当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。ぜひご活用下さい!
普通の歯医者では、歯が削られた状態でうがいをさせられるけど水道水にもものすごく細菌がいると思いますし唾液にも触れていて大丈夫なんでしょうか?
コメントありがとうございます!
むし歯の進行程度によりますが、当院では、歯の神経に近いむし歯治療中には”ラバーダム”を装着して治療に臨むため、治療中にうがいをすることはできません。
ラバーダムを装着せず、根管治療中にうがいするというのはあまりお勧めできません。
当院では患者様の強い強い希望と同意がない限りはうがいは厳禁です。
ただし、うがいをしたからといって、根管内が細菌ですぐに汚れてしまう、ということにはならないでしょう。
理由は、歯の内部にある根管は直径ミクロン単位です。
外部から相当な水圧で押し込まない限りは、唾液が根管内部先端にまで及ぶことは考えづらいでしょう。
根幹治療は、煙突状の根管内部の内壁を削り取り、薬液で洗浄消毒します。
削り取るだけでなく、薬液で洗浄することが非常に大切なのですが、その薬液を十分に還流させるためには、根管の直径を400ミクロン近くにまで拡大しなくてはなりません。
通常は200ミクロンぐらいです。炎症を起こしている場合はそれ以下となっている場合もございます。
口をゆすいだ位では、治癒に影響を与える程の感染にはならないでしょう。
ただし、だからといって、見えない細菌の感染症です。
慎重には慎重を期した方が良いでしょう!
そのため、当院では、ラバーダムを装着、マイクロスコープで治療に臨んでいます!
また、当院もそうですが、歯科医院の治療ユニットには「フィルター」が装着され、適宜定期的に交換しております。さらに院内にもフィルターがあり、場合によっては次亜塩素酸を含んだ水を使用している医院もあります。ゆすいで頂いて大丈夫です、ご安心ください。
たとえ、そういったフィルターがなかったとしても、日本の上水道は世界一といわれています。大丈夫ではないでしょうか!
大変貴重なご質問ありがとうございます!