

顎の成長、歯並びの育成は、「呼吸」です。

つまり、ストレスなく健やかに育つこと。これです。

末端である「アゴ」「歯」だけを硬いもので鍛えても、その他の部分が鍛えられていません。

健やかに育成された歯並びでは、噛むと同時に食物は切断され、奥歯で数回のうちにかみ砕かれ、飲み込まれます。

咀嚼15回のうちに、機能的に優れた歯並びの方は、それを行います。

20年以上前、大学院で学んだ研究成果です。

今回は、キャッチ―なサムネとして「最悪な食べ物」と表現いたしましたが、するめが悪いというわけではありません。

スルメは美味しい(笑)

でも、するめが歯並びを育成するという事ではありません。

そもそも、硬いものを噛むのが好きな方は、その味、食感が好きなのではなく、その「かみしめること」による脳内の放出される幸せ物質β―エンドルフィンの放出を欲していることが多いようです。

そのためだけに、歯を台無しにするにはあまりにももったいない。

ぜひ大事にして頂きたい!という願いを込めつつ、キャッチ―な内容で動画を製作しました。

皆さんが疑問に思うご質問をありがとうございます!

 

 

かみしめ強い インプラント?入れ歯?どっち

さて、以前、宮崎先生のクリニックに通っていた際に、噛み締めの強さを指摘され、注意するように指導されておりましが、不注意で噛み締めを強くしてしまい右上5番を歯根破折させてしまい、抜歯になりました。

ご相談させていただきたいことは、抜歯後の治療について2つあります。

1.噛み締めが強い場合はインプラントは避けるべきなのか

個人的には可能であればインプラントを選択したいのですが、現在通っている歯科医院の説明では、「噛み締めが強いので、上あごの骨を痛める可能性があり、インプラントは勧めない。義歯を勧める」とのことでした。

  1. インプラント埋入は抜歯後なるべく早い方が良いのではないのか

現在通っている歯科医院からは、「インプラントを選択するにせよ、義歯を選択するにせよ、抜歯跡が塞がる1か月後まで次の治療は待つ」といわれました。しかしながら、宮崎先生の公開されている動画では抜歯と同時にインプラント埋入手術をしている動画があります。これはインプラントで治療をするのであれば、抜歯後できるだけ早くインプラント埋入をした方が良いということを意味しているのではかと思っています。

以上2点になりますが、宮崎先生ならどのように考えられるでしょうか。

本来なら、宮崎先生のところに伺い、口腔の状態を見てもらったうえでご教示いただくべきなのですが、現在、私は遠方に在住のためなかなか伺えない次第です。

このようなメールでのご相談大変失礼なのですが、これまで私が出会えた歯科医師の中でも、最も信頼できる宮崎先生のご意見が伺えたらと存じます。

宮崎歯科医院 宮崎です!お久しぶりです!

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

実際に拝見できていないため、また、ご担当されている先生との術式・知識の違いにより、現在受診されている歯科医院での歯科治療を受ける際の「適切なアドバイス」とはならない場合もございます。あらかじめご理解下さい。

またこのアドバイスは、現在の歯科治療を否定するものでもありません。病状は一刻一刻変化しています。適宜、対応することこそが、「最善の治療」であると感じております。よろしくお願い致します。

1.噛み締めが強い場合はインプラントは避けるべきなのか

→私の臨床実感としては、そんなイメージはありません。

しかし、確かに、噛む力が強い患者様では当院の症例で数例、インプラント治療でのやり直しや修理などもございます。

①患者様の噛む力が強く、埋め込んだインプラントが揺れてしまった症例

→この症例は上顎左側大臼歯部(奥2本欠損症例)でした。患者様には術前にあらかじめ、「噛む力が強いので、2本インプラントを入れる必要があります、またナイトガードは必須です」と伝えた上で、患者様は1本でお願いしますとのご希望をいただき、1本で治療に臨みました。

ナイトガードを使用しなかったこと、定期検診にご来院頂けなかったことにより、数年後だったかと思います。

埋入設置したインプラントは揺れ、摘出となりました。

患者様にはご了解いただいていたため、再度2本のインプラント埋入し、現在は良好です。

②入れ歯を使用されている患者様で、ご来院が途絶えて、インプラントが揺れて摘出となった症例。

→この症例では、定期検診の必要性をあらかじめご理解頂き、またそのインプラントでしか上下の歯が接触しない状況であることから、その限界をご説明させていただき、定期検診の必要性を重々ご理解頂いた上で臨みました。

これも数年後、インプラントは破折。摘出となり、現在は入れ歯を製作、ご使用いただいております。

③左下に2本のインプラント、一つが折れた症例。

→この症例は、同じく噛む力が強く、インプラントに差し込む上部構造が折れてしまった症例です。

やり直しをすることで問題はありませんでしたが、私が噛み合わせを天然歯と同様に与えたことが、折れてしまった原因かもしれません。

インプラント治療での問題はこの3例位かと思います。

いずれも「噛む力」によるものです。

もしインプラント治療をするならば、やや余裕のある調整がよろしいかと思います。

カチッと軽くかんだ時はあたらず、グッと強くかむと接触する位がちょうど良いかと。

ナイトガードは必須でしょう。

 

2.インプラント埋入は抜歯後なるべく早い方が良いのではないのか

→これは、その先生その先生によって持つ術式の違いがあります。

私の行っている術式は、抜歯と同時に、即日、その場でインプラントを埋入する術式です。

適応症があります。

即日にしない場合は、粘膜の創傷治癒を万全にしてから臨んで頂くことをおすすめします。

1~2か月かと。

但し、私は、あくまでも私は、上顎の症例であれば、数か月(4~6ヵ月)はそのまま様子をみて、その後にCTで骨がある事を確認した上で、インプランと治療に臨みます。できればご自身の骨に埋入設置したほうが予後が良いのです。

実際に拝見していません。そのため全く誤ったアドバイスかもしれません。

ただし、上記書かせていただいた文章の内容には間違いはありません。そのためやや抽象的な漠然とした回答となっているかもしれませんが、その点ご理解ください。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

ぜひご担当の先生と、密なるコミュニケーションのもと治療にお臨み下さい!

 

 

 

【知らないと損】絶対に『すぐ』抜くな!今すぐ見るべき10分手術動画 #インプラント #implant #抜歯

【タイムスケジュール】

本症例は、根管治療後に歯が折れてしまい、抜歯となった患者さまの、抜歯と同時にインプラントを埋入設置する手術の様子10分間の動画です。

00:11 術前のCT画像所見
00:22 手術開始 メスで歯肉を丁寧に切開
01:10 歯肉を剥離することなく抜歯を試みる
03:57 歯肉を剥離し、骨を明示した上での手術に切り替える
04:58 抜歯 再度チャレンジ
05:29 分割抜歯
06:38 ルートチップピックを使用して抜歯
07:36 抜歯完了
08:17 ドリリング インプラント手術の開始
10:42 インプラントを骨内に埋入設置する
11:43 設置完了し、蓋をする
12:12 縫合
13:45 手術終了
14:34 【ご挨拶 近隣の歯科医院への受診をお勧めします】

 

 

 

 

歯科恐怖症 克服する方法

過去に麻酔が効いて無い状態で神経を抜かれてから歯医者恐怖症になりました。 しかし、先生の動画を見ていると患者さんがとても羨ましく思えました。 痛みのある虫歯がある状態ですが、 どうしてもトラウマを思い出して 動機や息切れを起こしてしまい、 歯科医に行けない状態です。 もし、この恐怖症を克服する方法などがあれば教えて頂きたいです。

ご自身にあった歯科医院選び、とても難しいですね!

ぜひこの動画の最初の3分ほどをご活用下さい。
痛くなってから歯医者を探すこと、これがそもそもの間違いです。

痛くなってからでは俎板の鯉。選ぶ余裕すらありませんので、ぜひ動画をご活用下さい。

これが出来れば、安心して、信頼できる歯科医院を選ぶことが出来れば、おっしゃっているような不快症状は克服できたも同然でしょう。

人は知らないものに恐怖を感じるものです。

何が起こるのか予測できれば、また何が起きたとしても、何とかしてくれる歯科医師がいれば、無理難題を言わない限り、恐怖心は消えるでしょう。

大丈夫!ぜひご自身にあった歯科医院、探してみてくださいね!

 

 

 

銀歯の下は虫歯や膿ができやすい?

銀歯の下は虫歯や膿ができやすいと聞きますが、どうやって銀歯の下の虫歯や膿をチェックするんですか?

銀歯の下にむし歯や膿ができやすい?というのは、間違いでしょう。

素材は関係ありません、むし歯を取り残さずに削り取れば、ご心配のようなことは起こりづらいように感じています。

銀歯の下は見えません。そのため、外して確認します!

 

 

 

麻酔の量を減らしたい

麻酔って、量を減らしてもらったら、効きがよわいんですか? 今日の麻酔が6時間くらい効いていて…。 左上の犬歯の治療だったのですが、鼻から唇まで感覚なくて、鼻は息がしづらい気がしてちょっと嫌でした笑 いつもこんなに長時間効いてないし、こんなに広範囲に違和感ないから、次は減らしてほしいなーとおもいましたが、そしたら、効きもわるいのかなぁと…。 一律の決まりの最低量があるのでしょうか?

コメントありがとうございます。

量と麻酔の効き、その関係についてですね。
ごめんなさい、分かりません。それに関する論文を調べたことがありません。

ただし、もし、私が麻酔量を減らして効きを強くしてくれ!といわれたらどうするか?と聞かれれば、やれることがあります。

歯根先端部に直接麻酔を少量効かせること。

つまりは、注射針をその部位にまで差し込んでから麻酔を注入するということです。

これは麻酔がとても痛いと思います(笑)

またその痛みで、さらに麻酔が効きづらく成る場合もあります。

麻酔後の違和感などを気にされて麻酔量を減らしてくれといわれることが当院でもあります。

私としては正直、やりづらさを感じます。
痛く無いように麻酔をするには私には適当量があります。
それを変えろと言われると、正直やりづらい。

上手いラーメン屋の大将に、ラーメンを作る道具や器具や材料を変えてうまいラーメンつくってって言っても、つくりづらいですよね(笑)

まさにそんな感じではないかと、歯医者さん、皆さん、自分のやり方があるので(笑)

適切な回答となっていないかもしれません、ごめんなさいね。