月別アーカイブ: 2021年7月

信頼できる歯医者

いつも拝見し、勇気をいただいています。自分で調べても落ち着かなくて今回は質問させてください。 宮崎先生お忙しい所、長くなりますことどうかお許しください。 削る器具(タービンなど)の滅菌をしている歯医者さんが近くに5軒ほどしかありません。そのため滅菌していることを望むと診てもらえる医院が限られてしまいます。 今までその中の1つ(複数人歯科医師がいる)に通院中です。そこで左下4番の神経を取るようだと言われました。 「3番(歯並びが悪く斜めで重なり気味)との間で、真ん中より歯茎寄りがうっすら黒く見えて、フロスをする時に下げた勢いで当たるとなんだか痛いこと」を自分から担当医に伝えてレントゲンを見ての診断です。 ただ痛みもなく冷たいものもしみないので、本当に神経を取らないといけないか、他院にセカンドオピニオンをさせていただきました。 そちらでは、レントゲンを見て「4番の歯の3番側を上から削るようで神経取らないで治療できますよ」といとも簡単にできそうな感じでした。さらに、「銀の詰め物した方がシンプルだけど、保険の白いのもできなくはないけど、、う〜ん、でも銀の方が簡単かな〜」とも言ってました。説明もレントゲンの上からタッチペンで色付きで書いてくれてわかりやすかったです。衛生士さんもとても優しく丁寧でした。 ここまでで、「神経を取らなくてやってもらえるなら!」と転院も考えたんですが、、 衛生士さんが滅菌していると言ってはいたんですが、「何でどうやっているかは教えられない」ということ。さらにお会計が終わった後に気づいた待合室の壁に貼ってあった❛使用ごとにオイルライザーで殺菌❜というポスターがありました。 それで、もしかしてきちんと滅菌はしていないのかも…と不安になりました。 さらに、神経の治療には機械はほとんど使わずメインは手でやるとのこと。曲がってたり複雑な神経には電池式のトライオート?を使うが基本は手だと。私が「機械か手か違いはあるんですか?」と質問した所「機械でも手でも、神経をとるという目的は一緒だからそんなに違いはない」と言ってました。 私は右下6番に大きな虫歯が左上4番にフィステルがあるようで、今後神経を取る治療をするので、そこも気になりました。 そしてレントゲンを撮る際も、遮る上着?を着ないことも、先生は「何てことない」とおっしゃっていました。 これらのことから、ここでの治療に少し迷いを感じました。 それで、もう一度今までの歯医者さんで今度は別の先生に「左下4は神経を取らないで治療してもらえないか相談したい」と伺ったところ、「なんとかできそうだ」と。 「ただ銀の詰め物になる、白いのだと保険外になる」とのことでした。 それで、しっかり滅菌している事や4-5年前にやった神経の治療がトラブルなく経っていること、神経治療にピーとなる機械も使うこと、何より早く治療しないと虫歯が進んで神経に達してしまうのではと不安もありました。 これらのことから、その流れで今までの歯医者さんでお願いしました。削る器具の勢いで神経にいってしまうことがないようにと、タービンの後には手でカリカリ削ってくれていました。 それなりに深い虫歯だと詰め物した後に痛みが出たことがあったため、セラミックか決めかねて、とりあえずまだ型取りはしていない状況です。 私もこの時は神経をとらないことばかりに気がいっていました。 ただ削った後少し落ち着いてから改めて気付いたのですが、 左下4の5番側の間も縦長に削られていること、「あれ?セカンドオピニオンの歯医者さんではこっち側削ると言ってなかったな…こっち側も虫歯になってたのかな、、間違いではないかな?それに保険で白いのできなくはないと言ってたけど、ここではできなくて銀歯か…話すと見える所なので、銀歯は恥ずかしいな…」 と神経をとらずにホッとしたのも束の間、また何が最善かわからなくなってしまいました。もう削ってしまったので、今更考えてもしょうがないことなのですが、、 さすがに歯科医師ならば間違えて削ってしまうことなんてないですか?セカンドオピニオンの先生が見落とした?あるいは、削る必要なしと判断しただけなんでしょうか? 私が滅菌などこだわらず、セカンドオピニオンの所の方が片側だけ削って保険で白いのにしてくれたなら、その方がよかったのかな?とさえ思ってしまいます。 宮崎先生は滅菌や神経治療に機械を使うか使わないかなど、どうお考えかお聞かせいただけたら大変助かります。 さほど必要ないなら、私がこだわるのを辞めればもっと多数の歯医者さんから合う先生に出会えるのかもと思うのです。実際に、以前ものすごく人柄がいい先生がいらっしゃったんですが、「滅菌は保険診療では無理だよ〜」と言ってました。 また、今回のような治療の場合、 神経取らないで治療できると言っていても、実際削ってみたら神経取ることもあるのでしょうか? 今の歯医者さんとセカンドオピニオンの先生と、あまりに違いがあったので、混乱して何を信じていいのかわからなくなっています。 あと保険で白い詰め物が本当にできたのでしょうか?それでもよかったのか…(今の歯医者さんでの“保険では銀歯”とはどう捉えたらいいのでしょうか?保険の型取る白いインレーはなくなったと言ってました。 セカンドオピニオンの先生はコンポジットレジンを直接付けることを言っていたんだと思いますが、今の歯医者さんではその話しすら出ないのは不親切なんでしょうか?技術がないんでしょうか?) やはり保険診療ですし、どこでも一長一短あって、あれもこれも求められないのでしょうか? 銀歯かセラミックかも迷っています。衛生士さんは痛みが出るかもしれないのでセラミックはもったいないような銀歯でいいんじゃないかという感じでした。とりあえず銀歯にして、目立って嫌だったら今後保険で白くしてくれる歯医者さんを探した方がいいのかと思いもあります。 見つからなければ後からセラミックに替えてもらうようにすればいいのか… 今後のために、今回の色々なことをどう捉えどのように整理したらいいか、できかねています。これから前向きに信頼の元で治療していけたらと思います。 まとまりがなく分かりづらい文章で申し訳ありませんが、どうか教えてください🙇 長くなりお時間を割いてしまい恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございます。

実際に拝見していないため、頂いた文章のみが頼りです。

そのため、適切なる回答とはなりません。

その点ご理解頂きご参考頂けますようお願いいたします。

大変多くの方よりご質問を頂いております。

そのため、度重なるご質問には回答しておりません。

よろしくお願い致します。

いつも拝見し、勇気をいただいています。自分で調べても落ち着かなくて今回は質問させてください。

→ご視聴ありがとうございます。

宮崎先生お忙しい所、長くなりますことどうかお許しください。

削る器具(タービンなど)の滅菌をしている歯医者さんが近くに5軒ほどしかありません。そのため滅菌していることを望むと診てもらえる医院が限られてしまいます。

→滅菌が医院選択の最重要課題であれば、たとえ遠方であっても通院すべきでしょう。

そこを妥協しては、すべての課題が妥協になりかねませんし、その歯科医院への不信感にもつながります。

それは、なぜか?「私は滅菌を妥協している」という自分自身の心の内を、誰よりも「自分自身」が気付いているという点です。

これは、『自分の判断を自分が信じることができない』ということにつながり、そのような妥協を、『ほかの人もしている』という考え方をもつきっかけとなってしまうからです。

人を信じがたい方は、そのほとんどが、自分自身を過小評価しがちであると、その道の学問の書籍では書いてあります。

ぜひ妥協なきご決断をされてください。『まずはそこから』です。

今までその中の1つ(複数人歯科医師がいる)に通院中です。そこで左下4番の神経を取るようだと言われました。

「3番(歯並びが悪く斜めで重なり気味)との間で、真ん中より歯茎寄りがうっすら黒く見えて、フロスをする時に下げた勢いで当たるとなんだか痛いこと」を自分から担当医に伝えてレントゲンを見ての診断です。

ただ痛みもなく冷たいものもしみないので、本当に神経を取らないといけないか、他院にセカンドオピニオンをさせていただきました。」

→患者様のおきづきになっていらっしゃる内容は、歯科医師はすべて分かっています。

理由は、患者さまが口内を見るよりも、医院内の設備で見た方が格段に見やすいからです。

つまり、症状を聞いて、口内を見て、患者様のご希望が無い場合は、とりたててその悪い部位を歯科医師が説明しないことがある、ということです。

そちらでは、レントゲンを見て「4番の歯の3番側を上から削るようで神経取らないで治療できますよ」といとも簡単にできそうな感じでした。

→簡単にお話しされたのは、必要以上の患者様へのご心配をかけないように!との担当歯科医師の思いやりが見え隠れします。

さらに、「銀の詰め物した方がシンプルだけど、保険の白いのもできなくはないけど、、う〜ん、でも銀の方が簡単かな〜」とも言ってました。説明もレントゲンの上からタッチペンで色付きで書いてくれてわかりやすかったです。衛生士さんもとても優しく丁寧でした。

→患者さま想いの歯科医院のように感じます。

ここまでで、「神経を取らなくてやってもらえるなら!」と転院も考えたんですが、、

衛生士さんが滅菌していると言ってはいたんですが、「何でどうやっているかは教えられない」ということ。

→教えられない、というのは、その工程が煩雑であり、そのすべてをご説明する時間が限られているということではないかと推察いたします。

当院の滅菌工程も非常に複雑です。

むし歯、歯周病は細菌の感染症です。その滅菌を怠ることで、治るものも治りません。

つまりは「滅菌していない歯科医院はない」といっても良いのではないでしょうか。

その医院で出来うる限りの作業を行っていると思っても問題ないのではないかと感じています。

さらにお会計が終わった後に気づいた待合室の壁に貼ってあった❛使用ごとにオイルライザーで殺菌❜というポスターがありました。

それで、もしかしてきちんと滅菌はしていないのかも…と不安になりました。

→繰り返します。滅菌していない歯科医院は無いかと思います。理由はむし歯も歯周病も細菌の感染症です。滅菌しない器具では治りません。私はそんな歯科医院を知りません。

さらに、神経の治療には機械はほとんど使わずメインは手でやるとのこと。

→治療法は様々です。手作業が良い場合もございます。

曲がってたり複雑な神経には電池式のトライオート?を使うが基本は手だと。

→おっしゃる通りかと私も感じています。

私が「機械か手か違いはあるんですか?」と質問した所「機械でも手でも、神経をとるという目的は一緒だからそんなに違いはない」と言ってました。

→違いはあるかと思いますが、それをすべて説明すると、歯科大学の講義が必要となるかもしれません。なかなか難しいのです。

トライオートを使用している時点で、その歯科医院は、根管治療に設備投資をしている歯科医院であることがよく分かります。つまりは精通しているのでしょうね。

私は右下6番に大きな虫歯が左上4番にフィステルがあるようで、今後神経を取る治療をするので、そこも気になりました。

そしてレントゲンを撮る際も、遮る上着?を着ないことも、先生は「何てことない」とおっしゃっていました。

→そうなのですね、放射線量を少なくした最新機器なのでしょう。

これらのことから、ここでの治療に少し迷いを感じました。

それで、もう一度今までの歯医者さんで今度は別の先生に「左下4は神経を取らないで治療してもらえないか相談したい」と伺ったところ、「なんとかできそうだ」と。

「ただ銀の詰め物になる、白いのだと保険外になる」とのことでした。

それで、しっかり滅菌している事や4-5年前にやった神経の治療がトラブルなく経っていること、神経治療にピーとなる機械も使うこと、何より早く治療しないと虫歯が進んで神経に達してしまうのではと不安もありました。

これらのことから、その流れで今までの歯医者さんでお願いしました。削る器具の勢いで神経にいってしまうことがないようにと、タービンの後には手でカリカリ削ってくれていました。

それなりに深い虫歯だと詰め物した後に痛みが出たことがあったため、セラミックか決めかねて、とりあえずまだ型取りはしていない状況です。

私もこの時は神経をとらないことばかりに気がいっていました。

ただ削った後少し落ち着いてから改めて気付いたのですが、左下4の5番側の間も縦長に削られていること、「あれ?セカンドオピニオンの歯医者さんではこっち側削ると言ってなかったな…こっち側も虫歯になってたのかな、、間違いではないかな?それに保険で白いのできなくはないと言ってたけど、ここではできなくて銀歯か…話すと見える所なので、銀歯は恥ずかしいな…」

と神経をとらずにホッとしたのも束の間、また何が最善かわからなくなってしまいました。もう削ってしまったので、今更考えてもしょうがないことなのですが、、

さすがに歯科医師ならば間違えて削ってしまうことなんてないですか?

→詳細はご担当の先生にお尋ねください。歯科医師であれば間違えません。

セカンドオピニオンの先生が見落とした?あるいは、削る必要なしと判断しただけなんでしょうか?

→私に聞かれても分かりません。ご担当の先生に直接お聞きになるべきでしょう。

私が滅菌などこだわらず、セカンドオピニオンの所の方が片側だけ削って保険で白いのにしてくれたなら、その方がよかったのかな?とさえ思ってしまいます。

→それはご自身のご判断かと推察いたします。分からないことはご担当の先生にお聞きになることが一番です。

宮崎先生は滅菌や神経治療に機械を使うか使わないかなど、どうお考えかお聞かせいただけたら大変助かります。

→滅菌は当然のことであり、歯科医院であれば、その歯科医院出来うる限りのことをされていると思います。神経治療には様々な治療法があります。その治療法に則った治療機器、機械がそろっていれば、その歯科医院の持つスペックを発揮できるでしょう。

さほど必要ないなら、私がこだわるのを辞めればもっと多数の歯医者さんから合う先生に出会えるのかもと思うのです。

→私もそう思います。心配をさせないようなお言葉が、いままでご通院されている歯科医師の先生の言葉から、「私は」かんじますが、、、

実際に、以前ものすごく人柄がいい先生がいらっしゃったんですが、「滅菌は保険診療では無理だよ〜」と言ってました。

→そうなのです、滅菌はどの歯科医院でも義務です。おそらく、何か言葉の掛け違い、間違い、言い間違い、理解の間違いであると思います。ぜひそのお言葉、その言葉を発した先生に再度確認してください。保険診療では滅菌しない、これは犯罪です。

また、今回のような治療の場合、神経取らないで治療できると言っていても、実際削ってみたら神経取ることもあるのでしょうか?

→あります。

今の歯医者さんとセカンドオピニオンの先生と、あまりに違いがあったので、混乱して何を信じていいのかわからなくなっています。

→皆さん得意分野があります、ご経験、知識、技術、皆様々です。

あと保険で白い詰め物が本当にできたのでしょうか?

→実際に拝見していないため、明言できません。歯科医院によって違いがあるかもしれませんので、その歯科医院でお聞きになって下さい。

それでもよかったのか…(今の歯医者さんでの“保険では銀歯”とはどう捉えたらいいのでしょうか?

→その歯科医院で聞きましょう

保険の型取る白いインレーはなくなったと言ってました。

セカンドオピニオンの先生はコンポジットレジンを直接付けることを言っていたんだと思いますが、今の歯医者さんではその話しすら出ないのは不親切なんでしょうか?技術がないんでしょうか?)

→コミュニケーションをとる時間が限られていたのではないでしょうか?

コミュニケーション不足かと感じます。

やはり保険診療ですし、どこでも一長一短あって、あれもこれも求められないのでしょうか?

→日本の保険診療は世界一易い歯科治療です、それが故に、どんな方でも痛みを取り急ぎ取れる可能性を秘めた歯科治療です。しかし、安価であることが災いし、そこに時間、手間をかけることは現在の日本の情勢では大変難しいと「私は」感じています。おそらくどの歯科医院でも同じように感じています。

銀歯かセラミックかも迷っています。衛生士さんは痛みが出るかもしれないのでセラミックはもったいないような銀歯でいいんじゃないかという感じでした。とりあえず銀歯にして、目立って嫌だったら今後保険で白くしてくれる歯医者さんを探した方がいいのかと思いもあります。

見つからなければ後からセラミックに替えてもらうようにすればいいのか…

→ご担当の歯科医院のスタッフと相談しましょう

今後のために、今回の色々なことをどう捉えどのように整理したらいいか、できかねています。これから前向きに信頼の元で治療していけたらと思います。

→ぜひその歯科医院をご信頼され、コミュニケーションのもと治療に臨んでください。

まとまりがなく分かりづらい文章で申し訳ありませんが、どうか教えてください🙇

長くなりお時間を割いてしまい恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

→治療頑張って下さい。ご返信は不要ですよ!お心遣いありがとうございます。

 

 

【神経が壊死?】歯茎が腫れて痛い! 1回で終了した根管治療40分ノーカット ≪下奥歯6番目 第1大臼歯》

【神経が壊死?】歯茎が腫れて痛い! 1回で終了した根管治療
40分ノーカット ≪下奥歯6番目 第1大臼歯》

【タイムスケジュール】

00:07 術前の問診
00:13 CT画像所見
01:14 根管治療前の準備の様子
01:51 ラバーダムの準備
02:20 ラバーダムの装着
02:43 苦しくなったらどうするの?!
02:49 なぜラバーダムが必要なのか?
03:37 歯の表面に付着した唾液を洗浄消毒する
04:19 詰め物を削り取り、中を見てみる
08:02 神経壊死 根管治療を開始
12:03 根っこが4つ、神経も4つ(穿通)
13:00 4つの根管の先端を探索

16:32 4つを根管の先端を拡大清掃する
22:02 根管上部2/3を清掃する
28:34 根管下部1/3をニッケルチタン製ファイルで清掃
33:44 根管内を次亜塩素酸で洗浄
37:40 根管内を乾燥
38:13 なぜこのような病状となったのか?をご説明
39:03 水酸化カルシウムを貼薬
39:32 仮蓋(仮封)の様子
41:07 治療終了 【動画最後のご挨拶】

 

 

前歯が変色してしまってから、どうしたらいいのか悩んでいます

患者さんの気持ちを大切にする歯医者さんに出会いたかった。

『虫歯が深い=神経は取るもの』と、思っていました。

実は、前歯を虫歯にして神経を取ったのが25年前程。

神経を抜いてしまった歯が変色していくと言うことを、その時は気にせずいたことを悔やみます。

約25年経ち、前歯が変色してしまってから、どうしたらいいのか悩んでいます。

今通ってる歯医者さんは、差し歯にすることが一番いいというのですが、やはりこうなってしまった今、差し歯にするしかないでしょうか?

住んでいるところが遠くて通うことはムリなので、せめてご意見が伺いたくてコメントしました。

歯は削らないほうが良い、これは今も昔も変わらずの大原則です。

「削る」というデメリットは、「むし歯、つまり細菌の感染を取り除く」という最大のメリットがあるからこそ成り立つこと。

デメリットを凌駕するほどのメリットがあるからこそ、歯科治療というデメリットを行うのです。

むし歯は放置すれば、拡大します。

そのため、以前に行った前歯の根管治療(神経を抜く治療)は、全く悔いることではないでしょう。

それをしなければ、もっと感染拡大し、今はもう抜歯されていたかもしれない。

その感染拡大を予防すべく行った根管治療ではありますが、歯の変色は伴います。

「今」問われていることは、その変色をどうするのか?ということでしょう。

変色をデメリットと考えるならば、差し歯やラミネートべニア、ホワイトニングなどで対応すべきですが、そのデメリットを「このままでも良い」と許容すれば、治療は必要ないでしょう。

しかし、変色を改善したい!と希望をもつならば、差し歯という選択肢は「メリット」へと変わります。

物事の正否は、「自分が決める」

そして、その決断を正しかった!と決めるのは、その後の自分の行動です。

つまり、差し歯にしても、その後のメンテナンスをご担当の先生と共に適切に歩んでいけば、そのご決断は自分自身にとって「やって良かった!」というものになるはずです。

ぜひご担当の先生としっかりコミュニケーションをお取りいただき治療に臨まれてください!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!!

 

 

 

痛みは我慢するな!

宮﨑先生の麻酔の仕方、すごくいいなぁと思います。

こんな風にお声がけいただきながらゆっくり麻酔して頂けたら、安心できると思います。

私は以前、ずぼっと針を刺してほんの数秒でギュイ~ンと麻酔を入れられた時に、麻酔が入ってくるのを感じながら恐怖を感じた事があります。

そしてその時、治療後しばらく顎に違和感が残ってしまいました。

麻酔が原因だったのかは判りませんが、それ以来、神経の無い歯の治療はいつも麻酔なしでやって頂いてました。やっぱり今でも麻酔は怖いです。(涙)

そうなのですね、あまり我慢は為されないことをおススメいたします。

麻酔をすることで、理性的には我慢できますが、本能レベルでは人間は我慢しません。

理由は、「痛み」とは、「警告信号、つまりサイレン」だからです。

それ以上の刺激は身体にとって問題ですよ!
今、問題が起きていますよ!
今、身体を治そうとしている反応が起きていますよ!

こういった問題を「知らせる」ために、痛みを感じます。

つまり必要不可欠なものであり、痛みを感じないことは「良くないこと」なのです。

この痛みを「理性的に」つまり「我慢すべき」という「意志」のもと、感じていることを捻じ曲げようとすればするほど、人は、あらゆる方法で、痛みを感じようとします。

人間の感覚をつかさどる神経回路は、「触れらた」「痛い、あつい、つめたい」「押された」「運動感覚」など、さまざまな「知覚をつかさどる神経回路」で成り立ちます。

「痛みの回路」はそのうちの1つ。

それを我慢すると、他の回路を使用して、痛みを感じよう感じようとし始めます。

痛みを我慢するということは、「痛みをさらに感じやすくする」ということと同じなんです。

ぜひあまり我慢しすぎないようにして頂きたい。

痛いものは痛いんです、十分に麻酔を効かせて治療に臨んで頂くことをおススメします。

 

 

根管治療 成功率 ぷくっと腫れている

いつも動画を参考にさせていただいております。質問です。

右下6番を過去に何度か根管治療しています。

この右下6番が最近の検査でレントゲンには異常は見られないのですが歯茎がぷくっとふくれていて、炎症している可能性が高いので再根管治療を勧められました。

また、何度か根管治療しているのであと、一回ぐらいしか根管治療できないだろうとも言われました。

そこで質問なんですが、再根管治療は成功の確率が低いとも聞きました。

現在痛みや違和感は全くありません。歯茎がはれていることに自分が気が付いたのは半年ぐらい前だと思います。

この状況で再根管治療を始めた方が良いと思いますか?

もしくは痛みが発生してからだと炎症がより進み、成功率が下がるとかあるのでしょうか?ご教授よろしくお願いします。

実際に拝見していないため、適切な回答とはなりませんがゴメンなさいね。

頂いた文章のお言葉のみを頼りに回答します。

「レントゲンには異常は見られないのですが歯茎がぷくっとふくれていて」
→これはあり得ません。
プクっと腫れているならば、レントゲンで分かります。しかし、3次元を2次元に落とし込むレントゲン撮影では、像がぼやけて分かりづらいのも確かです。
CT撮影はされましたか?

「一回ぐらいしか根管治療できないだろう」
→どういう意味でしょう、、、そんなことはないはずです。専門医の先生のお言葉でしょうか?

「再根管治療は成功の確率が低い」
→こちらのリンクで、根管治療の成功率について説明しています。ご参考下さい。

根管治療の成功率について 画像

「この状況で再根管治療を始めた方が良いと思いますか?」
→まずは「腫れの原因」、これを究明することでしょう。
レントゲンで問題無いといっている歯科医院では、問題が分かっていない場合もあるでしょう。
原因は何なのか?それを推断した上で治療に臨むのであれば、早々に治療をするべきであると私は考えます。

痛みががあってからよりは、早々の治療をお勧めします。

もし再根管治療の適応症なのであれば、それは「感染の残存」です。

感染拡大する前に、治療をすることで、ご心配されている「1回くらいしか根管治療出来ない」なんてことにはならないでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

 

根管治療後の痛みについて半年ほど違和感が有る

いつも興味深く拝見させて頂いています。

根管治療後の痛みについて半年ほど違和感が有るが必ず治りますと説明されています。

なぜ半年ほど違和感が続くのかそこの所をもう少し詳しく知りたいです。教えて頂けますか?宜しくお願いします。

コメントありがとうございます!

「半年ほど」という言葉を付けて「違和感が残る」という説明をされた場合には、ある症例に限られます。

それは、治療前にすでに炎症が「歯を支える骨」にまで波及している症例です。

根尖病変、根尖病巣といったりしますが、当院では根管治療で治る症例については、「根尖病変」とお話しています。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯を溶かしながら、歯の内部へと感染を拡げていく病気がむし歯です。

そのため、歯の内部深くにまで、つまり神経にまで及ぶ場合、その感染を取り除くために「結果として」神経を取り除くのが「根管治療」です。

しかし、その感染が、歯の内部全体にわたる場合、その炎症反応として、「歯を支える骨にまで及ぶ場合」があります。

原因は、「歯の内部」であるため、根管治療にて、内部の感染をとりのぞきますが、周囲の骨はすぐには治りません。

6カ月から8カ月、12カ月必要であるという考え方があります。

そのため、歯自体は治っていても、その歯を支えている骨は治っていない。つまり時間がかかるのです。

そのため、その治癒期間中は「違和感」が残るという説明になるのです。

ただし、この違和感、取れない場合あるいは腫れてしまう場合もあります。

その場合は、以下の2点を疑います。

① 歯にヒビが入っているあるいは折れている
② 感染が歯の外部に出ている

この2症例では、違和感はとれないでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

 

 

むし歯 放置 致命的

銀歯が取れかけで指を引っ掛けるとパカパカする状態(力を加えなければ歯に付いています)なんですけど、今から1ヶ月後に実家に帰省して2ヶ月間そこで過ごすので、今いる場所の歯医者さんで診てもらって治療してもらうことになっても長い期間治療を受けることができません。

また、地元の歯医者さんに信頼を寄せていて、そこで見てもらって方針を決めてもらいたいという気持ちがあります。

なので1ヶ月間このままで過ごして帰省した後に地元で診てもらいたいのですが、銀歯が取れそうな状態で1ヶ月間過ごすのはやっぱり危険でしょうか…?

すぐに処置をせずに放置したままでいると銀歯の間からバイ菌が入って虫歯になるとか、そういったリスクや何か歯にとって致命的なことが1ヶ月という期間で進行するのかという質問でした。分かりにくくてすみません💦

結論から。現在、ズキズキする痛みがある、もしくはあったことがある、その痛みは10分以上継続したことがある。これに該当せず、少ししみる程度であれば、信頼できる歯科医院での治療をお勧めします。

頂いた文章の、「致命的」というお言葉の意味。
何をもって「致命的」とするのかによって、アドバイスは変わります。
・むし歯がほんの少しでも進行することを致命的→即日即決、最寄りの歯科医院へ ・可能な限り神経を取りたくない →早々の歯科医院への受診をお勧めしますが、ごめんないさいね、実際に拝見していないので正直病状分かりません(笑)
全然問題ないかもしれませんし、神経が死んでるかもしれません。
・抜歯を避けたい
→時間的余裕はありそうです
・かめないことで、生命の危機?
→かなり飛躍した考え方のように感じます
・致命的=費用がかかる
→これも飛躍した考え、早々の治療の方がよろしいかと
皆さん、その言葉の意味は様々です。
もし少しでも現状を把握したい場合は、最寄りの歯科医院で相談しましょう。
現在の症状から、適切な治療法はなにか?病状はどんな状況か?についてはこちらの表にまとめています、簡単にチェックできますのでぜひ!
神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

抜歯後放置 インプラント 挺出

半年ほど前に右上6番を抜歯し、インプラントの予定でしたが骨が薄く(?)骨を押し上げる必要がある。とのことでした。

そこまではよかったのですが、、 治療始めに9月から留学と伝えていたのをおそらく忘れられており、それまでには間に合わない。ブリッジするしかない。と言われました。

まだ22歳なのでブリッジにはかなり抵抗があります。

留学から帰ってくるのは1年後なので、6番抜歯後1年8ヶ月ほど放置するというのはやはりよくないでしょうか?

また部分入れ歯の選択肢はありませんか?

診察してもらっている歯医者さんには、これ以上なにもない状態で放っておくのはよくないと言われました。

調べてみたところ、下の歯が挺出したり、隣の歯が傾いてきたりするから抜歯後放置は良くないと書いていたので、そういったことを懸念しておりました。

そうなのですね、頂いた文章の中には、その歯医者さんが「これ以上、何もない状態で放っておくと”どのように”良くないのか?」については書かれていませんでした。

抜歯後放置すると、歯が動くという「迷信」がまかり通っています。

それには条件がある。 これについては以下の動画で解説していますのでぜひ。

放置するとどうように良くないのか?ご担当の先生とじっくりご相談ください。

治療の必要性を説明するために、ちょっと厳しい表現でご説明下さっただけかもしれませんので!

 

 

 

【歯を削る】セラミック治療 20分 ノーカット 上顎第1、2小臼歯 セラミックインレーの形成、印象の様子 #セラミック #マイクロスコープ

マイクロスコープを活用した精密歯科治療。

歯の神経を残す治療後に、セラミックインレーを上顎第1、第2小臼歯に装着すべく、歯を削り、かたどりをする様子です。

 

 

夏季休暇 8/12~8/16

8月12日(木)~8月16日(月)夏季休暇を頂きます。

よろしくお願い致します。