月別アーカイブ: 2020年5月

3mix 治療後 歯がズキズキ、噛むと痛い

ご相談内容

初めてメールを送らせて頂きます。

私は2019年6月に、虫歯が神経に達しているc3の状態の虫歯(左側奥歯第7歯)を、神経を抜かない治療3mix法で治療してもらったのですが、治療後も、左側奥歯を強く噛み合わせると鈍い痛みがあるという違和感がずっと続いていました。

(3mixの治療前は、何もしなくてもズキズキしていて歯を強く噛み合わせる事もできなかったので、ましにはなったのですが、違和感がずっとありました。)

しかし、治療して貰った医院に話し、レントゲンを撮ると、綺麗に再石灰化していて3mixの治療は成功していますとの事でした。

幸い、奥歯を強く噛みしめなければ違和感を感じることは無く、忘れてしまう程で、痛みなどは全く感じる事は無かったです。

なので、違和感を感じながらもそのまま生活してきました。

ですが、ここ数日、そちら側で物を直接噛んでいなくても、何か物を食べて、しばらくしたら、その部位を噛み合わせると、口の中が清潔な状態の時よりもズキズキ(じんじん)と痛む感じがします。

前医院の先生は3mixが成功したと言ったのですが、おかしい状態なのは間違いないのですが、これはどの様になっている状態だと推察されますでしょうか?

2019年6月の、3mix法での治療前に、何もしていなくてもズキズキ、ドクドクと歯が脈打つように鈍い痛みを感じていたので、その時点でもう歯の神経が不可逆性歯髄炎になってしまっていて、3mix法をしても、歯髄炎は治らなかったと推察されますでしょうか?

この場合もう神経を残せる可能性は無いでしょうか…?

神経を残せる方法があるならどうしても残したい思いがあり…。

お忙しい中をすみません。もし可能であれば返信をお待ちしております。どうかよろしくお願い致します。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

歯科治療について、または歯の神経を残す治療について大変勉強されているご様子。
その的確な診断に驚いております。

痛みの経緯につきまして、大変分かり易くご解説頂きありがとうございます。

『ドックベストセメント 3mix 失敗をMTAで治療し神経残す』
https://miyazaki-dentalclinic.com/24681

『3mix 歯科 根管治療の1症例』
https://miyazaki-dentalclinic.com/24755

『ドックベストセメント(ドックスベストセメント)痛い…当院の見解』https://miyazaki-dentalclinic.com/25941

当院では、ドックベストセメント、3-mixなど、歯の神経を残す治療の失敗症例を大変多く拝見しております。

また、歯の神経を残す治療に関するお問い合わせを大変多くいただきます。

上記リンクは、そのようなお問い合わせにお答えできる内容になっているかと思います。

ぜひご一読頂き、ご参考くださることで、頂いたご質問に対する回答になるかと思っております。

「歯の神経を残す治療」には大切なポイントがあります!
「ラバーダム」です。治療の際、ラバーダムはご使用されましたでしょうか?

『歯の神経を抜かないで残す 3つのポイント』につきまして、以下のリンクで動画で分かり易く解説しております。ぜひご参照下さい!


では、神経を残す治療を上記のように適切に行って頂いた上で、以下の点について確認させて頂きたいと思っております。

まずは、今感じている、これまで感じている「痛み」が、本当に「むし歯」によるものなのか?を確認する必要がありそうです。

歯の痛みの原因は3つです。
・むし歯
・歯周病
・かみあわせ(食いしばりや歯ぎしり)

冷たいものや温かいものが染みるといった症状もあったでしょう。

頂きました文章を拝読いたしますと、「強く噛み合わせると」という文章が、ほぼすべての痛みについて回っているようです。

むし歯が深いと、噛んだ時の痛みや違和感につながる場合があります。

また、寝ているときの無意識の「かみしめ」や「くいしばり」、「歯ぎしり」をすることで、深いむし歯の時と同じような症状を呈することがしばしばです。

「しみる」
「噛むと痛い」
「ジーンとする」
「鈍痛」

などなどです。

これまで感じた痛みが、むし歯を治療したことによるのなのか?はたまた、かみしめなどによるものなのか?を診査診断する必要がありそうです。

もし、これらの痛みが、不可逆性歯髄炎や歯髄壊死なのであれば、レントゲンやCTなのである程度の鑑別診断はできるでしょう。

また、マイクロスコープとラバーダムを装着した上で、再治療に臨み、歯の神経を実際に拝見すれば、歯の神経の炎症状態、その生死を見極めることが可能となるでしょう。https://miyazaki-dentalclinic.com/24264

頂きました詳細なるメールからは、「かみあわせの状態」を読み取ることができないため、推測の域をでることができません。ぜひこちらをご参照下さい。

噛み合わせチェックポイント
https://miyazaki-dentalclinic.com/11517

そのうえで、以下のリンクをご参照頂くと、ご自身の病状を推し量ることが出来るかもしれません。

『当院で行った歯の神経を残す治療が上手くいかなかった症例について。その「生存率とは?」』患者さまに頂いたご質問に回答させて頂いております。ぜひご参考下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26511

むし歯の進行と歯の神経の炎症・感染・壊死の状態 歯の神経を残す治療 根管治療について 3

もしむし歯が残っており、その感染が徐々に広がっているのであれば、徐々に炎症が起き、徐々に神経は壊死します。

早期の治療介入で、部分断髄や歯頚部断髄を行うことで、一部分でも神経は残せるかもしれません。

歯頚部断髄法についてはこちらをご参照下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26325

実際に拝見していないため、推測の域を出ず、ご期待に沿った回答となっているのか心配でなりませんが、この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

当院のYoutubeチャンネルにて、多くの症例を供覧させて頂いております。ぜひご活用下さい。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》
多くの患者様より切なるご相談を頂いております。
できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。
さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

 

 

深いむし歯を治療する前に見る動画です【MTA,神経残す,セラミック,マイクロスコープ】

この動画では、次のことを分かり易く解説しております。ぜひご活用下さい。

・深いむし歯でも、歯の神経を取らずに残す治療法について
・正しい噛み合わせとは?
・なんで「歯ぎしり」してはいけないの?原因は?
・ラバーダムってなに?
・実際の治療の様子を見てみたい!!
・マイクロスコープってなに?
・出来るだけ歯を削らない治療?
・MTAってなに?
・セラミックインレーは何で良いの?

本動画のタイムスケジュールです!

00:00 深いむし歯治療の3つのポイント
01:01 治療前の状態、銀歯の外れる原因とは?
01:25 噛み合わせを検査
01:33 正常な噛み合わせとは?
02:03 歯ぎしりについて
02:52 ラバーダムの装着について
03:44 ラバーダム装着 実際の様子 5秒間
04:06 むし歯を取り残さない マイクロスコープでむし歯を削る
04:36 出来るだけ削らない治療とは?
05:17 神経を保護する薬 MTA
05:40 マイクロスコープ精密歯科治療とは?
05:58 隙間だらけのセラミックインレー
06:29 ラバーダムを外す
06:34 シリコンで精密に型どりをする
06:49 セラミックインレーを装着
07:17 動画のまとめコメント

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

『失敗?MTA歯の神経を残す治療』についての当院の見解

当院のYoutubeチャンネルに頂きましたコメント、ご質問に回答させて頂いております。

内容は、歯の神経を残す治療の失敗、成功率?についてです。

当院の見解を分かり易く解説しております。ぜひご参照下さい。

2年前の治療が失敗してたという事でしょうか?

コメントありがとうございます。動画をご視聴頂きまして誠にありがとうございます。

また、皆様の気になる点をご質問頂きまして誠にありがとうございます。

まずは、本動画の
03:41 「MTAの周りはどうなっているのか?」
をご参照を頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

ご指摘の通り、2年前の記録をチェックさせて頂きましたが、そこにはむし歯の取り残しはございませんでした。

長文となりますが、「失敗か否か?」について、当院の治療方針、患者様へのご説明、当院の成功率、当院の考え方についてご説明させて頂きます。よろしくお願い致します。

当院には大変多くの患者様が「歯の神経を残す治療」「根管治療」でご来院頂きます。

歯の神経を残す治療に臨む前、すべての患者様に次のようなご提案、ご説明をさせて頂いた上で、患者様のご希望を踏まえ、ご同意頂いた上で治療に臨ませて頂いております。ぜひご参照頂ければ幸いです。

当院での神経を残す治療の「神経生存率」は、75%ほどではないかと感じております。

原則、治療はマイクロスコープで行い、動画で記録、保存します。
むし歯の取り残しはありません。

そのため、「成功率」ではなく、「生存率」と表現させて頂いております。

75%の生存率ということは、25%は、のちに根管治療となっているということになります。

以下の動画でこのような症例について解説しております。
ご参考程度にリンクを添付致します。

原因は以下の通りです。

・かみしめ、くいしばりなどの強い力

・喫煙、食生活などの末梢血流量の不足

・神経を残すには、厳しい状況を患者様ごに了解の上、神経を残す治療を施すも、後日歯髄壊死に至った症例

・歯並び

・口内の清掃不良

・精密なる補綴がなされていない

また、患者様には以下のようなご説明をさせて頂いた上で治療に臨んでいます。

1.実際に患部を開け、神経が壊死しているか否か?を診査して、神経が生きていれば「神経を残す治療」、神経が死んでしまっていれば「根管治療」を行うことにご同意を頂き治療に臨む。

→この1の場合は、マイクロスコープで明らかに神経が壊死していることが分かる場合です。以下の動画でその明らかな様子をご覧頂けます。ご参照下さい。

2.実際にマイクロスコープで神経を診査した際、その生死の判別が疑わしい場合、今後壊死の可能性があったとしても、まずは生かす治療を行い、経過を観察してみる。ただし、その後、歯髄壊死の症状・徴候が認められた場合は、根管治療をすることに同意を頂き治療に臨む。

3.神経が残せるか否かの判定が難しく、結局神経が死んでしまう可能性があるならば、根管治療をご希望される場合もございます。長期海外出張や治療回数、費用に関わるご負担を第一に考えられる患者様がこれに該当するでしょう。

4.かみしめや食いしばり、冷温刺激の持続などにより、歯の神経が炎症を起こし、のちに歯髄壊死となり、根管治療が必要となる可能性があること。

治療に臨む前に、上記4つのパターンの可能性をご説明させて頂いた上で治療に臨んで頂いております。

「神経を残す治療」や「根管治療」と説明されたとしても、イメージがつかず、ご心配になられる患者様もいらっしゃいます。そのような患者様には以下のリンクを当院にて見て頂いた上でご説明させて頂いております。添付させて頂きます。ご参照下さい。

適切な歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

適切な根管治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

当院では、可能な限り神経を残すべく治療に傾注しておりますが、その患者様の治癒能力によって、歯の神経のバイタリティー(生命能力)によって、その後、根管治療に至ってしまうケースがあるのも事実です。

この点につきましては、患者様に過度の期待をお掛けしないよう事前に必ずご説明させて頂いて上でご同意頂き、治療に臨ませて頂いているのが現状です。

本症例の患者様は、私の臨床実感として、歯の神経を残せる症例であったと思っております。

事実、術後1カ月後、3か月後、6か月後の症状も把握しておりましたが問題ございませんでした。しかし、患者様ご自身として、身体が疲れると、歯ぎしりをして、歯に痛みがあったことを自覚されていました。

歯髄壊死に至るには「むし歯」つまり「細菌感染」だけでなく、「外傷」「持続的冷温刺激」も関連するようです。

たとえるならば、蚊に刺されると皮膚が腫れて炎症を起こします。これを感染による炎症とします。

むし歯はなぜズキズキと痛むのか その原因は?

皮膚をたたき続ければ、皮膚は赤く腫れます。これも炎症です。

熱いもの、冷たいものをあてつづけると皮膚は炎症を起こします(やけど)。これも炎症です。

歯髄炎、歯髄壊死、歯の神経が死ぬ原因とは何か?

歯ぎしり、食いしばりは、歯が打撲を起こすのと同じです。その中の歯髄が炎症を起こし、壊死に至ります。

本症例の03:41 を見ても明らかなように、いわゆるむし歯の所見はありませんでした。

ご質問頂きました「本症例を失敗」とするか否か?につきましては、これからの当院の課題として、患者様に再度、ご確認頂いて、今後の治療に臨ませて頂きます。

再確認の機会を頂いたいことをとても感謝しております。ありがとうございます。

また、今回の症例を、

「通常であれば根管治療となっていた症例を、2年間、ご自身の歯で、神経をとらずに過ごすことができた。」ことに喜びを見出すのか?

また、

「そんなことならば根管治療をした方が良かった」と考えるのか?その価値観は皆様それぞれであるため、今後の術前の問診課題とさせて頂きます。

本症例の患者様には、「ありがとうございます」という感謝のお言葉を頂いております。再治療に際し、当院にご来院いただけたこと自体、こちらが感謝なのですが、このような患者様に出逢えたことは本当にありがたい限りです。

大変勉強になるコメント、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

根幹治療(根管治療)した歯は弱い、次痛くなったら抜歯?

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問を供覧させて頂きます。

ご質問は、『再根管治療した後、抜歯と説明されました。。。なぜ?』という内容です。

根管治療でお困りの患者様はぜひご一読下さい。

ご質問

根幹治療して神経を抜いた歯は弱くなっているので、次痛くなったら抜歯ですと他の患者さんに言っているのを診察室で聞いた事があります。

何故でしょう?

当院の回答

こんにちは!コメントありがとうございます!回答させて頂きます。
よろしくお願い致します。

頂きました文章から2つの条件が考えられます。

① はじめて神経を取る根管治療を行った後のご説明。

② 以前に根管治療をしたことがあり、痛みが出て、再度根管治療を行った後のご説明。

おそらく①ではないかと推察致します。

もし①だった場合は、次のことが考えられます。

・何らかの理由で、患者様がお口を開けられず、再治療ができない
・歯科医師の技術に問題がある

②の場合について回答します。

歯科医師に、適切な根管治療ができないという前提条件は外します。

適切な根管治療とはどのようなことか?
「良い根管治療」についてはこちらのリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/25051

「抜歯する前に見る動画」
https://youtu.be/j6sSM0riGck

通常、「弱くなっている=次痛くなったら抜歯」にはなりません。
何らかの理由があるのでしょう!

そのため、この「~弱くなっているので」という言葉の真意について考察する必要があります。

患者様にわかり易く説明するために、再治療ができない理由をわかり易く表現するために「弱くなっているため治療できない」と表現したかったのではないでしょうか。

実際に拝見していないため、その病状とその担当医の真意は推測の域を出ません。

そこで、回答となるか心配ではございますが、今回の症例のように、「再根管治療ではなく抜歯が適当となる場合」について回答させて頂きます。

1)他院で根管治療した歯が痛い
2)当院で再根管治療をする
3)今後、痛みが出た際は抜歯となる可能性がある

この3つの条件を満たす場合はどのような条件か?で回答させて頂きます。

このような条件を満たす場合はひとつです

「細菌の感染が歯の内部だけでなく、歯を支える骨にまで及び、歯を支える骨が広範囲に溶けてなくなっている症例」です。

当院では、このような症例の場合、治療前の段階で、患者様に次のようなご説明をさせて頂いた上で、再根管治療に臨ませて頂いております。

『●●さんの今回の痛みは、以前に根管治療した歯の、その歯を支える骨が溶けてなくなっていることが原因です。

その原因として考えられるのは、以前の根管治療が不十分であったことかもしれません。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

感染が残っていると、歯を支える周囲の骨にまで影響を与えます。骨は溶けてなくなります。

「周囲の骨がなくなっている原因」が、「歯の内部の感染が残っている」ことであれば、再根管治療をすることで治ります。

しかし、細菌感染が、歯根の先端から出て、外部へ拡がっていても、今回のような症状を示します。

根管治療は、「歯の内部、根管内の感染を取り除く治療」です。
根管外部の感染は取り除けません。

そのため、今回、再根管治療をしたとしても、“感染が外”にあれば、治らないでしょう。

そのような症例では、歯根端切除術というものを行い、外科的に外に出た感染を取り除きますが、●●さんの場合は、その骨の無くなり度合いが大きすぎるため、適応症ではありません。

まずは適切な根管治療を行ってみて、その効果があるかどうか、チャレンジしてみませんか?その上で、改善すればありがたいですね。

しかし改善しないのであれば、感染は外に出ていると鑑別診断されることになります。
そのような場合は、いったん経過を観察するのもいいでしょう。

しかし、痛みや症状が再発するようであれば、これ以上の感染拡大をさせないためにも、周囲の歯を守るべく、「抜歯が最善の治療法」となるでしょう。』

こんな感じでご説明させて頂いております。

おそらくではございますが、本症例の患者様も、ご担当医頂いていた先生の真意も、このようなことではないかと推察しております。

この回答が、ご期待に沿える回答となっていれば幸いです。

「当院の抜歯基準」のリンクを添付致します。

上記症例は、当院の抜歯基準の①一般的抜歯基準の1)に該当するかと思います。
ご参考下さい!

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

歯根端切除術につきましては以下のリンクをご参照下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

『根管治療(神経抜く/取る)する前に』見る動画【歯の神経を残す治療】

毎日毎日、無言で献身的に働いてくれる「歯」。一生涯大切にして頂きたいものです!

むし歯が深く侵攻すると、歯の神経を取る・抜く根管治療が必要となります。
放置すると、感染は拡大します。「しなければならない」根管治療は速やかに行いましょう。その方が、歯は永く長く働いてくれます。

マイクロスコープ&ラバーダムを活用することで、従来の肉眼に頼る治療と比較して、歯の神経は抜かずに取らずに残せるようになりました。

神経に近い・深いむし歯でも、歯の神経は残せます。

この動画では、その治療の様子だけでなく、マイクロスコープ&ラバーダムの有用性について、なぜ必要なのか?マイクロスコープって何?どうやって使うの?など多岐にわたり分かり易く解説しております。

・歯の神経を取りたくない
・歯の神経を抜きたくない
・神経に近い深いむし歯がある
・できれば根管治療したくない
・ラバーダムって何?
・マイクロスコープってどんな治療法?
・歯の神経を守るMTAってなに?

こんなご質問、ご希望のある方はぜひご参照下さい。

本動画のタイムスケジュールです。
タイムをクリックすると見たい所へジャンプします。
ぜひご活用下さい!

00:47 第1大臼歯 術前の症状について
01:23 「神経を残せるのか?」を調べるチェック表
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

01:35 【ラバーダムの装着】とむし歯について
02:01 【歯の表面の洗浄と消毒】
02:01 やり直し治療が必要となる症例に共通する2つのポイントとは?
02:41 銀歯装着後に「しみる」「痛む」「違和感」?原因について
03:44 【治療開始(マイクロスコープで診て歯を削る)】
03:51 術前のデジタルレントゲン画像とCT撮影画像について
04:28 【セメント除去 むし歯の状態】
04:35 【齲蝕検知液でむし歯を染色】
05:07 当院で使用するデンタルミラーについて

「Yirro-plus ミラー」
http://www.j-pentron.com/products/yirro-plus.html

05:27 マイクロスコープと拡大鏡の違いについて

「マイクロスコープの使い方《歯科医師向け配信動画》」 https://youtu.be/1tDMOsTRPdQ

07:05 【露髄】
07:27 【むし歯を徹底的に削り取る様子(5倍速、8倍速)】
10:24 健全な神経をマイクロスコープで観察する
11:02 【露髄部を洗浄・消毒】
11:36 残せる神経?残せない神経?マイクロスコープ画像
12:13 【コンポジットレジンで覆う】
12:13 【MTA 直接覆髄法(エンドセムMTA使用)】
13:31 動画のまとめ

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

抜歯する前に見る動画【マイクロスコープ根管治療&歯根端切除術】

歯医者さんで「抜かなくてはいけない」「抜歯してインプラント」「抜歯してブリッジ」「抜歯して入れ歯」と診断、説明されたとしても、できることなら抜歯したくない、歯を抜きたくないですよね。

この動画では、他院で抜歯と診断された歯を抜かずに残す治療について分かりやすく解説させて頂いております。

抜歯する前に、ぜひご参照頂きたい動画となっております。

動画では、以下のことについてマイクロスコープ画像やわかり易いCG、図などを用いて解説しております。

・むし歯とはどんな病気なの?原因は?
・なぜ抜歯と診断されたの?本当に抜歯なの??
・根管治療ってどんな治療?
・良い根管治療ってなに?良い悪いがあるの??
・歯根端切除「しこんたんせつじょ」??なにそれ?

マイクロスコープとラバーダムを活用することで、歯は抜かずに残せるようになりました。ぜひご活用下さい。

本動画のタイムスケジュールです。 ご活用下さい!

00:18 他院にて、なぜ抜歯と診断されたのか?
00:44 むし歯とは?CGで解説。
01:05 根管治療とはどのような治療?
01:37 「良い根管治療」とは?
02:19 「良い根管治療」の術前術後のレントゲン比較
02:50 本症例の何が問題か?
03:13 実際の治療の様子(マイクロスコープ動画で解説)
03:13 上顎小臼歯 術前の様子
03:36 ラバーダムの装着
03:44 治療前の歯の表面の洗浄と消毒
03:50 齲蝕検知液でむし歯を染色
04:01 ニッケルチタン製ファイルとゲーツグリデンドリルドリル
04:08 次亜塩素酸で洗浄消毒 エンドアクチベーター
04:20 残留汚水を吸引・乾燥
04:31 水酸化カルシウム貼薬
04:43 治療後のCTを解説
05:28 歯根端切除術について
06:01 抜歯は最後の治療法 まとめ①
06:23 動画のまとめ 動画のポイント まとめ②

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル
根管治療後どうやって治す どうかぶせる 

 

 

 

矯正治療中の根管治療について

【ご相談内容】

今歯矯正中、根管再治療ができますか。国民保険利用ができますか。よろしくお願いします。

【回答】

当院では根管治療の際、ラバーダムを装着して治療に臨ませて頂いております。

詳しくは当院のホームページ、根管治療のサイトをご覧頂ければ幸いです。以下にリンクを添付致します。ご活用下さい!
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

ラバーダムにつきましてはこちらをご参照下さい。
動画でご説明 https://miyazaki-dentalclinic.com/17703
その根拠 https://miyazaki-dentalclinic.com/13332

現在矯正治療をされているとのこと。

当院では矯正治療中の患者様の根管治療も行わせて頂いております。

その際は、ワイヤーを外して頂いた上で根管治療に臨ませて頂いております。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

「歯が、噛むと痛いんです、でも、冷たいものや温かいものはしみません」


当院のyoutubeチャンネル、上の動画にご質問を頂きました。

ここに供覧させて頂き、皆様のお役に立てれば幸いです。
ぜひご一読下さい。

先生!動画に関係ないんですが、 歯が、噛むと痛いんです、でも、冷たいものや温かいものはしみません。

虫歯なのかな?と思ったのですが…怖くて仕方無くて、ネットで調べたんですが、病気が特定出来なくて、、これは虫歯の症状ですか?

「噛むと痛い」こんな痛みの原因は3つです。

「むし歯」「歯周病」「かみあわせ」のいずれか、あるいはその複合です。

また、「噛むと痛い」場合、その頻度(いつもなのか?時々なのか?)と強度(食事の時?カチカチ噛んだ時?強くかんだ時?硬いものを食べたとき?)で、痛みの原因は変わります。

以下に代表例をあげさせて頂きます。ご参考になれば幸いです。

①「時々噛むと痛い時がある、食事はできる、歯茎は腫れていない」

→これは「かみあわせ」、つまり「歯ぎしり」や「くいしばり」が原因です。

顎関節症身体が疲れたり、精神的に疲れると、ヒトは「かみしめ」「歯ぎしり」をします。

「職場が変わる、引っ越す、雨が降る、台風が来る、季節の代わり目」など、気温・気圧の変化、人間関係などのストレスがその原因です。

その難関を乗り越えようとする時、ヒトはかみしめ、その力が強く・長いと、歯が「打撲」を起こして痛むのです。

このような痛みは、そのストレスがなくなると、和らいでいくものです。

 

②「以前に根管治療したことのある歯が、カチカチすると違和感、やや痛い

→これは、①の原因かもしれません。しばらく様子を見て下さい。

でも、「痛み」が和らがない時は、再根管治療が必要となるかもしれません。

歯医者さんへ相談してみましょう。

 

③「噛むと痛い、もしくは違和感、歯ぐきが腫れている」

→これは②と歯周病が疑われます。

ブラッシングで血が出る時は「歯周病」である確率が高いでしょう。まずは良くブラッシングしてみて下さい。それでも改善しない場合は歯医者さんでクリーニングしましょう。

「腫れているけど血はでない。時々プツっと腫れることがある」

これは②の再根管治療が必要かもしれません。レントゲンを撮影すると分かります。歯医者さんに相談しましょう。

歯周病 どんな治療法 歯周ポケットで診断 

 

④「何もせずともジーン、ズキズキ痛みがあり、噛むと更に痛い

→これは深いむし歯が疑われます。早々に歯医者さんに相談しましょう。

根管治療が必要となる可能性があります。

④のような症状の場合は、以下のリンクをご参照下さい。ご自身の症状から現在の病状と必要な治療を調べることができます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

実際に拝見していないため、的確な回答となっていない場合もございます!

症状が治まらない時はぜひお近くの歯医者さんへご相談下さいね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル